サイトリニューアルのどのタイミングでSEOの導入・設計を検討すべきか:ウェブサイトの集客戦略の立案

公開日: | 更新日:
サイトリニューアルのどのタイミングでSEOの導入・設計を検討すべきか:ウェブサイトの集客戦略の立案

サイト制作時・リニューアル時におけるSEO導入の検討タイミングについて解説します。

\SEOのFAQを資料にまとめました!/

サイトの企画・設計のタイミングが理想的

キャンペーンサイトなどの「無料検索による集客を重視しないWebサイト」を除き、サイト制作の初期工程からSEOによる集客戦略を検討しておく必要があります。SEOを考慮するタイミングが、サイトの企画設計時からリリース後の運用段階まで全ての段階にあることが理想です。

一般的なサイト制作の流れとフェーズ

多くの場合、Webサイトの制作・リニューアルは次の順序で進めます。SEOは 1.企画準備 の段階から 6.リリース の段階まで全てのフェーズにおいて検討しておくことが望まれます。

  1. 企画準備  : 課題や目標等をRFPにまとめるフェーズ
  2. 現状分析  : ユーザー調査や競合調査を行うフェーズ
  3. 戦略策定  : 現状を踏まえて、今後何を目指すのかを決めるフェーズ
  4. サイト設計 : サイト構成、導線設計、画面構成などの実装を定めるフェーズ
  5. サイト制作 : デザインを決め、コンテンツを作り、システムを開発するフェーズ
  6. リリース  : サイトを公開し、その後運用していくフェーズ

よくある失敗:企画・設計段階でSEO要件を実装しない場合のリスク

上記の「6.リリース」以降のフェーズで、「サイトをリニューアルしたので、これからSEOを検討したいと考えています」というお問い合わせをいただくことがあります。ただ、このフェーズでご相談をいただいた場合には、ウェブサイトの制作要件など様々な理由によって十分なSEO要件を組み込めないというケースが起こりえます。具体的には次のような場合です。

  • データベースに情報を持っていないため、対策キーワードに対応するページを作ることができない場合
  • サイトの仕様が既に固まっているため、title要素などのキーワード設定や内部リンク構造等の要件を改修ができない場合

つまり、「致命的な不備が見つかったとしても改修を行うことができない状況」が生まれてしまい、リニューアルしたばかりであるにもかかわらず、最もクリティカルなSEO上の提案が「SEOで成果を出すためにはサイトをリニューアルしましょう」となってしまうこともあるということです。

サイト設計時からSEOを検討しておくことが大事

SEOは、対策キーワードやコンテンツだけを考えるなど部分に分けて対応するという性質は薄く、むしろWebマーケティング全体の視点から戦略立案を行って計画を立てることでその真価を発揮することのできる取り組みです。サイトリニューアル時には特にこの傾向が強くなります。

サイトリニューアル時のSEOの実装を考えるにあたっては、まず競合サイトの順位状況や実装面の調査等を行うことが肝要です。すなわち、現在自分たちを取り巻く環境がどのようなものであるかを適切に分析したうえで、その現状分析から導き出した結論をいかにしてSEOの要件に落とし込んでいくかが重要となります。

予め考えておくべき3つの取り組み

つまり、サイトをリニューアル・制作するにあたっては、ます次の取り組みをどのように行うのかを予め検討しておくことが必要です。

  1. 現状分析  : ユーザー調査、競合調査を行う
  2. 戦略策定  : 現状を踏まえて、今後何を目指すのかを決める
  3. サイト設計  : サイト構成、導線設計、画面構成などの実装を定めるフェーズ

上記3点を顧みずにSEOの技術要件のみをとらえてしまうと、競合サイトに比して突出する強みのあるサイトにはならないことがあります。

サイト制作・リニューアル時に検討すべきポイント

次の点を踏まえたうえで集客の戦略を立て、サイトの要件設計に落とし込むのがベストです。

  1. ユーザーが解決したい問題は何か
  2. ユーザーに気付いてもらいたい課題は何か
  3. ユーザーの課題解決のために必要な情報(コンテンツ)は何か
  4. 競合にない自社の強みはどこにあるか
  5. 獲得したいユーザーはどんなユーザーか
  6. 自社サイトの目標を達成できる見込みはどの程度あるのか

\リニューアル後に後悔したくない人必見!/

サイトの設計後に実施するSEO要件

一方、もちろんのことではありますがサイトの設計後に実施可能なSEO上の要件は存在します。ここで一通りの項目を押さえておきます。

サイト構造やページレイアウトが決まった後で実施できる施策は多数存在するものの、設計時の入念な検討に基づく実装をしておけば、コンテンツ追加や外部リンクの獲得などの継続的な取り組みによって成果を積み上げるサイトにすることができるはずです。

まとめ

ここまでの内容をまとめると次のとおりです。

  1. まずはSEOがどの程度重要かをよく考えることが必要
  2. SEOが重要であり、要件を検討・実装する際のタイミングはサイトの企画・設計時がよい
  3. SEO要件を踏まえずにリニューアルすると、望ましい要件を実装できないケースがある
  4. そこで、ビジネス戦略、Webマーケティング戦略からSEOの戦略を考え、サイトを設計することが理想的

「さらにSEOを学びたい!」という方へ

ナイルの人気SEO資料3点セットです。 SEO初心者の方やSEOについて把握したい方は、まずはこの3点の資料をご覧ください!

無料で資料を受け取る

ナイルの無料相談に申し込む

ナイルのサイトリニューアル支援サービスの詳細と無料相談のご案内はこちらで紹介しております。

PIVOTにもスポンサード出演しました!

PIVOTにもスポンサード出演しました!
チャンネル登録者数が100万人を超えるYoutubeチャンネルPIVOTにスポンサード出演しました!
動画内では、マーケティング組織立ち上げのための新しい手段についてお話しています。
マーケティング組織に課題がある方はぜひご覧下さい。
動画を見る

関連記事

サイトリニューアルをして 成果を上げる方法

サイトリニューアルで成果を上げる方法は?タイミング・手順・注意点など全まとめ!

ECサイトのリニューアルで必要なこと

ECサイトのリニューアルで注意すべきポイントは?5つの手順も解説

新規サイト公開時・リニューアル時のSEOで注意すべき”つまずき”と対策

新着記事

seoは崩壊しない_アイキャッチ

AI検索時代でもSEOは壊滅しない――LLMと共に進化するマーケティング戦略

SEOコンサルティングとSEOツール_アイキャッチ

SEOコンサルティングとSEOツールの支援、どちらがいい?見極め方を解説

LLMマーケティングとは?メリット・活用法からLLMOまで解説

もっと効果的な集客施策
してみませんか?

Web戦略の情報を
定期的に受け取りたい方

取材・メディア掲載に関するお問い合わせは、こちらからお問い合わせください。