【具体的に紹介】検索順位を上げるために絶対にみるべきSEOの対策リスト17個
自然検索からの流入を増加させるためには、Webサイトの上位表示が必須です。しかし、上位表示は簡単ではなく、押さえておくべき対策が数多くあります。
そのため、本記事では「Webサイトを上位表示させたい」と考えている方に向けて、順位を上げるための具体的な対策を紹介します。順位を上げた事例や参考になるメディアも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、ナイルでは、SEOの基本がわかる資料を用意しました。「検索順位を上げるために押さえておくべきSEOの知識」を知りたい方は、お気軽に無料ダウンロードしてください。
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目次
SEOにおける上位表示の定義
SEOにおける「上位表示」とは、検索結果の1ページ目にサイトが表示されることを指します。
多くの場合は、「10位以内」を指していることが多いです。検索結果全体から見ると、20位でも十分上位であるともいえます。
しかし、検索するユーザーはすでに1ページ目で欲しい情報を得ているか、別のキーワードで再検索していると考えられるため、2ページ目以降はほとんどクリックされません。
そのため、SEOで多くの流入を狙うためには、1ページ目への表示、さらには1位から3位での表示が必要不可欠なのです。
検索エンジンが表示順位を決めるプロセス
いきなり上位表示させることはできませんので、まずは検索エンジンが表示順位を決めるプロセスを理解しておきましょう。
現在、日本で利用されている検索エンジンは、GoogleとYahoo!がほとんどを占めます。Yahoo!はGoogleの検索技術を利用しているため、ここではGoogleの仕組みを前提に、3つのステップに分けて解説します。
プロセス1 クローラーで情報収集する
検索エンジンは、世界中のWebサイトをクローラーが巡回して見回っています。
クローラーは、サイト全体の構造やページの内容などをチェックし、情報収集を行います。これが、クローリングです。
このクローラーについては、以下の記事でも詳しく解説しています。クローラーの仕組みや最適化のポイントも紹介しているので、併せて参考にしてください。
プロセス2 インデックスして情報を保管する
クローラーが収集した情報の内容を整理し、データベースに保存することをインデックスといいます。
ユーザーが検索を行うと、インデックスされた情報が呼び出され、検索ワードとの関連度やコンテンツの質の高さなどに応じて順位付けされて、検索結果として表示されます。
インデックスについては以下の記事でより詳しく解説しています。Webページのインデックスをスムーズに促すポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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プロセス3 アルゴリズムによりランク付けをする
検索エンジンは、インデックスされた多くのWebページを評価していきます。
この評価基準を、「アルゴリズム」といいます。評価基準がわかればそれに合わせてWebページを最適化すれば良いのですが、Googleはアルゴリズムの詳細な内容を公開していません。
またGoogleは年に数回、検索順位のランキングを大きく変えるコアアルゴリズムアップデートを行っています。
そのほかにも、日々細かなアップデートも実施されています。そのため、目先にあるアルゴリズムの変化に惑わされることなく、コンテンツの品質を重視して、長期的視点で取り組むのがおすすめです。
アルゴリズムに関しては以下の記事でも解説しています。アルゴリズムとSEOの考え方に関しても、より詳しく記載しているので、ぜひご一読ください。
検索順位を上げるために絶対にみるべきSEO対策17選
検索順位を上げるために必要な要素は、大きく4つの方向性に分けられます。
- ニーズメットなコンテンツを制作する
- 品質の高いコンテンツ制作する
- 内部対策を実行する
- 外部対策を実行する
基本的には上記の内容をやりきることが重要です。
そこで、それぞれを分解して、具体的にどのような対策が必要になるのかを紹介します。
検索順位を上げるために絶対にみるべきSEO対策17選
- 対策1 URLの正規化を行う
- 対策2 SSL認証されたドメインにする
- 対策3 構造化マークアップを実装す
- 対策4 パンくずリストを設置する
- 対策5 XMLサイトマップを作成する
- 対策6 モバイルフレンドリーにする
- 対策7 ページの表示スピードを上げる
- 対策8 画像にはaltタグを入れる
- 対策9 対策キーワードが適切か確認する
- 対策10 コンテンツ同士に内部リンク設置する
- 対策11 良質な被リンクを増やす
- 対策12 タイトル、メタディスクリプションを改善する
- 対策13 見出しに対策キーワードを含める
