多くのビジネスパーソンや旅行者が使用する旅行予約サイトにとって、SEOは欠かせない施策です。
しかし、旅行予約サイトのタイプや条件によって、適切なキーワード戦略は異なるため、自サイトに合った施策を行わないと効果を出すことは難しいでしょう。
そこで、この記事では、ホテル予約サイト、航空券予約サイト、ツアー予約サイトなど、各種予約サイトにおける効果的なキーワード選定やコンテンツ制作のポイントについて詳しく解説します。
集客・コンバージョン数を増やしたい方へ
目次
旅行予約サイトがSEOに取り組んだほうがいい理由
まず、旅行予約サイトがSEOに取り組んだほうがいい理由には、次のようなものがあります。
それぞれについて詳しく紹介しましょう。
<旅行予約サイトがSEOに取り組むべき理由>
予約前の比較検討段階でユーザーの検索行動が活発化するから
旅行を予約する際、多くのユーザーは複数の宿泊施設や交通手段、観光プランを比較検討します。
この段階では、価格や口コミ、特典情報を調べるために検索エンジンを活用するケースが多いでしょう。
例えば、「東京 ホテル おすすめ」「沖縄 ツアー 比較」といったキーワードで検索するユーザーは、まさに予約を決める直前の層です。
このタイミングで検索結果に自サイトが表示されれば、ユーザーを誘導しやすくなります。
逆に、SEOが不十分で検索結果に表示されない場合、競合サイトに流れてしまい、機会損失につながる可能性が高まるでしょう。
イメージ向上や認知拡大につながる可能性があるから
SEOは、予約数の向上だけでなく、ブランドの認知度を高める効果も期待できます。
旅行予約サイトは、広告やSNSでのプロモーションも重要ですが、検索結果の上位に表示されることで「信頼できるサイト」として認識されやすくなります。
例えば、ユーザーが「北海道 家族旅行 モデルコース」などの情報を検索し、自サイトの記事が上位に表示されていれば、ユーザーは信頼感をもってサイトを訪問してくれるでしょう。
また、良質なコンテンツを継続的に発信し、検索結果での露出を増やすことで、「旅行予約ならこのサイト」というポジションの確立につながる可能性もあります。
つまり、単に予約を獲得するためだけでなく、中長期的なブランド戦略としてもSEOの活用が有効といえるでしょう。
SEOに取り組んだほうがいい旅行予約サイトのタイプ
続いて、旅行予約サイトのタイプ別に、集客や売上獲得のためにSEOに取り組むべきポイントを解説します。
ホテル予約サイト
ホテル予約サイトとは、ホテルや旅館、民宿などの宿泊施設を予約するためのサイト。
「キーワードから探す」「地域から探す」「日付・エリアを指定して探す」といった条件を絞り込んで宿泊先を探すことができます。
国内の主なホテル予約サイトには「楽天トラベル」「じゃらんnet」「一休.com」などがあります。
このようなホテル予約サイトを主に利用しているのは、旅行者とビジネスパーソン。
ビジネスパーソンの場合、出張のほか、残業や飲み会などで終電を逃した際に利用するケースも多いようです。
ホテル予約サイトは、1件あたりの売上はそれほど大きくありませんが、1人あたりが年間で利用する回数が航空券予約サイトやツアー予約サイトに比べて多く、コンバージョン率(CVR)が高くなります。
そのため、売上が安定することから、旅行予約サイトの中でも特にSEOに注力したいサイトといえるでしょう。
人口が減少傾向にあり、新規顧客の開拓が難しい国内のホテル予約サイトの場合は、既存顧客との関係性を構築してリピーターになってもらうことが重要。
一度予約した人が何度も使いたくなるような設計を意識し、LTVを伸ばしてください。
また、一般的に知られていない穴場的な地方のホテルや、なかなか予約が取れない有名なホテルなどを掲載できると「良いホテルが取れるサイト」としての評判を得ることができ、ホテル予約サイトとして選ばれやすくなります。
航空券予約サイト
航空券予約サイトは、飛行機の座席を予約するためのサイトです。
「エアトリ」「スカイスキャナー」などが代表的で、出発地と目的地、出発日からフライトを絞り込んで予約することができます。
主な利用者は、宿泊先が決まっている旅行者や、出張もしくは単身赴任中のビジネスパーソンになり、中でも出張が多いビジネスパーソンは、1年に何度も利用する可能性があります。
ツアー予約サイト
ツアー予約サイトは、「JTB」「トラベルコ」「HIS」などに代表される、パッケージツアーを販売しているサイトです。
