【実績公開!】メルマガの作り方7ステップ|開封されるコツを実例を交えながら紹介 

【実績公開!】メルマガの作り方7ステップ|開封されるコツを実例を交えながら紹介 

多くの企業が見込み顧客との接点を作ったり購買意欲を促進させたりするために、メルマガを活用しています。しかし、「効果的なメルマガをどのように作ったらいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、メルマガを配信したユーザーにきちんと読んでもらえて、さらに高い効果が期待できるメルマガの作り方を紹介します。

なおナイルでは、メルマガ配信を含むBtoB企業のマーケティングの全体像について、わかりやすく解説した無料のPDF資料をご用意しております。本記事と併せてお役立てください。

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「読みたくなる!メルマガ」の作り方7ステップ

早速、メルマガの作り方を下記7つのステップに分けて解説します。

1ステップずつ順番に見ていきましょう。

読みたくなるメルマガの作り方7ステップ

 

ステップ1 メルマガの目的を決める

まずは、メルマガの目的を決めます。本文の内容はメルマガを配信する目的によって変わります。

効果があり、質の高いメルマガにするためにも、明確な目的を設定しましょう。

目的設定の際に注意したいのは、「開封率」や「クリック率」などではなく、「そのメルマガ配信によってどのような効果を得たいのか」を決めることです。

例えば、「メルマガから自社サイトへの流入を増加させる」「ウェビナーの申し込みを増やす」「新規問い合わせを増やす」などを目標にするといいでしょう。

また、可能な限り定量的な数値を設定することをおすすめします。定量的な数値を設定することで効果測定がしやすくなるためです。

ナイルが運営するメルマガでは、「問い合わせ数」「ウェビナー申込数」「資料ダウンロード数」などを目標に置いています。

ぜひ、実際のナイルのメルマガをご覧ください。以下より登録できます。

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ステップ2 ターゲットを決める

マーケティング効果の高いメルマガにするためには、常にメルマガを送る相手を「ターゲット」と考えて作成することがポイントです。

ターゲットを決めずに作成されたメルマガは、本来のターゲットの興味や関心を引く内容にはなりにくいためです。ターゲット像は、以下のような要素を用いて詳しく分類しましょう。

【メルマガのターゲット要素】

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • メルマガ登録の理由

ターゲットを詳しく分類することで、ターゲットの興味に訴えかける内容にできます。

ほかにも、「過去に商品購入経験がある」「最終購入から時間が経っている」など、ユーザーのとったアクションをベースにフラグをつけるのもおすすめです。

ステップ3 メルマガに掲載するコンテンツのテーマを決める

メルマガの目的が決まったら、ユーザーに届ける情報を明確にしましょう。

メルマガの内容には、例えば下記のようなカテゴリが挙げられます。

【メルマガのテーマ例】

  • 商品の案内告知
  • キャンペーン情報
  • コラム
  • 関連サービスの紹介

カテゴリを決めた後は、「具体的にどのコンテンツを掲載するか」まで決めて、ExcelやGoogleスプレッドシートなどにまとめておきましょう。

事前にテーマをストックしておくことで、配信を継続していく中でメルマガの内容に困ることが減ります。

メルマガに何を書けばいいのかわからない方へ 

「メルマガに何を書けばいいの?」と困ったときは、以下5つのテーマをもとに考えましょう。

No. テーマ 内容例
1 反応が良かった内容を別の切り口で解説する 最新の業界ニュースまとめが好評だった場合
  • そのニュースを深堀りする
  • 来月も業界ニュースをまとめる
2 裏話を紹介する
  • 商品やサービスを作り上げるまでのプロセスや失敗談
  • 過去のイベント開催時の準備〜開催後までの様子
3 よくある質問へ回答する
  • 〇〇によくある質問10選
  • 開発者がおすすめする活用方法
4 時事ネタを取り入れる
  • Googleのコアアップデートについて
  • 生成AIをコンテンツ制作に活用する方法
5 導入事例などを紹介する
  • 〇〇を導入して売上が2倍になった事例
  • 〇〇の利用歴5ヵ月の購入者に聞いたレビューまとめ

