【具体例あり】SEO対策の超基本! タイトルタグとメタディスクリプションの書き方

【具体例あり】SEO対策の超基本! タイトルタグとメタディスクリプションの書き方

ページのタイトルを表すtitleや、概要を表すdescriptionは、SEOのサイト技術的要件で最も基本かつ重要なポイントのひとつです。

そこで本記事では、titleタグとdescriptionタグの書き方を解説します!

なお、SEOに効果的なタイトルの付け方のポイントは、下記の資料にもまとめています。

社内に共有したい方やポイントのみをデータとして残しておきたい方は、ぜひ無料ダウンロードの上ご活用ください。

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タイトルタグとメタディスクリプション

タイトル(title)タグは、HTMLの<head>内に記載され、<title>〜</title>というタグで囲まれた部分がそのページのタイトルを表します。

▼タイトルタグの参考画面
タイトルタグの参考画面キャプチャ

タイトルタグに記載された内容は、ブラウザのタブに表示されたり、検索結果ページで下記のようにタイトルとして表示されたりします。

▼検索結果で表示されるタイトルの参考画面
検索結果で表示されるタイトルの参考画像キャプチャ

タイトルタグの基本知識については、下記の記事にてまとめていますので、タイトルタグの基本知識から知りたい方は併せてご一読ください。

また、メタディスクリプションも同じく、HTMLの<head>内に記載され<meta name=”description” content=”〜〜”/>というタグで囲われた部分が表示されます。

▼メタディスクリプションタグの参考画面
メタディスクリプションタグの参考画面キャプチャ

▼検索結果で表示されるメタディスクリプションの参考画面
検索結果で表示されるメタディスクリプションの参考画像キャプチャ

メタディスクリプションは、サイトの概要文・説明文として使われ、検索結果では上記の画像のようにページの説明文として表示されます。

メタディスクリプションの基礎知識については、下記の記事にてまとめていますので、基礎知識から知りたい方は併せてご一読ください。

SEOに必須!タイトルとディスクリプション4つの書き方

タイトルとメタディスクリプションは、検索結果に表示される文のため、クリックする前にユーザーが見ることを意識して考える必要があります。

また、ユーザーがタイトルを見てそのページに何が書かれているかを想像するのと同様に、検索エンジンもタイトルに記載されている内容は、そのページの主テーマだと判断します。

以下が、タイトルとディスクリプションに共通する4つの書き方です。ひとつずつ見ていきましょう。

SEOに必須!タイトルとディスクリプション4つの書き方(検索結果画面のタイトルとディスクリプションを虫眼鏡で除く女性)

ここからは、読者や検索エンジンにコンテンツの内容を適切に伝えられるよう、設定時に注意すべきポイントを解説します。

なお、下記の資料には今からお伝えする内容やSEOに効果的なタイトルの付け方をまとめていますので、無料ダウンロードの上ぜひご活用ください。

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【書き方1】目標のキーワードを必ず含める

検索エンジンはタイトルや概要文に記載されているキーワードをそのページのテーマと判断し、順位評価に影響させます。

また、ユーザー視点で考えた際、自分が検索したキーワードがここに入っていなかった場合、「クリックした先に自分が知りたい情報が無いのでは?」と躊躇してしまう可能性があります。

そのため、よほどの事情がない限り、必ずキーワードを含めたタイトルに設定しましょう。

例えば、ペット用品の通販サイトの場合は「ペット 通販」のキーワードを含めたタイトルのトップページを設定することで、ペット用品の通販サイトだと認識させています。

「ペット 通販」のキーワードを含めたタイトル画面キャプチャ

なお、注意点として同じキーワードを繰り返すタイトルにしないようにしましょう。

Googleのガイドラインにも、キーワードの乱用を避けるようにと明記されています。

キーワードの乱用は避ける。<title> 要素に具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが、同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のようなタイトル テキストはユーザーの利便性を下げるものであり、このようなキーワードの乱用は Google やユーザーから不正行為と見なされる可能性があります。

引用:最適なタイトルリンクを出しやすくするためのベストプラクティス (Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更/Google検索セントラル)

