コンテンツマーケティングのメリット・デメリット、種類まとめ

コンテンツマーケティングのメリット・デメリット、種類まとめ

コンテンツマーケティングは、企業とユーザーが信頼関係を築きながら展開できるマーケティング手法です。ユーザーにとって価値のあるコンテンツを生み出し、最終的にはコンバージョンへとつなげていくことができます。

しかし、

「自社でコンテンツマーケティングを進めるべき?」

「コンテンツマーケティングを行うメリットとしては何があるの?」

と思っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、コンテンツマーケティングのメリットやデメリットについて紹介します。自社でコンテンツマーケティングを進めるべきか検討したい方は、ご一読ください。

また、コンテンツマーケティングについてまとめたPDF資料(無料)をご用意しています。

本記事とあわせてチェックいただくことで、メリットとデメリットを洗い出しやすくなりますので、お気軽にお申し込みください。

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    コンテンツマーケティングとは?必要性を解説!

    コンテンツマーケティングとは「有益なコンテンツ発信を軸にしたマーケティング手法」のことです。

    企業がユーザーにアプローチできるコンテンツは、コーポレートサイトやオウンドメディアでのコラムや動画など、さまざまあります。

    コンテンツマーケティング メリット

    コンテンツマーケティングとは、こうしたコンテンツを通してユーザーにとって価値のある情報を提供し、最終的にはサービスや製品の購入というコンバージョンに結びつけることを目指すマーケティング手法です。

    また、コンテンツマーケティングでは、継続的にユーザーにとって有益なコンテンツを届けるため、企業とユーザーの信頼関係を築くこともできます。ユーザーの購買意欲を促したり、企業やブランドのファンになってもらったりと、顧客と企業の関係性の成長を重視するマーケティングでもあるのです。

    なお、ここからはコンテンツマーケティングのメリットやデメリットにふれていきます。事前にコンテンツマーケティングそのものについて詳しく知りたい方は、以下記事をご一読ください!

    コンテンツマーケティングの5つのメリット

    コンテンツマーケティングは、予算面や集客面などにおいて、さまざまなメリットが期待できます。

    コンテンツマーケティングの主なメリットを、5つ紹介しましょう。

    コンテンツマーケティング メリット

    【メリット1】やり方次第で低予算でスタートできる

    コンテンツマーケティングで必要なのは、ユーザーにとって有益な情報と、それを発信するコンテンツです。

    一からオウンドメディアを立ち上げるとなると、それなりの費用はかかってきますが、元々ある自社サイトに社員が制作したコラムをアップすることができれば、費用は実質、人的コストしかかかりません。

    また、新たにメディアを立ち上げるにしても、「note」のようなプラットフォームを活用することで、一からサイトを制作するよりも格段に費用を抑えることができるでしょう。

    【メリット2】集客効率がいい

    コンテンツマーケティングで提供する情報は、企業側が売り込むのではなく、ユーザー自身が「欲しい、知りたい」と思ってリサーチする内容です。

    つまり、コンテンツマーケティングで獲得できるのは、該当の製品やサービスに関連することに、多少なりとも興味があって情報収集を行っている、将来的に顧客へと成長する可能性が高いユーザー層です。

    ユーザーが自発的に顧客へと成長する仕組みを構築できるため、集客効率が高い点もコンテンツマーケティングのメリットといえるでしょう。

    【メリット3】過去のコンテンツが資産となる

    ウェブ広告やマス広告との大きな違いが、コンテンツマーケティングで一度発信したコンテンツはインターネット上に残り続け、企業にとっての資産になることです。

    また、ユーザーにとって価値があると高く評価されたコンテンツは、Googleの検索アルゴリズムによって上位表示されるため、検索エンジンからの集客率を上げることも期待できます。

    ユーザーにとって有益なコンテンツの発信を積み重ねていけば、自社サイト自体が検索エンジンから高評価を得ることにもつながるでしょう。

    【メリット4】ソーシャルメディアと相性がいい

    TwitterやFacebook、Instagramといったソーシャルメディアとの相性が非常にいいのも、コンテンツマーケティングの特徴です。

    インタビューやコラム、動画などのコンテンツは、話題になるほどソーシャルメディアで多くの人にシェアされ、拡散します。拡散の度合いによっては、広告に頼らずとも高い口コミ効果が期待できるのです。

    【メリット5】外注でリソースを確保できる

    中長期的にコンテンツを提供し続ける必要があるコンテンツマーケティングでは、ある程度のリソースが必要です。

    優秀なライターやコンサルタントに継続的なコンテンツ制作を外注できれば、自社でコンテンツの更新に割くリソースを大きく削減できます。

    社内リソースに不安がある中小企業でも、コンテンツマーケティングの知識に長けた外注業者をパートナーに迎えることで、効率的にユーザーとの信頼関係を構築できるメディアへと成長させることができるでしょう。