 

顧客からよくある質問は、読者が知りたい情報である可能性が高いです。場合によっては「メルマガで疑問が解決して、問い合わせに踏み切れた」というケースもあります。質問があってから回答すればいいと考えず、よく寄せられる質問は自ら紹介しましょう。

業界のニュースやトレンドなどの時事ネタを取り入れるのもおすすめです。情報収集のためにメルマガを登録している見込み顧客がいるからです。すぐに商品を購入する可能性は低いものの、接点を持っておくことでつながりを持てます。

また、メルマガの読者は、自社に何かしらの興味を持っている人なので、ニッチな話題や他愛ない話をしても喜ばれるケースがあります。特別な話題ではなくても、成功事例やレビューを伝えると、商品を検討している人に訴求することも可能です。

悩んだときは難しく考えず紹介した、5つのテーマを参考に内容を検討しましょう。

ステップ4 配信頻度を決める

メルマガ配信は、情報収集やそれらをまとめる時間が必要となるため、送る頻度をあらかじめ決めておきましょう。

メルマガに載せる情報やネタを十分に集めて、最初に決めた目的を達成できる配信頻度であるか確認します。

ほかのマーケティング施策と同様に、メルマガも長期的に継続ができるよう、配信頻度を慎重に決めることが大切です。

初回は一度メルマガを作ってみて、かかる時間を確認してから配信頻度を決めるといいでしょう。

ちなみにナイルのメルマガは週3回のペースで配信していますが、その頻度でのマイナスの影響は出ていません。

ステップ5 メルマガのタイトル(件名)を決める

メルマガの件名は、ユーザーがそのメルマガを開封するかどうかを左右する、重要なポイントです。

件名はメールが届いたときにユーザーが最初に目にする文章のため、メルマガの内容が簡潔かつわかりやすく伝わるものにしましょう。

開封につながるメルマガの件名は、次の6つのコツを参考にしてください。

【開封される件名・6つのコツ】

  1. 30文字までが理想的
  2. 前半15文字以内に重要な内容をまとめる
  3. 本文を要約した内容を意識する
  4. 読み手にとってのメリットを具体的に提示する
  5. 期間限定のメリットがある場合は強調する
  6. インパクトのある単語や数字などを取り入れる

件名が30文字以上と長い場合は、受信メールの一覧を見た際に途中で切れてしまい、ほかのメールに埋もれやすくなります。実例として、ナイルが配信したメルマガのうち開封率が高かったタイトルを以下に紹介します。

▼ナイルで開封率が高いメルマガタイトルTOP10

ナイルで開封率が高いメルマガタイトルTOP10のテーブル画像

出典:ナイル【メルマガランキング】開封率・URLクリック率の高いタイトルを公開

【ナイルのメルマガから読み取れる傾向】

  • 件名に【】を使ったタイトルの開封率が高い
  • 定期配信している「SEOニュースまとめ」が上位の半分を占めている
  • 「資料公開のお知らせ」も複数がランクインしている

上記のとおり、件名に【】を使ったタイトルの開封率が高い傾向にありました。また、「ニュースまとめ」「資料公開」なども開封率が高く、読者が関心を寄せているテーマであるとわかります。

「自分にとって役立つ内容だ」とメルマガ読者が瞬時にわかるタイトルをつけることが、開封率アップにつながります。

コンパクトかつメルマガ読者の印象に残るタイトルを検討しましょう。

また、受信メールの一覧は、「名前」「件名」「冒頭文の一部」の3つで構成されます。少しでも情報量を増やすために、キーワードの重複はなるべく避けてください。

【メルマガの例】

名前:ナイル青木(会社名+送り主)
件名:【ためになる情報あります】SEOニュースまとめ 2022年9月~2022年10月
冒頭文:9月はコアアップデートもあり、大きな順位変動がよく見られた月でした。 9月〜10月までに発表されたSEOのニュースの中から、これは押さえたい!という重要なニュースを選定しているので、ぜひ読んでみてください。

