SEOとは?SEO対策の仕組み、技術対策、コンテンツ施策を徹底解説!

SEOとは、“Search Engine Optimization” の略であり、検索エンジン最適化を意味する言葉です。

検索結果でWEBサイトがより多く露出されるために行う一連の取り組みのことを“SEO対策”と呼びます。

SEOとは:目次のご案内

 

目次

1章:SEOとは

SEOを実施する目的

SEOを実施することの目的は、一言であらわせば検索を通じてビジネスを成長させることです。
自社のサービスや商品を、潜在的にニーズがある人や、実際に探している人に見つけてもらいやすくすることが目的です。

SEOで成果を出すために

2016年のデータですが、Googleでは、1日54億回を超える検索がされていると言われています。GoogleやYahoo!といった検索エンジンで毎日膨大な検索がされており、SEOを行うことは、このような検索をしている人たちをサイトに呼び込むことです。

Googleの検索結果のランキングはアルゴリズムに則って決められており、SEOで成果を出すためには、そのアルゴリズムに則ってサイトを運営していく必要があります。その一連の取り組みがSEO(検索エンジン最適化)です。

しかし、アルゴリズムはブラックボックスです。これがSEOが難しい理由の1つです。

SEOがサイト集客で外せない理由

サイトの集客施策ではリスティング広告やSNSなどでWEBサイトへの流入を獲得することが出来ますが、その中でもSEOは重要だと考えます。

その理由は、SEOでの流入は広告と異なりアクセスを獲得することに直接的な費用がかからないこと、また、SEOを正しく行えば、雪だるま式に流入を増やすことができ、継続的にWEBサイトへの流入を獲得できるためです。そのため、多くのアクセスを集めたい商用メディアにおいては必須の取り組みであることがほとんどです。

SEO対策と流入数の関係

また、リスティング広告と比較すると、自然検索結果のクリック率は高い数値であることが分かっています。2017年の米国のデータでは、リスティング広告のクリック率は2.8%です。これは自然検索に対して約1/20の数値です。最近では、有料検索広告もクリック率が高まっていますが、2019年12月の時点では、未だ自然検索の方が圧倒的にクリックされやすいと言えます。

2章:SEOのメリット

費用対効果に優れている

リスティング広告は継続的に流入を獲得するためには一定の費用がかかりますが、SEOでは一度上位に表示されれば継続的に検索結果に表示される傾向があります。
上位に表示される期間が長くなればなるほど、費用対効果は高まります。リスティング広告は、費用対効果はほぼ一定です(CPCが一定であることを前提とする)。

 

SEOは流入に直接的な費用は発生しない

ブランドの認知向上につながる

SEOはサイトへの流入チャネルの一つであり、場合によっては、コンバージョンへの直接的な効果があらわれにくい場合もあります。
ただし、間接的には効果を発揮している可能性があります。

      • 自社サービス・サイトのブランド認知の強化
      • 検索ユーザーとの接点の増加による顧客エンゲージメントの向上
      • リターゲティング広告リストへの活用

特に、月間の検索回数が多いキーワードに関して、そのキーワードで1位表示などの上位表示を達成していると、それはそのサイト/その企業/その製品やサービスのブランド力を示す一助になります。

コンテンツが資産になる

SEOに強いサイトを作るために外せないのは、良質なコンテンツの追加です。

良質なコンテンツはそのサイト上に残り続ける資産になります。

また検索につよいドメインを育てることも、一朝一夕にできることではないため、時間をかけて育てた資産になります。
(最近は良質なコンテンツを置き、きちんと技術要件を整えれば新しいドメインでも評価されるようになってきましたが、ドメインパワーという考え方もあります。)

    3章:リスティングとSEOを比較!

    それでは、同じ検索マーケティングの集客施策である、SEOとリスティング広告(※ここではリスティング広告=検索連動型広告とします)を比較し、SEOのメリット・デメリットをもっと具体的に知ってみましょう!

