被リンク数が多いのに競合サイトより上位表示できないのはなぜですか?

SEO対策で上位表示させるにはには被リンクを集めることが大切だ、ということを知っている方であれば誰でも一度は感じたことがあるであろうこう いった疑問について少し詳しく解説しています。

被リンクがSEO対策に重要と言われる理由

まず、ここでいう被リンクとはリンクを受ける、特に外部のWEBサイトから自分のWEBサイトに向けてリンクしてもらうことを指します。(逆は発リンクと呼びます)

被リンクとは

被リンクはWEBサイトに対する支持票」という見方から、多くの支持票を集めたWEBサイトはそれだけ重要なWEBサイトであると判断されます。ですので被リンク(=支持票)を増やすことがSEO対策には重要であるということは以前から言われていることです。

ただし単純に「被リンクの数が多い」ということと、検索エンジンから高い評価を受け上位表示されることとは同議ではありません。そのあたりをもう 少し詳しく解説していきます。

「今回の数学の試験で僕は彼の3倍も勉強したのに彼よりも点数が低いのはなぜ?」

この記事のタイトルを少し表現変えてみただけの例文ですが、これならそんなに難しく考えずとも理解できるかもしれません。

  • 彼のほうが要領よく勉強していた
  • 自分は時間こそ多く勉強していたが的外れな勉強方法で全く身になっていなかった
  • 自分がたくさん勉強した範囲が全くテストに出題されなかった
  • 彼は数学の基礎がもともと出来ていたけど自分はもともと数学がからっきしだった

他にも色々あるでしょうが、だいたいこんなところだと思います。別に勉強した時間が多い人の順にテストの点数が高いなんていうルールはどこにもあ りません。極端な話、基本的な数学の考え方を熟知している人であれば、テスト勉強などしなくても学年トップになる(傍から見れば憎たらしい)人だっています。

少し例が不適切だったかもしれませんが、SEO対策にも通じる部分はあります。検索エンジンのアルゴリズムは、たくさん被リンクを集めたサイトから順番にランキングを付けるといった単純なものではありません。

同じく「キーワードがどのくらい出現すれば良いのか」「ページ数は何ページあれば良いのか」「テキストは何文字が良いのか」といったものでランキングが決まるわけでもありません。誰もが簡単に攻略できそうな表面的な数値のデータでランキング付けは行われていません

被リンクといっても数だけを見られてるわけではない

話を被リンクに戻します。被リンクというと他のサイトから自分のサイトにリンクが出ている、という非常に浅い領域で物事を考えてしまいがちですのでその点からいくつか例を出しながら解説します。

まず、「被リンク数」という部分だけでリンク評価を考えるにあたって皆さんが頭に描くイメージは下記のような非常に単純な構図になります。

単純な被リンク構図イメージこの図だけを見れば、黄色いページのほうが青いページよりも多くのリンクを受けているため、より評価が高くなるのではと考えてしまいます。これが「被リンク数」だけに着目した状態です。

しかし本来、インターネット上のWEBページは、非常に膨大な数のWEBページがリンクによってつながった巨大なネットワークを形成しています。かなり簡略化して図にしてみます。

リンクネットワークのイメージ

先ほどと同様、黄色いページには7本の被リンクがあります。対して青いページには4本の被リンクがあります。しかしこの図を見る限り、必ずしも黄色いページの方がより重要なサイトと言えるでしょうか??

直接的な被リンクの数は黄色いサイトの方が多いですが、全体的に矢印が青いサイトに向かって集まっているように感じると思います。全体からみれば、この場合青いサイトは、「多くの支持票を得ているサイトから指示票を獲得している」ことになりますので、その分、価値の高いサイトであると判断できます。

このような「全体から見たリンクの密集度=集まり具合(リンクポピュラリティ)」を数値で表す概念がGoogleアルゴリズムの中でも有名なページランクです。

また、次に先ほどの図はリンクの関係しかあらわしていませんが、これにWEBサイトの「テーマ」というものを加味して考えてみます。

リンクネットワークのイメージ2

検索エンジンはリンクの出入りだけではなく、それらがどのようなテーマで結びついているかという点も見ています。関係のないテーマのページからの被リンクよりも、テーマが同一の(あるいは類似した)ページからリンクを受けるほうが、よりそのテーマについて関連性が高いサイトであると判断さ れます。

上の図だけを見れば、誰の目から見ても明らかに青のページの方がよりSEOについて詳しく書いてあるサイトだと思います。

※このページでは本旨から少し外れてくるので割愛していますが、被リンクとして認識されていても「価値(意味)の無いリンク」と判定されれば何の評価の対象にもならないことだってありますし、手法を間違えればペナルティの対象となって検索結果から姿を消すこともあります。

そもそも被リンクだけを見られているわけではない

このページの主旨を外さないように被リンクについて解説してきましたが、そもそも被リンクというのも数ある評価指標の1つにすぎません。

SEO対策をSEO会社に頼んでいた経験がある方、あるいは独学でSEOを実践したことがあるという方の中には、「被リンクが競合サイトに比べて少ないのでもっと数を増やせば上位に表示されます」とか「良質な被リンクで上位表示」などといったフレーズに意識が向いてしまい、本質的な検索エンジン対策から少し外れたところにばかり目が向いてしまっている方が比較的多いように感じます。

どういった被リンクを集めればSEO対策に有効なのか、という議論は今でも重要なことではありますし、被リンクが不足しているために上位表示が実現できていないという場合ももちろんあります。

ただ、SEOを行う上では、被リンク以前の問題としてWEBサイト自体がユーザーが検索したキーワードに対してどれだけ意味のある回答になるのか(参考:アンサー度)、どのようなコンテンツを有していてそれらはどのように整理されているのか、検索エンジンに伝わりやすい・読みとりやすいWEBサイトの作り方をしているか、ということを前提として考えておかなければなりません。

参考:SEO(検索エンジン最適化)とは何か

 

よくある危険な考え方としては「SEO対策=たくさんの被リンク⇒上位表示⇒グングン売上UP!」というような単純な図式でSEOをとらえてしまうことです。それが上手くいくケースもありますが、そうでない場合はもっと多いと感じています。被リンクを集めることは今でも上位表示には有効な手段ではありますが、それだけでWEB集客がうまくいくことは滅多にない、ということだけは注意点として述べておきます。

また、そもそもサイトの構造やSEOの技術的なポイントにおいて致命的な課題点があり、他サイトが上限100点のテストを受けているのに自社サイトだけ上限80点のテストを受けているような、どれだけ頑張っても80点が最高という状態になるケースもあります。

「自社サイトがSEO的に頑張っても意味がないサイトじゃないかな…?」とご不安な方は弊社のSEO課題点チェックサービスをご利用下さい。

寝る間を惜しんで勉強している学生に「もっと勉強時間を増やせ」とは言わない

また前半の例えに戻ってしまいますが、寝る間も惜しんで必死に勉強していた学生がいたとして、彼がテストの成績が伸び悩んでいる時に「勉強時間が足りないからだ。もっと量を増やさないとダメだ」とは言わないはずで、基本的には勉強のやり方を変える、考え方を変える、目指す方向性を変える、現実的な学力に合わせた目標に下げる、などのアドバイスがあって然りです。

もちろん全く勉強量が不足している学生であれば「そもそも足りていない」で良いのですが、テストの点数を上げるために取れる選択肢は別に勉強量を増やすということに限らない、と言えばおそらくこのページの意図は何となく掴んで頂けると思います。

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