【事例あり】クリックしたくなるメルマガ件名とは?5つのコツで開封率UP

【事例あり】クリックしたくなるメルマガ件名とは?5つのコツで開封率UP

メールマガジンの件名は、読者に開封してもらうために重要な役割を担っています。メールマガジンの内容がどんなにすばらしくても、開封してもらえなければ顧客の目に届かないからです。

本記事では、メールマガジンの件名を作るときの手順やクリックしたくなるコツを紹介します。

「メールマガジンの開封率を高めたい!」「開封してもらうための効果的な件名の作り方が知りたい」とお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

なお、ナイルではメルマガやメールマーケティングに関する無料相談を実施しています。メルマガの開封率やコンバージョンにお悩みでしたら、お気軽にお問い合わせください!

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メルマガ(メールマガジン)における件名の重要性

メールマガジンの件名は、顧客が最初に目にする重要な文章です。

たとえどれだけ価値のあるメルマガを作ったとしても、読まれなければ価値は伝わりません。

どうすればたくさんあるメールの中から目をとめて読んでもらえるか考えるのはもちろん、思考錯誤して考えた上でメールの開封率をチェックし、改善し続けることが重要です。

開封率とは、メルマガの総配信数に対して開封された数を割合にしたもので、下記の式で求められます。

【開封率の計算式】

  • メール開封率(%)= 開封された数 / 総配信数 ×100

とはいえ、「開封率の高い件名」と聞いても、なかなかイメージしづらいこともあるでしょう。そんな方に向けて、ターゲットから逆算してメルマガの件名を考える手順を紹介します。

メルマガの件名を作るときの5つの手順

メールマガジンの件名を作るときは、以下の手順で進めることをおすすめします。

件名を作るときは1つ目のアイデアに執着せず、複数のパターンを作成し、要素をまとめることが重要です。順番に見ていきましょう。

メルマガ件名を作る5つの手順(スマホを操作する手元)

【手順1】ターゲットを明確化する

メールマガジンに限らず、何かを発信する際は「誰に」向けて発信するのかを明確にしましょう。

件名にターゲットを記載することで、「このメールマガジンは私のためのものだ」と解釈してもらいやすくなり、開封率の向上が見込めます。

〈例:マーケターに向けたメールマガジンの場合〉

顧客に刺さる動画作成のポイント3つ

とするよりも、

【マーケター必見!】顧客に刺さる動画作成のポイント3つ

としたほうが、伝えたいターゲットの目にとまりやすくなります。

自分宛のメールではないと判断されないように、「あなたのために作りました!」と、対象者を明記するのがおすすめです。

【手順2】読者のメリットを明記する

メールマガジンの件名には、どのようなメリットがあるのかを明記しましょう。

メールを読むメリットが、読者にあるほど「メールをみてみたい」と考えます。

例えば、配信側が「セミナーに参加してほしい」と考えて日時を記載しても、読者にとってはメリットを感じづらいものです。

この場合は「集客率アップ」や「クーポンあり」などを件名に含めると、読んでもらえる可能性が高まります。

なお、手順1のターゲットによっても求められるメリットは変わります。ターゲットの興味を引けるメリットを選んで明記しましょう。

【手順3】限定感や緊急性を表記する

人間は、「得をしたい」というよりも「損をしたくない」気持ちのほうが強いと心理学的にわかっています。

そのため、開封率を向上させるために限定感・緊急性を盛り込むことがおすすめです。

例えば、「残りあとわずか!」や「○時まで!」と件名に盛り込むことで「今、申し込みをしなければ損をしてしまう」と感じてもらえる可能性があります。

とはいえ、あおりすぎるタイトルにするのもよくありません。

あおりタイトルが続いてしまうと「煽ってメルマガ開封を促していること」が悪い意味で伝わってしまうため、ここぞというときに使うと良いでしょう。

【手順4】具体的な数字を入れる

メールマガジンの件名に具体性を持たせることで、読者の目を引きやすくなります。

特に、数字を用いるのがおすすめです。例えば、「たくさん」ではなく「100人」にしたり「短期間で」ではなく「わずか1週間で」にしたりすると、正確な状態がわかります。

また、かな文字や漢字ばかりの件名より、数字が入った件名のほうが目にとまりやすくなります。

視認性が上がる上、興味を持ってもらえる可能性が高まるので、数値化できる内容は積極的に取り入れましょう。

【手順5】4つの要素をまとめる

出てきた件名のアイデアをまとめて、良いメールマガジンの件名を作ります。

ポイントは下記の4つです。

【良いメールマガジンの4要素】

  1. 入れ替え
  2. 削除
  3. 言い換え
  4. 整理

まずは要素を入れ替えます。もっとも伝えたいことを前半に配置しましょう。通常、左から文字を読むため、前半に重要な情報を配置することで、読者に伝わりやすくなります。

次に、不要な情報を削除しましょう。情報だけではなく「という」や「のような」などの冗長になりがちな表現を削除するとスッキリした文章になります。

続いて、言葉の表現を工夫しましょう。例えば、「ミーティング」を「会議」と言い換えれば、文字数も少なくなります。

ただし、言い換えることが目的ではないので、読者がわかりやすい文章になるように、言葉を選ぶのが重要です。

最後に、件名が日本語として不自然になっていないか確認し、情報を整理しましょう。その際は「【】」や「!」「?」などの記号を活用して、視認性を整えると見やすい件名になります。

