直帰率とは?直帰率が高い原因と改善方法について

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直帰率とは?直帰率が高い原因と改善方法について

直帰率の意味、直帰率の確認方法を踏まえて、直帰率がSEOにどのような影響を与えるのかについて解説します。

▼本記事の内容

  • 直帰率とはユーザーが初めて訪れたページだけを見てほかのページに移動せず離脱した割合のこと

  • 直帰率は直接SEOには影響しない

  • 直帰率は低ければ良いというものでもない。サイトの特性と合わせて適正な数字を探るべき

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直帰率とは

直帰率とは、ユーザーが初めて訪れたページだけ見て、他のページに移動せずサイトから離れてしまう割合を表す指標です。似た指標に「離脱率」があります。

直帰率が、あるサイトに訪れたユーザーが他のページに移動することなく訪れた最初のページでサイトを離れてしまう割合である一方で、離脱率とは、あるサイトに訪れたユーザーが複数ページを移動した後にサイトを離れた割合です。

違いとしては、1つのページ(ランディングページ)のセッションを対象としているか複数のページのセッションを対象としているかどうか、です。

参考:離脱率とは-Content Hub(コンテンツ)ハブ | ナイル株式会社

直帰とは

直帰率の確認方法

直帰率を確認するためにはGoogle Analyticsを用います。

Google Analyticsのスクリーンショット

Google Analyticsでは、下記のようにさまざまな直帰率を確認することができます。

  • サイト全体の平均直帰率
  • 特定のページの直帰率
  • チャネル別直帰率
  • 参照元別直帰率

SEOと直帰率の関係

直帰率はSEOにどんな影響を与えるのか気になっている人は多いと思います。仮に直帰率が低いページは検索順位が高いというのであれば、SEOの観点からも直帰率を下げる施策を打たなければなりません。SEOと直帰率の関係を確認していきましょう。

ランキングへの直接的な影響はない

結論からいうと、直帰率が検索順位に直接的に影響を与えることはありません。Googleははっきりと「直帰率は検索ランキングに関係しない」と明言しています。ですから、もし自社サイトの直帰率が高くてもそれが原因で検索順位が下がることはありませんし、逆に直帰率が低いからといって検索順位が上がることはないのです。検索順位を決めるのは直帰率ではなく「ユーザーの目的を満たしているかどうか」だからです。

直帰率は低ければいいというものでもない

一般的に直帰率については低ければ低いほどいいというイメージを抱きがちです。しかし、実は低いからいいとは限らないのです。例えば「渋谷 トイレ」というキーワードで検索し、自社サイトにたどり着いた人がいたとします。「渋谷 トイレ」で検索する人はおそらく、渋谷でトイレを探している人でしょう。かなり切羽詰まっている状況が予想されます。早くトイレの場所を知りたいはずです。

それなのにたどり着いたページが「渋谷のトイレの場所はこちら」と別ページに遷移させる作りになっていたらどうでしょうか。リンクをクリックしてページを遷移するかもしれませんが、そのサイトは決して親切とはいえません。この場合、ユーザーにとって親切なのは、検索でたどり着いたページにすぐトイレの情報が載っていることでしょう。ただし、ユーザーはトイレの情報がわかったので、回遊することなく直帰する可能性が高くなります。

つまり、この場合「別ページに遷移する不親切なサイト」のほうが「すぐにトイレの情報がわかる親切なサイト」よりも直帰率が低くなるのです。しかし、ユーザーのニーズを満たしておりGoogleの評価が高くなるのは、直帰率が高い後者となります。

直帰率は低ければいいわけではない

このように、直帰率の高低は直接的にそのサイトの価値を決めるものではありません。サイトの形態や、そのサイトにたどり着いたユーザーの検索キーワード、そして検索の意図によって望ましい直帰率は変わります。だからこそ、Googleは検索順位を決める指標に直帰率を含めていないのだと思われます。

重要なのは「自社サイトの役割を考える」ことです。ウェブサイトにはコーポレートサイト、ECサイト、オウンドメディア、LP、採用サイトとさまざまな種類があり、目的もターゲットユーザーも異なります。何のためのウェブサイトなのかという大目的をあらためて問い直し、その上で直帰率の分析を行いましょう。