    どちらも「検索エンジンを通じて、サイトの内容に関連するキーワードで検索したユーザーを誘導する」という施策としては同じです。

    ただし、2つの施策には一長一短があり、WEBサイトのフェーズや業態によって使い分ける必要があります。
    SEOとリスティング広告を比較しながらSEOのメリット・デメリットについて説明します。

    SEOとリスティング広告の比較表

     

        • 即効性
          SEO:上位に表示されるまで時間が掛かる
          リスティング:費用を払えばすぐに表示される

        • 継続性
          SEO:若干の順位の変動はあるが、一度上位に表示されれば表示され続ける
          リスティング:費用を切れば表示されなくなる

        • 費用対効果
          SEO:上位表示の期間が長ければ長いほど費用対効果は高くなる。長期的な視野が必要。
          リスティング:費用対効果はほぼ一定(CPCが一定であるということを前提とする)。

        • 検索結果掲載の不確実性
          SEO:上位に表示されるかは不確実
          リスティング:お金を払えば必ず表示される

    4章:検索エンジンの収益モデル

    そもそも検索エンジンってなに?

    さてここからは、SEOの理解をもっと深めるために、検索エンジンの収益モデルを解説します。

    そうすることで、SEO対策を考える基本方針を理解することが出来ます。

    検索エンジンの収益モデルを押さえよう

    検索サービスの主な収益源は、検索結果に表示される広告(検索連動型広告、リスティング広告)がクリックされることによって発生する広告収益が多くを占めます。

    ここでは、日本での検索エンジンの利用率の90%以上を占めるGoogleを例に、その収益モデルを見てみましょう。(Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンです。)

    検索結果のキャプチャは2019年11月25日時点の「炊飯器」での検索結果データです。

    2020-04-14_21h46_14上記の赤枠がGoogleの広告掲載枠であり、この広告が検索したユーザーによってクリックされることにより収益が発生します。その下にある青枠からが自然検索の検索結果枠になり、SEOを行うことによってサイトのページが表示される無料枠です。

    検索の利用者数と利用頻度の増加が目的

    検索結果上の広告枠のクリック率を高めることも一つですが、基盤となる最たるものは「検索の利用者数の増加と利用頻度の増加」にほかなりません

    例えば、私たちの身の回りでは日常的に「ググれ」という言葉が使われていますね。

    それは「ググれば大体のことは解決する」からです。

    検索しても何も解決しない検索サービスを使いたいというユーザーはいないでしょう。

    つまり、Googleがユーザーの利用頻度を高めるための最重要課題は、検索したら解決する検索サービスにすることなのです。

     

    5章:検索エンジンの仕組みを知ろう

    それでは、ここからはGoogleの検索エンジンの仕組みについて解説します。
    この仕組みを理解することで、技術的なSEO施策への理解が深まります。

    クロールとインデックス

    Googleのような検索エンジンに必須の仕組みとして、「クロール」「インデックス作成」があります。

    クロールとは、検索エンジンが世界中のサイトの新しいコンテンツや更新されたコンテンツを見つける発見プロセスです。
    クローラーと呼ばれるロボットで行います。

    インデックスは、発見したすべてのコンテンツの巨大なデータベースです。ユーザーがキーワードを検索した際に瞬時に検索結果を表示させるよう、整理された形式でページデータのインデックスを作成しています。

    検索エンジンの仕組み

    クロールとインデックスの関係は図書館をイメージしたら分かりやすいかもしれません。

    クロールによってコンテンツをあつめる→図書館でいえば本の中身の確認
    コンテンツをインデックスする→図書館でいえば本棚に本を整理して格納する
    検索されたら検索結果にコンテンツを表示する→図書館でいえば読みたい本を係に伝えて、係がその本をもってくる

     

    クロールとインデックスの関係(図書館の例)

    …ここまでの仕組みはイメージできましたでしょうか?

    検索結果ランキングの重要性

    さて、検索したときに、適したコンテンツを検索結果に出そうとする検索エンジンですが、現在世の中に何千億という単位で存在するWEBページの情報が、何の優先度もつけられることなく無造作に検索結果に返されてしまっては、更にその中の情報をユーザーが精査することになります。
    それでは検索エンジンとしての機能を果たせているとは言えません。

    そこで検索エンジンは検索者が情報を入力したときに、関連性の高いコンテンツをデータベースから抽出し、ランキングをつけて提示します。

    SEO・ランキングの説明


    図書館のたとえでつづければ、係の人に「タイトルが思い出せないんだけど、魔法使いが出てくる本!」と伝えたら、係の人が関連しそうな本を『ハリー・ポッター』や『オズの魔法使い』など選定してもってくるイメージです。

    ユーザーと検索結果の関係(図書館の例)

     

