SEO対策は外注すべき?判断の方法や費用相場、外注先の選び方を紹介

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SEO対策は外注すべき?判断の方法や費用相場、外注先の選び方を紹介

SEOを成功させるためには知識やノウハウが欠かせない上、社内のリソースも必要になります。

このため、「SEOのノウハウがない」「リソースが足りない」などの場合には、外注を検討することも一手です。

そこで本記事では、「SEOの外注を判断する際のポイント」や「外注する内容と相場」「外注先の選び方」などをお伝えしますので、外注を検討する際の参考にしてみてください。

なお、ナイルでもSEOのお手伝いをしています。ご興味のある方は、下記からお問い合わせください。

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【そもそもの確認】SEOとは検索エンジン最適化を行うこと

そもそもSEOとは、検索エンジンからサイトに流入するユーザーを増やす施策のことをいいます。

Googleといった検索エンジンから自然流入するユーザーを増やすには、検索を行ったときに、自社のページができるだけ上位に表示されることが重要です。

どれだけよいコンテンツを作成しても、検索エンジンでの表示順位が低ければ、ユーザーはその情報にたどり着くことすらできません。

その一方で、ウェブ上の情報は膨大にある上、日々新たな情報発信が行われています。

このような状況で、検索エンジンの上位に表示されることは簡単ではありません。そのため、SEOはウェブマーケティングにおいて検討すべき施策だといえるでしょう。

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SEOを外注するか判断するための3つの確認

自社でSEOを外注するかどうかの判断をする際は、3つの確認をしてください。

下記のチェックシートで、1つでも回答に「No」がある場合には、外注することをおすすめします

反対にすべて「Yes」と答えられるのであれば、外注の優先度は低くして、ほかの施策に予算をあてるのも一手です。

その理由を、詳しく見ていきましょう。

SEOをプロに外注する< 3つの判断材料 >(チェックを誘導するSEOコンサルタント)

質問1 社内にSEOの知見やノウハウを持ったスタッフはいますか?

社内にSEOの知見やノウハウを持ったスタッフがいない場合、まずは勉強するところから始めなければなりません。

このため、まったく知識がない状態からSEOに取り組むまでには時間がかかってしまいます。

一方、プロに外注すれば、社内にSEOの知見・ノウハウがなくても、すぐにSEOを始められます。

さらに、外注する場合はプロの仕事の様子を観察しながら、SEOの実務を勉強することも可能です。

質問2 SEOに長期継続して取り組むリソースと体制はありますか?

SEOで成果を出すためには「サイト構造の見直し」や「コンテンツの制作」など、やるべきことが多く、これらの施策を長期間、継続して取り組まなければなりません。

このことから、社内のリソースに余裕がない場合には、SEOで成果を上げることは難しくなるため、外注の検討をおすすめします。

質問3 SEOに取り組んでいるのに成果が出ない悩みはありますか?

SEOに取り組んでいるのに成果が出ていない場合は、その要因を探って対策することが大事です。

ただし、社内で検討しただけでは原因が突き止められず、一向に改善できないケースがあります。

そこで外注をすることで、経験・知識の豊富なプロに現状を分析してもらえて、改善の糸口がつかめます。

SEOを外注する際の内容と費用相場

SEOを外注する際の、施策内容と費用相場を紹介します。

ただし、ここで紹介した費用感は下限の額のみを示しており、実際には外注先や自社の状況によって金額に大きく幅があります。

SEOを外注する際の内容と費用相場※2023年9月ナイル調べ
外注する施策内容 概要 費用相場
総合コンサルティング SEO周りを全体的にサポートしてもらう 30万円~/月額
内部対策 検索エンジンに正しく評価されるサイト構造にしてもらう 30万円~/単発
外部対策 被リンクを獲得してもらえる 1.5万円~/キーワード
コンテンツ制作 自社のサイトで公開するコンテンツを作ってもらえる 1万円~/1件

 

外注先を選定する際に注意すべきことは、「費用が安い」という理由だけで決めないことです。

発注先は、「実績」「提案内容」「見積もり金額」などから総合的に判断するようにしてください。

特に、コンテンツ記事の制作は「値段の安さに惹かれて発注したものの、クオリティが低く自社での手直しが多くなり、かえって高くついた」という話はよくあります

なお、外注する際にかかる費用の詳細については、下記の記事でも詳しく紹介しています。併せて参考にしてみてください。

SEOの外注先を選ぶ際の6つのチェックポイント

SEOの外注先を選ぶ際は、下記6つのポイントをチェックしてみましょう。

SEOの外注先を選ぶ際の6つのチェックポイント
1 依頼先のサービス内容は自社目標に合っているか
2 依頼する内容の費用対効果は希望に適っているか
3 SEOの成果を考え柔軟に契約期間を設定できるか
4 ウェブサイトにこれまでの実績を掲載しているか
5 依頼先のサイトの品質とSEO成果を上げているか
6 インハウスSEO(内製化)の支援をしてくれるか

※チェックボックスをクリックするとチェックがつきます。

それぞれのポイントの詳細については、下記の記事をご参照ください。記事の中では、外注先の候補となる代表的なSEO会社も紹介しています。

良い会社が何社かあるけど決めきれない。結局どう決めたらいいの?

