titleタグ(タイトル)の基本/SEOを実施する上で押さえたい5つのポイント

titleタグ(タイトル)の基本/SEOを実施する上で押さえたい5つのポイント

titleタグは、SEOにおいて最も重要なポイントの1つであり、分かりやすいタイトルはユーザーのクリック率に好影響を与えるだけでなく、適切なキーワードの使用は順位や検索結果の表示にも効果的です。
今回はtitleタグの基本と、タイトルが意図通りに表示されない場合に考えられることを紹介します。

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titleタグとは

titleタグとはHTMLのheadタグ内に記述される、そのHTML文書自体のタイトルを示すものです。titleタグは検索結果でも表示され、クリック率や順位に大きく影響する、SEOを意識する上では必須のタグとなります。

覚えておきたい!titleタグの基本

①titleタグの推奨文字数について

titleタグには文字数の制限はないため、何文字でも書くことはできますが、一定の文字数を超えると表示が省略されてしまいます。
同じキーワードで検索したとしても、PC・モバイルでそれぞれ表示されるタイトルの文字数は異なることが多く、逆に同じページでも、検索キーワードが変われば表示されるタイトルの文字数が異なる場合もあります。

▼「301リダイレクト」の検索結果の表示例
「301リダイレクト」の検索結果の表示例※PCでは「~注意点」までの表示となります。※PCでは「~注意点」までの表示となります。

「301リダイレクト」の検索結果の表示例※モバイルではタイトルが省略されず、全て表示されています。

※モバイルではタイトルが省略されず、全て表示されています。

▼「301リダイレクトとは」の検索結果の表示例
「301リダイレクトとは」の検索結果の表示例※PCでは「301リダイレクト」で検索した時と同じように表示されています。

※PCでは「301リダイレクト」で検索した時と同じように表示されています。

「301リダイレクトとは」の検索結果の表示例※モバイルは先程と違い、「~解説」までの表示となっております。 ※モバイルは先程と違い、「~解説」までの表示となっております。

このように検索結果によって表示されるタイトルの文字数は変化するため、明確にtitleタグの推奨文字数を示すことは難しくなっております。もしGoogle検索において、PC・モバイルの両方でタイトルの省略を避けたい場合は、全角30文字前後に収めると良いでしょう。

また、モバイル検索流入が90%を超えるようなサイトであれば、一般的にモバイル検索の方がtitleは長く表示されるため、35文字~40文字程度までtitleの文字数の基準を増やしてもよいでしょう。これはPC検索結果ではtitleタグを折り返すことができない一方で、モバイル検索ではtitleタグを折り返して表示できるからです。

なお、タイトルが検索結果上で省略されたとしても、これによりサイトの評価が下がるということはありません。

例えば、ECサイトなどで「レディース」「Tシャツ/カットソー」「白色」「七分袖」など、複数の条件を選択すると、

レディースの七分丈Tシャツ/カットソー(白/ホワイト) | ファッションECのナイル(全角37文字)

といったタイトルになり、30文字をオーバーすることになります。しかし、30文字に合わせようとして、キーワードを省略すると逆にどのようなページかわかりにくくなってしまう可能性があるため、ページを表現するために必要なキーワードは無理に減らさないようにしましょう。
一方で長くなりすぎても、検索結果上で上手く伝わらないことがあります。作成したtitleタグが長いかもと感じたら、以下の観点で文字数を調整してみましょう。

titleタグの文字数を調整する時の考え方

長めのtitleタグの文字数を調整する場合はどのように考えればよいのでしょうか。実際の作業を通じて確認しましょう。

例えば

【安くて満足!】都営浅草線五反田駅徒歩5分美味しい日本料理のお店!和食居酒屋ナイル

というタイトルのページのお店があったとします。上記は全角で41文字のため、

【安くて満足!】都営浅草線五反田駅徒歩5分美味しい日本料理の…

と肝心の店名が省略されてしまう可能性があります。もちろん正しく表示される可能性もありますが、サイトのTOPページのため、省略されないようにしたく、そういった場合は以下のように文字数を調整します。

  1. 冒頭の【安くて満足!】の様なアピールメッセージの調整
  2. 都営浅草線などの記載がなくても意味の通じるキーワードの調整
  3. 省略の可能性を考え、店名を一番先頭に記載
  4. 「!」(ビックリマーク)などの記号の調整

 

すると、

和食居酒屋ナイル | 五反田駅徒歩5分の美味しい日本料理のお店
※全角30文字

となり、省略されにくいtitleタグが完成しました。今回省略した「安い」などのアピールはmeta description内に含められると、情報量も担保できるようになります。

一旦ここまでをまとめると

  • PC・モバイルで表示される文字数は異なる他、検索結果によっても表示される文字数は異なるため、titleタグの明確な推奨文字数はない。
  • 表示を省略させたくない場合、titleタグは全角30文字以内に収めることを推奨。
  • 省略されないようにするあまり、重要なキーワードまで削除しないようにする。

 