ツアー内容は多彩で、例えば目的地までの移動手段と宿泊施設だけを提供し、旅行の中身は自由に計画できるタイプや、旅行のプランが決められており、旅行中の交通手段や添乗員が含まれているタイプなどがあります。
ツアー予約サイトを利用するのは、主に国内外の旅行者。
多い人でも年に1~2回程度になるため、年間の利用頻度は高くはありません。
ただ、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、長い休みの期間は特に需要が高まるため、その時期の機会損失を防ぐ意味でも、SEOには積極的に取り組んだほうがいいでしょう。
データベース型ページの効果的なキーワード選定
データベース型ページとは、データベースの情報をもとにページが自動生成されるページのことです。
旅行予約サイトでは、ホテルやフライト、ツアーなどの情報が一覧表示されるページが該当します。
ここでは、サイトのタイプ別に、データベース型ページで行ったほうがいいキーワード選定のポイントについて紹介します。
<旅行予約サイトのタイプ別:データベース型ページのキーワード選定>
ホテル予約サイト
ホテル予約サイトのデータベース型ページで最も注力したいキーワードは次の2つです。
<ホテル予約サイトのデータベース型ページで注力したいキーワード>
- ホテル×◯◯(地名やエリア名)
- 宿泊×◯◯(地名やエリア名)
旅行を計画しているユーザーの多くは、「ホテル 沖縄」のように「ホテル×◯◯(地名やエリア名)」「宿泊×◯◯(地名やエリア名)」といったキーワードで検索します。
そのため、旅行先として人気のある地名であるほど検索ボリュームが大きくなり、検索結果の上位に表示されれば、大量のアクセスを獲得できます。
ただし、検索ボリュームの大きいビッグキーワードは競合が多く、上位表示が難しいキーワードでもあります。
高いブランド力を持ち、SEOに力を入れている大手旅行代理店が検索結果の上位を占めることが多くなりがちなため、後発サイトの場合はそういった状況であっても、検索上位を取れるかを見極めるようにしましょう。
検索上位を獲得するのが難しい場合、まずはビッグワードでの勝負は避けて、ユーザーの細かいニーズに対応した複合キーワードでの検索上位を狙うのがおすすめです。
例えば、「ホテル 横浜 大浴場」「宿泊 長野県 子連れ」といったキーワードが該当します。
こういった複合キーワードは、ビッグキーワードに比べて需要が少ないため、検索上位を狙いやすいほか、ユーザーが明確な検索意図を持っているのでコンバージョン(CV)につながりやすいという特徴があります。
航空券予約サイト
航空券予約サイトのデータベース型ページでは、次のキーワードの対策が必須です。
<航空券予約サイトのデータベース型ページで注力したいキーワード>
- 航空券×◯◯(地名・空港名)
- 飛行機×◯◯(地名・空港名)
- ◯◯(出発地)×◯◯(到着地)
ここでも、ユーザーの目的地と掛け合わせたキーワードがメインになりますが、地名だけでなく空港名での検索ニーズも考えられるので、その対策も視野に入れましょう。
また、飛行機ではなく新幹線でも行ける土地の場合、「◯◯(出発地)×◯◯(到着地)」のキーワードでは、新幹線やバスなど他の移動手段による情報が表示されることがあります。
例えば、「名古屋 東京」では新幹線やバスの情報が表示されますが、「福岡 羽田」であれば航空券の予約サイトが表示されます。
新幹線やバスの情報が検索上位に表示されている場合、航空券予約サイトがそのキーワードで上位を獲得できる可能性は低くなるため、対策する優先度は下げてもいいでしょう。
このように、対策するキーワードが航空券以外の情報とかち合っていないかを確認することで、効率的に対策するキーワードの優先度を判断できます。
ツアー予約サイト
ツアー予約サイトの場合、次のようなキーワードでデータベース型ページの検索上位を狙う形になると考えられますが、難易度はやや高くなることが考えられます。
<ツアー予約サイトのデータベース型ページで注力したいキーワード>
- ツアー×◯◯(地名・国名・観光地名)
ツアーを探しているユーザーの多くは、「ヨーロッパ ツアー」のように、特定の旅行先を含むキーワードで検索します。
また、旅行のスタイルや目的によってさらに細分化されることがあり、例えば「ツアー ハワイ 家族向け」「ツアー 北海道 冬」「北海道 シニア向けツアー」など、特定のニーズを反映した複合キーワードも有効といえるでしょう。
