セマンティック検索とは?セマンティックウェブの概念と検索結果の表示例を解説

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セマンティック検索とは?セマンティックウェブの概念と検索結果の表示例を解説

セマンティック検索とは、検索文から検索ユーザーの意図や目的を検索エンジンが適切に理解し、ユーザーが求めるものに即した検索結果を提供するための技術のことです。
ここでは、セマンティック検索の概要や事例について解説します。

この記事のポイント

  • セマンティック検索は検索ユーザーの意図、目的を検索エンジンが理解して最適な検索結果を提供する技術
  • セマンティックウェブという「ウェブの意味を取り扱えるツールなどを増やすことで、ウェブ全体を便利にしていく」という理念を実現するために開発された
  • Google検索においては、ユーザーの検索するキーワードの意図を理解するために、セマンティックウェブの考え方が用いられている

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セマンティック検索とは

セマンティック検索(semantic search)とは、キーワードをはじめとする入力情報に含まれる「検索ユーザの意図・目的」を検索エンジンが適切に理解し、ユーザの求めるものに即した検索結果を提供するという概念、またはそのための技術を指します。

セマンティック検索に関連する概念「セマンティックウェブ」

こうしたセマンティック検索を含む上位概念として、「セマンティックウェブ(semantic Web)」があります。W3Cのティム・バーナーズ・リーによって提唱されたこの理念は、Web上の情報流通に、背景や文脈などの情報を含めた”意味”が加わるよう、HTMLだけでなくRDFやOWLを用いてタグを加えていくというものです。構造化データも、このセマンティックウェブの実現のために開発されたものです。

現在は自然言語処理技術やAIの発展によって、意味や文脈の読み取りは、セマンティックウェブとは異なるアプローチも採られていますが、現在も検索エンジンの仕様に役立てられています。

 

セマンティック検索に関連するアップデート

ハミングバードアップデート

ハミングバードアップデートとは、複雑な検索キーワードに対して、そのキーワードの背景と文脈を理解して、より関連性が高く、的確な検索結果を提示するためのアルゴリズムです。
例えば、「五反田駅の近くの泊まれる場所」という検索キーワードに対して、かつての検索エンジンは、「五反田駅」「近く」「泊まれる」「場所」という文字列が含まれたページを検索結果に表示していました。
しかし、ハミングバードアップデートで検索意図をより把握できるようになった結果、「ホテル」「宿泊施設」などのキーワードに含まれていないものの、ユーザーが探しているものを検索結果に表示できるようになったのです。

RankBrain

Rank Brainは、AI(人工知能)ベースの検索アルゴリズムのことで、ユーザーが検索する際のキーワードの意図に対し、適切なコンテンツを表示するアルゴリズムです。
ハミングバードアップデートが、より進化したものと捉えるとよいでしょう。

例えば「今日のサッカーの試合はどうなった?」といった口語調のキーワードで検索した場合も、「サッカーの試合結果を知りたい」といった意図で解釈し、それに合致するページを検索結果に表示するようになりました。

もちろん口語調のキーワードだけでなく、例えば「ドラえもんの主役」と検索すると「知りたい」という意図、「主役を主人公」と理解するなど「のび太が主人公」であると検索を返してくれます。
言葉や文章に対する検索エンジンの理解度がAIによって高まったということで、導入までに主流であった「キーワードマッチ」の考え方から、「ニーズメット(Needs Met)」の考え方にSEOもシフトしました。

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セマンティック検索の実現例

Googleなどの検索エンジンは、ページ上のコンテンツの意味を汲み取ることで、検索結果上で単なるテキストよりもユーザーにとって情報量の多い表示を提供しています。(参考:リッチスニペットとは

実際にいくつかの検索結果を見てみましょう。

「東京 飲み屋」で検索した結果

「東京 飲み屋」で検索した結果

検索キーワードに含まれない「居酒屋」というキーワードでもハイライト表示(太字で表示)されており、検索エンジンが「飲み屋を知りたいニーズ≒居酒屋を知りたいニーズ」と判断しているとわかります。

「木村拓哉の誕生日」で検索した場合のアンサーボックスとナレッジグラフでの表示

「木村拓哉の誕生日」で検索した場合のアンサーボックスとナレッジグラフでの表示

「木村拓哉の誕生日」というキーワードを理解し、直接的な情報をアンサーボックスに表示するだけではなく、「木村拓哉」に関連する情報を右のナレッジグラフに表示し、検索したキーワードに関連する付加情報を受け取ることができます。

「五反田 松屋」で検索した場合のリッチスニペットでの表示

このようにスニペットにレビューなどが表示されることで、実際にサイトに行かなくても付加情報を受け取ることができます。

「日曜日の夜でもやってる歯医者 品川」

<「やってる」というキーワードを「診療」と置き換えて検索結果を表示しているのがわかります。また、こういった口語調の検索にも対応しているのがわかります。

まとめ

上記のような検索結果表示はよく見られますが、こうした取り組みの背景にあるのは、ユーザーの満足度を向上させるという考えです。

そして、さらにその背景にあるのがセマンティック検索の考えで、ユーザーが検索するキーワードにどのような意図があるのかを、検索エンジンは年々より理解できるようになっています。

上記で挙げたような、それぞれの検索結果の事例を意識していくことも重要ですが、こうした取り組みの背景にある「意図」を理解したうえでサイト運営を行うこともまた重要です。

ときには検索エンジンの進歩の意図を考えてみるのはいかがでしょうか?

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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ナイル編集部
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2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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