ドメインパワーを高める6つの方法を解説。チェック方法やSEO観点での注意点も紹介
SEOで使われる用語「ドメインパワー」について解説しています。
SEOを考えるにあたって、ドメインパワーという言葉が使われることがあります。「ドメインパワーが高いと検索エンジンに評価されやすい」と耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。ドメインパワーは、SEOにおいて長く議論されてきたテーマでもあります。
本ページでは、ドメインパワーの意味や概要、SEOにどのような影響があるのかについて解説いたします。
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目次
ドメインパワーとは
ドメインパワーとはSEO業界において通称される言葉であり、「そのドメインが持つSEOの優位性」のようなことを指します。Googleが公式に使っている言葉ではなく、「サイトの実績」と言い換えることも可能です。
例えばあなたも、新しく立ち上げたばかりの1ページしかないサイトと、長年そのジャンルにおいて有益な情報を提供し続けてきたサイトを比べた時、後者のサイトの方が「信頼できそうだ」と思うのではないでしょうか。
検索エンジンも同様に、そのサイトが持つ実績やサイト全体の品質などを考慮し、順位評価に反映します。
検索エンジンはページ単位でコンテンツを評価しますが、そのコンテンツについてのデータが少ない場合は、サイト全体の実績を考慮し、実績があるサイトのページを評価する傾向があります。
ドメインパワーが高いことで検索エンジンに評価される「初速」が速くなり、検索結果での露出増加に繋がったり、被リンク獲得のチャンスが増えたりするなど、大きなメリットがあります。
サイトの「実績」を表す指標は、コンテンツ量やドメインの運用年数、被リンク数など様々ですが、詳細は公開されていません。
ドメインパワーが高いとSEOに有利なのか?
ドメインパワーが高いと、SEOにおいてどのように有利に働くのかを解説します。以下、3つの観点でそれぞれ見ていきましょう。
検索エンジンに評価される初速が早くなる
前述の通り、ドメインパワーが高いということはサイトの実績や信用があるということとなります。
そのため、「新しいドメインで作成したサイト」と「実績や信用があるサイト」で同じ施策を行った場合、実績や信用があるサイトの方がSEOの効果が出やすくなり、すぐに上位に表示されやすくなることがあります。
いわゆる「ドメインパワーが高いサイト」として例えばWikipediaがありますが、Wikipediaでは、様々なビッグワードで1ページ目に表示されています。
このことはWikipediaがウェブ上の百科事典として豊富な情報を長年にわたり提供しつづけてきた結果として、上位表示されやすくなっていると考えられます。
「競合サイトと同じように記事を更新しているのに、なぜ自分のサイトは順位が上がらないのだろう」とお悩みの方は、ドメインパワーが原因のひとつかもしれません。
検索順位が上がりやすくなる
Googleの評価が影響するのは、前述の「検索エンジンから評価される初速」だけではありません。インデックス後の検索順位アップにも影響します。
ドメインパワーが強い状態は、Googleからの評価が高いということでもあります。Googleからドメインへの信頼性が上がることにより、検索順位も上がりやすくなるわけです。
例えば、同じ時期に、同じ内容かつ同じ品質のコンテンツが検索結果にインデックスされたとします。このとき、ドメインパワーがより高いほど、より短い時間で検索上位に表示される可能性が高くなると期待されます。
また、ドメインパワーが高いと、ページ内に書かれている関連するキーワードでも上位表示がされやすくなるのもメリットです。さまざまなロングテールキーワードから流入が集められるため、サイトのセッション数を大幅に増やせる可能性があります。
検索上位を目指すのであれば、ドメインパワーの向上は重要です。
E-E-A-T評価にも関連性が強い
ドメインパワーは、GoogleからのE-E-A-T評価にも影響します。
E-E-A-Tとは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で定義されている、ウェブサイトを評価する基準のひとつです。要するに「ユーザーの検索意図に応えられるコンテンツか」を評価する指標で、GoogleはE-E-A-T評価が高いサイトを上位表示するとしています。
