コンテンツSEOとは?成功に導く8つのポイントと取り組み方まとめ

コンテンツSEOとは?成功に導く8つのポイントと取り組み方まとめ

コンテンツSEOとは、「コンテンツ(記事)」を発信し、検索結果の上位に表示させることで、自社サイトの検索結果上での露出増加を目指すSEOです。特にオウンドメディアへの流入を考える上で、コンテンツSEOの考え方は欠かせない施策といえます。

この記事では、コンテンツSEOとは何かを説明した上で、メリットやデメリット、具体的なコンテンツの作り方を詳しく解説します。

これからコンテンツSEOに力を入れたい方は、ぜひご一読ください。

なお、ナイルではコンテンツSEOを成功させるための競合調査や失敗しないコンテンツ制作の方法などをわかりやすくまとめた資料を無料ダウンロードにてご用意しております。こちらもぜひ併せてご活用ください。

\コンテンツマーケティングを中心に支援!資料ダウンロードはこちらから/

コンテンツSEOとはどのような施策?

そもそもコンテンツSEOとは、どのような施策なのでしょうか。

コンテンツSEOについての解説と、混同しがちなテクニカルSEOとコンテンツマーケティングとの違いについてもお伝えします。

コンテンツSEOを詳しく解説! 1.コンテンツSEOとは 2.テクニカルSEOとの違い 3.コンテンツマーケティングとの違い(ブログを表示するパソコン)

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、ユーザーのニーズを満たした良質なコンテンツ(記事)を発信することで、Google検索エンジンを経由した集客を増やす施策のことです。

ユーザーニーズを満たす良質なコンテンツは、検索エンジンから高く評価され、検索結果画面で上位に表示される可能性が高くなります。ユーザーは、上位表示されているコンテンツを経由して、自社サイトやオウンドメディアへ流入します。

こうして、ユーザーと自社サイトとの接点が生まれ、顧客へ発展することがコンテンツSEOの目的です。したがって、検索エンジンからの流入を増やしていくためには、コンテンツSEOの知識が必須になります。

テクニカルSEOとの違い

テクニカルSEOとは、主に検索エンジンにサイトの内部構造を適切に伝えるためのSEO施策のことを指します。

例えば、下記などの施策がテクニカルSEOに分類されます。

【テクニカルSEOの施策例】

  • 内部リンクを適切に設置する
  • サイトの階層構造を最適化する
  • サイトページの表示速度を改善する
  • タイトルやディスクリプションの最適化をする

コンテンツSEOはコンテンツ(記事)がメインのSEO施策に対して、テクニカルSEOはサイト全体のSEO施策といったイメージです。検索結果の上位表示を狙うためには、どちらも重要な要素になります。

コンテンツマーケティングとの違い

コンテンツマーケティングとは、コンテンツSEOを含めたコンテンツを扱ったマーケティングのことを指します。

例えば、コンテンツSEOは主に記事などでのコンテンツ発信を指しますが、コンテンツマーケティングは記事コンテンツに限らず、下記のようなものも該当します。

【コンテンツマーケティングに該当する一例】

  • InstagramやTwitterなどのSNSでの投稿
  • Youtubeなどの動画配信
  • メールマガジン
  • ウェビナー
  • ホワイトペーパー

コンテンツSEOは、コンテンツマーケティングの各施策を行う際に、検索を行うユーザーへのアプローチ方法という位置づけです。

コンテンツSEOの3つのメリット

コンテンツSEOには、予算が抑えられる、集客力が持続するといった、さまざまなメリットがあります。

コンテンツSEOの3つのメリットについて、それぞれ確認しておきましょう。

コンテンツSEOの3つのメリット(リビングでカーペットの上に横たわりノートパソコンを笑顔で見る女性)

【メリット1】コンテンツによってさまざまなフェーズのユーザーと接点を設けられる

まず1つ目のメリットは、さまざまなフェーズのユーザーとの接点が設けられることです。

コンテンツの内容によって、すぐに顧客になりえるユーザーや今後顧客になりえるユーザーなどとつながりやすくなるでしょう。

例えば、「〇〇(企業名)SEO 導入事例」のキーワードで上位表示されているコンテンツから流入してきた顧客の場合、SEOの依頼を検討しているユーザーの可能性が高いです。

一方で、「オウンドメディア メリット」のコンテンツから流入してきたユーザーの場合は、まだオウンドメディアの運営を行っていない可能性が高いので、今後顧客になりえるユーザーといえます。