- 対策14 対策キーワードの検索意図を満たしているコンテンツにする
- 対策15 一次情報を出す
- 対策16 コンテンツに監修者 / 著者情報を入れる
- 対策17 会社概要ページを作成する
対策1 URLの正規化を行う
URLの正規化とは、Webサイト内で重複した内容や類似したページがある場合に、どのページを検索エンジンに評価してもらうかを示す施策です。URLの正規化を行わなければ、意図しない形で検索エンジンに評価される恐れがあり、検索結果に影響を及ぼします。
例えば、「www.」の有無が違うだけのページが存在するとします。ページに書かれている内容は同じでも、検索エンジンはURLが違うために、「www.」がある記事と「www.」がない記事を同じだと判断できません。
すると、本来1ページとして受けられるはずだった評価が「www.」があるページとないページで分散してしまったり、重複コンテンツと見なされてペナルティを受けたりする可能性があります。
このような意図しない形で評価されない状態を防ぐためには、URLの正規化が必須です。
よくある正規化されていない例と対策方法は「URL正規化とは?よく見る正規化されていないパターンとその対処法について」で紹介しているので、あわせてご覧ください。
対策2 SSL認証されたドメインにする
SSL認証とは、改ざんや盗聴を防止する「情報の暗号化機能」と、運営者の身元を確認できる「実在証明書」が認められた状態です。
このSSL認証は、SEO対策として欠かせません。Googleは、Google検索セントラルブログにて「SSL化されたWebサイトをランキング評価で優遇する」と明言しています。
ほとんどのサイトがSSL認証されている中で、自社のサイトだけがSSL認証されていないと、検索順位を上げるのは困難です。
また、SSL認証されることは、サイトに訪れたユーザーの安心感にもつながります。SSL認証がされていないサイトは、訪れたユーザーに「セキュリティ面での保護がされていない」という警告が表示されるよう、Googleが設定しました。
警告が出ると、訪れたユーザーが不安に思い、離脱につながってしまいます。
SSL認証の詳細は「SSL証明書(SSL化)とSEOの効果とは」で紹介しているので、ご一読ください。
対策3 構造化マークアップを実装する
構造化マークアップとは、検索エンジンのクローラがサイトの内容を理解しやすくするための施策です。なお、クローラーとは、インデックスを作成するためにWeb上のデータを取得するプログラムを指します。
このクローラーに対してサイトを評価してもらうためには、HTMLにタグを付ける必要があります。
通常、人間はテキストを見ただけである程度の意味を把握できますが、クローラーは人間ほどの精度で意味を理解できません。そのため、タグを付与して検索エンジンでも理解できる形式にすることが必要です。
詳しくは「構造化データとは?非エンジニアでもよく分かる!初心者向け徹底解説!」で具体例を交えて詳細に解説しています。
対策4 パンくずリストを設置する
パンくずリストとは、ページに訪れたクローラーやユーザーに、今どのページを見ているのかをわかるようにするナビゲーションです。
Webサイトの階層が複雑だと、ユーザーはどの位置のページを閲覧しているのかわかりません。クローラーも同様に、パンくずリストがないとサイトの構造を把握できず、サイト内を回遊しにくくなります。
パンくずリストを設置すれば、ユーザーもクローラーもサイト全体の構造を把握でき、サイトを巡回しやすくなります。
パンくずリストの詳細は「パンくずリストとは?WEBサイトの超基本とSEO効果について」でご確認ください。
対策5 XMLサイトマップを作成する
XMLサイトマップとは、サイト内にあるコンテンツや構造をクローラーに伝えるためのファイルを指します。ユーザー向けではなく、検索エンジン向けの対策です。
XMLサイトマップを作成してGoogleに送信することで、クローラーがそのサイトの構造を理解しやすくなり、重要なページや新規ページなどへ優先的にクロールさせられます。
XMLサイトマップの作成方法は「サイトマップとは?SEO効果、XMLサイトマップの作成方法を解説」で紹介しています。
対策6 モバイルフレンドリーにする
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンのようなモバイル端末でWebサイトを閲覧する際に、快適な体験をもたらすように設計することです。具体的に、Googleは下記の基準を挙げています。
- モバイル端末において一般的ではないソフトウェアを使用していない
- ズームしなくても判読できるテキストを使用している
- コンテンツのサイズが画面サイズと一致している
- リンクが簡単にタップできるよう、それぞれのリンクが離れた状態で配置されている
このようなモバイルフレンドリーな設計は、ユーザーの利便性向上だけではなく、検索結果の評価にも影響します。
詳細は「【SEO対策】モバイルフレンドリーとは?自サイトの確認方法を解説」で解説しているので、あわせてご覧ください。
