ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いは?手段や効果を解説!

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検索エンジンのガイドラインに沿った「ホワイトハットSEO」、沿わない形で行う「ブラックハットSEO」という、対になる2種類のアプローチについて、基本的な解説を行います。

ブラックハットSEO

検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいた悪質な技術によって、Webサイトの検索順位を上げようとすること、またはその手法を指した言葉です。

例えば、検索エンジンのクローラーがWebサイトに訪問した際、ユーザーが見るものとは異なる内容のWebページを閲覧させる「クローキング」や、自動生成のテキストコンテンツでキーワード単位の評価を稼ごうとする「ワードサラダ」、SEO目的の不自然なサイトから被リンクを購入して評価を高める施策などが分かりやすい例と言えます。

このような施策はスパム行為と判定され、ペナルティとして対象ページの検索順位を下落させられたり、最悪の場合はインデックス削除を受ける(検索結果に一切現れなくなる)こともあります。

かつてはこれらの「Googleの裏をかく」ような形でのSEOが公然と行われており、それが一定の成果を挙げていたことも事実です。しかし、現在はGoogleのスパム検知精度が向上し、ペンギン・アップデートパンダ・アップデートなど、検索結果がより健全なものになるようなアップデートが繰り返し行われています。

これらのブラックハットSEOに対する昨今のGoogleの対応については、以下のエントリーをご参照ください。
SEOとは?初心者もSEOで成果を出すための本質的な考え方
Googleがアルゴリズムを変更する目的とSEOの役割
低品質・不自然な外部リンクがもたらすリスクについて

悪意が無くとも、SEOに対する誤解(古い知識など)に基づいた施策でスパムと判定されてしまう可能性もゼロではありませんので、『ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)』をしっかりと読み、Googleからのメッセージやアラートを確認するためサイトを『サーチコンソール』に登録して定期的にチェックすることをお勧めします。

ペナルティや再審査リクエストに関しては、以下のエントリーで詳細に記述しております。
不自然リンクペナルティ・再審査リクエスト絡みの質問を20個集めて汎用的かつ無難なQ&A集を作ってみた
ペナルティを受けてしまったのですが、どのようなリンクが不自然リンクに該当するのでしょうか?

ブラックハットSEOの手段

ブラックハットSEOについてどのような手段があるのか、具体的に確認していきましょう。

外部リンクの購入

外部リンクの購入です。多くのウェブサイトからリンクされること(被リンク)で信頼性が増し検索順位が上がるため、SEOではできるだけ被リンクを増やすことがいいとされています。しかし、被リンクは増やそうと思って増やせるものではありません。そこに目をつけ、「月額1万円で100サイトからリンクする」など、被リンクを販売する業者がいるのです。

この方法は現在、Googleのペナルティ対象となっており、むしろ検索順位を大きく落としかねないので要注意です。現在でも販売している悪質な業者がいるので、購入しないようにしましょう。

外部リンクの購入
リンクファーム

被リンクがSEO的観点からメリットになることを悪用したブラックSEOに「リンクファーム」があります。2つのウェブサイトでお互いにリンクし合うことを「相互リンク」と呼び、相互リンクを大量に行うことで被リンクをどんどん増やす手法がリンクファームです。

現在、このリンクファームはスパム行為とみなされGoogleからペナルティを受けてしまいます。一般的な相互リンク程度であれば問題はありませんが、プログラムで相互リンクをどんどん生成したり、相互リンクすることを条件としたリンク集などはリンクファームとみなされます。

リンクファームのイメージ図

不正なクローキング

ブラックハットSEOの一つ「クローキング」は、ウェブサイトを訪れるユーザーと検索エンジン向けに別のページを用意することで検索エンジンを欺くという方法です。

不正なクローキングの画像


具体的には、アクセスしてきた相手がGoogleのロボットなのかユーザーなのかをユーザーエージェントというツールで判断し、自動で読み込むページを変えています。なぜそんなことをするのかというと、Googleに高評価されるページとユーザーが好むページが必ずしも一致しないからです。以前はこの方法がSEO施策として見られましたが、現在はペナルティ対象となりますので要注意です。

隠しテキスト

隠しテキストとは、ウェブサイトを訪問したユーザーに見えていない文字をこっそりHTMLに仕込むことです。たとえば背景色と同じ文字色でフッターに羅列したり、人の目では見えないほど極小のフォントサイズを使ったり、CSSを使って画像と重ねて見えなくしたりといった方法があります。