※冒頭文はメール一覧に表示されます。受信ボックスの限られたスペースの中で、なるべく多くの情報を載せるために不要な文面は避けるようにしましょう。

なお、メルマガの開封率を上げるタイトル付けのコツは、以下でも詳しく紹介しています。併せてご一読ください。

ステップ6 メルマガの本文を作成する

いよいよ、メルマガの本文を作成します。以下6つの内容ごとに、作成方法を解説します。

ナイルが実際に送っているメルマガの内容と構成

 

では、それぞれ見ていきましょう。

内容1 ヘッダー

「ヘッダー」は、メールの本文内で一番上に表示される部分です。誰が配信しているのか、わかりやすくするために設置します。

【ヘッダーの内容例】

  • 企業名やブランド名が入っている画像
  • 自社の商品やサービスのキャッチコピー

ヘッダーでは上記の内容を表示させるケースが主流のため、ナイルでは以下のように企業名のロゴを表示しています。

ナイルのメルマガヘッダー画像

 

内容2 リード文

メルマガ冒頭の挨拶や本文の簡単な紹介が書かれている以下の部分が「リード文」です。

ナイルのメルマガリード文の画像

 

本文を読んでもらうためのカギになります。下記のように、読者の興味を引いて本文へ誘導できる内容を書きましょう。

【リード文の内容例】

  • 時事ネタ
  • 季節を感じる話題
  • 読者の悩み

ただ、「誤送信のお詫び」など急ぎの連絡などは、リード文を省略して本題から始めるのがベターです。

内容3 目次

話題が複数ある場合は、下記(赤枠)のような「目次」をつける構成が望ましいです。

ナイルのメルマガ目次の画像

 

目次がないと、読者が「自分に必要な情報はどの辺りにあるのか?」「そもそも自分の読みたい内容があるのか?」を把握できず、読むのを億劫に感じてしまいます。メルマガに目を通してもらうためにも、できるだけ目次を設置しましょう。

内容4 本文

メルマガを配信する目的やターゲットに沿って、以下の「本文」を考えます。

ナイルのメルマガ本文の画像

 

本文を作成するときのコツは以下のとおりです。

【メルマガ本文・作成のコツ】

メルマガ本文・作成のコツ

 

では、それぞれ簡単に解説します。

■コツ1. 1メール1メッセージにする

メールのコミュニケーションでは、1つのメールに対して1つのテーマで扱うようにしましょう。

もし1つのメールに複数のテーマを詰め込んでしまうと、相手がどのテーマに対して応答すべきか迷ってしまい、コミュニケーションハードルが高くなってしまいます。また、メールを分けることでテーマごとに情報を探しやすくなります。


■コツ2. 文章は長く書きすぎない

メルマガ読者のイメージ画像

 

メールの文章は、できるだけ短くてわかりやすいものにしましょう。

200~300文字程度を目安に、要点を伝えるだけのシンプルな文章を心掛けることで、相手の読む負担を減らすことができます。

結果的に、読者の熱量が冷めにくくなるので、内部リンクをクリックしたりウェビナーに申し込んだりと、期待した行動を起こしてもらえます。


■コツ3. ファーストビューにCTAを設置する

商品の購入やセミナーの申し込みなど、メールを読んだ相手に行動を起こしてもらいたいのであれば、メール本文のファーストビューにCTA(Call-to-Action)を設置しましょう。


CTAによって、メールを開いた瞬間に求められるアクションが明確になるので、興味を持った読者の行動を促すことができます。

■コツ4. CTAは「テキスト」や「URL」ではなく「ボタン」で設置する

「ボタン」CTAのイメージ画像

 