【書き方2】ページ内容の要約文を意識する

検索結果画面での表示内容(スニペット)は、サイト内容を要約した文章にしましょう。

表示の範囲内で、端的にページの内容が伝わる記述を心がけてください。

例えば、弊社トップページのタイトルとディスクリプションは下記のように表示されています。

「ナイルのSEO相談室」の検索結果で表示されるタイトルとディスクリプションの画面キャプチャ

参考画像のタイトルやディスクリプションから、少なくとも下記の内容が読み取れます。

  • ナイル株式会社がSEO無料相談を行っていること
  • SEOに関するサイトの運営を行っていること
  • SEOコンサルティングサービスを提供していること
  • SEOの考え方や最新情報を発信していること

このようにページの内容がある程度わかるように設定することで、興味のあるユーザーがクリックし、流入へつながるようになるのです。

【書き方3】表示される文字数で記載する

タイトルは、全角で30文字前後が検索結果に表示され、それ以降は「…」で途切れてしまいます。

メタディスクリプションは、全角約80文字までです。

▼タイトルタグが検索画面に入らなかった場合の参考画面
タイトルタグが検索画面に入らなかった場合の参考画面キャプチャ

※30文字 / 80文字前後 というのはあくまで目安で、状況や利用環境によって増減するため注意してください。

必ずしも30文字以内、80文字以内というところにこだわる必要はありません。

しかし、少なくとも「伝わってほしいことが検索結果で途切れてしまう」ということがないようにしましょう。特に、記事タイトルの末尾に入れたサイト名などは省略されがちです。

なお、タイトルやディスクリプションに表示される文字数に変動があった際には「RankRanger」などのツールを使うことで最新の文字数が確認できます。

また、「文字数が多くなってしまうのでタイトルには盛り込みにくいけれど、ユーザーから検索される可能性のある関連キーワードがほかにもある」といった場合は、関連キーワードを盛り込んだディスクリプションの作成がおすすめです。

最も検索されそうなキーワードをタイトルに入れ、メインキーワードに関連するキーワードをディスクリプションのほうに振り分けます。

そうすることで、よりユーザーへの訴求力がある魅力的なディスクリプションになるでしょう。

さらに、ページのコンテンツ内にタイトルで使用したメインキーワードに関連するキーワードがいくつも含まれていれば、検索結果で上位表示される可能性があります。

また、検索結果にディスクリプションが表示される際、検索キーワードは太字で表示されますので、ユーザーの目を引く効果が期待できます。

 


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【書き方4】クリックしたくなる文面にする

タイトルタグやメタディスクリプションの内容はCTR(=クリック率)に大きく影響します。

コンテンツ作成において、ユーザーに適切な内容を伝えることが最も重要です。

また、質の良いコンテンツを作ることと同時に、多くの人に読んでもらえるよう他サイトとの違いや差別化を打ち出し、競合するページよりもクリックしたいと思わせる工夫もしましょう。

例えば、下記のようなフレーズは、ユーザーの興味を引くきっかけを作るのに有効です。

ユーザーが興味を惹かれるタイトル例
フレーズ 具体例
数字
  • ~~~に関する▲▲▲3つのポイント
  • ~~~ならこれ!〇〇〇のおすすめ5選
最新情報
  • 【最新版】~~~で〇〇〇なおすすめスポット7つ
  • 【2023年版】~~~で▲▲▲な観光地◯つ
完全版(まとめ)
  • 【完全版】~~~の使い方と▲▲▲を徹底解説!
  • ~~~をするなら知っておきたい注意点まとめ
~~向け
  • 【初心者向け】~~~を始める時のチェックリスト
  • 【上級者向け】~~~の新常識!▲▲▲のやり方

 

一方で、よくないタイトルの例としては、下記のようなものが挙げられます。

ユーザーが興味を惹かれないタイトル例
フレーズ 具体例
短すぎる
  • ▲▲▲(単語のみ)、▲▲▲まとめ
  • →▲▲▲の何についてなのかわからないので、ユーザーが自分が求めている情報なのか判断しづらい
情報量が多すぎる
  • 〜〜〜と▲▲▲、〇〇〇、■■■について
  • →結局どの内容がメインなのかわからない
簡潔すぎる
  • メディア運営の〇〇〇について
  • →読むメリットなどの記載もなく、〇〇〇の何を伝えるコンテンツなのかわからない