    コンテンツマーケティングの3つのデメリットと解決方法

    メリットの多いコンテンツマーケティングですが、中長期的な施策であることが前提なので、施策を継続するためのリソースを確保した上でスタートすることが大切です。

    続いては、踏まえておくべきコンテンツマーケティングのリスクを3つ紹介します。

    コンテンツマーケティング メリット

    【デメリット1】成果が出るまでに時間がかかる

    ある程度の期間をかけてコンテンツを投稿し、数値を見てブラッシュアップしながらメディアを成長させていくため、即効性は低い側面があります。

    導入のハードルが低いコンテンツマーケティングですが、スタートしてすぐに効果が得られず、施策をストップしてしまう企業も少なくありません。効果が出るまでには、半年から1年は最低でもかかると考えて、長い目で見る忍耐力が必要です。

    こういったこともあり、オウンドメディア運営をする場合は、事前に成果が出るまでの時間について合意を取っておくことが重要です。

    【デメリット2】継続的にコンテンツを作り続ける必要がある

    コンテンツマーケティングは、継続的にコンテンツを制作し、ユーザーの動向を分析しながらメディアを改善していかなければなりません。

    一度コンテンツを提供したら成果が出るものではなく、中長期的にコンテンツを制作・更新し続けることを踏まえた、人的なリソースや資金を確保する必要があります。

    なお、外注も含めてコンテンツ制作の体制を整えるのがおすすめです。外注を利用するメリットや外注先の選定ポイントについては、以下をご一読ください!

    【デメリット3】必ず成果が出るとは限らない

    コンテンツマーケティングは、実施すれば必ず成果が得られるという保証はありません。

    コンテンツを作り続けても集客率が上がらなかったり、集客率は向上してもなかなか購買には至らなかったりと、結果が出るまで頭を悩ませるケースは珍しくないのです。

    その理由のひとつとして、「勝ちパターンを把握した上で、戦略をどこまで練れるか」があります。経験や分析力などが大きく関わってくるため、外部の専門家を活用するのも有効な方法です。

    とはいえ、いきなり高額なコンサルティング費用をかけるのは気が引ける方も多いのではないでしょうか。

    そんな方に向けて、コンテンツマーケティングの手順や実践ノウハウをまとめた無料のPDF資料をご用意しています。コンテンツマーケティングの流れをより具体的にイメージされたい方は資料をご活用ください。

    \コンテンツマーケティングの流れを解説!/

    コンテンツマーケティングで使われる施策の種類6つ

    最後に、コンテンツマーケティングで実際に用いられる施策の種類についてまとめました。

    それぞれの特徴を押さえて、ユーザーに提供したい情報の内容や目的に応じて使い分けていきましょう。

    コンテンツマーケティング メリット

    【種類1】オウンドメディア

    オウンドメディアとは、自社が運営(所有)するメディアのことです。

    本来は、自社のTwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアもオウンドメディアに含まれますが、一般的には「自社が扱うサービスや製品に関連した情報を発信するメディア」として捉えることが多いようです。

    オウンドメディアで公開したコンテンツが企業とユーザーを結びつけ、信頼関係を構築することが期待できます。オウンドメディアは、時間をかけてコンテンツを充実させる必要があります。メディアの読者を顧客へと成長させるまでには、ある程度の時間がかかるということは踏まえておきましょう。

    なお、オウンドメディアの成果につながるコンテンツの作り方は、以下で詳しくまとめています。「良いコンテンツの定義」にもふれていますので、ぜひ併せてご一読ください!

    【種類2】調査資料・レポート

    自社で実施した調査結果をまとめた資料やレポートは、一定層のユーザーから非常に需要が高く、有益な情報となります。

    コンテンツマーケティングのために一から調査を行うことは手間も時間もかかってしまいます。企業で定期的に調査しているデータや蓄積してきた情報があれば、活用方法次第で立派なコンテンツとして役立てられるでしょう。

    【種類3】オンラインセミナー

    ウェブ上でセミナーを実施するオンラインセミナーは「ウェビナー」とも呼ばれており、在宅ワークやオンライン通話が普及した近年、注目を集めています。

    会場を用意する必要がなく、定員にも制限がない点が、通常のセミナーにはない魅力といえます。また、全国から参加者を募ることも容易です。参加者側にも、会場までの移動時間や交通費をかけずにセミナーに参加できるというメリットがあります。

    参考:無料SEO・アクセス解析セミナー一覧 (ナイルのSEO相談室)

    【種類4】動画

    映像と音声を同時に届けられる動画は、テキストよりもキャッチーに情報を提供しやすいコンテンツといえるでしょう。

    YouTubeなどの動画サイトの発達、スマートフォンやタブレットの普及を背景に、多くのユーザーが日常的にさまざまな動画を閲覧できるようになりました。そのため、テキストの記事よりも動画のほうが親しみやすいという人も増えてきており、企業のコンテンツマーケティングの一環として活用されるケースが増えています。

    とはいえ、具体的な理由がイメージしづらい方も多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、コンテンツに動画が必要な理由をまとめているので、以下記事をご一読ください!