CTAを設置する際は、テキストやURLではなく、目立つボタンで表示しましょうボタンは視認性が高いため、読者が迷わず行動を起こせるからです。

また、ボタンをクリックすることで直接リンク先へ移動できるため、デザイン面でもユーザーフレンドリーであると言えます。

メール配信システム「配配メール」を提供する株式会社ラクスの調査では、CTAを「URL」「テキスト」「ボタン」でそれぞれ設置した際に、クリック率が「1:3:8」という結果が出て、ボタンの反応が圧倒的に良かったと記されています。

参考:HTMLメールの「リンク」の効果や作成方法についてご紹介(メルラボ/株式会社ラクス)

また、先ほどもお伝えしたとおり、メルマガは隅から隅まで読まれる可能性が低いコンテンツです。ファーストビューに設置することで、存在を認知させ購買意欲を促進する効果が見込めます。

内容5 あとがき

先ほどファーストビューにCTAを設置するとお伝えしましたが、あとがきでもCVポイントを設置することがおすすめです。ここまで読み進めてくれた読者は、自社に何かしらの関心を寄せていると判断できるからです。

ナイルの以下のメルマガでは、「無料」「お試し」など読者の後押しができるような表現を用いて、無料相談へつなげています。

ナイルのメルマガあとがきの画像

 

なお、CTAの候補は、関連する記事・動画サイトのURLやホワイトペーパーのダウンロードページなど、目的によってさまざまです。メルマガをフックにし、問い合わせや商品購入などへつなげましょう。

内容6 フッター

「フッター」は、メルマガの最後に記載する以下のような内容です。

ナイルのメルマガフッターの画像

 

なお、特定電子メール法では、送信者の情報などを記載するよう定められています。

【特定電子メール法により記載必須の内容】

  • メルマガ送信者の氏名や社名
  • 問い合わせ先(メールアドレス、電話番号など)
  • メルマガ配信の停止方法

上記のほかに、自社サイトやSNSなどへのリンクを設置するのもおすすめです。読者を自社コンテンツへ誘導できる可能性があります。

ステップ7 配信を実施する

本文やタイトルが決まったら、配信を実施しましょう。

配信前は、配信日やリンク先のURLにミスがないよう、ダブルチェックの体制をとって、ヒューマンエラーを予防することが大切です。

メルマガは、定期的に配信するものです。担当者が1人だけの場合、長い目で見たときに慣れが出たり忙しさのせいでチェックが甘くなったりと、どうしてもミスが発生しやすくなります。

「前回のメールをコピーしたため、リンク先が前回のままになっていた」といったことはよくあるケースです。

このようなミスを防ぐためにも、チェックを徹底しましょう。ミスが起こりやすいポイントをチェック項目として挙げておくこともおすすめです。

もし自社でメルマガを書くことが難しい、リソース面で厳しく感じるようでしたら、ナイルがメルマガコンテンツの制作を代行することも可能です。

「とりあえず費用感が知りたい」「自社とメルマガ施策との相性はどう?」といったお問い合わせも歓迎しておりますので、お気軽にナイルまでご連絡ください!

メルマガ作成における3つの注意点

メルマガを作成後、配信前に確認すべき注意点について解説します。

ひとつずつ確認していきましょう。

メルマガ作成における3つの注意点

 

注意点1 配信解除の方法と送信元を必ず記載する

広告や宣伝でウェブサイトに誘導するなど、営業目的で送信するメールには、「特定電子メール法(消費者庁)」にて「送信者の表示義務」が定められています。

これは、「送信者の氏名や名称」「受信拒否できる旨」「送信者の住所」「問い合わせ先」を明記しなければならないというものです。

違反した場合には、罰金などの罰則が規定されています。必ず明記しましょう。

注意点2 事前にテスト配信をして内容をチェックする

配信を行う前にはテスト配信を実施して、実際にどのようにメールが届くのかを確認しておきましょう。

端末によって表示形式が異なるため、複数の端末でチェックすることが重要です。スマートフォンでメールチェックをするユーザーも多いため、パソコンとスマートフォン両方で文章やレイアウトの崩れがないか確認しましょう。