このように、コンテンツSEOはコンテンツによってさまざまなフェーズのユーザーとの接点を増やせるのがメリットです。

【メリット2】集客力が持続しやすい

コンテンツSEOの最大の特徴は、集客力が持続することです。

一度コンテンツを制作して、検索上位にくることができれば、その後はコストをかけなくても、コンテンツへの流入が期待できます。

広告はお金をかけなければ、露出できず集客力も失われますが、自社サイトで公開したコンテンツはずっと消えずに残ります。

もちろん、検索順位が落ちれば、流入も少なくなりますので、定期的にコンテンツ内容を更新するなど、メンテナンスは必要になります。

【メリット3】高順位をキープできれば、コストパフォーマンスが高い

コンテンツSEOには、コストパフォーマンスが高いメリットもあります。

コンテンツSEOで上位表示をキープできると一定の流入が見込めるため、広告と違い低コストで多くの集客や見込み顧客を集めることが可能になります。

例えば、特定のキーワードで検索したときに検索結果に表示できるリスティング広告(PPC:クリック報酬型広告の一種)を行った場合とコンテンツSEOで高順位をキープした場合では、かかるコストに大きな差があります。

PPC vs SEOコストパフォーマンス PPC(クリック報酬型広告)は、 クリックごとにコストが発生 コンテンツSEOは、 作成コストのみで高順位をキープ (PPC vs SEOが横に並んだパソコン)

リスティング広告の場合は、多くの集客を短期間で行える反面、広告を出している期間中かなりの費用が発生し続けます。コンテンツSEOのコストは、コンテンツ作成のみです。順位をキープできている間もコストをかけずに流入が見込めるため、非常にコストパフォーマンスが高いといえます。

コンテンツSEOによって高順位を獲得できたら、その順位をキープするためにリライトなどの施策も行いましょう。一度記事を公開してから放置の状態では、永続的な流入は獲得できません。

コンテンツSEOの3つのデメリット

多くのメリットを持つコンテンツSEOですが、デメリットがないわけではありません。

コンテンツSEOのデメリットについても把握しておきましょう。

コンテンツSEOの3つのデメリット(分析グラフでプレゼンするSEO担当者を社員4人が聴講)

【デメリット1】成果につながるまでに時間がかかる

コンテンツSEOは、成果につながるまでに時間がかかる施策といえます。

まずは、コンテンツを作る体制を構築するところからスタートです。しかし、いざスタートしても、すぐにビッグキーワードで検索1位を獲得したり、コンバージョンにつながったりするものでもありません。

地道に取り組む必要があり、成果につながるまで、半年~数年といった時間がかかることも珍しくないのです。なかなか成果につながらないと、経営層がしびれを切らして、短期間でコンテンツSEOをやめてしまうこともあるかもしれませんが、それは非常にもったいないことになります。

コンテンツSEOは、じっくり時間をかけて取り組むものだという共通認識を、関係者でしっかりと共有するようにしましょう。

【デメリット2】体制を構築するのが難しい

コンテンツSEOを実施する体制を構築するのは、大変な作業です。

例えば、コンテンツSEOを内製するのか、外注するのかといった点について検討する必要があります。社内事情やリソースによって、内製がいいのか、外注がいいのかは変わりますので、正解はありません。

自社の状況やチームのスキルを考慮しながら、コンテンツSEOの体制を構築していきましょう。

SEOを内製化資料は以下を無料ダウンロードの上、ご覧ください。

\SEO内製化ロードマップ!資料ダウンロードはこちらから/

【デメリット3】定期的なメンテナンスが必要

コンテンツSEOでは、検索順位の改善や順位を維持するために、最新の情報に更新したり、情報の過不足を確認したりなど定期的なメンテナンスが必要になります。

というのも、検索順位は常に同じなわけではありません。Googleが情報に不足があると判断した場合や、検索意図に適さない内容だと判断した場合は検索順位が変動することがあります。

そのため、現状の検索順位が良くても定期的に順位の確認やコンテンツの情報に過不足がないか確認し、必要であれば手を加えるなどメンテナンスする必要があるのです。

コンテンツ制作の取り組み方

ここからは、コンテンツSEOのために、具体的にどのような流れでコンテンツを作っていけばいいのかを解説します。

具体的には、下記の流れのとおりです。

コンテンツSEO制作の取り組み方7STEP(仕事について話し合っている男性と女性の社員)