メルマガの本文の作り方は、以下の記事をご覧ください。

\疑問や不明点はお気軽にご質問ください!/

クリックしたくなるメルマガの件名を作る5つのコツ

文字数が長すぎると受信一覧で一部表示されなくなってしまうため、適切な長さにすることが重要です。

また、デバイスごとの長さがわかれば、相手がスマートフォンで見ても伝えたい情報を伝えられます。

クリックしたくなるメールマガジンの件名を作るコツは、下記のとおりです。順番に見ていきましょう。

クリックしたくなるメルマガ件名を作る5つのコツ(ニュース記事の配信手配をする2人のビジネスパーソン)

【コツ1】表示される情報を意識した件名にする

メールを受信した際に表示される情報を意識して、件名を作りましょう。

件名だけに気を取られていると、表示される情報に偏りが発生する恐れがあります。例えば、下記の内容です。

  • 送信者:○○株式会社
  • 件名:【マーケター必見】○○株式会社の集客ノウハウをウェビナーで無償提供
  • 冒頭文:こんにちは!○○株式会社の■■です。

件名や送信者、冒頭の一文も表示される場合があるため、上記の場合は「○○株式会社」の情報が重複しています。

読者によってはクドく感じる人もいるので、全体を意識して件名を作らなくてはなりません。

配信する前に確認する習慣を身につけておけば、作成時に気づけなくても配信時に気づけるため安心です。

【コツ2】文字数は30字前後、冒頭14文字に要点を入れる

メールの件名を作成する際は、文字数が重要です。

件名が短すぎると内容が伝わりませんし、長すぎると受信一覧で件名がすべて表示されません。

一般的にPCは30文字前後、スマートフォンは20文字前後が表示されます。表示される文字数を超えた部分は見てもらえないため、正確な情報が伝わらない恐れがあります。

また、文字数を上手に収めると同時に、冒頭14文字で要点を伝えられるように意識しましょう。

毎日数十件のメールを受信するユーザーは、一瞬見ただけで読むか読まないかを判断しています。

人間が瞬時に判断できる文字数は14文字程度といわれているため、件名の冒頭14文字は慎重に作成しましょう。

【コツ3】4Uの原則を意識する

メールマガジンの件名を作る際は、4Uの原則を意識しましょう。

4Uの原則とは、4つの特性を意識することで相手の興味を引きやすくする考え方で、下記の4つで構成されます。

【4Uの原則】

  1. Useful(有益性):ユーザーにとっての利益、メリット
  2. Urgent(緊急性):急いで読みたくなる必要性
  3. Ultra-Specific(超具体性):具体的な数字やデータ
  4. Unique(独自性):オリジナリティあふれる要素や表現

一部は「メルマガの件名を作るときの手順」で紹介していますが、4Uの原則を上手に盛り込むことでクリックしたくなる件名が作成できます。

なお、4Uの原則すべてを件名に入れなければならないわけではありません。伝えたい内容やターゲットに応じて適宜選択し、組み合わせることが重要です。

【コツ4】興味を引くフレーズを使用する

件名に読者の興味を引くフレーズを入れることで、開封率の向上が期待できます。

キラーワードやキラーフレーズとも呼ばれ、メールマガジンだけではなくウェブ記事やチラシなど、さまざまなシーンで見られます。例えば、下記のフレーズが多いです。

【キラーフレーズ例】

  • 限定
  • 無料
  • 残りわずか
  • 話題
  • プレゼント
  • 締切まであと○日
  • 新着

このような興味を引くフレーズは、4Uの原則「Urgent(緊急性)」に該当するものが多いことが特徴です。

読者の「今、買わなくては」という購買意欲を刺激できるので、高い効果が見込めます。

【コツ5】オリジナリティあふれる内容にする

ほかのメールマガジンにはない、オリジナルスタイルの件名が作成できれば読者の目を引きます。

毎日メールを受信する読者に、ほかと同じような件名のメールを配信しても目にとまりづらいです。特に、文字ばかりでは目立たないので、記号を使うことをおすすめします。

例えば、「【】」や「★」「■」など、黒い部分が多い記号は目にとまりやすいです。オリジナリティがあふれるスタイルにすると、件名だけで配信者がわかるので認知拡大にもつながります。