    よって、検索されたキーワードと関連性が高く、より検索した人の期待に応える情報が詰まっているコンテンツを検索結果上で上位に表示します。
    これがコンテンツのランキングであり、そのランキングを付ける仕組みが「検索アルゴリズム」と呼ばれるものです。

    検索アルゴリズムとランキング

    検索アルゴリズムとは、検索結果に表示する対象となるWEBページに対し、検索キーワードに応じて得点付け(スコアリング)するための仕組みを指します。

    検索結果ランキングはアルゴリズムで決まる

     

    アルゴリズムの精度が改善されるにつれ、ユーザーの検索に対してより関連度が高く有益な情報を優先的に検索結果に表示することが可能になります。このランキングの精度を上げることで、ユーザーが知りたい情報を検索結果の上部に出すことができます。

    期待通りの検索結果が返ってきたら、日常的にGoogleを使ってもらえます。
    そのために、Googleはほぼ毎日細かなアルゴリズム調整を行い、検索結果の品質を改善しています。

    また、この日々の調整とは別に特定の問題に対処するために、検索結果の広範囲に影響するコアアルゴリズムのアップデートが年間数回行われています。

    6章:「Googleが掲げる10の事実」を知ろう

    以下の10の事実はGoogle者が会社創設から間もないころに作成したリストです。
    Googleは随時このリストを見ながら、この10個の項目通りになるよう、努めています。

    この内容に1度目を通していただけると、ブラックボックスな検索エンジンのアルゴリズムが、何をめざしているのか?は少し想像しやすくなるのではないでしょうか。

    Google が掲げる 10 の事実

    1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

    2.1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

    3.遅いより速いほうがいい。

    4.ウェブ上の民主主義は機能する。

    5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

    6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。

    7.世の中にはまだまだ情報があふれている。

    8.情報のニーズはすべての国境を越える。

    9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。

    10.「すばらしい」では足りない。

    引用:Google について | Google – Google

    たとえば「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」はGoogleが口酸っぱく発信している「ユーザーに役立つコンテンツを作成してください」というメッセージと似ています。ユーザーに役立つコンテンツを作りつづければ、それを検索エンジンが見つけて評価するように、アルゴリズムアップデートを続けているからです。(ただしまだ完璧ではないので、検索エンジンというロボットにコンテンツの質を伝えるために、技術的な対策がSEOでは必要です)

    また「2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。」は、検索の世界では「E-A-T」と紐づくように考えられます。

    このように1つ1つの項目が最近のアルゴリズムアップデートや、Google社がWebマスター向けに行うセミナーでの解説内容に近いものとなっていると思います。

    7章:SEOによるビジネス成果事例

    SEOで得られる成果は、ブラックハットのように個々のキーワードのランキング上昇といった限定的な成果でもなく、WEBサイトの最終的な成果を継続的に積み上げることにあります。

    「ランキングの上昇」⇒「セッション数の増加」⇒「お問い合わせや売り上げの増加」とWEBサイトの最終的な成果をつなげて考えなくては、SEOの成果を最大化させることができません。

    ◎正しいSEO対策で得られるビジネスの成果

    SEOの効果 訪問数の増加とお問い合わせの増加

    サイトへの訪問(セッション)数が単純に増えるだけではなく、お問い合わせ数や売り上げといったビジネス成果につなげることが、SEOを行うことで得られる真の成果であると考えます。

    短期的な目線で順位や訪問数の増加を求めるのではなく、長期的な目線でWEBサイトの最終的な成果までを含めてSEOを取り組むことにより、長期的にビジネスの成長を実現することが出来ます。

     

    8章:SEO対策に着手する前にこれだけは知っておこう

    有料リンクとペナルティについて

    検索で上位表示させる手法を突き詰めていくと、ただ上位表示を実現するためだけの、Googleのガイドラインに違反する施策に行きつくこともあります。

    その代表的な例が、業者が提供する有料の外部リンク施策です。

    費用を支払い、運営しているサイトへの外部リンク(バックリンク)を購入する施策です。かつて(~2011年ほど)は確かに上位表示に極めて有効な手法でした。しかしGoogleは、この施策を見つけた場合、検索結果で表示させないペナルティを課すようになりました。現在では、有料の外部リンク施策を行っているサイトを厳しく監視しており、かつての”アルゴリズムの隙間”は大幅に狭くなっています。