こうしたキーワードで検索上位を狙うことで、ユーザーの検索意図と合致したページを提供しやすくなりますが、データベースページよりもサービスページのほうが検索上位を獲得できる傾向にあると考えられます。
理由としては、「何日間のツアーなのか」「何人で行くのか」「どのエリアを回るのか」など、ひとつの土地でもニーズが幅広くあるため、サービスページで検索意図に沿ったコンテンツを作り、そこからデータベース型ページへ誘導するほうが効率的です。
コラムページでの効果的なキーワード選定
コラムページとは、ユーザーが検索するキーワードに対して有益な情報を提供する読み物ページのこと。
こういったコンテンツページを制作するにあたってのキーワード選定のポイントについて解説します。
対策キーワードの検索上位の記事がコラムページかを確認する
まずは「旅行×◯◯(地名やエリア名)」「観光×◯◯(地名やエリア名)」など、検索ボリュームが多いキーワードから対策を検討します。
このようなキーワードは、検索上位に表示されているのがサービスページやデータベース型ページか、コラムページかのどれかに偏っている場合があります。
検索結果に表示されているほとんどがサービスページやデータベース型ページの場合は、そのキーワードでコラムページを上位表示させるのは難しいでしょう。
例えば、キーワード「台湾 旅行」の検索結果では、旅行予約サイト各社の台湾旅行ツアー商品やホテルなどを紹介したサービスページが上位を占めている一方、キーワード「島根 旅行」の検索上位は島根の観光スポットを紹介するコラムページが占めています。
このように、似たキーワードでも地名によってユーザーの検索意図が異なります。
そのため、コラムページを制作する際は、必ず対策キーワードの検索結果を見て、ユーザーの検索意図を確認してから進めるようにしましょう。
「温泉」関連など、検索ボリュームの大きいキーワードを対策する
「旅行×◯◯(地名やエリア名)」「観光×◯◯(地名やエリア名)」のほかにも、検索ボリュームが大きく、旅行を目的として検索していると思われるキーワードは対策したほうがいいでしょう。
特に「温泉」に関するキーワードは検索されやすいです。
<「温泉」に関連するキーワードと検索ボリューム>
※検索ボリュームは変動します
ただ、注意したいのは「◯◯(食事や食べ物)×◯◯(地名やエリア名)」「◯◯(名産品)×◯◯(地名やエリア名)」といったキーワードです。
これらのキーワードは検索ボリュームが多くても、ユーザーが必ずしも旅行を目的として検索しているとは限りません。
お取り寄せなどの目的で検索していることもあるため、各キーワードの検索結果を見て、ユーザーの検索意図を踏まえて対策するかどうかを判断しましょう。
検索ボリュームが多く、さらに旅行が目的だと考えられるキーワードの場合、対策を検討してください。
旅行予約サイトで取り組むべきSEOとは
キーワードに対応したページを検索結果の上位に表示させるには、テクニカルSEO、コンテンツSEO、外部対策という3つのSEOに取り組むことが重要です。
<検索上位を獲得するために必要なSEO施策>
ここでは、それぞれの施策について、具体的な内容を紹介します。
テクニカルSEO
テクニカルSEOは内部対策ともいい、検索エンジンに評価される土台づくりに不可欠です。
Webページが検索結果に表示されるには、クローラーというロボットがWebページを巡回し、収集した情報をデータベースに登録(インデックス)する、といったプロセスが必要になります。
そして検索が行われた際に、検索エンジンにインデックスされているWebページの中から、検索キーワードと関連するものが独自のアルゴリズムでランク付けされ、検索順位が決定する仕組みです。
<検索エンジンが検索順位を決定する仕組み>
テクニカルSEOは、検索エンジンがWebサイトを適切にクロールし、インデックスされるようにする施策になります。
では、テクニカルSEOとして行ったほうがいい主な項目を見ていきましょう。
<主なテクニカルSEO>
内部リンクの設置
内部リンクとは、同じWebサイト内の異なるページ同士を結びつけるリンクのこと。
これを適切に設置することで、クローラーがWebサイト内を巡回しやすくなる効果が期待できます。
逆に内部リンクが少ないと、Webサイト内に「道」がない形になるため、クローラーが効率的に巡回しにくく、インデックスされるまでに時間がかかります。
そのため、内部リンクは積極的に設置するようにしましょう。
<内部リンクによって、クローラーが巡回しやすい状態・しにくい状態>