この3点を押さえておきましょう。

②違和感なく意味が伝わるようにする

多くの場合ユーザーは検索エンジンを利用する際、検索結果上の全てのtitleを1つ1つ丁寧に読んでいるわけではなく、titleタグや、合わせて表示されるスニペット(meta descriptionなど)をざっと見たうえで自分の探したい情報があるかどうか、を判断してクリックをするかしないかを決めていることが多いです(私もそうです)。

よって、titleタグはきれいな日本語を意識することよりも、検索結果上の一瞬でユーザーにページ内容を伝えるということに重きをおくべきです。

とはいえ、ユーザーの興味を引くだけ引いて「内容が探しているものではなかった」となってしまっては元も子もありません。最悪の場合、そのメディアに対する不信感を抱いた状態で離脱してしまう可能性もあります。「あくまで身の丈を超えないレベル」でユーザーの目を引くtitleタグを設定しましょう。

③titleタグはページごとで固有のものとする

titleタグは各ページを示すものであり、ページ間でtitleタグが重複しないようにすることが望ましいです。titleタグが重複してしまった場合、検索エンジンに重複しているページと認識され、インデックスされないページが出てくる可能性もあります。
少なくとも検索結果に表示させる必要のあるページに関しては、titleタグを固有のものにしてください。

④キーワードを詰め込まない

titleタグは順位にも影響があることから、キーワードをなるべく多く詰め込もうとする人もいるのではないでしょうか。キーワードを含むことは確かに大切ですが、詰め込むことでわかりにくいタイトルになってしまう可能性がある他、titleタグにキーワードを含むだけではそもそも順位は上がりません。
キーワードを考える際には、そのページの内容で満たすことのできるキーワードに対応することを心がけ、無理やりキーワードを含めないようにしましょう。

⑤titleに記号を用いる際の注意点

【必見!】などの隅付き括弧で装飾されたtitleタグを見たこともある方も多いのではないでしょうか?
このようにtitleタグ内に「|」や「-」、「!」「?」、「【】」などを用いることも可能です。なお、これら記号の仕様にSEO上の有利、不利はありませんが、目立ちやすい点からクリック率に影響を与える可能性があります。

なお、titleタグだけでなく、HTML全般の話ではありますが、&(アンパサンド)や<>(山括弧)などは特殊文字とされており、適切に記載しないと上手く表示されません。詳しくは以下のサイトなどを参考にしてみてください。

参考:HTMLで良く使われる特殊文字について

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タイトルが勝手に変わる?

titleタグは、基本的には設定したものがそのまま検索結果に表示されることが多いのですが、以下のようなケースの場合、タイトルが変わることもあります。

検索エンジンがより良いと判断したタイトルが表示されているケース

titleタグは固定されているため、検索されるキーワードによっては、検索エンジンが判断しタイトルを自動で変更する場合があります。この場合は、アンカーテキストやページ内のテキストが参照されます。

基本的にはわかりやすくなるように、タイトルは変更されているはずですが、場合によっては不適当なタイトルに変わることもあり、その場合はhttps://support.google.com/webmasters/community?hl=ja
より問い合わせることが推奨されています。

robots.txtでブロックされたページがインデックスされているケース

検索エンジンはrobots.txtでブロックされているページでも、外部リンクなどによってそのページをインデックスすることがあります。その場合はtitleタグなどの情報を取得することとができず、意図しないタイトルが表示される場合があります。

robots.txtでブロックされたページがインデックスされているケース

そもそもページを検索結果に表示したくない場合は、robots.txtではなくnoindexを設定するようにしましょう。また、その際はrobots.txtでブロックしたままだと、検索エンジンはnoindexを検知しないので気をつけてください。

内容に沿わないと判断された絵文字を利用しているケース

titleタグには絵文字を利用することもできますが、よほど関連性がない限りは絵文字は検索結果に表示されず、その部分が省略されます。

内容に沿わないと判断された絵文字を利用しているケース

内容に沿わないと判断された絵文字を利用しているケース2

上記のようにtitleタグに含んでいても絵文字は表示されませんが、絵文字を含んだキーワードで検索すると表示されました。

titleタグのまとめ

ここまでtitleタグについて解説してきましたが、「タイトルはわかりやすく、興味をもてるようにする」ことがポイントです。
SEOを意識するあまり、キーワードの詰め込みや必要以上に長くならないようにしましょう。

最後にtitleタグのポイントをまとめます。

  • 全角30文字を超えると省略される可能性が高くなる。
  • そのページを表す重要なキーワードは省略されないように前方に設置する。
  • ページ固有のタイトルを設定し、キーワードを無理に詰め込まない。
  • 記号の中でも&(アンパサンド)や<>(山括弧)などの特殊文字を使用する場合はエスケープ処理を行う。
  • 基本的にはtitleタグに設定したタイトルが表示されるが、設定したものとは異なるタイトルが表示されることもある。

「基本はわかったので、検索流入に貢献するtitleタグを設定したい!」という方は、以下の記事を参考にしてください。

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監修:ナイル編集部

この記事は、ナイル株式会社のマーケティング相談室編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。編集長青木がライティング、編集、入稿の全工程をチェックしています。記事内に気になる点がございましたら、こちらよりご連絡くださいませ。

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