コンテンツSEOの場合、書きたい内容をただ書くだけでは不十分です。しっかりとリサーチをした上で、コンテンツ制作を行う必要があります。

【STEP1】マーケティング戦略を理解する

コンテンツSEOを進める際に重要なのが、マーケティング戦略を理解することです。

マーケティングの中でコンテンツSEOがどんな強みを持っているのか理解できないと、目的を立てても上手く達成できない可能性があります。

顧客に何らかの商品・サービスを買ってもらうまでの流れとして、AISASモデルが参考になります。

AISASモデル:Attention(注意)⇒Interest(関心)⇒Search(検索)⇒Action(行動)⇒Share(共有)

この中でコンテンツSEOが効果を発揮するシーンは、「Seach(検索)」につながる部分です。自社商品やサービスに関連のある悩み解決につながるコンテンツを作成することで、検索したユーザーと接点を持つことができます。

裏を返せば「自社商品やサービスに近い悩みを抱えていない層には、SEOだけではリーチできない」ということになるため、認知拡大を最重要視している場合は他の集客施策も検討する必要があるでしょう。

このように、マーケティング戦略においてコンテンツSEOがどんな強みを持っているか、押さえておくと目的が達成しやすくなります。

【STEP2】ユーザーニーズを把握する

まずは、自社商品・サービスのユーザーニーズを把握することで、流入してもらいたいターゲット層をクリアにしていきましょう。

例えば、旅行会社の場合、訪れるユーザーはどのようなニーズを持っているでしょうか。

「旅行がしたい」というニーズは当然ですが、それ以外にも「旅行先でおいしいお店に行きたい」「旅行先の観光情報が欲しい」「旅行の準備はどうすればいいか」など、旅行に付随するさまざまなニーズが見つかるでしょう。

【STEP3】キーワードを選定する

ユーザーニーズを分析したら、次に検索順位を上げたいキーワードを選定します。

先程の旅行会社の場合でしたら、真っ先に思い浮かぶのは「旅行」というキーワードです。ただし、「旅行」というキーワードは、非常に検索ボリュームが多いため、SEOにおけるライバルコンテンツは、かなり多いと予想できます。

このように、検索ボリュームが多いキーワードを「ビッグワード」といいます。ビッグワードは、その業界を代表する大手企業や公的機関などのサイトが上位を占めるため、いきなりコンテンツSEOで成果を上げることは困難です。

そこで、おすすめしたいのは、ビッグワードと関連キーワードの組み合わせで、検索上位を狙う方法です。「旅行 北海道」「旅行 釧路」といったように、関連キーワードを組み合わせることで、ターゲット層がより明確になります。

オウンドメディアで本来狙うべき、ユーザーニーズに合わせたコンテンツを作りやすくなるでしょう。

なお、このような関連キーワードは、Googleが提供するキーワード プランナーで調べたり、Googleの検索窓にキーワードを打ち込んだときに自動で関連用語が表示されるサジェスト機能を用いたりすることで調べられます。

【STEP4】検索上位のコンテンツを分析する

次に、選定したキーワードで検索上位にあるコンテンツを分析しましょう。

検索結果画面の上位に表示されている記事は、Googleから高く評価されているコンテンツです。つまり、「ユーザーのニーズを満たした記事」だといえます。

Googleから高く評価されている競合コンテンツが、どのような内容になっているのかをチェックすることは、自社のコンテンツに盛り込むべき内容について参考になります。

【STEP5】コンテンツの構成(プロット)を作る

コンテンツを制作する際に重要なのは、構成(プロット)を作ることです。

構成づくりでは、まずゴールを設定し、そのゴールに向かって自然に流れていける構成を作っていきましょう。

例えば、旅行会社のオウンドメディアのコンテンツならば、「サービスサイトへ移動して旅行の予約をしてもらう」「旅行への意欲を高めてもらう」などがゴールとなるでしょう。あるいは、BtoB商材であれば「資料ダウンロード」や「問い合わせ」などがゴールとなります。

【STEP6】コンテンツを執筆する

コンテンツの構成が決まったら、実際に文章を執筆します。

あらかじめ細かく構成を決めておけば、執筆自体はそれほど苦労しないでしょう。執筆後はしっかりと内容を見直し、誤字・脱字がないか、内容に間違いがないかなどを確認しましょう。