また、あまりにも誤字脱字が多すぎると、「ここの企業大丈夫かな?」と不信感を抱かれる場合もあります。誤字や脱字がないかなども入念にチェックしてください。

注意点3 本文内のリンク先に間違いがないか確認する

作成したメールマガジンの中に設置したリンク先のURLが、正しいかを確認しましょう。

リンクが正しく設置されていない場合、興味を持ってクリックしてくれた読者の期待を裏切ることになります。

また商品紹介やセミナーの案内など、成果につなげるためにリンクを設置していた場合は、機会損失にもつながります。

「リンク先が間違っていないか」または、「リンク先が切れていないか」などは事前にチェックしましょう。

ここまででご質問のある方は、以下のバナーよりお気軽にお問い合わせください。

メルマガ運用で押さえるべき5つのコツ

ここからは、メルマガの作成・運用を行っていく際のコツを紹介します。

ひとつずつ確認していきましょう。

メルマガ運用で押さえるべき5つのコツ

 

コツ1 効果測定&配信エラーチェックを実施する

メルマガ配信後は、効果測定を行いましょう。

効果測定は、次回の配信にあたって目標が見えてきます。特にチェックすべき項目は、「メルマガの開封率」と「リンクのクリック率」の2つです。

「どのようなタイトルだとクリック率が高い(低い)のか」「どのような訴求にするとコンバージョン率が高いのか」などをチェックします。

データを蓄積しながら改善することで、反応の良いタイトル・内容の傾向も徐々につかめてくるでしょう。

加えて、「配信エラーがないか」のチェックも重要です。メールが届かずエラーになっているアドレスにメールを送り続けると、送信元がスパム扱いされる可能性があります。

配信リストのチェックも、効果測定と同じく定期的に行いましょう。

コツ2 HTML形式でバナーや画像を活用する

HTMLメール形式のメルマガの場合、バナーや画像を盛り込むことで、視覚的に商品・サービスを訴求できます。

また、長文のメルマガでは、途中にバナーや画像を挿入することが特におすすめです。文章ばかりが続いていると、読み手も途中で飽きてしまう可能性があります。

読んでいて飽きのこない、テンポよく読み進められるメルマガを目指しましょう。

ただし、ここで注意しておきたいのは、HTMLメールを読み込めないメールソフトやブラウザも存在するということです。

そのため、HTMLを使わないテキストメールも一緒に用意しておきましょう。

この際、受信者の環境に合わせて「HTMLメール」「テキストメール」を出し分ける「マルチパート配信」に対応しているメール配信ツールを利用すると便利です。

加えてHTMLメールは、受信者の環境によって正常に表示されない可能性もあります。

万が一表示が崩れてしまった場合でも、どのような内容かを把握できるように、画像を説明する代替テキストも設定しておくと親切です。

コツ3 差し込み機能を利用する

差し込み機能とは、「〇〇様 いつもお世話になっております。」のように、読者の名前などを本文中に挿入できる機能です。

多くのメルマガ配信ツールに搭載されています。会社やビジネスパーソン向けのメルマガの場合は、差し込み機能を使って会社名やユーザー名を文頭に挿入するケースが見られます。

