SEO会社の見積もり料金が安い・高いのはなぜ?SEO対策費用の比較ポイント

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SEO会社の見積もり料金が安い・高いのはなぜ?SEO対策費用の比較ポイント

「複数のSEO会社にSEO対策の見積り依頼をしたところ、数万円~数百万円とサービスの料金に開きがあるがその違いがわからない」というお悩みについて、あくまで一般的な見解として解説します。

本来SEOではWEBサイト設計の改善やコンテンツ企画、マーケティングに至るまで様々な改善や施策を行う必要がありますが、ここでは一般的な話題としてお話します。

よくある一般的なSEOサービスでは、まず初期の内的チューニング(キーワード最適化やHTMLチューニング、内部リンク最適化など)を行い、その後は自社で管理するサイトからの外部リンクを提供し継続して増加させ上位表示を目指していく、という内容のものがあります。(ここ数年はペンギン・アップデートなどの影響で、特に成果報酬型のSEOサービスなどを中心に、全体的に見直しがかけられています。)

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事前サイト調査や競合調査~内的チューニング

施策を実施するには、その前に現状調査や競合調査などをサイト内部から外部リンクにわたって行うものですし、規模によってはこの調査だけでも相当な時間を要します。

その上で実際の修正内容の提案書作成などが行われる場合にはそちらにも時間がかかりますし、それ相応の知識や経験が必要とされます。実作業までSEO会社が行う場合にはその作業分のコストもさらに上乗せでかかります。

しかし、かなりSEOの技術的な内容であったり細かい調査項目も多いため、SEOに詳しい社内の方か外部に依頼することをオススメいたします。

1度、SEOの課題点をチェック・対策しておくことで、心理的な安心と施策の意思決定のブレがなくなることが最も大きなメリットです。もし、SEOの課題点を1度もチェックしたことがない場合は、流入や順位が落ちた時などに「サイトにSEOの技術的な問題があるのでは...?」という疑念が常に付き纏います。

「そもそものサイトの根本に問題がある」という疑念があるままですと、施策の意思決定がぶれてしまうため早めのSEO診断をオススメいたします。お気軽にナイルまでご相談ください。

被リンク対策

SEO会社が保有するウェブサイト、あるいは提携しているパートナー企業などが保有する外部のウェブサイトから被リンクを提供する、というものです。話題がズレるのでこうした手法の是非については置いておきます。

例えば他のウェブサイトを丸々コピーしただけのオリジナルではないコンテンツや、最近では減りましたがワードサラダと呼ばれる自動生成の意味をなさないコンテンツ、50個も100個も関係のないウェブサイトにリンクを提供するだけのリンク集サイトなど、とにかくコストをかけずにリンクの数だけを集める方法はたくさんありますが、現状そのような施策はほぼ効果なし、効果が出てもすぐに評価取り下げ、場合によっては大幅な順位下落の原因にもなっています。

こういった「低品質な施策」に対するGoogleの判定は年々厳しくなり、特に2011年後半にはそれまでは成果につながっていたような施策に対しても今までにない規模での取り締まりがあり、そうしたリンク施策を取り入れてきた多くのウェブサイトの順位が下落する現象が幾度となく確認されています。
参考:低品質な外部リンクがもたらすリスクとは?

人工的なリンク施策でそうしたことを避けるためには、基本的には人間によってかかれたオリジナルなコンテンツを定期的に運用し、対象となるウェブサイトとの関連性が高い記事からリンクを提供したり、そのリンクの配置やアンカーテキストやリンク形式などにも一つ一つ気を使う必要があり、それにはそれ相応のコストが発生します。

もちろんウェブサイトもタダで持てるわけではなく、サーバーやドメイン、ウェブサイトのテンプレート作成、オリジナル記事、それらを管理するオペレータやシステムエンジニアなど、見えないところでたくさんのコストが発生します

顧客サポートやレポート作成など

その他に、実際にサービスを提供するにあたっては、例えば定期的な報告やレポート作成、改善提案、日常的なメールや電話対応などの業務が発生します。

更に業務報告書や追加提案書を作成して定期的な報告会などを必須とするなどアフターフォローを充実させればさせるほど、実業務に関わる部分以外でのコストもその分多くならざるをえません。

SEOの精度を保ったまま価格を下げようとすればするほどこの部分は薄くせざるを得ず、アフターサポートを手厚くしたり定期的な報告会やそのたびに提案資料や報告書を作成したり、という業務があるのであれば、その分のコストはサービス価格に上乗せとなります。

総じて、「価格は激安・サポートは充実・施策は高品質」を全て実現させるのは、SEOには限りませんがやはりなかなか難しいことなのです。

価格が安いサービスによく見られる特徴

例えば一般的なSEO会社が月額数万円の価格を提示している中、月額数千円などと極端に低価格を提示されるとどうしても、その他のSEO会社が法外な価格を提示しているかもしれない、或いは価格が極端に安すぎてまともな対策ができないのかもしれない、などといった疑念を抱いてしまうかもしれません。

