オウンドメディアの必要な記事数は?算出方法を解説

オウンドメディアの必要な記事数は?算出方法を解説

ウェブ上で定期的に良質なコンテンツを配信し、見込み顧客との接点を持つ、企業のオウンドメディア。効果が出るまでには、どれくらいの数の記事が必要なのでしょうか。

ここでは、必要な記事数についての考え方を踏まえて、記事数を増やすことのメリットや注意点を解説します。

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オウンドメディアの記事数の目安はある?

オウンドメディアで成果を出すには、最低限どれくらいの記事数が必要なのでしょうか。「100記事前後あればいい」「300記事は作らないといけない」といった情報が飛び交いますが、記事数の目安には残念ながら正解はありません。たとえ100記事作ったとしても読み手への価値がない内容では、成果どころか流入にも結びつきません。反対に、わずか数記事でも成果につながるケースもあります。

 

つまり、記事数の問題は枝葉であり、最も大事なのは、オウンドメディアの戦略に沿っているかどうかです。オウンドメディアの記事によって、自社の商品・サービスの見込み顧客と接点が生まれているのか、問い合わせや購入といったアクションにつながっているのかを精査すべきです。オウンドメディアごとに、適した記事数と記事の内容があります。オウンドメディアで成果を出すために、必要な記事数が決まっているといった考えは捨てましょう。

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オウンドメディアで必要な記事数の算出方法

オウンドメディアの記事数に正解はないとお伝えしましたが、それでもオウンドメディアに必要な記事数を算出する方法はあります。

例えば、CV(コンバージョン)の目標数値および想定CVR(コンバージョン率)を定めます。コンバージョンの目標を600とし、コンバージョン率を3%とすれば、目標セッション数は2万ということになります。基本の計算式は下記になります。

 

CV数(コンバージョン数)=目標のセッション数(サイト訪問者数)×CVR(コンバージョン率)

 

ここから、2万セッションを獲得するには、いくつ記事が必要なのかを求めていきます。検索エンジンからの流入を考えるならば、検索ボリュームを参考にして、各記事の想定セッション数を出すことができます。SNSからの流入を考えるならば、これまでのTwitterやFacebookからの流入数が参考になるはずです。また、CVRが高い記事を作ることができそうであれば、目標のセッション数やCV数が変動します。

これらの数字を精査していくことで、CVの目標値を達成するための記事数を割り出していきましょう。

オウンドメディアの記事数を増やす上での注意点

オウンドメディアで必要な記事数を決めたところで、いよいよ記事制作に入っていきますが、いくつかの注意点があります。記事を増やす上で、気をつけたいことをまとめていますので、確認しておいてください。

オウンドメディア 記事数

似たようなコンテンツを作らない

記事を量産していく上で、どうしても起こるのが、似たような記事を作ってしまうことです。検索エンジンから評価されるのは、1キーワード1ページだと考えるべきで、似た記事があることで、検索エンジンがどちらを評価すべきかわからなくなることがあります。「キーワードカニバリゼーション(キーワードの共食い)」が起こるのです。

読み手もどの記事を読むべきか迷う可能性がありますので、同じような内容にならないかを確認して、各記事をすみ分けするようにしてください。

専門性が欠落した記事を作らない

記事を量産しなければという思いが先行して、専門性が欠落した記事を発信するのは危険です。Googleは「高品質コンテンツ公式ガイドライン」で「コンテンツの専門性が重要である」と明確に述べています。

検索エンジンで評価されるのは、専門性が担保された記事になります。

 

さらに専門性が欠落した事実があやふやな記事の場合、検索エンジンに評価されないどころか、ペナルティが発生する可能性すらあるのです。記事数を無理やり増やそうとして、ネガティブな評価がされないように気をつけてください。

検索ボリュームだけを意識しない

記事を増やしていくときには、キーワードをしっかり選定すること。そもそも誰も検索しないようなキーワードで、記事をいくら発信しても、多くの人に読んでもらうことは難しくなります。キーワードの月間検索数を考慮して、どんな記事がよく検索されているのかを調べてみてください。

ただし、検索ボリュームだけを重視するのはNGです。そのキーワードが成果につながりやすいものかどうか、接点を持ちたいユーザーが検索するキーワードなのかどうかを見極めながら、キーワードを選定することが重要です。

オウンドメディアの記事を増やすには体制構築が不可欠

オウンドメディアの運営において、記事数を増やそうとする場合、記事作りにはさまざまな工程が伴うため、想像以上に手間をとられることになります。企画を立てて記事を執筆し、校正・校閲を行って、画像や図版を用意して、投稿作業を行って、ようやく公開となります。

 

コンスタントに記事を作成するには、まずは記事作りの体制を構築しなければなりません。編集者やライターはどういったメンバーが関わるのか、それぞれどれくらいのペースで記事を作成できそうか、チェック体制はどのようにするのかといったことを決めていきます。オウンドメディアの体制が盤石であるからこそ、戦略に立ち返りながら成果につなげるための施策を実行できるのです。

 

なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
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2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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