メルマガの効果的な活用方法は、以下の記事をご覧ください。

メルマガの件名を考える際の注意点

メールマガジンの件名を考える際は、下記のポイントに注意が必要です。

【メルマガ件名の注意ポイント】

  • 読者をあおりすぎない
  • 複数の訴求を入れる
  • 媒体や企業名を入れる
  • メリットが伝わらない

メールマガジンの件名に複数の訴求テキストを入れると、読者の混乱を招く恐れがあるので注意しましょう。

読者は件名を見て瞬時に「読む・読まない」を判断するため、訴求が複数入っていると、どのような内容か理解できない可能性があります。

読者が件名を見て内容が判断できない場合、「開封して詳細を確認する」ではなく「スルーする」確率が高いです

さらに、文字数も長くなるので読みづらくなります。本文に複数の内容を記載した場合でも、件名はより重要な訴求に絞るのがおすすめです。

開封率が高いメルマガ4選

実際に読まれたメールマガジンの例として、ナイルの事例を紹介します。

順番に見ていきましょう。

ナイルのメルマガ開封率が高いTOP4(モバイルニュースを見る手元)

1選. SEOニュースのまとめ

2022年5月から6月にかけて発表されたSEOのニュースで、特に重要とされるものを選定したメールマガジンです。

〈開封率約41%の件名〉

【情報収集にどうぞ】SEOニュースまとめ 2022年5月〜2022年6月

「【】」を使うことで視認性を上げ、メールマガジンの活用方法(=情報収集)を明確化しています。また、後半部分で該当の期間を明記し、情報の新鮮さも判断可能です。

Googleのアップデートはオウンドメディア担当者にとって重要な情報のため、高い開封率になったと考えられます。

2選. Googleアナリティクス4への移行関連

続いて紹介するのは、「Googleアナリティクス4への移行関連」を配信したメールマガジンです。

〈開封率約39%の件名〉

時は来た!Googleアナリティクス4移行のカウントダウン

「時は来た!」「カウントダウン」というフレーズを使うことで、身に迫るような緊急性をアピールしています。

現行のGoogleアナリティクスの廃止と、Googleアナリティクス4への移行が正式に発表されたタイミングのため、読者の興味を引く件名です。

オウンドメディアの分析・改善は、より多くの集客実現に重要なため、開封率も高かったと考えられます。

3選. ウェビナーの告知

続いて紹介するのは、ウェビナー開催を告知するメールマガジンです。

〈開封率約37%の件名〉

【来週木曜開催】後発オウンドメディアでも成功するためのウェビナー

「【来週木曜開催】」と冒頭に入れ「【】」で視認性アップを図った上で、重要な日程を案内しています。

続く「後発オウンドメディアでも成功」では、オウンドメディア担当者に向けて読者のメリットを紹介しています。

多くの企業が自社オウンドメディアを立ち上げている現状で、後発オウンドメディアが成功を収めるためには戦略的な活動が欠かせません。

うまくいかなくて悩んでいる企業も多いと考えられるため、困っている担当者に刺さる件名といえます。

4選. 会社概要資料の更新

最後に紹介するのは、会社概要資料の更新をお知らせしたメールマガジンです。

〈開封率約39%の件名〉

【更新しました】ナイルの会社概要資料公開のお知らせ

本事例も「【】」を使用して視認性を上げ、会社概要資料の更新を大きくアピールしています。

「メールマガジンの登録はしていたけれど、ナイルがどのような企業か詳しく知りたい」という方向けの件名です。

【更新しました】というワードはあまり見ないため、メールフォルダ内で目立ったということも考えられます。

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メルマガは効果測定をして改善することも重要

メールマガジンの件名を工夫しても、そのままでは効果を最大化できません。

メールマガジンの効果を高めるためには、効果測定をして改善することが重要です。件名の改善効果を確認するためには、メールの開封率を確認しましょう。

ただし、メールマーケティング全般を考えた場合、開封率のみを改善しても高い効果は得られません。メール内にあるリンクのクリック率や、コンバージョン率も上げる必要があります。

たとえ開封率が100%でもクリック率とコンバージョン率が0%では、売上にはつながりにくいといわざるを得ません。

したがって、開封率・クリック率・コンバージョン率を指標とし、すべてを達成できるように改善を続けましょう。

なお、下記の記事でメールマーケティングの種類や効果測定の方法などを解説しています。メールマーケティングの効果を高めたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。

メルマガの件名を改善して開封率アップを図ろう

メールマガジンの件名は、読者とメールマガジンが最初にコンタクトを取るポイントです。

読者の興味を引く件名でなければ、せっかく苦労して書いたメールマガジンも開封されることなくスルーされてしまいます。

次のアクションにつなげるためにも、件名を改善し、メールマガジンを読んでもらうことが重要です。

なお、ナイルではメールマガジンを始めとするウェブマーケティングの支援を実施しています。メルマガの開封率やコンバージョンを改善したいとお考えでしたら、ぜひご相談ください。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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