さまざまな理由でユーザーには見せたくないけれど、その言葉でSEO対策したい場合に使われがちです。隠しテキストをサイトに実装すると、今は確実にペナルティを受けます。意図しない隠しテキストがある場合はしっかり修正しておきましょう。

隠しリンク

実際にはリンクしているのに、さまざまな方法でリンクだとわからないよう隠す方法が隠しリンクです。テキストリンクの色を背景と同化させたり、画像のごく一部だけをリンクにすることで見た目にはリンクとわからないよう加工する手法があります。

SEOの観点から被リンクを大量に増やすために使われていましたが、現在の検索エンジンのアルゴリズムは内部リンクと外部リンクの文脈まで読み取るようになっているので、そもそも大量に内部リンクを張る方法はSEOとしても通用しなくなっています。それどころか隠しリンクにすることでペナルティを受ける可能性があります。

ワードサラダ

ワードサラダとは、一見すると正しい文章のように見えて、実はまったく意味が通っていない支離滅裂な文章のことです。かつて検索エンジンの評価は外部サイトからリンクされるほど向上していたため、リンクを張るためだけのウェブサイトを大量に用意するSEO手法が主流でした。しかし、内容がまったくないウェブサイトからリンクを張っても検索エンジンは評価しません。そこで自動プログラムでワードサラダを生成し、内容があるように見せかけていたのです。「文章が自然かどうか」を検索エンジンが判断できなかったため通用していたワードサラダですが、現在はスパムと認定されるので行ってはいけません。

コピーコンテンツ

「コピー」NG的なイメージ画像

コンテンツを増やすことはSEO対策として有効です。その場合、時には競合サイトを参考にしてコンテンツを作ることもあるでしょう。同じキーワードで順位向上を狙う以上、テーマが被ることはありえますし、それ自体は特に問題ありません。しかし、既存のコンテンツの語尾を変えただけなど、コンテンツの内容があまりにも似てしまっていると、コピーコンテンツとみなされて検索順位を落としてしまうことがあるので注意が必要です。なお、自サイト内のコンテンツであっても似すぎているとコピーコンテンツと判断されることもあります。

ホワイトハットSEOとは

ホワイトハットSEOとは検索エンジンのガイドラインに沿う形で、ウェブサイトの技術面・コンテンツ面を最適化すること、またはその手法を指した言葉です。

Googleが公開している「検索エンジン最適化スターターガイド」や、「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」で推奨されているような形で行われるSEOを指します。検索エンジンサービスのルールに逆らわずに、ウェブサイトに訪れたユーザーに対して役立つ情報を提供するサイト運営やSEOを実施するということです。

例えば、サイト内部のメタ情報の最適化、ユーザーの課題解決に貢献するコンテンツの公開、それによる自然リンクの獲得の促進などが当たります。

ホワイトハットSEOの基本的な考え方については、以下のエントリーが参考になりますので、関心のある方はご覧ください。
GoogleのSEOで必ず押さえておくべき3つのポイント
“ホワイトハットSEOが上手くいかない”という人へのアドバイス

ホワイトハットSEOの手段

ホワイトハットSEOについてどのような手段があるのか、具体的に確認していきましょう。

Google Generalガイドラインに準拠している

Google Generalガイドラインとは、Googleがウェブサイトの品質評価を行う際の指針となるものです。ガイドラインの内容は一般に公開されており、アルゴリズムアップデートがあると更新されていきます。

ガイドラインに準拠する
Google Generalガイドラインの構成は大きく3つ。「品質評価のガイドライン」「評価の基準と適用される範囲」「最新の更新内容」となります。SEO対策する上で、Google Generalガイドラインをしっかりと読み込み、逸脱しないよう気をつけることはとても重要です。Google GeneralガイドラインはGoogleというプラットフォームの運営元が公開している「ルール」のようなもの。破ればペナルティが課せられたり、上位表示できなくなったりする恐れがあるのは当然です。何よりもまずGoogle Generalガイドラインを遵守し、その上でSEO対策を行うことが重要です。

Google Generalガイドライン

良質なコンテンツを作る

ホワイトハットSEOで重要なのはコンテンツ自体の品質が高いことです。

良質なコンテンツを作る

良質なコンテンツであれば検索エンジンに評価され、自然と順位も上がります。では良質なコンテンツとは具体的にどんなものでしょうか。まず、文字数が多いことです。もちろん、文字数が多いからといって必ずしも品質が高いわけではありませんが、上位表示されているコンテンツをチェックしてみると、文字数が多い傾向にあることも事実です。SEOと文字数の関係については、以下の記事もご参照ください。

SEOでは文字数の多い長文コンテンツが有利ですか?