Experience(経験) | コンテンツの作成者が実際に経験した内容か |
Expertise(専門性) | コンテンツの内容は専門的か、専門知識を持った人が書いた記事か |
Authoritativeness(権威性) | コンテンツの作成者はその分野で影響力があるか |
Trustworthiness(信頼性) | コンテンツの内容は信頼できるか、信頼性の高いソースを元にした記事か |
ドメインパワーとE-E-A-Tが直接結びつくわけではありません。しかし、E-E-A-Tの要素が満たされているページは、コンテンツとして優れていると判断されやすい傾向にあります。例えば被リンクやサイテーションの影響です。
E-E-A-Tを満たした優れたコンテンツを提供することで、ウェブ上で拡散されるようになります。その結果、多くの有力サイトからの被リンクや、SNSでのサイテーションが得られ、検索順位の向上が期待できます。
ドメインパワーはどういった要素により判断されるか
ドメインパワーはサイトの実績として言い換えることができます。そのため「ドメインパワーを高める」という方法は存在せず、堅実にサイトを運営し、良いサイト作りを継続して行っていくことで、結果としてドメインパワーが高まっていきます。
ドメインパワーは、主に以下の様な要素を考慮し判断されていると考えられます。
コンテンツの品質
サイトが持つコンテンツの品質はドメインパワーに影響すると考えられます。
ユーザーにとって有益なコンテンツを作成し続け、ユーザーニーズを第一に考えたサイト運営を地道に続けていくことが重要です。
コンテンツの品質評価については、Googleが提供する品質評価ガイドライン「Google General Guideline」においても記載されていますが、
- ユーザーが必要とする情報を、適切な形で提供しているか(Needs Met)
- ページの品質・信頼性を示す(Page Quality)
- 知りたい情報にアクセスしやすいか(ユーザビリティ)
という3点を軸に、E-E-A-Tに考慮したコンテンツ作成をするなど、ユーザーファーストなコンテンツ作りをしていく必要があります。
被リンクの状況
外部のサイトから自身のサイトに貼られた被リンクの状況もドメインパワーに影響すると考えられます。
コンテンツがユーザーにとって有益であれば、自然と他のページから引用・紹介されることが増えていきます。
- 引用や紹介を目的に自然に貼られたリンク
- 関連サービスなどから貼られた関係性を示すリンク
- ビジネス上で繋がりのある、他の企業や団体から貼られたリンク
といった自然リンクを増やしていくことで、結果としてドメインパワーも高まっていきます。
もちろん、ガイドライン違反対象となり得るような有料リンクの購入や、リンクプログラムの参加は逆効果となる可能性が高くなりますので、過去にそのような対策を実施していた場合は、リンク精査を行うようにしましょう。
サイトの運営期間
そのドメインでのサイトの運営期間も、ドメインパワーに影響すると考えられます。
前述の通り、ドメインパワーは「そのサイトが培ってきた実績」を表します。 サイトの運営期間が長いということは、そのサイトで扱っているジャンルでの実績が多くある場合が多く、自然リンクも多く得ているケースが多いです。
そのためサイトの運営期間(ドメインエイジ)が長いと、ドメインパワーが高くなっていく傾向があります。
一方で、コンテンツの品質が低かったり、被リンクが全くない状態であれば、サイトの運営期間が長かったとしてもドメインパワーはほとんど意味がありません。
原則として、ユーザーにとって有益なサイト作りを継続してきたかどうかが重要な要素となります。
中古ドメインの扱いに注意
既に長くサイトを運用してきた実績のある中古ドメイン(オールドドメイン)を購入することで、そのドメインの実績を引き継いでSEOに有利な状況で新規サイトを立ち上げる、という手法が以前は多く用いられていました。
SEOで初速を出す=サイトの立ち上げ時にできるだけ速く検索エンジンから評価をされやすいようにする、と考える場合は、現在もある程度この手法は有効であると考えられます。
ただ一方で、中古ドメインは過去にそのドメインがペナルティを受けていた場合はその評価も引き継いでしまうなど、リスクも多くつきまといます。
