SSL証明書(SSL化)とSEOの効果とは

SSL証明書とは

SSL証明書とは、一般的には「SSLサーバ証明書」を指します(ここでは便宜的にSSLサーバ証明書を「SSL証明書」と表記します)。

SSL証明書は、ウェブサイトの運営者が実在していることを確認し、通信データを暗号化するための電子証明書です。

SSL証明書には、改ざんや盗聴防止をする「情報の暗号化機能」、ウェブサイトの運営者の身元を確認できる「実在証明」の機能の2つの機能があります。これらの機能により、ェブサイトの訪問者はデータの送信先を信頼することができ、個人情報などの大切な情報を安心して送ることができます。

SSL化の必要性

インターネットが普及したことで、現在ではインターネット上でのショッピングやインターネットバンキングなど、さまざまなサービスが提供されています。しかしながら、これらのサービスを利用するには、ユーザーがクレジットカードの番号や住所などの個人情報を提供しなければならず、個人情報の漏えいなどのセキュリティ面で不安を抱えるユーザーも多くいます。また、2005年4月1日に個人情報保護法が施行されたこともあり、セキュリティへの意識が高まっているという背景もあります。

そのような背景がある中で、ユーザーに自社のウェブサービスを安心して利用していただくためには、SSL化をすることでユーザーが抱えるセキュリティ面での不安を払拭することが、企業として必須の対応だと言えます。

ユーザーが安心してウェブサービスを利用するためにウェブサイトをSSL化することが必須

また、ユーザーが安心してウェブサービスを利用するために、ウェブサイト全体をSSL化する「常時SSL化」の動きも広まってきています。

SSL化のSEO効果

SEO対策の一つとして、SSL化は必要な要素です。理由として、GoogleがSSL化されたウェブサイトをランキング評価で優遇すると明言しているためです。現時点ではSSL化しているか否かを問われるのみであり、ランキングへの影響はそれほど高くないと考えられていますが、今やSEOを意識したサイトを作る上でSSL化は当たり前になっているといっても過言ではないでしょう。

SSL化しているサイトはSEOで優遇される

また、SSL化することがSEO対策になるだけでなく、SSL化していないことが訪問者の不信感につながり、離脱につながる可能性も十分に考えられますので注意が必要です。実際に2018年7月にリリースされたGoogle Chromeの新バージョン「Chrome 68」では、SSL化されていないサイトはアドレスバーに警告が出るようになりました。

参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します
参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ: Chrome のセキュリティにとって大きな一歩: HTTP ページに「保護されていません」と表示されるようになります

SSL化の注意SSL化にあたり、注意したいのはSEO対策SSL化にあたり、注意したいのはSEO対策です。SSL化に伴ってやっておくべきSEO対策がいくつかありますのでご紹介します。

リダイレクト

https化を終えたら、Google Search Consoleの再登録をしなければページが2つある状態となる

まずはリダイレクトです。SSL化するとhttpから始まるURLからhttpsから始まるURLへ変更となります。しかし、そのままではhttpから始まるURLでも依然としてアクセスできてしまい、httpsのページが表示されないという問題が生じます。ページが2つある状態になってしまうので、httpのURLで獲得した被リンクによる評価も引き継ぐことができません。

そこで、httpにアクセスしたユーザーをhttpsのページへ自動的にリダイレクトするよう設定しておきましょう。リダイレクトをするには、.htaccessファイルにリダイレクト用のタグを記述します。記述した.htaccessファイルをサーバにアップロードすればウェブサイト全体がhttpsにリダイレクトされるようになります。

Google Search Console再登録https化を終えたら、Google Search Consoleの再登録をしないと数値が見れない

https化を終えたら、Google Search Consoleの再登録も忘れないようにしましょう。httpとhpptsではURLが別物になっているため、そのままではGoogle Search Consoleが未登録の状態です。登録は次の手順で行います。

1. Googleアカウントにログインし、ダッシュボードを開く

2.右上の「プロパティを追加」ボタンをクリック

3.ウェブサイトの欄にhttpsのURLを入力して「追加」ボタンをクリック

4.HTMLタグをウェブサイトに追加できていない場合は追加して「確認」ボタンをクリック。できている場合はそのまま「確認」ボタンをクリック

5.「所有権が確認されました」と表示されたら「続行」をクリック

6.再度プロパティ画面でhttps化したURLが追加されているかを確認し完了

canonical

canonicalタグの記述をhttpからhttpsに変更することでGoogleがSLL化後のページをインデックスしてくれるようになる

ウェブサイトをSSL化しても、しばらくはhttpでアクセスされるでしょう。Googleにインデックスされるページもhttpのままであることが多いです。しばらくはリダイレクトで対応するしかありませんが、できるだけ速やかにユーザーやGoogleをhttpsへ誘導してやる必要があります。そこで見直すのがcanonicalです。

canonicalは「どのページをインデックスしてほしいのか」をGoogleに伝えるためのタグです。canonicalがhttpのままになっていると、SSL化してもGoogleはhttpをインデックスしたままです。canonicalタグの記述をhttpからhttpsに変更することでGoogleがSLL化後のページをインデックスしてくれるようになります。

SSLとTLSの違いとは?

SSLとTLSには互換性はありませんが、SSLはTLSの前身となる仕組みです。「SSL3.0」の次バージョンから「TLS1.0」という名称で呼ばれるようになりましたので、大枠の仕組みは同じものです。そのため、TLSを「SSL/TLS」と表記していたり、TLSのことを指していても「SSL」と表記したりすることがあります。

まとめ

SSL化はSEO対策に加えて、ユーザーの安心を得るためには必須の対応です。安心安全なウェブサイト運営のためにもぜひ早めのSSL化を行ってください。

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