ただし、設置する内部リンクは、ユーザーが閲覧しているページと関連性の高いページであることが大切です。
SEOのみを目的に、関連のない低品質のリンクをむやみに設置するとペナルティの対象になる可能性があります。
ユーザーが閲覧中のページに関連する情報をより深く、より広く知ることができるページへのリンクを設置すると、サイト滞在時間も長くなるなどユーザー行動面での改善にもつながるでしょう。
<参考記事>
内部リンクとは?メリットやSEOに効果的な設置の仕方を解説
XMLサイトマップの作成
Webサイト全体のページやコンテンツを、わかりやすく見せるための構成図をサイトマップといいます。
その中でも、検索エンジンにクロールしてほしい、重要なページを伝えることを目的としているのが、XMLサイトマップです。
XMLサイトマップがあることで、内部リンクがほとんどないページへのクロールを促進するほか、優先してクロールしてほしいWebページを検索エンジンに伝えることができます。
そのため、ページ数が膨大で、すべてのWebページでクロールされないこともある大規模サイトは、特に必要でしょう。
XMLサイトマップの作成方法については、次の記事で紹介しています。
<参考記事>
サイトマップとは?2種類それぞれの作成法やSEO効果を解説
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、高品質のコンテンツを多く発信することで、検索エンジンからのWebサイトへの評価を高め、検索結果に良い影響を与える施策のこと。
具体的に下記のようなことを踏まえて、コンテンツ制作を進めてください。
<コンテンツSEOで必要なこと>
ペルソナを設定し、ユーザーのニーズを把握する
ユーザーの細かなニーズに応える情報を発信するために、まずはペルソナ設定を行うことをおすすめします。
ペルソナとは、自社サービスの理想的な顧客の人物像を指すもの。
ユーザーインタビューなどを通して、ターゲットとなるユーザーの具体的な人物像を設定します。
<ターゲットとペルソナの違い>
旅行予約サイトの場合、氏名や年齢、性別、住所、職業、年収、家族構成などに加えて、旅行に関する考え方や行動も設定します。
例えば、海外旅行派か国内旅行派か、主な旅行の目的はグルメなのかショッピングなのか、こうした要素を細かく設定することで、発信する情報の方向性が明確になります。
ユーザーが求める情報をもりこむ
Googleでは、検索上位に表示するコンテンツについて、次のように発表しています。
Google の自動ランキングシステムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。
※引用:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 - Google 検索セントラル ブログ
そのため、そのキーワードで検索したユーザーが、具体的にどのような情報を求めているのかを把握し、それに応じて適切な情報を提供することを意識してください。
ユーザーの求めている情報を把握するには、対策キーワードの検索上位にある競合ページの内容を確認しましょう。
キーワードが「沖縄 観光 冬」だった場合、検索上位を見ると、冬の沖縄でおすすめの観光スポットを紹介しているページが並んでいるため、それがユーザーのメインのニーズだと考えられます。
キーワード「沖縄 観光 冬」の検索結果
そのユーザーニーズに沿って構成案を作り、独自性のある情報を盛り込むことを意識しながら、コンテンツを作りましょう。
コンテンツ制作で大切なのは、情報の信頼性や独自性です。
信頼できる正確な情報を盛り込んでいたとしても、ほかのWebサイトから得た情報だけで作られた、ありきたりなコンテンツは評価されづらくなります。
例えば、ユーザーが求めている情報が「沖縄の人気スポット」だとしたら、実際にそこへ出向いて取材したり、現地の人にヒアリングしたり、自社でアンケート調査をしたりなど、みずから得た情報をもとに、コンテンツを作るようにしてください。
外部対策
外部対策とは、外部サイトに自サイトのURLを掲載してもらう「被リンク」や、外部サイトに加えてSNSなどで自社について言及してもらう「サイテーションを獲得することです。
検索エンジンはコンテンツの質を完全には判断できないため、被リンクやサイテーションの質や数を検索順位の評価基準として重要視しています。
自サイトよりも権威性の高い外部サイトから被リンクをもらうことで、自サイトの認知向上や流入数のアップも期待できるでしょう。