ドメインパワーは「地道に高品質なコンテンツを提供しつづけていくこと」の結果として高まっていくものであり、最終的にはコンテンツの品質によって変わっていきます。 そのため中古ドメインを使用したとしても、コンテンツの品質が低ければ、ドメインパワーはいずれ下がっていってしまうということを留意しましょう。
もし自社サイトのドメインパワーを計測したい、ドメインパワーに課題があるかわからないということでしたら、以下のバナーよりお気軽にナイルまでご相談ください。弊社のコンサルタントが貴社のサイトを診断いたします。
ドメインパワーを確認できる5つのツール
ここまでで、ドメインパワーが持つ意味や注意点について説明しました。ここからは、ドメインパワーを確認できるツールを紹介します。
ドメインパワーを確認できる5つのツール
ツール1 ahrefs
ツール2 Moz
ツール3 Ubersuggest
ツール4 Majestic
ツール5 Semrush
ツール1 ahrefs
出典:ahrefs
ahrefsは、世界中に約60万人のユーザーがいるSEOツールです。世界最大と言われるバックリンクのデータベースを持つahrefsは更新頻度も高く、15分に1回のペースでインデックスを更新しています。
以下で主な機能を紹介します。
Site explorer
サイトエクスプローラーは、ドメイン単位・URL単位で競合サイトを調査できるツールです。競合サイトの被リンク数や被リンクの詳細・流入キーワード・検索順位・ページビューの変動など、さまざまなSEO調査が可能です。
Contents explorer
コンテンツエクスプローラーは、ソーシャルメディアで人気のある記事を調査するツールです。任意のキーワードを入力することで話題性の高いコンテンツやシェア数などの調査が可能です。
Keyword explorer
キーワードエクスプローラーは、キーワードの難易度や検索ボリュームを調査するツールです。人気キーワードの被リンクを調査できるため、対策キーワードの選定に役立てられます。
ツール2 Moz
出典:Moz
Mozは、ahrefsと同じく世界的に有名なSEOツールです。Domain Authority(ドメインオーソリティ)・Page Authority(ページオーソリティ)などの指標は信頼性も高く、世界中で利用されています。
以下で主な機能を紹介します。
Domain Authority
ドメインオーソリティはMoz社が開発した、ドメインパワーの参考にもできる指標です。ドメインオーソリティは1〜100までの値で設定されており、この数値が高いほどドメインのランキング優位性が高い = ドメインパワーが強いとされています。
このドメインオーソリティは、被リンク数やリンク元の信頼性などの要素で決まり、検索サイトでの上位表示のされやすさを表しています。
Page Authority
ドメインオーソリティがドメイン全体の権威性を評価するのに対し、ページオーソリティは各ページの権威性を表す指標です。コンテンツ品質・被リンクなどの要素で評価が決められています。
ツール3 Ubersuggest
出典:Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードのリサーチや競合サイトの分析などができるSEOツールです。キーワードの調査からコンテンツ作成まで、幅広くカバーしてくれる多機能ツールと言えます。
Ubersuggestは同様のツールに比べて比較的費用も安く、使い方も簡単なため、SEOツールを手軽に利用したいという人におすすめです。ただし、無料プランの場合は検索回数が限られますので注意してください。
以下で主な機能を紹介します。
キーワードリサーチ
「特定のキーワードの関連キーワード」「サジェストキーワード」「キーワードの難易度」などを調査できます。ほかにも検索ボリュームやクリック単価などが確認でき、より効果的なキーワード候補の調査が可能です。
コンテンツアイデア
キーワードに基づき、コンテンツのアイデアを提供してくれます。SNSでよくシェアされているコンテンツや、被リンクが多いコンテンツなどに加え、流入見込みなどの情報も確認できます。
ツール4 Majestic
出典:Majestic
Majesticは、ウェブサイトの被リンクについて解析できるSEOツールです。トップページに自社サイトのURLを入力するだけで、被リンクなどを分析できます。
