構造化データのマークアップとは?知っておくべき10種類や設定方法をプロが解説

構造化データのマークアップとは?知っておくべき10種類や設定方法をプロが解説

構造化データのマークアップとは、検索エンジンがページの内容を理解しやすくするよう"意味づけ"を記述することです。本記事では、初心者向けに構造化データのマークアップの概要や種類、ツールを使った設定方法などを徹底解説します。

検索エンジンにコンテンツ内容を正しく認識してもらうだけではなく、ユーザーの利便性もアップするため、ぜひ最後までお読みください。

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構造化データのマークアップとは

前述のとおり「構造化データ」とは、検索エンジンがページの内容を理解しやすくするために行う"意味づけ"のことです。また「マークアップ」とは、"記述"を意味します。

検索エンジンは、Web上のデータを取得するためにクローラーを使用して、HTMLやJavaScriptなどから情報を読み取っています。

ですが、クローラーは人間と同じようには理解できないため、手助けする目的で行うのが、構造化データのマークアップです。例えば以下のHTMLは、クローラーが文字列として社名やURLを認識します。

▼通常のHTMLの記述例

<div>
名前:ナイル株式会社
サイトURL:https://nyle.co.jp/
</div>

そこで、クローラーに意味を理解できるよう構造化データをマークアップした記述が以下のHTMLです

▼構造化データをマークアップした記述例

<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Corporation",
"name": "ナイル株式会社",
"url": "https://nyle.co.jp/"
}
</script>

この記述を読み取ったクローラーが、検索エンジンに「このページの会社は、ナイル株式会社という"名前"の会社で、https://nyle.co.jp/が"サイトURL"である」と伝えます。

なお、Googleの検索エンジンがサポートする構造化データは、2024年3月時点で34種類あり、記事の内容や書籍・商品情報など多様です。これにより、検索結果の表示項目を増やせるケースがあるため、検索結果が見やすくなりユーザーの利便性をアップできます。

SEOへの影響

結論からいうと、構造化データのマークアップをしてもSEOに直接的な影響はありません。構造化データが、検索結果をランキングする要因に含まれていないからです。

ただ、検索結果の表示項目を増やしてユーザーが求める情報があると示すことで、流入数の増加を狙えるケースはあるため、間接的なSEOとして実施する価値は十分にあります

構造化データのマークアップを行うメリット

構造化データのマークアップを行うメリットを、以下の2つ紹介します。

構造化データのマークアップを行うメリット

では、順に見ていきましょう。

メリット1 検索エンジンが内容を認識しやすくなる

構造化データのマークアップにより、検索エンジンがコンテンツの内容を適切に理解できます。

その結果、クローラーによる巡回(クロール)がスムーズになり、検索エンジンから評価を得るまでの時間を短縮することが可能です

メリット2 リッチリザルトが表示される場合がある

検索結果に「リッチリザルト」を表示できることもメリットの1つです。例えば、「ナイル株式会社」を検索した場合、タイトルに加えて会社概要・採用情報や関連する質問など表示項目を増やせるため、ユーザーの目を引きます。

「ナイル株式会社」とGoogle検索した際のリッチリザルトのキャプチャ画像

構造化データをマークアップしても、リッチザルトが必ず表示されるわけではありませんが、表示されればクリック率がアップし、流入の増加が期待できる点がメリットです

もし構造化データの実装についてのご相談やご質問がありましたら、以下のバナーよりお気軽に無料相談をお申し込みください。

設定しておきたい構造化データの項目10選

ここで、「Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ」から以下の10項目を紹介します。それぞれの役割や特徴を見ていきましょう。

設定しておきたい構造化データの項目10選

項目1 記事(Article・NewsArticle・BlogPosting)

1つ目に紹介するのは、ニュース・スポーツやブログ記事に適した「記事」です。記事タイトルや画像・日付情報などを表示し、ニュース記事の場合、以下のようにトップニュースとして表示されるケースがあります。

野球と検索した時の表示

項目2 よくある質問(FAQPage・Question・Answer)

「よくある質問」は、Googleアシスタントの「アクション(▽のようなマーク)」をクリックすると、Q&Aや引用サイトのURLを出現させる構造化データです

 よくある質問(FAQPage・Question・Answer)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

上記のように「ウェブマーケティング」を検索するユーザーが関連して検索する質問を予測し表示するので、ユーザーのスムーズな問題解決を手助けするだけではなく、自サイトへ訪問するきっかけを作ることができます。

