【SEO】キーワード選定のコツ!無料ツールを使った4つのやり方

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【SEO】キーワード選定のコツ!無料ツールを使った4つのやり方

コストや時間をかけて上位表示を目指すSEO対策の根幹となるキーワードの選定は、SEO対策を実践した際にどれだけのリターンをもたらすか左右するもので、「これが良さそう」「人気があるから」などという安易な理由で行うべきではありません。

この記事ではキーワード選定の基本的な考え方をお伝えします!

【2022年9月追記】こちらの情報は2016年10月時点での内容であり、仕様変更・サービス停止などにより使えなくなっているツールもあります。あらかじめご了承ください。

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キーワード選定の基本的な考え方

キーワード選定、と言ってもやや広い意味を持ちますのでまず簡単に補足しておくと、ここでは「どのようなキーワードを中心に上位表示を狙っていくかを決める」と「コンテンツを作成する際にどんなテーマ(キーワード)のものを作成するかを決める」に分けて考えていきます。

冒頭の文章でも書いていますが、折角コストをかけて上位表示されてアクセスが増えたところで意外に売上につながりませんでした、では意味がありませんので、特に「どのようなキーワードを中心に上位表示を狙うか」について解説していきます。

上位表示に繋がるキーワード選定を動画で紹介しています!

既存のキーワード別のデータからキーワード候補の洗い出しをする

オーソドックスですが堅実な方法としては、既存のリスティング広告のデータから(データが無い場合はあらかじめテストマーケティングとしてある程度の期間投資してでも)キーワード毎にどのようなパフォーマンスを発揮するかを判断します。

リスティング広告の運用データこの図はとあるWEBサイトでのリスティング広告の運用データで、一番右の列がコンバージョン(問い合わせや購入などのゴールを達成した数)です。

このデータだけ見ても、上から2つのキーワードはよほどの事情が無い限りは何が何でも上位表示を達成したいキーワードだということが分かりますし、少なくともこの時点でコンバージョンが取れている他のキーワードについても同じく優先的に上位表示させるべきと判断できます。

※データの捉え方として、例えばクリック母数が100を割っているようなキーワードでのデータはデータとして有意でないとして排除するという考え方もあれば、可能性があるものは全て狙うべきという考え方もできますが、効率を追求するなら前者のスタンスで良いと思います。

多くのコンバージョンを獲得できるキーワードに偏りが出てくるような商材においてはこのやり方は基本ですが非常に有効です。逆に大量の商品を保有する総合ショップ型のEコマースなど、コンバージョンキーワードが一部に偏らない場合には、このような方法は必ずしも適しているわけではありません(始めから全部を上位にヒットさせるつもりでWEBサイトを作った方が手っとり早いです)。

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キーワードツールを用いて関連キーワードを推測する

コンテンツを作成したりWEBサイトの設計を考える段階、或いは思いつかなかったキーワードのヒントを得る場合などにはキーワードツールを用いると便利です。

無料のキーワードツールとして最もメジャーなものはGoogleが提供しているGoogleキーワードプランナーだと思います。

Googleキーワードプランナー 検索ボリュームを調査したり、どのような組み合わせでの検索がされているか、それらは何を求めて検索されているか、などを把握し推測することで、例えばEコマースの商品のカテゴリ分けの参考にしたり、追加で作成するコンテンツのテーマのヒントにすることが出来ます。

また、ビジネスに関連するキーワードや、同じカテゴリーのサイトURLを入力することで、ヒントとなるキーワードを表示してくれる機能もあります。

キーワードプランナー

オートコンプリート機能を使って複合キーワードを推測する

オートコンプリート(サジェストなどとも呼ばれます)機能を用いて、どのような関連検索があるかを下記のようにキーワード毎に調べる方法もあります。

オートコンプリート

この機能を利用した無料ツールで非常に便利なのが、ラッコキーワードです。

このツールは、キーワードを入力することで、Google、Bing、YouTubeなどのサジェストキーワードを表示してくれるツールです。

そのキーワードにおいて、ユーザーにどのようなニーズがあるかを知りたい時、キーワードを幅広く出したい時などに便利です。

SEOという観点から対策キーワードを再検討する

少し話題がさかのぼりますが、仮にリスティング広告の運用でものすごく良い数字を出すキーワードがあったとしても、全てSEOで上位表示できるとは限りません。

例えば、「ホームページ制作」のサービスサイトに対してリスティング広告を出稿したら「SEO対策」という単体キーワードで意外にかなり多くのコンバージョンが生まれたとします。しかしホームページ制作を扱うWEBサイトで少なくとも「SEO対策」というキーワードで上位表示を目指せるか?と言えば、よほどの苦労をしないと出来ません。

キーワード選定に加え、検索エンジンの役割とその仕組みを考慮すればWEBコンテンツと検索意図とが合致していることがSEOでは求められますので、その点をキーワード選定の際に加味しておかないと後で痛い目にあうこともあります。

その他キーワード選定に関する補足

そもそもキーワード選定という作業は「どんな検索をするユーザーにアプローチしようか」ということを考える作業であるということは忘れてはいけません。

ツールを眺めたりデータを睨めっこする前に「そもそも自分たちの商品を購入する人というのは誰で、一体何を目的にどのような検索をして、彼らに商品のどのポイントを訴求すれば買ってくれるだろうか?」という一連のユーザーの行動をイメージするところから始まります。ツールが提示してくれないことも顧客からヒントを得られることもあります。

また、細かなキーワードでのヒット率を上げるために行うロングテールSEOについては、大半がツールなどのデータでは出てこないニッチな組み合わせのキーワードですので、そういった想像力がコンテンツのライティングなどの段階から求められます。

以上、キーワード選定の基本的な考え方や簡単な選定方法についての解説です。特にこれから本格的にSEOを実践するのであれば参考にしてもらえると良いです。

また、キーワード選定の他、SEOの理解を深めたい方や施策の第一歩を踏み出したい向けに、SEOの基礎知識と実践方法をまとめた無料の資料もご用意しております。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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