    いまだに有料の外部リンクを提供しているSEO会社が存在しているために、こうした施策(上位表示を実現することだけを考えた技術)こそがSEOである、と謝った認識をされた方も多くいらっしゃるようです。

    こうした施策は「ブラックハットSEO」と呼ばれます。検索エンジンの評価ロジックの意図に反して(システムの穴を突くやり方で)、検索エンジンを欺いて価値のあるサイトと見せかけるやり方、悪い言い方をすれば偽装工作です。

    関連:ブラックハットSEOとホワイトハットSEO

    品質に関するガイドラインは必ず読もう

    Googleは「ウェブマスター向けガイドライン」というサイト運営者向けのガイドラインを公開しています。

    そのガイドライン中には、知らぬ間にペナルティを受け検索結果から除外されないようにするためにサイト運営での注意点が「品質に関するガイドライン」として含まれています。

    ガイドライン違反となる行為についても注意事項を確認することができます。昔のSEO知識だけで施策を行っていると、ペナルティの対象となる可能性もあるため、ガイドラインには必ず目を通しましょう。

    参考:ウェブマスター向けガイドライン – Search Console ヘルプ

    有料の外部リンク施策以外でガイドライン違反となるようなその他の手法は下記です。(ガイドラインから一部抜粋)

    • コンテンツの自動生成
    • クローキング
    • 誘導ページ
    • 無断複製されたコンテンツ
    • 構造化データのマークアップの悪用

    など

    訪問者を増やすことがSEOの最終目標ではない

    検索順位が上がり、サイトへの訪問数が増加しても、サイトの最終的な目標が増加していないと意味がありません
    SEOはあくまでもサイトでの目標を達成するための手段です。サイトの売り上げやお問い合わせなど、サイトの最終的な目標までを考えてSEOを実施する必要があります。

    例えば、自社のサービスから逆算してSEOを考えるのも有効です。

    お問い合わせをしてくれることや、商品を購入してくれるユーザーから考えてみましょう。

    ユーザーから考えることで、集客したいユーザーが、どんな人で、どんなキーワードを使って検索をするのか考えやすくなります。また、サイトへの流入からお問い合わせまでの導線を一貫して考えることが出来ます。必要なコンテンツを考えることでSEOだけではなくサイトの根本的な改善にもつながります。

    また、SEOは直接的なコンバージョンに繋がる直接的な流入だけではなく、間接的な役割を持たせることが出来ます。

    検索エンジンを通して誰にどういう接点を作っていく(コミュニケーションをとる)のか。ユーザーの検索という行動に対し、SEOが果たす役割を考えましょう。

    しかし、SEOがすべてのサイトにおいて万能というわけではありません。
    サイトの種類や事業の成長のフェーズによっては、他の集客施策が有効なケースということもあるので、実施の検討は、SEOに詳しい方に相談することをお勧めします。

    9章:SEO対策【基礎編】

    企業がSEOで成果をだすためには、以下の3点がポイントです。

    1.技術面の対策

    2.コンテンツ内容、ユーザー体験の対策

    3.サイトの運用体制を構築

    SEOで成果を出す3つのポイント

     

    ①技術面の対策

    一言で言えば、サイトの価値を正しく検索エンジンに認識されるための工夫です。

    直近ではコンテンツの重要性は高まっていますが、Googleにサイトの価値を伝えるSEOの技術ももちろん必要です。

    どんなによいコンテンツを作っても、Googleがそのコンテンツの価値を理解できなければ、意味がありません。

    Googleにサイト・コンテンツの価値を伝えるにあたって重要な技術面の対策が、以下のようなものです。

    • サイトの情報設計
    • title/descriptionの調整
    • サイト内部の技術的な改善
    • 構造化データ
    • 多言語対応

    9章で、技術面の対策に関して詳しく解説します。

    ②コンテンツ内容、ユーザー体験の工夫

    これは大きく「ユーザー理解」とくくることができる施策です。

    ユーザーを理解することで、以下2点を行います。

    1. キーワード調査や、検索結果の傾向調査、ユーザーヒアリングを行い、ユーザーにとって有益な情報提供を行う
    2. ユーザーがストレスなく情報にたどり着けるようにする

    ユーザを理解し、ユーザーのインサイトを把握することは、有益なコンテンツを作るための重要な要素です。

    加えて「サイトの使いやすさ」や「ページの読み込み速度」は重要なユーザー体験であり、SEO対策においても重要です。

    Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。ユーザーのことを考えないSEOでは成果にはつながらないでしょう。