SEOの外注先を選定する際、「サービス内容」や「費用」など基本的な項目だけでは、どの会社も似たり寄ったりで、決めきれないことも多いです。

その場合、最終的な判断は以下3つの観点で選んでみてください。下記のチェックシートをダウンロードして、チェックをつけてみましょう。

それぞれ、解説していきます。

SEOをプロに外注する< 最終的な3つの判断ポイント >(二人のビジネスパーソンがノートパソコンの画面を通して話し合い、握手をする。オンラインコミュニケーションとビジネスミーティング概念図)

【ポイント1】そのSEO会社は、自社に寄り添ってくれていますか?

1つ目のチェックポイントは、「自社に寄り添ってくれそうかどうか」です。

具体的には、下記のような特徴を持ったSEO会社には、安心して発注できると考えられます。

【安心できるSEO会社の特徴】

  • 連絡したことへの返信が早い
  • 依頼したことはすぐに対応する
  • 依頼する前に先回りで行動する
  • ミスを繰り返さない

など

支援会社との円滑なコミュニケーションは、成功と直結しているといっても過言ではありません。

基本的な部分ですが、ストレスなくやりとりができるか確認しましょう。

【ポイント2】そのSEO会社は、本気で提案をしてくれていますか?

ポイントの2つ目は、「今回の提案への本気度」です。

クライアントが抱える課題に本気で向き合ってくれるSEO会社は、提案段階で詳細な調査をした上で資料を用意するため、自然と担当者の熱意が伝わってきます。

また、一般論だけではなく、「エンジニアが少ない」などの社内事情に合わせた提案をしてくれることも、良いSEO会社の特徴です。

【ポイント3】そのSEO会社は、SEO実務担当者を紹介しましたか?

外注先を決める際は、「実際に誰が自社の担当者になるのか」も大事なチェックポイントです。

「提案をしてくれた“営業担当”は優秀だったものの、SEOの実務を担当するSEOディレクターは新人だった」というケースもあるため、事前に担当者を紹介してくれるSEO会社のほうが安心して外注できます

ナイルでは、クライアントの抱える課題に対して徹底的に向き合い、会社や商品・サービス、社内事情などを把握したパートナーを目指しています。

「社内事情を汲み取ってくれる外注先を探している」「自社のSEOでの勝ち筋を見つけてほしい」など、自社の強い味方となるSEO会社をお探しの場合は、ぜひお気軽にご相談ください

SEOを外注する際の3つの契約形態

契約形態には、「月額固定」「一括支払い」「成果報酬」などのパターンがあります。

基本的には月額固定になることが多く、一括支払い・成果報酬はごく稀のケースです。

契約形態について、ナイルではお客様から下記のようなご要望をいただくこともあります。

  • 「1本作成して様子を見たい」
  • 「まずは3ヵ月だけお願いしたい」
  • 「半年試して成果が出たら引き続き依頼したい」

弊社ではこれらを含めて、ご希望の「期間」や「費用」に合わせて、施策のご提案が可能です。

「今月はコンテンツ制作を一時ストップで、サイト分析に全振りしたい」など、施策の内容も状況に応じて臨機応変に対応いたします。。

SEOをプロに外注する6つのメリット

SEOをプロに外注するメリットは、6つあります。

それぞれ、詳細を見ていきましょう。

SEOをプロに外注する< 6つのメリット >(SEOの成果につなげるコンサルタント)