この差し込み機能を活用することで、メルマガを簡単にパーソナライズすることが可能です。パーソナライズされたメルマガは読み手の反応も良くなるといわれています。

メルマガは一斉配信するケースが多いですが、一人ひとりのユーザーに届くことを意識して、差し込み機能を活用しましょう。

コツ4 読んでもらいやすい時間帯に配信する

読者の目にとまりやすい時間に配信することも、多くの人にメルマガを読んでもらうためのポイントです。

メルマガの登録者がメールをチェックする時間帯を予想して配信することで、開封率を上げることも可能です。

例えば、企業やビジネスパーソン向けのメルマガであれば、朝のメールチェックが多い月曜日と休み前の金曜日は避けたほうがいいでしょう。

火曜日〜木曜日の出社時刻直後や、昼休憩終わりの時間帯に配信することが効果的といわれています。

ただし、メルマガ登録者が「社会人」なのか「主婦・主夫層」なのかによって、読まれやすい時間帯は違います。

リストを分けて同じメールを複数の時間帯に配信し、反応の良い時間帯を探っていきましょう。

コツ5 リストの属性に合わせたテーマを配信する

メルマガは、「自分に関係がありそうだ」「業務に活かせそうだ」と思ってもらえると、開封・クリックされやすい傾向にあります。

そのため、集めたメールアドレスのリストを業界・業種・職種などに分けてグラフ化し、どの属性が多いのかを事前に把握しておきましょう。

その上で、リストに多い属性と関連するテーマを発信すると、開封率を上げられます。

例えば、リスト内に小売業界が多いのであれば小売に関するテーマを発信し、営業担当者が多いなら営業に関するテーマを発信しましょう。

リストの傾向が分かれるようなら、属性ごとに分けてセグメント配信を行うとよいです。

しかし、セグメント配信をする分、メルマガ制作や管理の工数も比例して増えるため、分けすぎは禁物です。

複数に分ける場合は、優先度の低い属性はスケジュールに沿って配信できるステップメールの使用も検討してみてください。

メルマガ運用を継続する4つのポイント

メルマガ運用において、見込み顧客の獲得や顧客との関係性を構築するためにも、継続して配信することは非常に重要です。

ここからは、メルマガ運用を継続するために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

メルマガ運用を継続する4つのポイント

 

ポイント1 運用体制を整える

まず何よりも、継続して配信することが非常に大切です。

メルマガ配信を継続させるためには、運用体制を整える必要があります。

定期的な発信を続けられない場合は、メルマガ配信の業務を強制的にスケジュールに組み込んでしまうのもおすすめです。

「毎週水曜日の1時間はメルマガ作成を行う」などのように強制的に実行することで、メルマガ配信の業務が習慣化してきます。

チームで取り組む場合は、本文作成担当やチェック担当など作業を分担し、締切を設定することで、重い腰も上がるようになるでしょう。

ポイント2 テーマをあらかじめ決める

メルマガのテーマが枯渇すると配信頻度が乱れやすく、最悪の場合、施策自体が止まる恐れもあります。

そのような事態を避けるためにも、掲載コンテンツのテーマをある程度決めておくのがおすすめです。

作成の度に毎回新たなテーマを決めるという流れだと、テーマを考えること自体に時間を奪われてしまいます。

無駄な時間を省くためにも事前に1〜2ヵ月分のテーマを決めておき、その中からネタを探す仕組みを作っておくと作業負担も軽減できます。

もしテーマ選定に困ったら、その時々で話題になっていることを取り上げるといいでしょう。

例えば、従来のGoogleアナリティクスが廃止されるニュースが出た場合には新しいGoogleアナリティクス4を取り上げてみたり、クォーターや期初には、関連する情報を流してみたりといった感じです。

ポイント3 テンプレートを活用し作成フローを短縮する

メルマガを効率的に作成するには、テンプレートの活用がおすすめです。

テンプレートは、「セミナーのお知らせ」「ノウハウ」「商品紹介」など目的別に何パターンか作っておくと、メルマガ作成時の負担が減り、時間短縮につなげられます。

また、複数人でメルマガ作成を担当する場合、作成する人によってレイアウトにばらつきが出る可能性があります。

このような場合にもテンプレートを活用すると、作成者によるレイアウトのばらつきを最小限に抑えられ、読みやすさも担保できておすすめです。

ポイント4 ネタをストックする

ネタがなくなってしまうと、メルマガ配信の継続は難しいです。

社内でさまざまなアイデアを出し合うブレスト定例会議などを実施し、ネタを集めるための工夫を行うといいでしょう。

また、メルマガ担当者は、ネタ探しのアンテナを常に張ることもポイントです。社内での出来事やクライアントとのやりとりの中にネタが転がっています。

身の回りの出来事に対しても意識を持つことで、普段なら見逃してしまう何気ないこともネタとして活用できます。

ネタを集めるときは、過去に配信した内容を読み返してみるのもおすすめです。すでに配信したことのある内容でも、別の切り口から見たときに異なる内容として配信することができます。