古いコンテンツをアップデートすることも重要です。情報には鮮度があり、作成当時は十分だった内容も、時がたつにつれて誤りが出てきたり不十分になったりします。もちろん新しいコンテンツを作成して全体量を増やすことも大事ですが、すでに検索エンジンから一定の評価を受けており被リンクも獲得している過去のコンテンツに手を加えて、メンテナンスすることも忘れてはいけません。

また、Googleがコンテンツを高く評価する基準の一つに、「きちんと専門家が書いているか」という権威性があります。コンテンツの作成に専門家が関わっている場合は、権威性を示すためにもプロフィールをしっかりと掲載することが重要です。

技術対策ができている

Google Generalガイドラインを遵守し、良質なコンテンツを作っても、その価値が検索エンジンに伝わっていないと検索順位は向上しません。しっかりとウェブサイトの価値を伝えるために技術対策を行う必要があります。
技術対策ができているまず実施したいのが、リンクビルディングです。ほかのサイトからリンクされること、いわゆる「被リンク」を得ることです。リンクには自然に獲得できるものと、意図的に獲得するものの2つがあります。リンクを自然に獲得するためには正攻法しかありません。ほかのサイトがリンクしたくなるような良質なコンテンツを作成し、SNSなどを通して認知度を広げてリンクを獲得します。一方で意図的にリンクを獲得する方法はブラックハットSEOとみなされるものが多いのでリスクを伴います。基本的には自然な獲得を目指しましょう。

ウェブサイトの内容を正しく検索エンジンに伝えるためにはhtmlソースを適切に記述することが大切です。なかでも最優先したいのがtitle要素。titleに記述した文章は検索結果に表示され検索したユーザーの目に触れるため、アクセス数に大きく影響します。ポイントは全角35文字以内に収めること。検索結果で表示されるのが35文字なので、その範囲で収めると見た人に内容がわかりやすくなる効果があります。また、対策したいキーワードをなるべくtitleテキストの前の方に入れておくことも重要です。

html内にcanonicalも記述しておきましょう。canonicalとは、内容が重複しているURLが複数ある場合に、どのページが正規なのかを検索エンジンに伝えるための記述です。そもそも内容が重複するページはできるだけ減らすべきなのですが、やむを得ない場合はcanonicalを使います。具体的には正規ページの<head>タグのなかにrel=“canonical”を記述します。これにより、ページの評価の分散を避けることができ、どのページを優先して検索結果に表示するのか検索エンジンに伝えることができます。

 

ホワイトハットSEO vs ブラックハットSEOという構図

検索エンジンにとっていわゆるブラックハットSEOは「ユーザーにとって低質なコンテンツを上位表示させようとする、検索エンジン自体の価値を毀損する行為」であり、厳しく取り締まられています。

2010年代前半には「そうはいってもブラックハット的手法を取らなければ、現実的に検索上位を獲得することが困難」といったジャンルもありましたが、RankBrainの導入など数多のブレイクスルーによって、Googleのアルゴリズムの精度およびスパム検知能力は飛躍的に向上しており、人工リンクなどを使ったブラックハットSEOによって十分な投資対効果を得ることは極めて難しくなっています。

また「ブラックハットSEOを故意に行っている運営者である」と一度Googleから認識されてしまうと、ドメインやサイト自体の評価が致命的に損なわれ、どれほど順当な取り組みをしても検索順位が改善しないといった事態に陥ることもありえます。ペナルティによって被る制裁の大きさについては、Googleから受けたペナルティの復旧事例もご覧ください。

もし過去にブラックハットのSEOをやってしまったお客様は、現在のドメインやサイトのままSEOを続けても効果が出ない可能性があります。SEOの課題点のチェックだけを行うサービスもご用意しておりますので、お気軽にご相談下さい。

SEOについてさらに詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。

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