SEOにおけるE-E-A-Tの重要性がますます高まっている今日この頃。
コンテンツ制作に関わっていると、「1次情報(独自情報)を入れましょう!」と言われることが多いと思います。
最近だと、生成AIを使って原稿を作成するケースも増えてきて、専門の編集者/ライターではない人が記事制作をしていることも少なくないはず。
すると、「1次情報ってなんなの?」「インタビューしないといけないの?」と、具体的なイメージがつかず、途方に暮れている担当者もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は「記事コンテンツにおける1次情報とは何か」を整理し、具体的にどのようなものが1次情報になり得るのかを解説。
実際にナイルで制作した1次情報の例も紹介します!
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目次
1次情報とはそもそもどういうもの?
記事コンテンツにおける「1次情報」とは、自分たちが直接得た情報、自分たちの経験を通じて初めて言語化できる情報――つまり独自の情報のこと。
一般的には、次のようなものが挙げられます。
<1次情報の例>
- 調査データ(アンケートや、独自に取得したデータ)
- インタビューで得たこと
- 自身で経験したこと
重要なのは、その情報がほかの記事をなぞっただけのものではなく、読み手の理解を一段前に進めるもの、解像度が高まるものであること。
例えば、「プロテインのおすすめ商品」を紹介する場合、商品の公式サイトを見ればわかることだけをまとめるなら、誰でも書けます。
しかし、そこに「筆者が実際に飲んでみた感想」というワン&オンリーな情報=1次情報を加えることで、読み手の商品に対する理解がグッと深まるでしょう。
これにより、競合記事と差別化できるだけでなく、自社記事の価値向上にもつながるのです。

検索エンジン側は「E-E-A-T)(経験・専門性・権威性・信頼性)」というWebページの評価基準を重視しており、筆者の実体験や専門家の知見など、独自の価値を持つコンテンツが評価されやすい傾向にあるといわれています。
そのため、1次情報はユーザーにとって有益であるのはもちろん、検索エンジンにも評価されやすい要素なのです。
詳しくはこの記事をチェック!
記事コンテンツで1次情報を出すときの基本的な考え方
「1次情報」という言葉を意識しすぎると、「これまで世に出ていない新しい事実を出さなければならない…!」と構えてしまうかもしれません。
ですが、記事コンテンツにおける1次情報は、必ずしもスクープ性のある情報や大規模な調査結果である必要はないのです。
記事コンテンツの中で1次情報を扱う際には、まずこの前提を押さえておきましょう。
<記事コンテンツで1次情報を出すときの考え方>
「新しい事実」を作ろうとしなくていい
1次情報は「独自情報」といわれるだけあって、ほかに出ていない「新しい事実」を作らないといけないと思ってしまうかもしれませんが、そういうことではないので安心してください。
ほかのサイトでも似たようなことが語られていても、誰が、どの立場で語っているかによって、その情報の説得力は大きく変わります。
例えば、次のようなことも1次情報として扱われます。
- 該当の分野の専門家が監修したもの
- その分野に長く関わってきた人の見解として提示されたもの
わかりやすく言うと、医療にまつわる調べ事をしたときに、たとえ同じ回答だったとしても、どこの誰だかわからない人が言うことよりも、実存する専門の医師が言うことのほうが信用できますよね?
1次情報とは「新規性のある情報」ではなく、該当の分野の有資格者や長く関わってきた人だからこそ語れる持論や見解――つまり、情報の信頼性が担保されたものだと言うこともできるでしょう。
1次情報は「実際どうなのか」を明らかにするためのもの
1次情報を出すにあたって、記事全体を独自の情報で埋めなくちゃいけないのではないか…という声もありますが、実際には記事のすべてを1次情報にする必要はありません。
一般的な知識など、変えようのない事実に関しては、それはそれとしてわかりやすくまとめてあればOKです。
そして1次情報は、ユーザーが最も知りたいこと(つまり検索意図)が“実際どうなのか”を明らかにするために使います。
「〇〇はやったほうがいい」「△△は効果がある」といった回答の“根拠”を、専門的な知見や調査結果といった1次情報で実証するのです。
文脈に合った1次情報でなければ意味がない
1次情報は、入れさえすれば記事の価値が高まるものではありません。
記事の文脈と噛み合っていなければ、1次情報であっても、単なる補足情報やノイズになってしまいます。
例えば、「転職サービスの選び方」を紹介する記事であれば、転職サービス選びに役立つ1次情報を提供することが肝です。
それにもかかわらず、1次情報とはいえ「転職活動中に読んでほしいビジネス書」をおすすめしても、この記事にたどり着いたユーザーの課題は解決しませんよね?