対策7 ページの表示スピードを上げる
Google検索結果ランキングの指標に「ページの表示速度」があります。順位に大きく影響するわけではないようですが、極端にページの表示スピードが遅いサイトは、マイナスの影響を受けてしまう可能性があります。
また、ページの表示スピードはSEOへの影響だけではなく、ユーザーの満足度に直結するため、速いに越したことはありません。表示が遅くなればなるほど、訪れたユーザーの離脱につながります。
ユーザーが離脱してしまうと、コンバージョンにつながらず、メディアの目的を達成できません。順位の向上に加え、コンバージョンの獲得のためにも、ページの表示速度はある程度速いことが求められます。
ページ表示速度のSEOへの影響や、速度を改善する方法は「ページ表示速度のSEOへの影響は?サイトの表示速度改善のメリット」で紹介しています。
対策8 画像にはalt要素を入れる
サイトに画像を挿入する際は、alt属性を入れましょう。alt属性とは、その画像の代替テキストを指定するタグのことです。画像が表示されない場合や音声読み上げブラウザでは、alt属性で指定されたテキストを表示・読み上げします。
alt属性は、Googleのクローラーに画像を認識させる役割もあります。Googleの画像認識精度は上がっていますが、まだ画像の内容を完全に理解するには至っていません。そのため、alt属性を設定し、クローラーが画像の内容を把握しやすくすることが推奨されています。
alt属性の詳細は「alt属性とは?基礎知識や設定方法をわかりやすく解説」でご確認ください。
対策9 対策キーワードが適切か確認する
対策キーワードが適切でなければ、順位はなかなか上がりません。例えば、検索結果が政府のサイトやニュース記事ばかりのキーワードでコンテンツを制作しても、SEO記事で順位を上げるのは難しいです。
また、キーワードを選定する際は、すべてのキーワードに対して闇雲にコンテンツを制作するのはおすすめしません。
SEOで順位を上げるためには、関連するコンテンツ同士を内部リンクでつなげ、互いに評価を高め合う必要があります。しかし、闇雲にコンテンツを制作しては、孤立するコンテンツが出てきてしまいます。
そこでおすすめなのがトピッククラスターを意識したキーワード選定です。
トピッククラスターとは、中心となるメインコンテンツを核として、補足するコンテンツを内部リンクでつなげる構造です。記事単体で順位を上げるのではなく、関連記事同士で評価を高め合いながら順位を上げる戦略として、多くのメディアが採用しています。
トピッククラスターには、順位を上げられるだけではなく、専門性を高められるというメリットもあります。特定のテーマに絞ってコンテンツを制作していくことで自然と専門性が高まり、Googleから評価されやすくなり、結果として検索順位の向上につながります。
対策10 コンテンツ同士に内部リンク設置する
コンテンツを制作する際は、関連するコンテンツ同士で内部リンクを設置しましょう。内部リンクとは、自社サイトのコンテンツをつなぐ設定のことです。適切に設置できていれば、ユーザーやクローラーの回遊性を高め、検索順位の向上が期待できます。
内部リンクを適切に設置するためには、先程紹介したトピッククラスターを採用するのがおすすめです。トピッククラスターは、内部リンクでつなぐことを前提としています。事前に内部リンクの設置を計画できるため、関連性の高いコンテンツ同士を漏れなくつなげられます。
また、内部リンクが集まるコンテンツはGoogleの評価が高くなりやすいです。核となるメインコンテンツに内部リンクを集めることで、競合が多いキーワードでも検索順位の向上が期待できます。
効果的に内部リンクを設定するポイントは「内部リンクとは?SEO効果を得るための内部リンク最適化について」で紹介しているので、ご一読ください。
対策11 良質な被リンクを増やす
検索順位を上げるためには、良質な被リンクを獲得することも重要です。被リンクとは、ほかのWebサイトに設置された自社サイトへのリンクを指します。被リンクが獲得できれば「リンク先のページに信頼できる良質なコンテンツがある」と検索エンジンが判断し、順位の向上につながります。
ただし、あくまでも「良質」であることが望ましく、関連性の薄いサイトから被リンクが多く集まっても検索順位の向上は期待できません。大切なのは、検索エンジンからの評価が高く、自社サイトとの関連性が高いWebサイトから、自然な形でリンクを設置してもらうことです。
被リンクを獲得するコツは「【徹底解説】被リンクとは?増やす方法やまだまだSEOにおいて重要な理由」で解説しています。
対策12 タイトル、メタディスクリプションを改善する
既存コンテンツへのテコ入れとして効果が出やすいのが、タイトルやメタディスクリプションの改善です。
特にタイトルは、少し変えるだけで順位が上がったり、順位は上がらなくてもクリック率が上がったりする可能性があります。
検索結果を見たユーザーは、タイトルやメタディスクリプションを見てクリックするか決めます。タイトルやメタディスクリプションが魅力的ならクリックしてもらえますし、ユーザーの興味をひけなければ読んでもらえません。