ナイル株式会社でのメルマガの作り方事例

我々ナイル株式会社では、週に3回メルマガを配信しています。

週3回という配信頻度は、正直なところネタが枯渇しがちです。ここでは、そのような中でもメルマガを継続させるために、弊社がどのように工夫しているのかを一例として紹介します。

ナイル株式会社でのメルマガの作り方事例

 

事例1 お客様からいただいた質問を活用する

お客様に質問された情報をメモしたり営業担当者にヒアリングしたりして、そのままメルマガに活用しています。

実際に送るメルマガの内容は、「今回は、〇〇についていただいた質問に答えていきます。まず1つめの質問は〜」といった具合です。

特に、質問される頻度の高い内容をピックアップします。質問&回答は、メルマガ向けに要約した文章量です。

ナイルのメルマガでは、質問内容に合わせて関連性のあるCTAを検討し、下記3パターンを使い分けて活用しています。

【パターン1:ブログ内のコンテンツに誘導する】

  • 本文の最後で「今回の内容はこちらの記事で詳しく解説しています」と誘導する
  • 誘導するコンテンツは「新しくコンテンツを作る」または「既存記事からピックアップする」のどちらかにする

【パターン2:「質問がある方はご連絡ください」と誘導する】

  • 本文の最後に「〇〇についてわからない、もっと知りたい方はナイルにご連絡ください」と誘導する
  • CTAには問い合わせフォームを設定する

【パターン3:「こんな記事・資料も参考になります」と誘導する】

  • 本文の最後に「〇〇についてはこちらも参考になります」と誘導する
  • CTAには該当の記事や資料を設定する

事例2 上司からのフィードバックを活用する

ナイルでは、1on1や会議で受けた上司からのフィードバックを、メルマガに活用しています。

例えば、「自分の書いたメルマガの改善点を上司に教えてもらった」のなら、「メルマガの失敗例と改善方法」をメルマガのテーマにするイメージです。

ナイルでの見解ですが、「自分にとって有益なフィードバックで、読者の業務にも関係している内容であれば、きっと読者にとっても有益なはず」という考えのもと実施しています。

事例3 自分がフィードバックした内容を活用する

自分が「された」フィードバックだけではなく、自分が「した」フィードバックの内容を、そのままメルマガに落とし込んで配信することもあります。

経験上、誰かにフィードバックしたことは、別の人に話す機会も多いものです。

言い換えると、多くの人がつまづきやすい分、需要の高い内容だといえるため、有益な情報と判断してメルマガにも活用しています。

事例4 ウェビナー開催など新規お知らせを活用する

ウェビナーを開催する際や、新しくホワイトペーパーを作成したときは、メルマガでもお知らせを流しています。

例えば、ウェビナーのお知らせでは、「◯曜日開催!△△についての最新情報を解説するウェビナーを行います」などです。

ウェビナーやホワイトペーパーの内容を要約した情報は、読者が興味を持ちやすくなり、集客やダウンロードにつながります。

メルマガを活用してユーザーとコミュニケーションをとろう

メルマガは、ナイルではもちろん、大手企業でも広く採用しているマーケティング方法です。

本記事で紹介した作り方や注意点、コツを参考に、高い効果が得られるよう運用を進めていきましょう。

現在メルマガで思うように効果が得られていないという場合も、ぜひ本記事を参考にポイントやコツが押さえられているかを確認してみてください。

メルマガをはじめとする、マーケティングに関するお悩みやご質問がありましたら、お気軽にナイルまでご連絡ください。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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