自分だけで確認すると漏れが出るおそれがありますので、第三者による確認ができる体制を作ってください。

【STEP7】コンテンツを投稿する

執筆と確認が完了したら、コンテンツを投稿し、オウンドメディア上で公開します。

ページのURLを決められる場合は、狙っているキーワードをなるべく入れることをおすすめします。例えば、「旅行 釧路」というキーワードであれば、「kushiro」を含めるようにするといいでしょう。単純にURLだけを見てもわかりやすいなどのメリットがあります。

また、公開したてのコンテンツは必ずしもインデックスされるわけではありませんので、しっかりとインデックスされたかGoogleサーチコンソールで確認しましょう。

リソースに余裕があれば、SNSで「新規記事公開のお知らせ」を流すなど、SEO以外でも集客できるようにすると完璧です。

ご質問は、下記バナーよりお気軽にお問い合わせください。

\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/

SEOの疑問を一気に解決するお問い合わせバナー

コンテンツSEOで押さえるべき8つのポイント

コンテンツSEOでは、検索エンジンから高く評価されることが重要です。

高く評価されるには、ユーザーに対しての対策がポイントとなります。ひとつずつ見て行きましょう。

コンテンツSEO制作の8ポイント(SEOと表示するパソコン)

【ポイント1】文字数は多ければいいわけではない

勘違いされがちですが、コンテンツSEOでの文字数は多ければいいわけではありません。

文字数の多いサイトが上位に表示されていたとしても、それはユーザーのニーズを満たした結果であって、闇雲に文字数を増やしても意味がないのです。

繰り返しになりますが、何より大事なのはユーザーのニーズを満たすことです。その結果、文字数が多くなるのは問題ありませんが、最初から文字数を増やす目的で内容を水増しすることは逆効果になります。

【ポイント2】ツールを利用して分析を行う

Googleが検索意図に適したコンテンツだと判断している上位記事について、ツールを利用して構成や情報内容を分析しましょう。

上位表示されやすいコンテンツを作成するためにも、現状どういった傾向のコンテンツが評価されているのか分析することが大切です。

ただし、上位記事の内容をそのままコピーするとGoogleからペナルティを課されてしまうため、あくまで傾向分析までにしましょう。

【ポイント3】キーワードはやたらと盛り込めばいいわけではない

検索順位の向上を目指す場合、対策したいキーワードを入れることはもちろん、「共起語」を把握して、記事に入れる要素の参考にすることをおすすめします。

共起語とは、ある言葉といっしょによく利用される言葉のことです。記事に、キーワードに対する共起語を入れることで、検索エンジンに対して、コンテンツの内容を把握するためのヒントを与えることになります。

ただし、不自然にこれらのキーワードや共起語を記事に含めると、読みづらくなって、逆効果になる可能性があります。もちろん、少なすぎても良くないので、「読んでいて不自然ではない程度にキーワードが出てくる」くらいを意識してください。

【ポイント4】E-A-Tを満たす

E-A-Tとは、Googleが検索順位を決めるために重視している要素です。

「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「TrustWorthiness(信頼性)」という3つで構成されています。より専門的な内容に特化し、発信者に権威があって情報が信頼できるものであるほど、コンテンツの評価は高まります。

大企業や政府の発信する情報はE-A-Tを満たしているため、ほかのサイトよりも上位に表示されることが多いのです。必ずしもすべてを満たせるわけではないかもしれませんが、コンテンツを制作する際には、なるべくE-A-Tを意識するようにしましょう。

【ポイント5】クリックしたくなるタイトル・ディスクリプションを正しくつける

タイトルは、記事の内容を的確に示し、クリックしてもらえる魅力的な内容にする必要があります。

SEOの観点でも重要とされるタイトルには、必ずキーワードを盛り込むようにしましょう。なお、キーワードは、なるべく文頭に近い位置に配置することをおすすめします。これは、キーワードが後ろのほうにあると、タイトルが長い場合、検索結果画面でキーワードが表示されなくなってしまう可能性があるからです。

タイトルは、Google検索したときに表示される最大文字数である、32文字前後が目安です。また、ディスクリプションとは、検索結果画面のタイトル下部に表示される記事概要のテキストです。

ディスクリプション自体にSEOの直接的な効果はありませんが、概要をしっかり書いておくことで、検索結果画面からのユーザーのクリック率を高められますので、忘れずに作成しましょう。