    コンテンツの内容、ユーザー体験の工夫の関しては、具体的には以下のような対応を行います。詳細は10章で解説します。

    • ユーザー理解/ユーザーの潜在的ニーズの把握
    • ユーザーニーズをキーワードで表す
    • キーワードの応えになる記事を作る
    • コンテンツの流通経路の確保(SNSの活用など)
    • WEBサイト自体の使いやすさ
    • 体験の向上

    など

    ③サイト運用体制の構築

    SEOの目的はただの流入獲得ではありません。
    流入を増やし、流入してきたユーザーにCVしてもらい、売上をたてることです。

    そのためには自社の強みや、サービスに関心のある流入を獲得することが必要です。

    やみくもに月間検索回数が多いキーワードを対策するのではなく、ビジネス上の強みは何なのか?
    ターゲットとなるユーザーは誰なのか?を整理し、自社のビジネスに合ったキーワード対策を行うことが重要です。

    ここが不明確なままSEOを行っていても、ビジネスインパクトをもたらすような成果を出すことはできません。

    そのためには、部署を横断してSEOを行うことが必要になります。

    具体的には以下のような活動が考えられます。こちらも11章でもう少し解説します。

    • ビジネス資産/強みを活用した独自のコンテンツ企画
    • コンテンツ制作体制の構築
    • ドメインを活用したサイト設計 など

    など

    10章:SEO対策【技術対策編】

    「マイナスを防ぐ」「プラスの流入を獲得する」を押さえよう

    先ほど、技術対策は一言で言えば、サイトの価値を正しく検索エンジンに認識されるための工夫だ、と記載しました。

    例えば、あなたがとても良質なコンテンツをつくったとして、検索エンジンというロボットが、そのコンテンツの内容を理解できなかったら、どうなるでしょうか。

    検索エンジンはコンテンツの内容を理解していないので、おそらく検索結果に正しく表示されません。

    このようなことを防ぐのが、「マイナス評価を防ぐ技術要件の考え方」です。

    次いで、最近は検索結果がどんどん見やすくなっています。

    たとえば、ECサイトなどでは、テキスト検索よりも、画像の検索結果からの流入の方が多いサイトも増えています。

    ▼2020年3月13日時点「ロースニーカー メンズ」の検索結果

    「ロースニーカー メンズ」検索結果

    検索結果に気に入ったデザインのスニーカーがあれば、その画像をクリックして、ECサイトへ流入します。

    このように、画像検索への対応を行うことで、検索エンジンがあなたのサイトの画像の内容を「スニーカー」「メンズ」だと理解し、画像検索結果に画像を掲載します。

    構造化データやaltタグで画像の情報を検索エンジンに正しく伝えることで、検索エンジンが画像の内容を理解でき、画像検索の上部に表示する可能性があがります。これにより、画像からの流入も期待できます。

    こうした「プラスの流入の獲得」も技術対策でのポイントです。

    内部技術対策24のチェックリスト 

    内部技術は「最低限これだけはしておいたほうがよい」項目があります。

    これらを行うことで、検索エンジンにサイト構造や、なんの情報を発信しているサイトなのかを正しく伝えることができます。

    ▼確認項目の例

    • title・meta descriptionタグ
    • 内部リンク最適化
    • URLの正規化
    • sitemap.xmlの設置
    • JavaScriptリンク

    こうした項目1つ1つの確認には、以下のチェックリストを活用してみてください。

    特にマイナスを防ぐ観点では、以下の対策は必須です。

    SEOの内部対策で確認すべき24のSEOチェックリスト

    11章:SEO対策【キーワード調査、コンテンツ制作、ユーザー体験の向上編】

    コンテンツを作る際に押さえておきたいのは「その記事はどんなキーワードを拾う記事なのか」です。
    やみくもに作りたい記事をつくるだけでは、検索流入は増えません。

    そこで、ユーザーの実際の検索キーワードを見たり、ユーザーの声を拾えるサイトから、流入を引ける余地があるキーワードにあたりをつけていきましょう。

    キーワード調査で使うツール 

    • Googleトレンド(https://www.google.co.jp/trends/)
    • Google Adwords キーワードプランナー(http://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner)
    • 関連キーワードツールhttp://www.related-keywords.com/)
    • Yahoo!知恵袋(https://chiebukuro.yahoo.co.jp/)