メリット1 リソースに余裕が生まれコア業務に集中できる

SEOはやるべきことが多く、工数の多い作業です。

このため、業務の一部を外注できれば、社内の負担は大きく軽減されます。SEO関連の業務の中でも、「コンテンツ制作」は特に時間がかかります

これは、1記事を書くだけでも、「キーワード選定」「構成書の作成」「本文の執筆(文献調査)・編集」「入稿(コーディング)」「校正・校閲」など工数が多いためです。

記事を作る流れについては、下記の記事もご参照ください。

コンテンツ制作だけでも外注すると、社内のリソースにだいぶ余裕が生まれます。

このように、他社へ任せられる仕事は外注することで、自社のスタッフが「マーケティングの戦略設計」などのコア業務に集中できるようになります。

メリット2 自社の求める成果につながるSEOが実施できる

プロに外注することで、広い視野を持ってSEOに取り組み、会社の売上につなげられるようになります。

SEOで陥りがちなのが、単に「SEO=検索上位を獲得すること」と捉えて、それだけに執着することです。しかし、これでは「企業としての利益」にはつながりません。

なぜなら、検索上位を獲得しても、そこからサイトに流入してもらって、「商品の購入」や「問い合わせ」などがない限り業績は上がらないからです。

SEOのプロは豊富な経験やノウハウを活かし、発注元の求める成果から逆算してSEO戦略を立てています。これによって、「成果につながるSEO施策」が実施できます。

メリット3 自社のターゲットユーザーが明確に設定できる

SEOにおいては、どんなユーザーをサイトに集客するのか、的確なターゲット設定が重要です。

SEOの外注先が、これまでの経験にもとづいて、ターゲットユーザーを明確化するためのアドバイスをしてくれます。

外注のアドバイスに従い、ターゲットのイメージを固められれば、情報発信すべき内容も定まっていきます。

メリット4 正確な現状分析を把握して適切な対策が打てる

SEOを外注することで、アクセス分析のアドバイスをもらうこともできるため、正確に現状を把握した上で、適切な対策をとることができるでしょう。

自社サイトがどのような状況なのか、数字から分析できることは、実にたくさんあります。

アクセスが減っているとしたら、どこからの流入が減ったのか、どんな検索キーワードで検索順位が落ちたのか、サイトの分析をすることで把握することが可能です。

もし、専門知識がなければ、なぜ検索順位が下がったのかもわかりません。

また、万が一、Googleから自社サイトがペナルティを受けたとしたら、プロのアドバイスがなければ気づくことが難しいです。

メリット5 アルゴリズムアップデートに素早く対応できる

SEOを実践したことがなければ、ピンとこないかもしれませんが、Googleの検索アルゴリズムがアップデートされると、検索順位が大きく変動します。

このとき、すぐに施策を打つべきなのか、それほど緊急性が高くないのか、冷静な判断ができるのは、SEOを外注するメリットです。

SEO会社は、Googleアルゴリズムのアップデート情報には、常にアンテナを張っています。

何かしらの対策が必要な場合は、どのような施策を打つべきかを提案してくれるので、安心してサイト運営を行うことができるでしょう。

メリット6 SEOの最新情報やノウハウを共有してもらえる

SEOを外注するとプロの仕事を間近で見られるため、「SEOの考え方」から「ツールの使い方」まで幅広く学べて、自社スタッフのSEOスキルが磨かれます。

また、外注先となるSEO会社は、さまざまな業界・企業と関わっており、SEOの最新情報を得やすい立場にいるので、一緒に仕事をしているなかで情報提供してもらえることもあります。

ナイルでもSEOのノウハウをわかりやすく噛み砕いて共有することを心がけており、要望に応じてインハウス化を見据えた支援も可能です。

「少しでもSEOの知識を付けたい」「ゆくゆくはインハウス化も考えている」という場合は、簡単な相談だけでも結構ですので、無料相談・お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

SEOを外注する際の3つの注意点

SEOを外注する際に、注意すべきことが3点あります。

ここでは、それぞれの詳細をお伝えしましょう。

SEOをプロに外注する< 3つの注意点 >(オフィスでの作業中の会議で、分析と話し合いを行うビジネスチーム)

注意点1 SEOの基礎知識は事前に身につける

SEOを外注する前には、基本的なSEO知識を事前に身につけましょう。

その理由は、SEOでよく使われる用語を知らなければ、外注先と円滑なコミュニケーションがとれず、提案内容に対する正しいジャッジができません。

下記の記事では、初心者の方向けにSEOの基礎知識をお伝えしていますので、ご興味のある方はチェックしてみてください。

注意点2 外注する前にSEOの目的を決める

SEOを実施して、集客した上で、どんな目的を達成したいのかは、外注する前に決めておくことが望ましいです。

「とにかくユーザーを集めたい」といった漫然とした目的では、「SEOで集客したものの、売上につながらなかった」となる可能性が高くなります。

もちろん、目的の設計から外注先に入ってもらうことも可能です。SEOの目的を明確にすることが重要だと、認識しておくようにしましょう。

注意点3 外注先の実績や評判をチェックする

外注先の企業の規模感や得意分野、そして実績は必ず確認し、どのような評判があるのかもチェックしておけると安心です。

SEOの外注を請け負っている業者はさまざまにあり、SEO施策は長期間にわたりますパートナー選びは慎重に行いましょう。

SEOを外注する際は将来のインハウス化も見据えよう

SEOを外注する際には、将来のインハウス化も見据えておくことをおすすめします。

この「インハウス化」とは、外部に頼らず自社内でSEOを完結させることです。

外注した当初は、SEOの全体的なコンサルティングをお願いしていても、少しずつ社内にノウハウを蓄積することで、委託先から業務を巻き取っていけます。

こうして、自社でできることを増やすと、外注費の削減につながります。

SEOのインハウス化については、下記の記事も参考にしてみてください。

SEOの外注化で自社の強みも見えてくる

SEOは、ユーザーの関心を引くコンテンツを発信して集客するので、成功させるためには「自社の強み」を知ることが大切です。

しかし、自社の強みを知るには客観的な視点が必要となり、社内からは見えにくいことも多いです。

そこで、SEOを外注することで、外部の目から自社の商品の強みを見つけてもらえます。

ナイルでは、それぞれの企業の商品・サービスに合った顧客を集客することを考えながらSEOコンサルティングを行っています。

ご興味のある方は、下記の資料で弊社のサービス内容をチェックしてみてください。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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