検索エンジンとは?SEO対策で把握しておきたい、その役割と仕組みを解説

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検索エンジンとは?SEO対策で把握しておきたい、その役割と仕組みを解説

検索エンジンとは、GoogleやYahoo!などが提供するキーワード検索ができるシステムのことです。検索エンジンがインターネット上に公開されているデータを収集してインデックスを生成し、ランキング付けした内容が検索結果に表示されます。

ここでは、検索エンジンがどのような検索結果を生成しているのかなど、技術的な仕組みについて紹介します。

この記事のポイント

  • 検索エンジンはユーザーの検索に対し、マッチするサイトを検索結果として表示するシステム
  • ユーザー満足度を高めるために、検索エンジンは常に改良されている

\疑問や不明点はお気軽にご質問ください!/

検索エンジンの役割

インターネットユーザーの大半がGoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用しています。関心のある事柄について何かしらのキーワードを入力して、検索し、目的の情報を得ようと試みています。

日々行う検索に対して満足する検索結果が得られていれば、ユーザーはその検索エンジンを引き続き利用してくれますし、その結果としてより多くの検索が生まれ、広告のクリックが増え、最終的には検索サービス提供会社の収益につながります。

逆に検索結果の質が低く、満足いく情報にいつまでも到達できないようなものであれば、ユーザーは別の検索サービスを使おうとするか、SNSや書籍など検索ではない別の手段で情報を探しにいってしまうかもしれません。結果として検索サービス提供側の収益が下がります。

ですので検索エンジンは、日々送られてくる検索に対し、常に最善となるような検索結果をユーザーに提示することを追求しています。ここでいう最善の検索結果というのは、基本的には「ユーザーが求める情報に最短で到達できる」ということであり、必ずしもそれはWEBページのリンクとは限りません。(参考「ナレッジグラフ」)

いずれにせよ検索エンジンは「WEBサイトが持つコンテンツの内容を適切に認識できる」「その品質を適切に評価できる」「検索されたキーワードが何を意図して入力されたものか理解する」といったことを目指して、検索アルゴリズムの改善を日々行っています。

検索エンジンの仕組み

検索エンジンがインターネット上に公開されているデータを収集してインデックスを生成し、ユーザーの検索を受けてランキング付けが行われて検索結果が表示されるまでの一連の流れは下記のようなものです。

①検索エンジンのクローラー(ロボット)がWEB上に存在するファイルを収集します。
②収集したデータは、インデクサと呼ばれるプログラムによって検索エンジンが後々処理しやすい形になるようにデータを変換する処理が行われます。

③インデクサによって処理されたデータを検索データベース(インデックス)に格納します。

④ユーザーから検索クエリが送られると、形態素解析などの技術により検索クエリを解釈します。

ランキングアルゴリズムにもとづき、インデックスされているWEBページのスコアリングを行います。

⑥点数の高い順にランキングを付け、最終的な調整がなされて検索結果に表示されます。

大まかにはこのような流れでWEBページにランキングが付けられ検索結果が生成されています。この流れの中で、SEOを行う際に意識して考えるべきポイントをいくつか解説します。

検索エンジンのクローラーがWEB上に存在するファイルを収集

基本的にはSEOの前提がここにあり、ここできちんとデータ収集されなければ検索結果には表示されません(ごく稀にクロールされなくともインデックスされるケースもあるようですがそれは省きます)。クローラーが適切に巡回できるWEBサイトであることが求められます。

ユーザーから検索家売が送られると、形態素解析などにより検索クエリを解釈

SEOを行う上では、「目標としている(上位表示させてもらいたい)キーワードで検索するユーザーがどのような意図で検索をしているか」を把握しておく必要があります。ここの処理で検索エンジンに解釈された「検索者の意図」がWEBサイトのテーマと合致していなければ上位表示は困難になります。
(参考:QDDという意外に見落とされがちな検索アルゴリズム?)

ランキングアルゴリズムに基きインデックスされているWEBページのスコアリングを行います

ランキング付けのための得点計算はここで行われます。ただし全ての計算が検索時に行われるわけではなく、事前から計算できる部分(例えばページランクやサイト運用期間などは検索キーワードに依存しません)については事前処理として計算されているはずです。

本記事は、検索エンジンの仕組みにフォーカスして説明をしてきましたが、SEOの基本的な考え方を知りたい方は下記記事もご覧ください。

SEOを実践する上で検索エンジンの技術的な側面も知っておいて損はない

以上、検索エンジンの技術的な側面について軽く触れましたが、SEOはあくまでもWEBマーケティングの一部として行われますので、こういった類の知識はこれだけ知っていれば何かが生まれるというものでもありません。

ただ結局のところSEOを実践し成功させるために検索エンジンの技術的な側面での知識も少なからず必要になることもありますし、知らなかったために多くの時間を無駄にした、などということもありますので、このトピックについてはそのような立ち位置で捉えて頂ければと思います。

また、ナイルでは集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングを提供しております。相談無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

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監修:ナイル編集部

この記事は、ナイル株式会社のマーケティング相談室編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。編集長青木がライティング、編集、入稿の全工程をチェックしています。記事内に気になる点がございましたら、こちらよりご連絡くださいませ。

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