    1つ1つ使い方のポイントを見てみましょう。

    ●Googleトレンド(https://www.google.co.jp/trends/)

    ある特定のキーワードの検索の動向を知れるツールです。

    たとえば「成人式」と調べてみると、毎年、1月に検索のヤマがあることが分かります。

    このように季節性のあるキーワードのホットな時期の調査や、最近よく聞くようになった単語はいつごろから検索回数が増えているのか?などを調査する際に便利です。

    Googleトレンド

    ●Google Adwords キーワードプランナー(http://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner)

    キーワードを入力すると、以下のように検索回数(月間平均検索ボリューム)や競合性の一覧が表示されます。

    少額でもリスティング広告配信していれば、キーワードボリュームは「100回」「120回」などある程度正確な値になります。

    キーワードプランナー

    無料で確認する場合、上記のように幅を持たせた数字になってしまいます。

    ただし、検索回数0回のキーワードを見つけることができるので、広告出稿していない場合でも、使ってみることを推奨します。
    検索ニーズのないキーワードで対策してしまわないよう、キーワードの検索回数は確認してください。

    (※検索回数が0回は、月の検索回数が3回でも0回と表示されてしまいます。BtoBなどもともとの検索回数が少ない分野で、問い合わせに近いキーワードは検索回数が非常に少ない傾向があります。そこでむやみに「検索回数0回だから」とキーワードをはじいてしまうと、問い合わせにつながる重要なキーワードをはじくことになってしまうので、注意が必要です。)

    ●関連キーワードツール(http://www.related-keywords.com/)

    特定のキーワードを入れると、そのキーワードとの掛け合わせキーワードをたくさん出してくれるツールです。
    単体キーワードでいきなり上位表示は難しい場合、周辺のキーワードから流入を獲得していくのもよいでしょう。
    関連キーワードツール

    ●Yahoo!知恵袋https://chiebukuro.yahoo.co.jp/)

    Yahoo!知恵袋では特定のテーマで困っている人が、質問を投稿しています。この質問内容で使われている単語や、回答欄で使われている単語を用いて、自社ビジネスに関連するキーワードの組み合わせを考えていきます。

    コンテンツ制作のポイント

    具体的には、以下のようなポイントが上げられます。

    • サイトに来てほしいターゲットを明確にする
    • ターゲットが検索するキーワードなのか?
    • そのキーワードを拾えるコンテンツになっているか?

     

    コンテンツマーケティングを行う際には、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

    コンテンツSEOの始め方:コンテンツを作る前に考えたいこと

    コンテンツは誰のため?何のため?コンテンツマーケティングを成果に導く5つの質問

    12章:SEO対策【コンテンツ制作の体制構築編】

    技術対策を終え、キーワード調査をし、コンテンツ企画を立てるところまでやってくると、重要になるのは以下です。

    • だれがコンテンツを作るのか
    • コンテンツのネタをどこから集めるのか

    だれがコンテンツを作るのか

    コンテンツ作りの点では、文章を書くのが好きな社員がKPIを持って書く、あるいは社員で持ち回りで書く、品質を担保するために外注する・・・などをよく聞きます。

    社内でコンテンツ制作体制を作るとなると、ただ記事を書くだけではなく、編集や、入稿作業、画像の準備などの工数もかかるため、非常に労力を使います。

    そのため、

    • ライティングはライターに外注し、品質担保を自社で行う
    • 記事の執筆・編集ともに社外の専門家にお願いする
    • 入稿作業のみ、外部に委託する

    など、外部の力をうまく活用しているところが多く見受けられます。

    もしコンテンツ作りの担当者になった方がいれば、ぜひこの記事も参考になさってください。

    コンテンツマーケティングで予算を無駄遣いしないためにやっておくべきこと

    コンテンツのネタをどこから集めるのか

    コンテンツをつくるとき、1から記事を書き出そうとすると大変です。

    社内にある勉強会の資料や、提案資料の一部など、使いまわせるものがないか、見渡してみましょう。

    他部署の資料を見る権限をもらったり、他部署の報告会に参加させてもらうこともコンテンツ制作体制の一部に組み込むと、社内の情報をキャッチアップでき、それらをコンテンツのネタとして活用できます。