項目3 パンくずリスト(BreadcrumbList)

「パンくずリスト」とは、該当ページがサイト内のどの階層にあるかを示すものです。以下の記事タイトル上部の「https://www.seohacks.net>ブログ>SEO」の部分が該当します。

パンくずリストの構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

これにより、ユーザーがサイト内の「どのカテゴリ」にある記事を読もうとしているのかを理解しやすくなります。

項目4 商品(Product・Review・Offer)

「商品」の構造化データをマークアップすると、価格・在庫状況やレビューの評価・配送情報などがリッチリザルトとして検索結果に表示される場合があります

商品(Product・Review・Offer)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

ECサイトを訪問する前に検索結果で情報を把握できるので、クリック率を高めたり購入を促したりすることが可能です。

項目5 レシピ(Recipe・HowTo・ItemList)

「レシピ」では、調理方法・調理時間やレビュー投稿者の評価・栄養成分などをマークアップできます

レシピ(Recipe・HowTo・ItemList)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

レシピ(Recipe・HowTo・ItemList)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

検索結果にユーザーの知りたい情報が表示されれば、より興味を持ってもらえます。

項目6 求人検索用の求人情報(JobPosting)

採用に役立つのが「求人検索用の求人情報」です。自社の求人を指名検索しなくても「場所 職種 求人」で検索した際に、以下のように求人情報を表示できます。

求人検索用の求人情報(JobPosting)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

項目7 動画(VideoObject・Clip・BroadcastEvent)

「動画」は、動画の説明やサムネイルのURL・アップロード日・再生時間などを表示できる構造化データです。YouTube動画でチャプター設定をしている場合、下記のようにチャプターごとにプレビューや説明が表示されるケースがあります。

動画(VideoObject・Clip・BroadcastEvent)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

ユーザーが動画を再生内容を見なくても概要を把握できる上、検索一覧で目立たせられるので、クリック率アップを目指せる点がメリットです。

項目8 ローカル ビジネス(LocalBusiness)

実店舗やオフィスを持つ企業などの場合は「ローカルビジネス」をマークアップしましょう。以下のように、営業時間・電話番号などの店舗情報やクチコミなどを表示できます。

ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

なお、食事を提供するサービスの場合は「メニュー」もマークアップすることが可能です。

店舗や企業のホームページを見なくても、ナレッジパネルから連絡先・地図など把握したり予約を行えたりするので、ユーザーからの問い合わせや予約・購入などをよりスムーズにできます。

項目9 イベント(Event)

「イベント」で記述できるのは、イベント画像や開催場所・日時の情報などです

イベント(Event)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

なお、リアルイベント・オンラインイベントのどちらも対応しています。

項目10 サイトリンク検索ボックス(WebSite)

サイトリンク検索ボックスをマークアップすると、検索結果ページで直接検索できる「検索窓」が表示されます

 サイトリンク検索ボックス(WebSite)の構造化データが表示されたGoogle検索結果のキャプチャ画像

ユーザーが、検索結果からダイレクトにサイト内を検索できるので、時間短縮につながります。

構造化データのマークアップを設定する3つの方法

構造化データをGoogleの検索エンジンに伝えるための設定方法を、以下の3つ紹介します。それぞれ、具体的な方法を見ていきましょう。

構造化データのマークアップを設定する3つの方法

方法1 HTML上で直接マークアップする

最もオーソドックスなのが、「ボキャブラリ(値)」「シンタックス(記述ルール)」を用いて、手動で直接マークアップする方法です

「ナイル株式会社」に"name"、「https://nyle.co.jp/」に"url"という値を付ける際、各値を定義している規格を「ボキャブラリ」、その記述ルールを「シンタックス」と呼びます。

▼構造化データをマークアップした記述例(再掲)

<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Corporation",
"name": "ナイル株式会社",
"url": "https://nyle.co.jp/"
}
</script>