Majesticは、被リンクの膨大なデータベースを持っているという特徴があり、データを元にリンクの評価・解析などを行うことが可能です。また、調査データを元にした被リンクにまつわる戦略立案にも役に立ちます。
以下で主な機能を紹介します。
Trust Flow
トラストフローは、ウェブサイトへの被リンクの信頼性や品質を表す指標です。後述するサイテーションフローよりトラストフローの方が高いサイトは、通常リンク元サイトが高品質であると言えます。
Citation Flow
サイテーションフローは、ウェブサイトへの被リンク数を表すスコアです。トラストフローと違い、リンク元サイトの品質などは問いません。
ツール5 Semrush
出典:Semrush
Semrushは、世界で1,000万人以上のユーザーが利用するSEOツールです。デジタルマーケティングに必要な分析機能をこれひとつでカバーしています。
以下で主な機能を紹介します。
キーワードリサーチと分析
キーワードの検索ボリューム・難易度・関連キーワード・上位サイトなどの情報を確認可能です。また、キーワードごとに競合サイトと自社サイトを比較できるほか、競合サイトに負けているキーワードや自社サイトに足りないキーワード、新たなキーワードの発掘にも役立てられます。
広告
リスティング広告の分析・ディスプレイ広告の分析などが可能です。競合サイトの入札キーワードや広告文の分析も行えるため、広告にまつわるあらゆる機能を一元管理できます。
SNS
競合SNSアカウントのトラッキングにより、投稿パターン・オーディエンスの推移・エンゲージメントなどを分析し、SNS戦略を可視化します。
ドメインパワーを高くする6つの方法
前述のとおり、ドメインパワーには被リンクやコンテンツの評価が影響します。そこで、ここからは「被リンクを増やす」「コンテンツ評価を高める」など、ドメインパワーを高くするためのコツを紹介します。
ドメインパワーを高くする6つの方法
方法1 コンテンツの質を高める
方法2 サイトを長期間運営し続ける
方法3 定期的にコンテンツを増やし続ける
方法4 関連性の高いサイトへ被リンク営業を行う
方法5 サイテーションを集める
方法6 サイトへの流入数を増やす
方法1 コンテンツの質を高める
1つ目の方法は、コンテンツの質を高めることです。
先ほど触れたとおり、ドメインパワーとE-E-A-Tは強い関連があります。E-E-A-Tを意識した有益なコンテンツを定期的に発信し続けることで信頼性の向上につながり、ドメインパワーを高めやすくします。また、上質なコンテンツは拡散されやすく、被リンク獲得につながる可能性が高いです。
「高品質なコンテンツを発信し続けること」「高品質なコンテンツで被リンクを獲得すること」の2つがドメインパワーの向上につながります。
方法2 サイトを長期間運営し続ける
2つ目の方法は、上述したようにサイトを長期間運営し続けることです。
そもそも、ドメインパワーを意識したサイト運営の開始から、効果が出るまでには最低でも3ヵ月程度は必要です。また、その後も長く運営するほど信頼性・権威性が高まると言われています。そのため、ある程度、長いスパンでサイトを運用する前提で考えるようにしましょう。
長期間に渡ってコンテンツを提供し続けているサイトは、ユーザーからの信頼を得られるのみならず、Googleからも信頼性が高いサイトと認識されやすくなります。結果的に高品質な被リンクにもつながり、ドメインパワーの向上に貢献すると考えられます。
ただし、更新をせず放置してしまうとドメインパワーは上がりません。後述するようにコンテンツを定期的に出し続けることも重要です.
方法3 定期的にコンテンツを増やし続ける
3つ目の方法は、定期的にコンテンツを増やし続けることです。
先ほど「長く運営しているサイトは信頼される」とお伝えしました。しかし、最終更新が何年も前だった場合、検索結果で回避されてしまいクリック率が下がるほか、アクセスされたとしても古い情報とみなされて離脱されてしまいます。こうなっては、サイトの価値低下も免れません。
そのため、ドメインパワーを向上させるには、常に新しいコンテンツを提供し続けて、ユーザーからの信頼を集めることが重要です。Googleにも価値あるサイトと認識されれば 被リンク獲得の可能性も高まり、検索順位アップの要因にもなります.