    【種類5】メールマガジン

    新製品情報やイベント情報、業界ニュースなどを一斉に伝えることができる企業のメールマガジンも、コンテンツマーケティングでは広く活用されています。

    メールマガジンのメリットは、コストをかけずにユーザーを自社サイトへ誘導できることや、好きなタイミングで配信できる点にあります(配信先である顧客の情報(メールアドレスなど)を、多く獲得できていることが前提)。さらに、ユーザーにメールを開封してもらいやすい仕掛けも必要になります。

    \ナイルのメルマガもご参考ください (無料)/

    【種類6】ホワイトペーパー

    自社サービスや製品に関する有益な情報をまとめたホワイトペーパーは、価値のある情報を発信することで自社の権威づけと、ユーザーからの信頼向上に貢献します。

    さらに、該当サービスや製品の購買を促すこともできますので、コンテンツマーケティングでも活用されています。さらに、氏名や会社名などの入力を無料ダウンロードの条件とすれば、ユーザーのリード情報も得ることが可能です。

    コンテンツマーケティングに関するよくある3つの疑問

    最後に、コンテンツマーケティングを進めるときによくある疑問にお答えします。

    【疑問1】コンテンツマーケティングを継続させるコツはある?

    【疑問2】コンテンツマーケティングの戦略を立てるコツは?

    【疑問3】オウンドメディア運営の失敗を防ぐには?

    ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

    【疑問1】コンテンツマーケティングを継続させるコツはある?

    コンテンツマーケティングを継続させるには、以下複数の準備が不可欠です。

    • マーケティング予算の確保
    • 予算確保につながるKPIの達成
    • 成果につながる質の高いコンテンツ制作体制の構築

    特にKPIの達成は社内評価に関わり、最終的に使える予算に関わってきます。さらに質の高いコンテンツを作り続ける体制がなければ、継続するのは難しいでしょう。それぞれ以下で解決策をまとめているので、ご参考にしてください(SEOの例ですが、マーケティング全般に活用できる考え方をまとめております)。

    【疑問2】コンテンツマーケティングの戦略を立てるコツは?

    コンテンツマーケティングの戦略は、以下の流れで立てるのがおすすめです。

    1. 現状の課題とコンテンツマーケティングのKGIを明確にする
    2. ペルソナを設定する
    3. カスタマージャーニーマップを設計する
    4. コンテンツ方針とチャネルを決定する
    5. コンテンツ運用体制を構築する
    6. 適切なKPIを設定する
    7. コンテンツの内容を決定して制作、配信する
    8. 効果測定し、適宜改善する

    まずは課題やゴールを明確化する必要があるため、KGIを検討しましょう。その上で対象となるペルソナを設定し、ペルソナの購買行動を整理していきます。

    購買行動を整理するときは、カスタマージャーニーマップを作成していくことがおすすめです。カスタマージャーニーマップができたら、逆算してコンテンツの方針や発信すべきチャネルを明確化していきます。

    大枠の方針が決まったら、予算の兼ね合いなどを考慮して運用体制なども検討しつつ、達成すべき数値目標(KPI)に落とし込みコンテンツ制作を進めていく流れとなります。

    上記の詳細の流れについては、以下をご一読ください!

    【疑問3】オウンドメディア運営の失敗を防ぐには?

    オウンドメディアは、準備を進めたとしても成功するとは限りません。

    新規でオウンドメディアを立ち上げる場合、少なくとも100万円〜300万円かかることもあり、可能な限り失敗は避けたいところです。そこで、オウンドメディアでよくある課題と解決策をまとめた資料を用意しました。無料でダウンロード可能ですので、こちらもご活用ください!

    \オウンドメディアのよくある課題と解決策を紹介!/

    コンテンツマーケティングのリスクも踏まえて施策を打とう

    コンテンツマーケティングにはメリットが多い一方でリスクもあるため、それぞれを把握した上で取り組んでいく必要があります。

    企業によってコンテンツマーケティングに割けるリソースやユーザーへ提供する情報は異なりますから、外注すべきリソースやどのようなコンテンツが必要なのかを明確にした上で、成功を目指しましょう。

    また、ナイルではこれからコンテンツマーケティングを進めようと思っている方に役立つ、弊社のノウハウをまとめた無料のPDF資料をご用意しています。ぜひご活用ください。

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    またコンテンツマーケティングについてより詳しく知りたい方は、以下記事も参考としてご一読ください。

    編集者情報

    金子 光
    金子 光(かねこ ひかる)
    新卒で楽天グループ株式会社に入社。
    営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
    現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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    監修者情報

    ナイル編集部
    ナイル編集部

    2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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