検索順位が下がった!Googleの順位変動のその原因は?

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検索順位が下がった!Googleの順位変動のその原因は?

自社Webサイト・ページの検索順位が下落した時に、SEOの観点から一般的にどのような原因が考えられるか?という疑問に対して解説します。

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検索順位下落に関して

自社Webサイトの検索順位は、サイト運営者にとって非常に気になる事柄でしょう。Webサイトやページの順位が下落したとなれば、理由を特定したいのではないかと思います。

そこで、検索順位下落の理由について列挙していきます。もちろん個々のケースで下落した理由はそれぞれ異なりますが、今回は一般的な下落要因について書いていきます。

アップデートの影響で他のサイトの評価が高くなり、相対的に評価が低くなったため

Googleの検索エンジンでは、ほぼ毎日細かなアルゴリズム調整を行い、検索結果の品質を改善しています。また、この日々の調整とは別に特定の問題に対処するために、検索結果の広範囲に影響するコアアルゴリズムのアップデートが年間数回行われています。特に、コアアルゴリズムのタイミングが順位が下落してしまったということは、よく耳にします。

このように順位が下落すると、何かサイトにマイナスポイントがあったのではないかと考え、調査をすることがあると思いますが、調査をしてみても、目立ったマイナス要因がないこともあります

その場合は、他のサイトがより運営に力を入れた結果、そのアップデートにおける評価がより高まり、相対的に自社サイトの評価が下がってしまったということが考えられます。

こういった場合には、

  • 情報が古く、更新できていないページなどはないか?
  • リンク切れや画像が壊れているページはないか?
  • 競合サイトとのコンテンツの差分はどの程度生まれてしまったのか?
  • E-E-A-Tが足りていないページはないか?

など、自社サイトの運営がうまく出来ていたのかどうかを省みてみましょう。

動画でも検索順位が落ちた時の対策を解説しています!

日常的または一時的な変動のため

例えば、ニュースなどで急激に話題になったトピックはその関連するクエリにおいて一時的に上位に表示されることがあります。そのキーワードと自社のWebサイト・ページのキーワードが被っていた場合、相対的に下落することになりますが、影響は一時的であると考えられるので、様子をみましょう。

そもそも、検索エンジンは毎日のようにアルゴリズムアップデートを行っているので、日常的に検索順位は変化をし続けています。その為、多少の検索順位の下落は、一時的な場合の可能性も十分考えられるため、検索順位が安定するまでは静観している方が良いでしょう。

少なくとも、「5位から8位に下がった」とか「16位から22位に下がった」程度の話であれば、毎日の気温の変動と同じように起こり得ることですので、細かな変動に焦らず落ち着いて見守るというのも、大事な施策の一つと言えます

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同じようなコンテンツ(重複コンテンツ)であると認識されてしまったため

他のサイトに、ほぼ同じといえるようなコンテンツはないか?自社のサイト内にも似たようなコンテンツはないか?という点も確認してみましょう。

似たようなコンテンツがWeb上に存在していると重複コンテンツ・類似コンテンツとして検索エンジンに認識されてしまい、評価されにくくなってしまうことがあります。

特に自社サイト内では、wwwの有無、.htmlの有無も別のURLになるため、重複コンテンツとして認識されてしまい、表示させたいページではないページが表示されてしまうこともあります。

そうした重複コンテンツとして認識されるのを回避するためにも、301リダイレクトcanonicalを用いて正規化を行いましょう。

自社以外のページと重複コンテンツ扱いされないようにするためには、自社のサイト独自のコンテンツを用意する必要があります。例えば、商品やサービスについて自社オリジナルなテキスト文書を用いて紹介するなどがあります。

ミラーサイトでもない限り、完璧に一致するということはありませんが、ECサイトなどは他と同じような情報ばかりになってしまうこともありますので、注意しましょう。

※なお、自社サイト内に重複コンテンツがあったとしても、評価が下がるわけではありませんが、本来表示させたいページ以外が表示される可能性があることを考えると、対応はある程度必要でしょう。

