オウンドメディア運営が難しいのはなぜ?6つの理由を解説
オウンドメディアは、正しく運営すれば、顧客の獲得や売上の増加など、多大な成果をもたらしてくれます。その一方で、オウンドメディアを立ち上げたものの、期待どおりの成果を得られず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
「PVがまったく伸びない」
「質の高いコンテンツはどう作ればいいのだろう…」
「このまま継続しても売上につながらないのでは?」
これらは、オウンドメディア担当者であれば、感じたことがある悩みだと思います。そもそも、オウンドメディアの運営は、難度が高いのです。その理由を理解しておくことが、成功への第一歩といえるでしょう。
ここでは、オウンドメディア運営が難しい理由と、成功に導くための条件について、詳しく解説していきます。
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目次
ここが難しい!オウンドメディア運営
なぜ、オウンドメディア運営が難しいのか、まずはその理由について確認していきましょう。
1 運営コストをかけなければならない
オウンドメディアを運営するには、ある程度のコストをかけなければなりません。Webサイトを構築する上でのデザイン費やコーディング費をはじめ、サーバー保守によるランニングコストがかかります。コンテンツ制作を外部で依頼する場合も、費用が発生します。当然ながら、社内に運営チームを組織しなければいけないので、人的コストも見ておくべきです。
思いつきで始めて、想定以上にコストがかかると感じるケースもあるでしょう。オウンドメディアをしっかりと成果まで導くためには、事前に予算を確保して、コストをかける必要があるのです。
2 長期的な視点を持たなければならない
長期的な視点を持って運用できるかどうかが、オウンドメディアの成否を分けるといってもいいでしょう。
オウンドメディアの立ち上げ当初は、なかなかPV数やSS数を伸ばすことはできません。その時点で、あきらめてしまう企業も多く、もう少し我慢して続けていれば、成果につながったかもしれないオウンドメディアもあります。少なくとも2~3年は継続する覚悟を持って、オウンドメディア運営をスタートするべきです。
また、注意しておきたいのが目標設定です。短期間では実現できない成果を目標にしても、良い結果は生まれません。特に、オウンドメディアの立ち上げ期は注意が必要です。まずは、後述しますが、コンテンツを定期的に更新できる編集を目標にすることをおすすめします。その後、流入数や問い合わせ数を追うなど、目標とする数字を変えていくといいでしょう。
3 編集体制を構築しなければならない
定期的に質の高いコンテンツを投稿し続けてこそ、顧客接点(タッチポイント)を生み出すことができます。そのために、しっかりとオウンドメディアを運営できる編集体制を構築しなければなりません。
よくあるのは、1人で企画立案から記事公開、成果測定までを行って、疲弊してしまうこと。業務負荷が高まりすぎると、記事の更新頻度が落ちるのは当然です。
記事を作ることは簡単にできる作業ではなく、戦略に沿った企画を立案し、そこから記事執筆、校正・校閲、画像選定、図解作成といった作業があります。記事投稿やSNSで周知していく必要もあり、そこに効果測定も加わります。到底1人でできる作業ではないため、役割分担をしながら、編集体制を作る必要があるのです。
なお、オウンドメディア運営においては、広報やマーケティングの担当者が兼務していることもあるかと思います。オウンドメディア運営については、プロに外注する方法もありますので、社内リソースが逼迫しているなら、外注の力を借りることを検討してみてください。
4 企業課題から目的を設計しないといけない
オウンドメディアで成果を出すためには、しっかりと目的を設計しておかなければなりません。オウンドメディアの目的は、例えば「新規顧客の開拓」や「リピーターの増加」など、自社のマーケティング課題を踏まえ、それらを解決できる目的にすべきです。オウンドメディアの目的が定まっていないまま運営しても、作るべき記事も明確になりません。流入数なのか、エンゲージメントなのか、売上なのか、目的によってオウンドメディアで目指すべき数字も変わってきます。
目的を設計する上では、ユーザー調査や市場調査を行ってもいいでしょう。ユーザーの動向や市場のトレンドを的確に把握することで、進むべき方向が見えてくるはずです。
5 編集方針を立てなければならない
オウンドメディア運営では、「何のためにやるのか」といった目的を明確にすべき必要がありますが、その目的に沿った編集方針を立てなければなりません。
どのようなコンテンツを誰に届けて、どのような変化をもたらそうとしているのか、編集方針を決めていきます。編集方針とは、記事の内容がメディアに適しているかの指標です。どういった記事を掲載するのか・しないのかということです。
また、編集方針が定まらないと、編集メンバーの意思疎通がとりづらく、企画内容にもぶれが生じます。オウンドメディア立ち上げ時に、しっかりと編集方針を立てておくことをおすすめします。
6 分析をしないといけない
オウンドメディアは、記事を作って終わりではありません。
分析することで、現状を把握して次の一手を練ることができますので、しっかりとコストを割いて対応していく必要があります。分析専門のメンバーを配置する、あるいは外注に出して、プロに分析をしてもらってもいいでしょう。
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オウンドメディア運営に必要な3つの力
オウンドメディア運営の難しさについて解説してきましたが、オウンドメディアで成果を出すためにはどのようにすればいいのでしょうか。
オウンドメディアを成功に導くための条件となる3つの力をまとめましたので、それぞれ解説します。
戦略を立てる力
オウンドメディアを正しく運営していくためには、目的に合った質の高い戦略を立てる力が必要不可欠です。これがなければ、打つべき施策の方向性が定まらず、いくら手をかけても成果につながらないことにもなりかねません。
競合のオウンドメディアの後追いをするのではなく、時代の潮流を読みながら、次の一手を見つけることができる力を磨きましょう。
コンテンツを制作する力
いくら戦略が優れていても、コンテンツに落とし込む制作力がなければ、「絵に描いた餅」になってしまいます。
社内にチームを組むのか、外部に制作を依頼するのかは、企業の状況によって選択すべきですが、質の高いコンテンツを提供し続けることが、オウンドメディア成功には必要不可欠です。ユーザーに価値を届けることができるコンテンツを制作していきましょう。
分析する力
戦略を立てて、質の良いコンテンツを提供し続けるためには、現状の課題を把握して、解決策をための高い分析力が必要です。
数字には、ユーザーの思考やオウンドメディアの長所・短所がしっかりと現れるもの。ただし、分析が間違っていると、成果に近づくどころか、場合によっては遠回りをしてしまうこともあります。分析にしっかりと時間とコストをかけられる体制を作っておくことも、オウンドメディア成功の必須条件です。
盤石のオウンドメディア体制を構築しよう
オウンドメディア運営を検討する企業は少なくありませんが、成果につなげていくための道のりは決して楽なものではありません。ある程度の費用をかけてでも、盤石の体制を築くことが、オウンドメディア成功の条件です。
オウンドメディア運営を始めようとしているのであれば、今回の記事を参考に、事前にしっかりと準備を行うことをおすすめします。また、すでにオウンドメディアを運営しているものの、期待する効果が出せていないのであれば、不足している点を分析し、改善していくようにしましょう。
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