なお、ナイルではコンテンツ制作の代行支援を行っています。なかなか安定的に高品質なコンテンツを作り続けるのが難しい場合には、ぜひご検討ください。
方法4 関連性の高いサイトへ被リンク営業を行う
4つ目の方法は、関連性の高いサイトへ被リンク営業を行うことです。
関連性の高いサイトからの被リンクを受けると、ユーザーがリンクをたどってアクセスしてくれるだけではなく、ドメインパワーも向上しやすくなるメリットがあります。E-E-A-Tの信頼性や権威性の向上にも間接的に影響するため、被リンク獲得は積極的に実施しましょう。
このとき、特に意識したいのが、ドメインパワーの強いサイトからの被リンクです。上述した被リンクの効果がさらに大きくなりますので、以下のような方法で営業を試みるのもおすすめです。
- 営業先企業のサービス紹介記事を作成し、営業先企業のサイトからリンクを貼ってもらう
- 権威性の高い人に記事の監修を依頼し、その人のサイトの実績ページなどからリンクを貼ってもらう
方法5 サイテーションを集める
5つ目の方法は、サイテーションを集めることです。
サイテーションとは、自社のサイト名・企業名などが、他社のウェブサイトやSNSなどに掲載されることを言います。例えば、XやInstagramなどSNSのプロフィール欄に自社名を記載すること、レビューサイトで自社サービス名がシェアされることなどもサイテーションです。
サイテーションを集めると認知度やアクセス数が向上し、権威性につながる可能性が高まります。
また、品質の高いコンテンツほど拡散されやすく、サイテーションも増える傾向があるため、高品質なコンテンツ作成にも努めましょう。
方法6 サイトへの流入数を増やす
6つ目の方法は、サイトへの流入数を増やすことです。
「多くのユーザーが訪問する有益なサイト」とGoogleにみなされることは、サイトの信頼性評価につながる重要な要素のひとつと言えます。また、流入数の増加はサイトの認知度を高め、SNSでのシェアや被リンクの増加につながる可能性も高いです。
「サイトの信頼性が高まること」「SNSでのシェアが増加し、権威性に影響を与えること」「認知度の向上により、被リンクが増加すること」など、さまざまな要因が合わさることでドメインパワーの向上に寄与する可能性が高まります。
ドメインパワーを高くする際の注意点
ツールの数値はあくまで指標に過ぎない
DomainAuthorityとDomainRatingはMozとAhrefsが独自に開発した概念であり、Googleとは一切関係がないということです。 Googleがサイトの実績を考慮して順位評価をしていることは確かであり、サイトの「実績」を「ドメインパワー」とSEO業界では呼んでいますが、DomainAuthorityとDomainRatingは「ドメインパワー」とは似て非なるものとなります。
このことは、2019年10月にイギリスで行われたカンファレンスにて、Googleのジョン・ミューラー氏から「DomainAuthorityはMoz独自の指標であり、その指標はGoogleで使用していない」と公式の場で発言されています。
有料の被リンクは購入しない
まったく関連のないサイトや低品質なサイトからの不自然な被リンクは、かえってサイトの評価を下げてしまいます。有料の被リンクは購入せず、自然に得られた被リンクのみにしましょう。
悪質な被リンク(自然に得られたリンクとは違う被リンク)は、スパム行為としてGoogleからのペナルティを受けやすいです。最悪、検索順位が下がるような事態になりかねませんので注意してください。
有料リンクを含む、検索エンジンスパムについてはこちらの記事で詳しく解説します。あわせてお読みください。
中古ドメインの扱いに注意
既に長くサイトを運用してきた実績のある中古ドメイン(オールドドメイン)を購入することで、そのドメインの実績を引き継いでSEOに有利な状況で新規サイトを立ち上げる、という手法が以前は多く用いられていました。
SEOで初速を出す=サイトの立ち上げ時にできるだけ速く検索エンジンから評価をされやすいようにする、と考える場合は、現在もある程度この手法は有効であると考えられます。
ただ一方で、中古ドメインは過去にそのドメインがペナルティを受けていた場合はその評価も引き継いでしまうなど、リスクも多くつきまといます。
ドメインパワーは「地道に高品質なコンテンツを提供しつづけていくこと」の結果として高まっていくものであり、最終的にはコンテンツの品質によって変わっていきます。 そのため中古ドメインを使用したとしても、コンテンツの品質が低ければ、ドメインパワーはいずれ下がっていってしまうということを留意しましょう。
ユーザーにとって有益で役立つコンテンツを用意しよう
- ドメインパワーが高いことで検索エンジンに速く評価されやすくなる
- ドメインパワーはGoogle公式の指標ではなく、確認することはできない
- ドメインパワーを高めることを目的とするのではなく、高品質なコンテンツ作りをしていくことで結果としてドメインパワーが高まっていく
継続してユーザーにとって有益なサイト作りをしていくことで、ドメインパワーは自然と蓄積されていきます。 そのため、検索エンジンからの評価のためにドメインパワーを高めるという考えではなく、ユーザーにとって有益であり、役に立つコンテンツを用意していくようにしましょう。
ドメインパワーや新規で立ち上げるサイトのSEOについてなど、SEOでお悩みのこと、お困りのことがございましたら、以下よりお気軽にご相談ください。弊社のコンサルタントが一貫してサポートいたします。
集客・コンバージョン数を増やしたい方へ