被リンク数が多いのに上位表示されないのはなぜ? 被リンク数とリンクポピュラリティについて

「検索で上位表示させるには被リンクを集めることが大切だ」ということを知っている方であれば、誰でも一度は「なぜ被リンクがよそより多いのに、順位で負けているのか」と思ったことはあるかと思います。この記事ではそういった疑問について掘り下げて解説しています。

被リンクがSEO対策に重要と言われる理由

まず、ここでいう被リンクとはリンクを受ける、特に外部のWEBサイトから自分のWEBサイトに向けてリンクしてもらうことを指します。(逆は発リンク・アウトバウンドリンクと呼びます)

被リンクとは

被リンクはWEBサイトに対する支持票」という見方から、多くの支持票を集めたWEBサイトはそれだけ重要なWEBサイトであると判断されます。ですので被リンク(=支持票)を増やすことがSEO対策において重要であるということは十年来言われていることです。

ただし単純に「被リンクの数が多い」ということだけで、検索エンジンから高い評価を受けて上位表示されるわけではありません。

「今回の数学の試験で僕は彼の3倍も勉強したのに彼よりも点数が低いのはなぜ?」

冒頭の疑問、「なぜ被リンクが多いのに競合より順位が低いのか」は、この質問と似たような要素があります。

  • 彼のほうが要領よく勉強していた
  • 自分は時間こそ多く勉強していたが的外れな勉強方法で全く身になっていなかった
  • 自分がたくさん勉強した範囲が全くテストに出題されなかった
  • 彼は数学の基礎がもともと出来ていたけど自分はもともと数学がからっきしだった

この質問への答えであれば、こういったところがあげられるでしょう。別に勉強した時間が多い人の順にテストの点数が高いなんていうルールはどこにもあ りません。極端な話、基本的な数学の考え方を熟知している人であれば、テスト勉強などしなくても学年トップになる人もいます。

「検索エンジンからの評価」というのもそれに通じる部分があります。検索エンジンのアルゴリズムは、「そのキーワードを検索するユーザーにとって最も価値の高いページ」を上位表示させようとしており、何をもって価値が高いとみなされるかは、単一の指標で定量的に明らかにできるものではありません。

被リンクの数と同様、「キーワードがどのくらい出現すれば良いのか」「ページ数は何ページあれば良いのか」「テキストは何文字が良いのか」なども、単純な基準は用意できません。誰もが簡単に攻略できそうな表面的な数値のデータでランキング付けは行われていません

被リンクといっても数だけを見られてるわけではない

被リンクというと「他のサイトから自分のサイトにリンクが出ている」ということではありますが、単に数だけが評価されているわけではありません。いくつか例を出しながら解説します。

まず「被リンク数」という部分でリンク評価を考えると、黄色と青のサイトどちらがより高い評価を受けられそうでしょうか。

単純な被リンク構図イメージこの図だけを見れば、黄色いページのほうが青いページよりも多くのリンクを受けているため、より評価が高くなるだろうと思われます。

しかし本来、インターネット上のWEBページは、膨大な数のリンクで結ばれた巨大なネットワークで、実際には青色のサイトとも黄色のサイトとも直接はリンクされていないページが無数にあります。

リンクネットワークのイメージ

さて、こうしてみた時に、必ずしも黄色いページの方がより重要なサイトと言えるでしょうか。直接的な被リンクの数は黄色いサイトの方が多いですが、全体的に矢印が青いサイトに向かって集まっているように感じると思います。俯瞰的に観ると、この場合青いサイトは「多くの支持票を得ているサイトから指示票を獲得している」ことになりますので、その分、価値の高いサイトであると判断できます。

このような「全体から見たリンクの密集度=集まり具合(リンクポピュラリティ)」を数値で表す概念がGoogleアルゴリズムの中でも有名なページランクです。

また、次に先ほどの図はリンクの結びつきしか表していませんが、これにWEBサイトの「テーマ」というものを加味して考えてみます。

リンクネットワークのイメージ2

検索エンジンはリンクの出入りだけではなく、それらがどのようなテーマで結びついているかという点も見ています。関係のないテーマのページからの被リンクよりも、テーマが同一の(あるいは類似した)ページからリンクを受けるほうが、よりそのテーマについて関連性が高いサイトであると判断さ れます。

上の図を見れば、青と黄色でどちらも「SEO」を取り扱っていたとしても、青のページの方が「SEOについて価値の高い情報が書かれている」ように見えるのではないでしょうか。

そもそも被リンクだけを見られているわけではない

「被リンクは数だけを見ても不十分」ということもありますが、そもそも被リンクというのも数ある評価指標の1つにすぎません。

どういった被リンクを集めればSEO対策に有効なのか、という議論は今でも重要なことではありますし、被リンクが不足しているために上位表示が実現できていないという場合ももちろんあります。

ただ、SEOを行う上では、被リンク以前の問題としてWEBサイト自体がユーザーが検索したキーワードに対してどれだけ意味のある回答になるのか(参考:アンサー度)、どのようなコンテンツを有していてそれらはどのように整理されているのか、検索エンジンに伝わりやすい・読みとりやすいWEBサイトの作り方をしているか、ということを前提として考えておかなければなりません。

参考:SEO(検索エンジン最適化)とは何か

 

よくある危険な考え方としては「SEO対策=たくさんの被リンク⇒上位表示⇒グングン売上UP!」というような単純な図式でSEOをとらえてしまうことです。被リンクが集まることは今でも上位表示において重要な要素ではありますが、それだけでWEB集客がうまくいくことはめったにないし、まして収益に直結するというわけではありません。

そもそもサイトの構造やSEOの技術的なポイントにおいて重要な課題点があり、他サイトが上限100点のテストを受けているのに、自社サイトだけが上限70点のテストを受けているような状態になっているケースもあります。

「自社サイトがSEOを頑張っても意味がないサイトじゃないかな…?」とご不安な方は弊社のSEO課題点チェックサービスをご利用下さい。

寝る間を惜しんで勉強している学生に「もっと勉強時間を増やせ」とは言わない

最初の比喩に戻ると、寝る間も惜しんで必死に勉強しているが、成績が伸び悩んでいる学生がいたとして、「勉強時間が足りないからだ。もっと量を増やさないとダメだ」とはなりません。基本的には勉強のやり方を変える、伸びしろのある科目を鍛える、現実的な学力に合わせて目標を下げる、などの修正があって然るべきです。「被リンク数は競合より多いのに、順位(検索エンジンからの評価)が低い」という問題も同じで、より視野を広げて原因や課題を探っていくことが重要になります。

 

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