順位を上げるため、そしてクリックしてもらうために、タイトルとメタディスクリプションを見直しましょう。
効果的なタイトルやメタディスクリプションを作成するポイントは、下記の記事で解説しています。
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対策13 見出しに対策キーワードを含める
見出しに対策キーワードを含めることで、クローラーに何をテーマにしたコンテンツなのかが認識されやすくなります。クローラーは、h2やh3などの見出しタグを読んでコンテンツの内容を判断します。
例えば「SEO」というキーワードで制作した場合、見出しにも「SEO」と入れることでクローラーに「この記事は『SEO』について書かれている記事であること」を伝えられます。
ただし、キーワードを含めるために不自然な日本語になってはわかりづらくなるため、読みやすさも重視しましょう。
【編集長コメント】
見出しに対策キーワードを入れるのは重要ですが、無理に詰め込みすぎるとユーザビリティが悪くなり、SEOにおいて逆効果になります。またやりすぎるとGoogleからのペナルティの対象になりかねないので注意しましょう。
対策14 対策キーワードの検索意図を満たしているコンテンツにする
対策キーワードの検索意図が、コンテンツの内容とマッチしているかも、順位を上げるための大切な要素です。
検索意図を満たしていないコンテンツは、基本的に検索順位が上がりません。もし上位表示されたとしても、訪れたユーザーは欲しい情報を得られないため、コンテンツの中身を見ることなく離脱してしまいます。ページ内でユーザーがとった行動も検索順位に影響するため、ユーザーが読まずに離脱すると、順位の低下につながってしまいます。
対策キーワードに対してユーザーが求めている情報を考え、ユーザーが満足する内容にすることが重要です。
【編集長コメント】
特に最近のSEOでは検索意図を満たしているか(=ニーズメット)が重要視されている傾向にあります。上位表示されているコンテンツをチェックすると、他の記事より文字数が少ない記事が上位に表示されていることもあります。
ニーズメットを考える際に重要なのは「検索意図を満たす情報量」です。
例えば、「SEO費用」というキーワードに対して、SEOとは~などSEOに関して網羅的に10,000文字程度で解説すると、費用に関しての部分は全体の10%程度(=1,000文字)程度になります。
それよりは3,000字でも良いのでSEOの費用というトピックに絞った記事のほうが検索意図を見たす情報量が多いと判断され、Googleから評価されるなどのこともあります。
もちろんキーワードにもよるので一概には言えませんが、ぜひコンテンツ作成を行う場合は上記の観点もチェックすると良いでしょう。
対策15 一次情報を出す
コンテンツの中に一次情報が含まれていると、順位が上がりやすいと言われています。一次情報とは、運営者が持つオリジナルのノウハウや経験など、他者が用意できない情報のことです。
一次情報は、Googleがコンテンツを評価する要素のひとつである「E-E-A-T」においても重要視されています。一次情報がなければ、他サイトのコンテンツとの差別化ができず、ユーザーからの評価も得られません。
個人のサイトなら実体験を交える、企業のサイトであれば事例を掲載するなど、経験ベースでコンテンツを作りましょう。
対策16 コンテンツに監修者 / 著者情報を入れる
コンテンツに監修者や著者情報を入れることも、順位を上げるために大切です。Googleは、評価の基準として権威性や信頼性を重視してます。監修者や著者情報を明記することで、コンテンツに権威があることや、信頼できる情報であることの証明です。
例えば、法律関連のコンテンツを制作する場合は、弁護士に監修してもらい、弁護士の情報を掲載するのが好ましいです。
SEOだけではなく、読者に信頼してもらうためにも有効なので、積極的に監修者や著者情報を掲載しましょう。
ナイルでは実際に下記のような形で著者情報や監修者情報を出しています。
対策17 会社概要ページを作成する
サイトの運営元がわからなければ、読者は情報を信頼していいか判断できません。信頼性を高めるためには、会社概要やabout usなど、運営者の情報を掲載したページが必要になります。
例えば会社概要のページでは、下記の情報を掲載することが一般的です。
- 会社名
- 所在地
- 代表連絡先
- 代表者名
- 資本金
これらの情報を掲載することで、読者への信頼度が高まり、E-E-A-Tの対策にもなります。
実際に検索順位を上げた事例
「MA」で自然検索結果1位 | アドビ株式会社
実際に検索順位を上げた成功事例として、アドビ株式会社を紹介します。
同社では、MAツール「Adobe Marketo Engage」の日本語サイトでSEO施策に取り組み、検索順位の向上を実現しました。