前項でもお伝えしたように、1次情報が効くのは、ユーザーが最も知りたいことを解説するときです。
ただ事実を伝えるだけでなく、その事実に至る根拠を1次情報によって示すことで、一気に説得力を増し、読者の理解を助けます。
ユーザーが「なるほど、だからこの事実になるのか」と腹落ちさせるポイントに、1次情報があることが重要です。
1次情報の具体例
ここからは、実際にどのような1次情報を入れるといいのか、その具体例を紹介します。
<1次情報の具体例>
専門家が自身の知見をもとにして監修する
まずは、ここまでにも話に出てきた、専門家が自身の知見をもとにして監修した記事です。
ここでいう“監修”には、次のようなタイプのものを含めています。
<専門家による監修記事のパターン>
- 専門家が原稿を執筆する
- 専門家にインタビューしたものをライターがまとめる
- ライターが書いたものを専門家がファクトチェックする
中でも専門家の監修が必須なのは、YMYLと呼ばれる、医療やお金、法律関連など、ユーザーの健康や財産などに直接影響を及ぼすテーマの記事を制作する際です。
医師や管理栄養士、ファイナンシャルプランナー、弁護士ら国家資格を持った人が監修し、名前や肩書、顔写真付きで紹介することで、ユーザーに信頼できる情報だと伝えることが必要となります。
また、YMYL領域以外でも、専門知識が求められるテーマの場合は、専門家が記事制作に関わったほうがいいでしょう。
<実際の例>
今ご覧になっている「ナイルのSEO相談室」も、すべての記事でSEOコンサルタントやアナリスト、コンテンツディレクターら専門家が監修を行うことで、内容の信頼性・独自性を担保しています。
YMYLについて、詳しくはこの記事もチェック!
独自の調査・検証データを紹介する
ユーザーの「実際どうなの?」を実証するために、自社で調査・アンケートを実施し、その結果を記事コンテンツに入れるケースです。
例えば、「授乳しやすい服」がどういうものかを知りたいユーザーがいるとします。
その際、次の2つの記事のうち、どちらが読みたいと思うでしょうか?
<授乳しやすい服の特徴がテーマの記事>
- 「ママが授乳しやすい服10選!」
- 「先輩ママ100人に聞いた!ママが授乳しやすい服10選」
1の記事でも、ユーザーの検索意図を満たすにはいいかもしれません。
ただ、出産経験のある女性に「授乳しやすくて重宝した服がどのようなものか」についてアンケートを取り、それに基づいて紹介されているほうが、たとえ同じ「10選」でも、より説得力がありますよね。

ユーザーが何かを買ったり、利用したりする際、実際に購入/利用経験のある人のクチコミを参考にするのと同じように、経験者の声を調査し、記事に反映させることで、より信頼性の高い記事にすることができます。
同時に、読み物としてもおもしろくなりますよね。
また、アンケートではなく、自社で何かしら調査・検証したデータを公開するのもアリです。
<実際の例>
「ナイルのSEO相談室」では、Googleコアアップデートについて解説した記事で、実際にナイルで調査したコアアップデート前後の状況を比較して紹介しています。

ナイルのSEO相談室「【2025年12月最新】Googleコアアップデート情報と取り組むべきSEOを解説」より引用
YMYL領域の場合は要注意!
ただし、YMYL領域では調査データの扱い方に注意が必要です。
医療や金融などのテーマにおいて、一般ユーザーの声や調査データをもとに、原因・正解などを断定することはリスクになり得ます。
そのため、YMYL領域で調査データを用いる場合は、「正解を示すための根拠」として使うのではなく、なぜその疑問が生まれているのか、どのような困り事が背景にあるのかを可視化する目的で使うのであれば有効でしょう。
例えば、「寝ても疲れが取れないのはなぜ?」というテーマの場合、疲労の原因など医学的な説明そのものは、医師などの専門家に委ねるようにしてください。
ただ、「十分な睡眠時間を確保していても疲れが残ると感じている人はどのくらいいるのか」「どのような状態をもって“疲れが取れない”と感じているのか」といった点を調査によって示すことは、ユーザーの疑問の背景を裏付ける1次情報になるのです。
<実際の例>
ナイルが制作をご支援している大王製紙株式会社「エリエール」のWebサイトでも、そのスタイルを採用。YMYL領域のテーマを扱う記事において、ユーザーの悩みを可視化したアンケート調査結果を紹介し、その上で医師が悩みの原因や改善方法を解説する記事コンテンツを制作しています。

