不自然リンクとは?Googleからペナルティを受ける可能性について解説

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不自然リンクとは?Googleからペナルティを受ける可能性について解説

不自然リンクとは、SEOを目的とした不自然かつ悪質な被リンクのことを指します。Googleは不自然リンクへの取り締まりを強化しており、場合によってはペナルティを受けてしまうケースもあります。

ここでは、被リンクの調べ方や不自然リンクの事例について解説します。

この記事のポイント

  • 不自然リンクはSEO目的の不自然で悪質な被リンクのこと
  • 不自然リンクが原因でGoogle Search Consoleにペナルティ通知が届くことがある
  • リンクデータから不自然リンクを調査して対処する必要がある

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被リンク調査はペナルティ解除への第一歩

Googleの不自然リンクへの取り締まりはますます強まっており、不自然リンクが原因でGoogle Search Console上にGoogleからペナルティの通知が届いたという方は少なくないと思います。

また、2013年8月9日に公開された「手動対策ビューア」によって手動による対策(手動ペナルティ)が与えられているか、与えられている場合はどんな内容なのかをGoogle Search Consoleで確認できるようになり、直接ペナルティの通知が届いていなくても、実は自分の管理しているサイトが、不自然リンクが原因でペナルティを受けていたことが判明したという方もいらっしゃるかと思います。

このように、不自然リンクが原因でペナルティを受けてしまった場合は、不自然リンクに該当するリンクを削除もしくは否認ツールにて対処し、再審査リクエストを申請するというフローを行う必要があります。

しかし、困ったことにGoogleから不自然リンクに該当するリンクの数や具体的なURLなどの提示はありません。つまり、上記のようなフローを行うにあたって自分でサイトの被リンク状況を調査し、不自然リンクを見つけ出さなければなりません。

とはいっても、どうやって自分のサイトの被リンク状況を確認すればいいのかわからない、そもそもどのようなリンクが不自然リンクに該当するのかがわからないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、ここでは被リンク状況の調べ方と、不自然リンクに該当するリンクがどのようなものかをご紹介致します。

リンクデータの取得

被リンク状況を調べるには、まずリンクツールを使用して被リンクデータを取得する必要があります。
被リンクデータを取得するには、

  • Google Search Consoleの「サイトへのリンク」からリンクデータを取得
  • 外部ツールからリンクデータを取得

という方法があります。
Google Search Consoleしか使用していないという方もいらっしゃるかと思いますが、併用することをおすすめ致します。

なぜならば、Google Search Consoleから全ての被リンクのデータを取得できるわけではなく、取得できなかったリンクの中に不自然リンクが存在する可能性があるからです。特にリンク数が膨大なサイトでは、その割合が高くなりますので、ツールを併用して出来るだけ多くの被リンクのデータを集めるべきと言えます。

外部ツールとしては主に以下の3つのツールが代表的ですのでご紹介させて頂きます。

ここでは、各ツールの詳しい使用方法などは控えさせていただきますが、どのツールも簡単な操作で被リンク状況を確認することができます。

※それぞれ無料で使用することも出来ますが、有料プランに比べ取得できるデータには制限があります。

リンクデータの中から不自然リンクをピックアップする

上記のツールからサイトの被リンクのデータを取得できましたら、次にその中から不自然リンクを見つけ出さなければなりません。

しかしながら、冒頭で述べたようにGoogleからは具体的な不自然リンクの指摘がないため、自分で自然リンクか不自然リンクかを見極めることになりますが、そもそもどのリンクが不自然リンクに該当するのかがわからない方が多いかと思います。

そこで不自然リンクに該当するリンクがどのようなものかをご紹介していきますので参考になさって下さい。

1.ディレクトリサービスからのリンク

ディレクトリサービスからのリンクは不自然リンクに該当する可能性があります。明確な名前は控えさせて頂きますが、現在登録していて不自然リンクのペナルティを受けている場合は、nofollowがついていることが確認できなければ外すのが賢明でしょう。審査が無く無条件で登録できるものは、ほぼ全てが不自然リンクと見なされる可能性が高いです。

2.隠しリンク

昔からよく使われている手法ですが、未だに多く見かけます。例えば

  • 背景と同色にしたアンカーテキストのリンク
  • CSS を使用して画面の外に配置されたリンク
  • JavaScriptを使用しアンカーテキストを見えないようにしたリンク
  • フォントのサイズを最大限小さくして見つけにくくしたリンク

などが隠しリンクの代表例といえます。

隠しリンクが含まれていないかを判断する際は、ユーザーから見えにくい部分がないか、検索エンジンのみを対象としたリンクがないかを気にしながら確認する必要があり、一見不自然リンクがなさそうなページでも、実は不自然リンクが隠されている可能性がありますので注意が必要です。

※ただし、隠しテキストがすべて偽装行為と見なされるわけではありません。
詳細は、Googleのガイドラインに記載されておりますので、こちらを参考にしてください。

3.文中の不自然なアンカーテキスト

サイトやblogの記事の文中などに設置された明らかにSEOを目的としたアンカーテキストのリンクのことを指します。

例えば、車関係のblogやサイトの文中に、いきなり「東京 求人」というアンカーテキストのリンクが設置されていたら、これは明らかに「東京 求人」というキーワードで順位をあげるために設置されたリンクということがわかりますよね。

このように明らかにSEOを目的としたアンカーテキストのリンクは不自然リンクと見なされます。

4.ワードサラダからのリンク

ワードサラダ(文章としての意味が破綻している自動で生成されたコンテンツ)からのリンクは当然ながら不自然リンクとみなされます。

参考:ワードサラダ

5.相互リンク集

明らかにSEO目的で作られた相互リンクサイトや、ジャンルなど関係なくリンクだけが貼られているリンク集、無条件でリンクを受け付けているサイトからのリンクも不自然リンクとして見なされる可能性があります。
無料だからといって、こういったリンク集のサービスなどに登録することは控えるべきですし、現在登録している場合は削除依頼をするか、否認ツールにて対処するべきでしょう。

昔はSEO上効果のあったリンクも、今は逆効果の可能性がある

上記で紹介したようなリンクが、Googleがいう不自然リンクに該当する代表的なリンクパターンになります。当てはまるリンクがあった場合は、ピックアップし削除もしくは否認ツールにて対処しましょう。

また、自分の運営しているサイトは、SEO会社にリンク設置を依頼していたわけでもないし、今までは順位が良かったのに何故不自然リンクによってペナルティを受け取ったのだろうと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、昔はSEO上効果のあったリンクサービスからのリンクは、本質的には全てガイドライン違反となる不自然リンクに該当しているためです。

従って、過去に何かリンクサービスなどを使用していた場合は、そこからのリンクが不自然リンクに該当しているかもしれないという疑いをもって、被リンクの調査をするべきでしょう。

まとめ

  1. 被リンク状況はGoogle Search Consoleや、外部のリンクツールから調べることができる
  2. いくつかのリンクツールを併用し被リンクデータをできるだけ集める
  3. 被リンクデータの中から、紹介したようなパターンの不自然リンクを見つけ出す
  4. 昔は順位向上に役に立ったリンクも、今は逆効果を生む不自然リンクに該当している可能性がある

 


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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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ナイル編集部
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2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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