 

また、ユーザーに「クリックしたい!詳細を確認したい!」と感じてもらうディスクリプションにするには、『コンテンツをどのような人に届けたいのか』というターゲット設定も重要です。

年齢層や性別、職種などによって最適な文章表現や文字数は異なります。そのため、コンテンツとディスクリプションのトーンに、ずれがないよう注意しましょう。

ターゲット層に最適な文章表現を検討した上で、コンテンツがユーザーの課題をどのように解決するのかを考えます。

コンテンツを閲覧することで、ユーザーが享受できるメリットをはっきりと打ち出しましょう。

加えて、コンテンツを閲覧し、課題が解決した結果どうなるかまで、ユーザーに想起してもらえるようなディスクリプションであれば理想的です。

なお、こうした考え方は昔から今までさほど変わっておらず、弊社の土居が執筆した初心者向けのSEO本『10年つかえるSEOの基本』(技術評論社)の中でもふれていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

設定したタイトルやディスクリプションの表示を確認する

タイトルやディスクリプションは検索エンジン側がページの内容を判断し、自動的に生成して検索結果に表示します。

そのため、タイトルやディスクリプションが設定した文章で表示されないこともあります。

タイトルなどが書き換えられてしまう理由については、下記の記事にてまとめています。気になる方は併せてご一読ください。

設定したとおりのタイトルとディスクリプションを表示させるには、コンテンツの内容をできる限り正確にタグへ記載しましょう。

検索結果でタイトルやディスクリプションが実際にどのように表示されているかは、自社サイトのURLの前に「site:」コマンドを付けて検索をすると確認できます(下記の画面を参照)。

自社サイトのURLの前に「site:」コマンドを付けて検索した画面キャプチャ

ページごとにタイトルとディスクリプションがどのように表示されるかが確認できるので、新しくページを作成したり、リライトしたりした後には都度見ておくのがおすすめです。

注意! 同じタイトルやディスクリプションになっていませんか?

タイトルとディスクリプションを設定する際に、注意しなければならないのが同じテキストを入れてしまうことです。

これは、自社サイト内だけでなく、他社サイトに対してもいえることです。

特にありがちなのが、データベースサイト(以下、DBサイト)などシステムにより自動的にページが生成される場合です。

1ページずつ作成する記事ページなどと違い、DBサイトはルールに沿ってページが生成されるため、タイトル、ディスクリプションが同じ文言になってしまうことが多々あります。

タイトルが同じだからといって、ペナルティになるわけではありませんが、流入を最大化する観点では改善した方が良い点ですので、サイト内で同じタイトルになっている箇所がないか見直しましょう。

ディスクリプションとSEOの関係

『SEO office-hours from April 29,2022』では、検索順位を決定するアルゴリズムにディスクリプションの有無は含まれていないと、GoogleのJohn Mueller氏によって説明されています。

参考:Google Answers if Meta Description Matters for Rankings(Search Engine Journal)

しかし、ディスクリプションは直接的に検索順位を向上させなくても、よりコンテンツの内容を反映する大事な役割です。

ユーザーにとって魅力的なディスクリプションへと改善することでクリック率が高まり、結果としてSEOに影響し検索順位も向上することは留意しておきましょう。

また、SEOの基本施策としてタイトルだけではなくディスクリプションもページごとに最適なものを考え、しっかりと設定しておくことが大切です。

なお、下記の資料では今回紹介したタイトルの付け方のポイントなどを端的かつわかりやすくまとめています。

これからSEO対策やメディア運営に力を入れたい方は社内共有用としても役立ちますので、ぜひ無料ダウンロードの上、ご活用ください!

タイトル設定はSEOで重要な役割を果たしています

SEOにおいて、タイトル(タイトルタグ)は重要な役割を果たし、改善によるインパクトも大きいのが特徴です。資料ではタイトルタグのSEO効果やタイトルを考える際のヒントを解説しています。SEOを改善されたい方は資料の内容を実践してみてください!ご相談も受け付けしています!

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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