<参考記事>
【徹底解説】被リンクとは?増やす方法やまだまだSEOにおいて重要な理由
【わかりやすく解説】サイテーションとは?SEO効果・獲得方法などプロが解説
旅行予約サイトにおけるコンテンツ制作のポイント
旅行予約サイトでは、具体的にどのようなことを意識してコンテンツを作るといいのでしょうか。
おすすめのコンテンツ例を紹介します。
「おすすめ情報まとめ」や「ランキング形式」にする
「おすすめ」や「ランキング」といった形式で、ユーザーが知りたい情報をまとめて提供することは、ユーザーに喜ばれる方法のひとつです。
例えば、観光地には数多くのホテルがあり、それらはさまざまな特色を持っていて、ユーザーが求めるホテルの特色も異なります。
そのため、「夜景がきれいなホテル」「海を一望できるホテル」「お風呂でゆったりできるホテル」のように、具体的な条件でまとめた情報を提供することで、さまざまなユーザーのニーズを満たすことができるでしょう。
また、「ユーザーが選ぶ!行って良かった宿ベスト10」「旅マニアが選ぶおすすめの宿」といったように、独自リサーチや有識者へのインタビューをもとにしてまとめるのも、ユーザーの目を惹くポイントになります。
グルメ情報は王道からB級まで幅広くリサーチする
食は旅行の大きな楽しみのひとつですので、ユーザーからの需要は高いでしょう。
そのため、名物料理の情報はもちろん、知る人ぞ知るB級グルメまで幅広く網羅し、さまざまなユーザーが楽しめるコンテンツを目指してください。
B級グルメなど現地の人だけが知る情報を発掘するために、現地在住の食に詳しいライターなど、専門家を起用すると、コンテンツへの信頼度も高まります。
ただし、観光にまつわるグルメ情報は定番のため、人気の観光地は特に競合が多いキーワードです。
そのため、さまざまなサイトで紹介されている有名店に限らず、新店舗にフォーカスしたり、ユニークな切り口でおすすめの店舗を紹介したりするなど、独自性のある情報を意識しましょう。
子ども連れ旅行の不安を解消する
小さなお子さんがいる場合、トラブルなく親子で旅行を楽しめるかどうかは大きな課題。
そのため、「子連れ 旅行」は、検索ボリュームの大きいキーワードです。
「子連れ 旅行」という検索キーワードには、「赤ちゃん連れにおすすめのホテルは?」「フライト中の過ごし方は?」「ベビーカーなど、旅行にはどんな持ち物があると安心?」といった、ファミリー層ならではの細かなニーズが隠れています。
これらのニーズを分析して、子連れユーザーが役立つコンテンツを制作してください。
子連れユーザーのニーズは、検索結果からだけでなく、生の声をリサーチしたり、Q&Aサイトの質問文をチェックしたりすることでも見えてくるでしょう。
季節性やトレンドを意識する
旅行関連のキーワードは、季節やトレンドによって大きく検索ボリュームが変動するものが多くあります。
例えば、「軽井沢 グルメ」は6~9月に検索ボリュームが大きくなりますが、それは、軽井沢が夏の旅行先として人気が高いことを表しています。
こうしたデータをもとに、検索がピークになる1~2ヵ月前にはコンテンツを公開し、検索されることが多くなるタイミングには検索結果に表示されている状態になっていると、より多くのユーザーに届けることができるでしょう。
また、最新の旅行トレンドや話題のスポットにまつわるコンテンツを用意するのも有効。
毎年変化する観光地の人気やSNSでの話題性を把握し、SEOに取り組むことで、ユーザーの関心を引きやすくなります。
また、公開済みのコンテンツでも、季節性のあるテーマのものは情報の更新が必要なケースが多いです。
そのため、少なくとも検索ボリュームが高まる時期の前に、情報を最新しておきましょう。
旅行予約サイトはSEOが必須!ユーザーのニーズを満たすコンテンツで検索上位を目指そう
旅行予約サイトのSEOは、自社の見込み顧客が検索する最適なキーワードを選定し、ニーズを的確にとらえたコンテンツ制作が重要です。
ホテル予約サイト、航空券予約サイト、ツアー予約サイトといったサイトそれぞれの特徴を踏まえて、適切な対策を講じることで、検索結果の上位表示の可能性が高まり、集客力のアップが期待できるでしょう。
ユーザーファーストの視点を忘れずに、魅力的な情報を発信し続けることが成功の鍵となります。
また、ナイルは旅行予約サイトをはじめ、旅行系サイトのSEO支援も多く行っています。
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