エリエール「生理痛がいつもより痛い!?つらい痛みの原因と対処法」より引用
大王製紙株式会社の事例記事はこちら!
自身の経験・体験を語る
自分自身が実際に体験したことをもとに語る情報も、立派な1次情報です。
いわゆる「〇〇をやってみた」「〇〇を使ってみた」といったコンテンツが、これにあたります。
先ほども紹介したように、「プロテインのおすすめ」をテーマにした記事であれば、成分や価格を比較するだけでなく、実際に複数の商品を飲み比べてみた感想を加えることで、情報の解像度は一気に上がります。
味や溶けやすさ、飲み心地といった点は、公式情報ではわからない、実際に体験した人にしか語れないもので、それこそがユーザーが最も知りたいポイントです。
<実際の例>
ナイルが制作のご支援をしている株式会社トライアルカンパニー「くらしトライ」では、「オイスターソースの代用」をテーマにした記事を制作しました。検索意図は「オイスターソースがないときに代用できる調味料を知りたい」だったので、料理家さんに代用できる調味料の組み合わせをいくつか提案いただき、それを実際に食べ比べて、最もオイスターソースに近いものを選ぶ、という企画にしています。

くらしトライ「オイスターソースを代用するなら?おすすめの調味料と作り方を検証」より引用
このような企画にすることで、実際の味わいや注意点を伝えることができるほか、代用調味料の可能性も広げられたため、好評を得ました。
株式会社トライアルカンパニーの事例記事はこちら!
また、BtoB企業のメディアで経験を語る場合は、何かしらの施策を実施してみてどうだったかを解説するコンテンツもいいでしょう。
<実際の例>
「ナイルのSEO相談室」では、Google Discoverに取り上げられるための検証を行ったチームのメンバーに、検証を踏まえて得られたGoogle Discoverに表示されるコツを聞いた記事を制作しました。「こういう施策をするといいよ」は誰でも語れますが、「実際その施策をしたらこうなった」は経験した人でないとわからない貴重なtipsになります。

ナイルのSEO相談室「【最高打率57%!】Google Discoverに表示されるコツ――124記事検証してわかったこと」
なお、自身の経験・体験を語るにあたっても、YMYL領域のテーマのコンテンツでは扱いに注意してください。
このあたりは常識の範囲で…と言うしかありませんが、ユーザーの健康や生活にリスクを与える可能性がある経験・体験は紹介しないよう、必ず専門家の解説をベースに記事制作を行いましょう。
自社の事例を活用する
自社の支援実績やプロジェクトの経験そのものも1次情報になります。
特にBtoB企業の場合、汎用的なノウハウ記事だけでは差別化が難しくなりがちですよね。
そこで自社の事例を活用できれば、ユーザーが最も知りたい「実務ではどうなのか?」に対して、具体的な回答を提示しやすくなります。
<実際の例>
「ナイルのSEO相談室」では、「コンテンツSEO」を解説する記事を制作した際、コンテンツSEOに対する解像度を上げるために、実際に自社でご支援した顧客の事例を紹介しています。
ナイルのSEO相談室「コンテンツSEOとは?進める手順や効果を最大化するポイントを解説」より引用
こうして自社で実施したコンテンツSEO施策の内容や、その後の成果などを盛り込むことで、記事内で解説した内容の説得力につながるほか、自社の強みを見てもらうことも可能です。
1次情報は検索エンジンの評価を意識して入れるものではない
記事コンテンツにおける1次情報とは、ユーザーが最も知りたい答えに「なぜそう言えるのか」という根拠を与えるためのものです。
記事のテーマに従い、専門家の知見や独自の調査データなどを適切に用いることで、記事の説得力や信頼性を高めましょう。
ただし、1次情報は検索エンジンの評価を意識して入れるものだと思わないでください。
“検索エンジンファースト”で臨むと、文脈とかけ離れた1次情報を入れてしまうことにもつながります。
「1次情報を入れなきゃ!」ではなく、ユーザーが「読んで良かった」と感じる内容は何かを考えてみましょう。すると、自然とその記事に入れるべき1次情報が見えてくるはずです。
SEOコンテンツやオウンドメディアの記事をプロが制作します!

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