なお、スマートフォンでは表示されるディスクリプションの文字数が少なくなるため、前半にキーワードなど重要な情報を入れてください。

タイトルの付け方は、下記の資料で詳しく紹介しています。無料ダウンロードの上、ご覧ください。

\効果的なタイトル設定を解説!資料ダウンロードはこちらから/

【ポイント6】リード文で心をつかむ

タイトルと同じくらい重要なのが、コンテンツのリード文です。

せっかくコンテンツにたどり着いたとしても、リードで惹きつけられないとユーザーはすぐに離脱してしまいます。そのコンテンツに何が書かれてあるのかを端的に伝え、「読んでみよう」という気にさせることが重要です。

【ポイント7】ビジュアル要素を入れて読みやすくする

テキストだけの記事は、どうしても読みづらくなってしまうものです。

画像、イラスト、図版、表組みといったビジュアル要素を入れて、読みやすいコンテンツになるよう、心掛けましょう。

また、画像には、alt属性(オルト属性)を適切に記述するようにしてください。alt属性とは、画像表示の代わりになるテキスト情報で、画像検索において検索エンジンが参考にする情報になります。

【ポイント8】しっかりとインデックスさせる

コンテンツを作成し公開した後は、しっかりとインデックスさせるのが重要です。

インデックスとは、Googleに公開したコンテンツを認識してもらうことです。インデックスがされないとどんなに良いコンテンツであっても検索結果に表示されないため、せっかく作ったコンテンツが無駄になってしまう恐れがあります。コンテンツを無駄にしないためにも、しっかりとインデックスさせましょう。

インデックスしてもらうためには、Googleサーチコンソールの「URL検査ツール」を使うのがおすすめです。URL検査を行うと、クローラーと呼ばれるコンテンツをチェックするbotがコンテンツへ訪れてくれます。

このクローラーがコンテンツに訪れたときに、インデックスを行ってくれるので、なかなかインデックスされない場合や出来るだけ早くインデックスをしてもらいたいときは、「URL検査」を行うのがおすすめです。

コンテンツSEOの成功事例3選

ここからは、実際に弊社に相談いただいた企業様で、コンテンツSEOの改善が成功した事例を3社紹介します。

具体的に行った対策を、コンテンツSEOに取り組むときの参考にしてみてください。

【事例1】株式会社ベネッセコーポレーション

いぬ・ねこのきもちWebMagazine(株式会社ベネッセコーポレーション)ページ画面

出典:いぬ・ねこのきもちWebMagazine(株式会社ベネッセコーポレーション)

株式会社ベネッセコーポレーションは、雑誌で発刊している「いぬのきもち ねこのきもち」をウェブマガジンで発信する際の棲み分けに悩み、下記のコンテンツSEOを実施しました。

【コンテンツSEOを成功させるために実施した主な施策】

  • コンテンツの設計見直し
  • アクセス解析
  • ヒートマップでの分析

結果、雑誌と共存でき、かつ読者にも役に立つ情報として読者の疑問を解決できるコンテンツを公開することになりました。自社サイトへ訪れると、ペットの疑問や悩みを解決できると認識してもらうことで、雑誌との棲み分けも可能になったコンテンツSEOの成功事例です。

事例の詳細については、下記の記事から確認できます。

事例ページ:【インタビュー】ウェブマガジン「いぬのきもちねこのきもち」のコンテンツ分析×SEO。アシストコンバージョン増加事例 - 株式会社ベネッセコーポレーション(ナイルのSEO相談室)

【事例2】第一生命保険株式会社

【インタビュー】第一生命保険株式会社、「後発」オウンドメディアが成果を生んだ理由(ナイルのSEO相談室)ページ画面

第一生命保険株式会社では、業界内でもコンテンツSEOの取り組みが後発だったため、成果につなげられるのかという課題があり、下記のコンテンツSEOを実施しました。

【コンテンツSEOを成功させるために実施した主な施策】

  • 運用に関わる情報の細かな共有
  • 入念なKPIの設計
  • 数値の計測やレポーティングなどの分析
  • 初心者向けコンテンツに適したキーワード選定

結果は、当初目標にしていた月10万セッションを目標月前に達成することができました。

事例の詳細については、下記の記事から確認できます。

出典・事例ページ:【インタビュー】第一生命保険株式会社、「後発」オウンドメディアが成果を生んだ理由(ナイルのSEO相談室)