サブドメインや他の同じテーマのコンテンツに食われてしまっているため

多くはないケースですが気づきにくい事例として稀に見かけます。特にサブドメインで複数サイトを別サイトとして展開している場合、他のサブドメインの同一テーマのコンテンツがランクインし、本来検索にヒットさせたいページがランクインしない場合などが挙げられます。

  • 本体 :http://www.example.com/
  • サブドメイン:http://aaa.example.com/
  • ディレクトリー配下:http://example.com/bbb/

Googleは検索結果においてはこれらを同一ドメインのコンテンツとして扱います。そして、検索結果で同一ドメインで表示される検索結果は原則2つまでです。

検索結果に2つ表示されることは、そのキーワードのテーマに対して、関連性のかなり強い場合のみです。
従って「aaa.example.com」で「X」というキーワードでヒットさせていたにも関わらず、「ccc.example.com/about_X/」というページが「X」というキーワードで検索結果に表示された場合、aaa.側のURLが検索結果から非表示になるということがあり得ます。

これは同一ドメインの他のページにおいても言えることです。

ツール等を使って順位を計測していて、実際の検索結果を確認していない場合には見落としがちな状況ですので、重要なキーワードは実際の検索結果をこまめにチェックする方が良いと思います。

SEOについて詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。

不自然リンクによりペナルティを受けてしまったため

  • 順位がいきなり大幅に下落してしまった。
  • 検索結果に表示されなくなってしまった。

このような場合、検索エンジンからペナルティを課せられてしまった可能性が高いと考えられます。
Search Consoleに警告のメッセージが届いていませんか?
届いているようであれば、ペナルティを解除するための手続きをする必要があります。

人工リンクのペナルティ解除の手続きは、不自然リンクによるGoogleペナルティ解除事例 (基礎編)が詳しいですが、簡単に手続きの流れを以下に示します。

  1. 自社サイトに向けられている不自然なリンクを調査する
  2. 必要であればリンクを削除する
  3. リンクを削除できない場合は、否認ツールを用いて否認する等の作業を行う
  4. その改善作業をドキュメント化して再審査リクエストを申請する

再審査リクエストの申請の後に、Search Consoleへペナルティ解除の通達が届くと、晴れて検索結果に表示されるようになります。

不自然リンク以外でもスパムな手法で自社のWebサイト・ページを作っているため

スパムに該当するような手法で、自社のWebサイト・ページを作っていませんか?

スパムな手法というのは、検索エンジンを欺くような手法のことを指します。
例えば以下のような手法のことです。

  • 自動的に作られた質の低いコンテンツを用いている。
  • 検索エンジンとユーザに対して異なるページを見せる手法(クローキング)を用いている。
  • ユーザに見えないもしくは見えにくいテキストを、ページ内に埋め込んでいる。
  • コンテンツに関係のないキーワードをページ内に埋め込んでいる。
  • 検索エンジンに認識されることだけを目的とした、誘導ページを作成している。

Googleでは、そのようなスパムと判断されるスパムを「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」で公表しています。このような、ガイドラインに違反するような手法を用いて、Webページ作りを行っても検索エンジンから良い評価を受けなくなるでしょう。

参考ページ:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) - Search Console ヘルプ


思い当たる節がある場合は、その部分を削除・修正を行いましょう。

まとめ

Webサイト・ページの検索順位下落についての理由を列挙いたしました。
今回列挙した理由というのは、数ある理由の一部にすぎません。
また、順位変動の原因は、そのWebサイト・ページごとに異なりますが、参考にして頂ければと思います。

また、検索順位は日々変化するものですので、少しの変動に気を配り続けるというよりも、サイト訪問者が求めるであろう有益な情報を発信するという事を念頭においてサイトを運営することが大事であると考えられます。

確認する項目は上記に加えて、こちらのリストに記載させていただいているのですが、確認する項目がよくわからない方や、不安な方は弊社の「SEOコンサルティングサービス」よりお問い合わせ下さい(相談無料)。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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