もちろん中には格安なサービスでも効率的かつ的確な施策で効果を出せる会社さまもあるのかもしれませんし、逆に会社規模(大きい会社だから安心だ、など)だけで判断するのも危険とも言えますが、激安サービスによく聞く特徴は下記のようなものがあります。

事業者が小規模で案件数や対策規模に限界がある

個人またはごく少数でのサービス提供では、高額な費用がかかることがない一方、あまり規模の大きな施策ができなかったり、多くの案件を一度に受けることができない、などといった事情があり、希望の条件やタイミングで案件を依頼することが出来ないことが多い、ということがまず挙げられます。

また、実力があったり、提供サービス品質にこだわる小規模事業者であれば、顧客を厳選して仕事を請けるという方針を取る場合もあると思いますし、そもそもそのレベルで提供されるサービスはそこまで激安にならないと思います。

低品質な施策を提供される

例えば先に述べたようなワードサラダや引用コンテンツなど、一切人の手が入っていない低品質なウェブサイトからのリンクばかりが提供されたりするケースは今でもあります。そういうケースで「リンクをたくさん貼ります」などという場合は、逆に少し注意する必要があるというのは前述のとおりです。

前者の場合は致し方ありませんが、後者のようなことを防ぐために、実際にどのような施策を行うのか、なぜそのような施策が有効と考えるのか、などと突っ込んだ質問をしてみて、明快で納得できる回答やリスク説明があるか、などをチェックすると良いと思います。

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価格が高いサービスに多くある特徴

今となっては法外な価格で中身のないSEOサービスを提供するような会社こそ少なくなりましたが、それでも他の会社よりもはるかに高い金額を提示される場合もあると思います。

そもそもサービスの内容としてSEOの実業務以外の部分が充実していたり、或いは実力のあるコンサルタントが密接なコンサルティングを行う場合などのケースが多いと感じます。

実業務以外の部分でのコストがかかる

こちらは特に予算規模の多い企業との取引が多い会社などに見られる傾向ですが、定例のMTGや毎月の報告・改善提案資料などを充実させているほど、実作業以外でのアフターサポートの部分でコストが上乗せされます。

場合によってはそういった部分を特に求める会社様もあれば、逆に出来るだけ低価格でSEOを行いたい、というニーズもありますので、世間的にはどちらが良いということは言えないと思います。

ただし、現状のGoogleの取り組みを考慮すれば、リンクのみに依存する格安の上位表示サービス、のようなものにはリスクが伴いますので、その点の理解は発注者側も必須で持っている必要があると思います。

密着型のコンサルティング

例えば素晴らしく優秀なSEOコンサルタントに1to1の密着コンサルティングを受けられれば、上位表示にとどまらず高確率で劇的にウェブサイト全体の検索エンジンからの集客を改善することができますが、そういったコンサルタントに依頼すれば当然料金は多くかかってしまいます。

また、実力が伴っていないコンサルタントが担当となれば、どれだけ時間を割いて頑張ってもらったところで結果が伴わないケースも多々あると思います。

またこのような場合、実際にクライアント企業が作業を行うことも多々生じますので、少なくともSEO会社に丸投げしたい、というスタンスではこういったサービスを導入するメリットは薄いでしょう。

しかし、実際に具体的な話をしてみて、安心してウェブサイトの集客を一任できると判断できるコンサルタントであれば、そういう方に依頼し本格的にSEOに取り組むことは後々の財産となると思います。

(その他)被リンク販売サービスによくある特徴

基本的に被リンク販売サービスは「被リンク○本で19,800円/月」など「リンクを売る」プランのようなもので、何に対して費用を支払っているのかは明確です。

一方でそれ以外の点でその後のサポートがあまり充実していなかったり、順位下落の際などに融通を利かせた対応が行われないなどの声もよく聞きます。(買ってもらった分の被リンクは貼ってますのでその他責任は負いかねます、などの対応も)

また、現状ではSEOの上位表示のために生成されたリンク用ウェブサイトがGoogleのペナルティを受けインデックスから除外されるケースもしばしばあるため、仮に300本のリンクの提供を受けていても、そのリンク元サイトの大半が実はGoogleの評価を一切受けていない、またそういったウェブサイトからのリンクが原因で順位を大きく落とすということは今では全く珍しくありませんので注意が必要です。

補足

あくまで一般的な意見として解説してきましたが、繰り返しですが安くても良質なサービスはもちろんありますし、ものすごく高額であってもそれ以上のリターンを返す投資になる場合ももちろんあります。

どちらにせよ、何の根拠もなくただ安いからや、会社が大きくて安心できそうだから、など安易な理由での導入はあまりお勧めはできません。SEOサービスをご検討される企業様の何かの参考になれば幸いです。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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