以前は、主にオフラインのイベントやデジタル広告などでリードを獲得していましたが、常にリードを獲得できるわけではありません。イベントが開催されないと、リードが獲得できない期間が発生します。そこで、継続的にリードを獲得するために、SEOを強化しました。
3ヵ月かけてサイト分析と競合キーワード分析を行い、施策を考え、インパクトがあり実装の難易度が低い施策から優先して着手。具体的には、ビッグキーワードでの順位獲得をメインにした記事の制作や、ページ内の回遊率を高めるような内部リンクの追加などを行いました。
結果的にビッグキーワードで検索上位を獲得し、SEOでのリード獲得数が約150%、SEO経由の商談件数も130%ほど向上しました。
検索順位はどれくらいであがる?PDCAの回し方を紹介
SEOはすぐに効果が表れるものではありません。最低でも数ヵ月から半年の期間が必要だと、Googleが公式に明言しています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
引用:SEOのスタートガイド(SEO業者の利用を検討する/Google検索セントラル)
そのため、コンテンツを制作・更新したら、数ヵ月は慌てずに様子を見ましょう。その間に、別のコンテンツ制作や新たなキーワード調査、競合調査などを進めるのがおすすめです。
数ヵ月から半年経ってGoogleの評価が得られた際、ホッとして放置するのは危険です。順位はいつ変動するかわからないため、定期的な観察・分析・改善が欠かせません。
具体的には、まず重要な指標を定点観測します。具体的な指標と計測する方法の例をまとめました。
指標 | 確認ツール |
---|---|
検索順位 | Google Search Console |
セッション数 | GA4 |
ページ離脱 | GA4 |
巡回頻度 | Google Search Console |
これらの指標が上下した場合は、検索結果を確認し、上がったサイトとの差分を確認して原因を探ります。対策しても順位が変わらない場合は、Google Search Consoleでクローラーが巡回しているかを確認するのがおすすめです。
検索順位が上がっているのにもかかわらずセッション数が上がらないなら、対策キーワードの有効性やクリック率を確認しましょう。タイトルを変更することで、セッション数が増えるケースもあります。
ページ離脱率が高くなった場合は「内容をわかりやすくリライトする」や「読みやすくサイトデザインを変更する」などの対策が必要です。
巡回頻度は、クローラーがサイトに訪れる頻度のことを指します。頻度が下がっている場合は、Google Search Consoleでインデックス登録をリクエストを行う、被リンクを獲得する、内部リンクを設置するなどの対策を試しましょう。
上位表示を目指す上で必ず目を通したいメディア・資料2選
ここからは、上位表示に必要な知識を学ぶのに必須の情報メディア・資料を2つ紹介します。
順番に見ていきましょう。
メディア1 Google検索セントラル
Google検索セントラルは、SEOに関する多くの情報が確認できるGoogle公式サイトです。
現在、日本で利用されている検索エンジンのほとんどをGoogleが占めています。そのため、「検索エンジンでの上位表示」を目指すためには、Googleへの理解が必須です。
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、SEOについて初心者向けにまとめられているので、併せて確認するとさらに理解が深まります。
メディア2 Google General Guidelines(Google検索品質評価ガイドライン)
Google General Guidelines(Google検索品質評価ガイドライン)は、Googleが検索エンジンの品質を、外部メンバーに評価してもらうための評価方法を説明した資料です。
文書は英語のみで公開されており、正式な日本語訳は公開されていません。しかし、この内容を読むと「Googleがどのようなページを上位表示させたいか」がわかります。手間はかかりますが、翻訳ツールなどを使って確認してみるとよいでしょう。
上位表示される良質なWebサイトを作ろう
自然検索で上位表示を実現するには、多角的な施策と、ある程度の時間が必要です。
しかし、自然検索の上位表示には、新たなユーザー接点が生まれるという集客面での大きなメリットがあります。試行錯誤を繰り返しながら、上位表示を目指してください。
なおナイルでは、SEOの基本がわかる資料をご用意しています。「上位表示のノウハウを学びたい」「SEOについて基礎から理解したい」という方は、お気軽に無料ダウンロードしてください。
SEOにお困りの方へ
本資料はSEOに必要な基本的な知識を理解し、最適な結果を得るために役立つ方法を詳細に説明しています。SEOに関連する問題に直面している方は、無料の相談サービスを利用することで、解決策を見つけることができます。ぜひ、今すぐお申し込みください!
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