参考:Google 検索での構造化データのマークアップの仕組み概要│Google 検索セントラル

ただ、Googleの検索エンジンに伝えるには、指定のフォーマットを用いてページソースごと記述しなければならないため、工数を要します。

方法2 支援ツールを使う

次に紹介するのは、Google公式の構造化データ マークアップ支援ツール を使う方法です

構造化データ マークアップ支援ツールのキャプチャ画像

出典:構造化データ マークアップ支援ツール

マークアップしたい項目を選択すれば自動で適したHTMLを作成してくれるので、規格について詳細な知識がなくても設定できます。

【使い方】

  1. 該当ページのURLを入力
  2. データ タイプを選択
  3. 「タグ付け開始」をクリック
  4. マークアップしたい部分を選んで設定
  5. 「HTMLを作成」をクリックし、構造化データを用いたHTMLを表示
  6. 作成されたHTMLをコピーし、サイトに反映

なお、使用前にGoogleサーチコンソールと自身のサイトを連携させる必要があります。

方法3 データハイライターを使う

3つ目に、HTMLを触らずGoogleに構造化データを伝えられるデータハイライターを紹介します

データハイライターのキャプチャ画像

出典:Data Highlighter

Googleが提供するツールで、自身のサイトとGoogleサーチコンソールを連携させた上で使用します。データハイライターでタグ付けできるものは以下9つです。

  1. 記事
  2. イベント
  3. 地域のお店やサービス
  4. レストラン
  5. 商品
  6. ソフトウェア アプリケーション
  7. 映画
  8. テレビ番組のエピソード
  9. 書籍

ただし、クローラーが巡回したページのみ使用できるので、公開・更新したばかりの記事に使用する際は、構造化データ マークアップ支援ツールなどで対応しましょう

以上、構造化データのマークアップを確認する方法をお伝えしましたが、「自社でどのように対応すればいいかがわからない」という方のために無料相談を用意していますので、以下のバナーからお気軽にお試しください。

構造化データのマークアップを検証するツール3選

ここで、構造化データを検証するツールを以下の3つ紹介します。

構造化データのマークアップを検証するツール3選

ツール1 スキーママークアップ検証ツール

スキーママークアップ検証ツール(Schema Markup Validator)は、構造化データの基準の作成や管理を担う団体「schema.org」が提供する検証ツールです

スキーママークアップ検証ツールのキャプチャ画像

出典:Schema Markup Validator

【使い方】

  1. 該当ページのURL or コードを入力し「テストを実行」をクリック
  2. エラーがない場合は「エラーなし」「警告なし」と表示

Webページに埋め込まれているSchema.orgベースの構造化データの記述が合っているかを、ワンクリックでチェックできます。

ツール2 リッチリザルトテスト

Googleが提供する検証ツールとしてリッチリザルトテストがあります

リッチリザルトテストのキャプチャ画像

出典:リッチリザルトテスト

ページに設定した構造化データが正しく設定されているか、どの項目が設定されているかなどを確認できます。

【使い方】

  1. 該当ページのURLかHTMLを直接入力し「テスト」ボタンをクリック
  2. 問題がなければ「このページはリッチリザルトの対象です」と表示される
    ※構文に誤りがあればエラーが報告される

リッチリザルトテスト使用画面のテスト結果の画像

なお、Googleがサポートしていない構造化データは検証の対象外なので、注意しましょう

ツール3 Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール内の構造化データ項目でも、エラーの有無を確認することが可能です

【使い方】

  1. Google サーチコンソールにアクセスする
  2. 「拡張」にパンくずリストやよくある質問などの項目が表示されていれば、以下のようなグラフが確認できる

Googleサーチコンソール内の構造化データ項目のキャプチャ画像

出典:Google検索セントラル

Googleサーチコンソールでは、問題が新たに検出される度にアカウント所有者にメールが送信されます。ただし、すでにある問題が悪化した場合はメールが送信されないので、定期的に確認しましょう

また、以下の「URL検査ツール」を使用すれば、ページごとにテストすることも可能です。

Googleサーチコンソール内のURL検査ツールキャプチャ画像

▼結果の表示イメージ

URL検査ツール調査結果のキャプチャ画像

出典:Google検索セントラル

上記の場合は、「Recipes(レシピ)」にエラーが発生しているので、赤いマークが表示されている項目をクリックすると、エラーに関する情報が表示されます。

構造化データを正しくマークアップして認知度を高めよう

構造化データのマークアップによって、リッチリザルトが表示されるとユーザーの利便性が高くなるため、重要なSEOの1つと言えます。本記事で紹介した手法やツールを使い、最適化していきましょう。

ナイルでは、2,000社以上の支援実績をもとに無料相談を行っておりますので、構造化データやSEOに関してお悩みがある方は、以下のバナーからお気軽にお試しください。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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