    こうした自社の強みをとらえたコンテンツを作ることで、単なる流入で終わらせず、自社の認知や、CVにつなげる個性的なコンテンツを作れる可能性を高めることができます。

    13章:継続的にSEOで成果を出す考え方

    SEOの本質はユーザーに有益な情報を伝えること

    以前は、Googleの目を盗んで有料の外部リンクを購入していれば上位表示を達成できていた時代、ただブログを更新し続けることや大量のページを作成していればサイトへ集客できていた時代、がありました。しかし、最近のGoogleは、最適な検索結果を表示させる精度は数年前に比べて格段に向上しています。1ユーザーとして非常に便利だなと感じます。

    外部リンクの購入や、大量の低品質な記事作成が検索結果上位表示のために意味をなさなくなった今、SEO対策を実施する側として何が重要なのか?

    それは、

    「誰に?何を届けるのか?それがユーザーにとって有益な情報なのか?」

    を考えることです。

    コンテンツを作成する際に、これまでも考えてきたことかもしれませんが、これまで以上に考える必要があります。

    SEOに必要なスキルは広く深くなっている

    SEOに必要なスキルは広く、深くなってきています。

    検索結果のリッチ化、YMYLに関わるコンテンツの専門性・権威性・信頼性、サイテーション、サイトのユーザービリティ・ユーザー体験など様々です。

    SEO対策を行う人にとってもSEOのテクニックや知識だけではなく、ユーザーニーズの調査・把握、コンテンツの企画力・校正力、アクセス分析など様々なスキルが必要になってきています。

    また、Googleの検索結果上におけるトレンドの移り変わりは非常に激しく、検索結果もここ5年で大きく変わっています。

    技術的なSEO施策で行うべき技術施策も変わってきています。本当に有効な施策なのかさえ判断することも難しくなってきています。

    SEO対策で成果を確実に出すために

    SEOにおいて確実な成果を出すために具体的にどのようにSEO対策に取り組めばよいのか?

    このような本質的なSEOの取り組み方については、2015年版のSEO入門書「10年つかえるSEOの基本」という本(当社の土居が執筆しています)の中で初心者向けに分かりやすく解説しています。 ご自身でSEOについての価値判断が出来る自信がない、という方は、よく分からずSEO会社に高額な費用を払う前に、事前知識としてご覧いただくことをお勧めします。

    14章:SEOはこれからどうなるのか?

    ここまでのお話を理解した上で、SEOが「検索」という世界において、どのような役割を果たすべきものなのかを解説します。

    検索エンジンはまだ完全ではない

    Googleの検索エンジンとしての精度は日に日に向上しています。昔のように「日常的な事柄について検索していたのに出会い系サイトに辿り着いた」などということはほぼないでしょう。

    Googleのラリー・ペイジ氏が

    「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」

    と述べたことがありますが、直近10年ぐらいの検索エンジンの検索結果を見ていると、早いスピードで完全な検索エンジンに近づいてきていると感じます。

    一方で不完全な部分もあります。

     ・検索する人が、検索する言葉をある程度考えて打ちこまないと欲しい情報に辿りつけない

     ・サイト運営者が、検索エンジンが理解できるようにサイトを作っていないと検索に表示されない

    ということがときどき起こるからです。

    検索エンジン(SEO)の現実

    このような理想と現実とのギャップが存在しています。Googleのような検索エンジンは、このギャップを埋め、よりユーザーにとって利便性の高い検索サービスとなるように、日々その仕組みを改善しています。

    SEOの果たすべき役割

    ユーザーにとって有益な情報を提供し、(検索エンジンの不完全さに対して)工夫することで、その情報が正しく検索結果に掲載されるようにする。

    SEO担当者、検索エンジン、ユーザーの関係

     

    これが、サイト運営者が行う”SEO”の役割であることがわかりましたね。

    適切なユーザーが検索を通じて有益な情報を発見する機会が増えれば、サイト運営側はビジネスを成長させることに繋がるでしょう。

    例えば、2005年に同じことを言えば「単なるキレイ事」でしかなかったかもしれませんが、現在(2019年)そして今後も、このような価値観でサイトを運営できるか、SEOを実施できるかが中~長期的なSEOでの成果の成否を分ける決め手になるのです。


    ◎「ビジネスの成果」に繋がったSEO事例

    経営直下のプロジェクトでSEO改善、昨対比売上71%増を実現した事例《株式会社鎌倉新書》

    コンテンツのリライトで検索流入を700%に改善した事例《freee株式会社》

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