【事例3】アドビ株式会社

【インタビュー】アドビ株式会社、外資ITならではの「制約」のなかで結果を出すSEO施策とは?(ナイルのSEO相談室)ページ画面

アドビ株式会社は、外資系IT企業のためメディア運用の制約が多い中で改善を行わなければならない課題があり、下記のコンテンツSEOを実施しました。

【コンテンツSEOを成功させるために実施した主な施策】

  • URLを変更し検索にかかりやすい仕様に変更
  • 競合のサイトやキーワード分析
  • ビッグキーワードでの順位獲得に向けた記事コンテンツの作成
  • 回遊率アップを狙ったリンクの設置

制約内でさまざまな施策を行い、結果としてSEOでのリード獲得数が約150%向上しました。

事例の詳細については、下記の記事から確認できます。

出典・事例ページ:【インタビュー】アドビ株式会社、外資ITならではの「制約」のなかで結果を出すSEO施策とは?(ナイルのSEO相談室)

コンテンツSEOや制作に関する具体的なご質問は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

コンテンツSEOを行うときにかかる費用

コンテンツSEOを行うときには、外部へ依頼する場合と自社で行う場合でかかる費用に差があります。

それぞれかかる費用について詳しく紹介します。コンテンツSEOにかけられる予算の中で効率よく実施していきましょう。

コンテンツSEOを外部へ依頼する場合にかかる費用

コンテンツ単位の場合は、全体的なコンテンツSEOというより、1記事単位での依頼費用目安になります。

コンテンツSEOを外部へ依頼する場合の費用目安は、下記のとおりです。依頼の範囲にもよりますが、月額で依頼する場合より安く抑えられます。

依頼するコンテンツ数単位の場合 数千円〜数万円(1コンテンツ)
月額で依頼する場合 月額数十万円〜(1ヵ月)

 

一方で、コンテンツの作成を一括して任せたり、分析も一緒に依頼したりなどコンテンツSEOでも幅広い範囲で依頼する場合は、月額で依頼する場合が多いです。あくまでも目安になりますが、外部へ依頼する場合の参考にしてください。

自社でコンテンツSEOを行う場合の費用

自社でコンテンツSEOを行う場合にかかる費用は、コンテンツ作成の費用はかかりませんが、分析ツールを導入した場合の費用が数万円前後かかることがあります。

一見、自社でコンテンツSEOを完結させた方がコストも抑えられて良いように思いますが、SEOの知識があまりない場合や自社のリソースが少ない場合などによっては、外部へ依頼する方が良いこともあります。

そのため、費用面だけで決めずに、自社のリソースや環境なども含め自社で進めるのか外部へ依頼するのか検討しましょう。

コンテンツSEOに取り組もう

コンテンツSEOは、広告と比べてそれほど予算をかけずに継続的な集客効果をもたらしてくれる重要な施策です。

成果が出るまである程度の期間はかかりますが、条件は他社も同じです。むしろ、早く始めることで、他社がなかなか追いつけなくなるともいえます。記事制作の流れやポイントを押さえた上で、ぜひコンテンツSEOに取り組んでみてください。

なお以下の資料では、コンテンツSEOの取り組みに役立つ内容を無料で公開しています。弊社コンサルティングの実績ノウハウを詰め込んでいますので、コンテンツSEOに取り組む際には、ぜひご活用ください!

  • コンテンツマーケティングの流れ
  • コンテンツマーケティング成功の秘訣
  • 投資対効果を最大化するための効果測定の考え方

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

コンテンツSEOについてのご質問は、以下よりご連絡をお待ちしております。

\お気軽に無料相談よりお問い合わせください/

ナイル編集部
監修:ナイル編集部

この記事は、ナイル株式会社のマーケティング相談室編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。編集長青木がライティング、編集、入稿の全工程をチェックしています。記事内に気になる点がございましたら、こちらよりご連絡くださいませ。

関連記事

WordPressって何?という人が読んでも5分で何となく分かる記事

フードポルノ(foodporn)とは?

フードポルノ(foodporn)とは?

Facebook 長尺動画が優先されるアップデート。2月前半コンテンツマーケニュースまとめ

新着記事

SEOで上位表示を目指す方法!

SEOで上位表示を目指す方法!検索エンジンの仕組みも解説

デジタルマーケティングの 全体像と成功の秘訣

【基本】デジタルマーケティングの全体像を3つに分けて解説!成功の秘訣も紹介

ローカルSEOとは? 具体的な取り組みを紹介

ローカルSEOとは?重要な理由や具体的な取り組みを紹介