直帰率はSEOに直接的に関係しないとはいえ、直帰率までしっかりと考え抜かれたページはやはりユーザーにとって役に立つので検索順位も上がる傾向にあります。その意味では、直帰率は間接的にSEOに関係するといえるでしょう。

大切なのは考える順序です。「直帰率を低く(高く)しよう」というところからスタートするのではなく、まず「ユーザーにとって役立つサイトにしよう」というところからスタートするべきであり、その結果として「適正な直帰率」を目指すべきなのです。

直帰率の目安

直帰率はもちろん低いに越したことはありません。しかし、一概に、直帰率が低い=悪い=改善しなければならない、ということには必ずしもなりません。一般的には、ECサイトで20~45%、記事メディアで65~90%、BtoBのサイトで25~55%と言われていますが、厳密に目安となる指標はありません。これは、サイトの特性や種別だけでなく、流入状況や流入キーワードによって大きく左右されるためです。

参考①(外部サイト):サイト種別ごとの直帰率の目安とは(Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway?)

参考②(外部サイト)業界ごとの直帰率の目安とは(Brafton 2017 Content Marketing Benchmark Report | Brafton)

また、明確な検索意図を持ってあるサイトに流入したユーザーと、検索結果の広告をなんとなくクリックして流入したユーザーとでは直帰率は異なります。ほかにも、内部リンクが多く設置されているページと、コンバージョンに近いページで問い合わせフォームしか内部リンクがないページとでは、当然後者のほうが直帰率は高くなると推測できます。

直帰率の目安

直帰率の高いページの見つけ方

直帰率の高いページを見つけるためには、自社サイト内のページを比較することが前提です。これは、上述のように、サイト構造や流入状況が異なる別サイトと比較したところで有意義な比較にはならないためです。そこで、サイトの流入状況、ないしランディングページを固定して自社サイト内で比較すると有意義な比較になります。

その上で、直帰率の高いページを見つける際の考え方としては下記があります。

※使うツールとしては、基本的にはGoogle Analyticsを前提としています。

 

流入状況比較

流入状況比較は、トップページなど特定のページを対象としてチャネルごとの直帰率を比較する方法です。そのページへの流入状況を見る際に、自然検索・リスティング広告・ディスプレイ広告・SNSなどそれぞれのチャネルごとの直帰率を比較すると、そのページに流入するどのチャネルの直帰率が高いのか明らかにすることができます。

▼Googleデモアカウントのスクリーンショット

Googleデモアカウントのスクリーンショット

ランディングページ比較

ランディングページ比較では、特定の流入チャネルを対象としてランディングページごとの直帰率を比較します。例えば、同じディスプレイ広告から複数のページに飛ばしているとします。ディスプレイ広告の遷移先ページ同士を比較すると、直帰率が高いものを特定することができます。

ランディングページ比較のスクリーンショット

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直帰率が高くなる原因

直帰率が高くなる原因として考えるものには下記があります。

①ページが1ページしかない

当たり前ですが、サイトとしてページが1ページしかないと、次の遷移先がないため直帰率は高くなります。

②サイトを訪れた目的とサイトの内容が異なる

ユーザーが特定の情報について知りたいという意図を持って流入している場合、知りたいと思っている内容がそのページ(サイト)に記載されていなければユーザーのニーズに応えられていないため、直帰率は高くなります。

③表示速度が遅い

サイトに流入してもそのページの表示速度、読み込み速度が遅いと、ユーザーはストレスに感じてページが表示される前にそのサイトを離れてしまう可能性があります。

④デザインが悪い

たとえページ自体がユーザーのニーズに応えていても、ページ(サイト)が見づらかったりするとユーザーはサイトから離れてしまう可能性があります。

⑤ページが読みづらい

デザインと同様、ページ内容が読みづらいとユーザーはストレスに感じて別ページに遷移することなく離れてしまう可能性があります。

⑥内部リンクが設置されていない

たとえページがユーザーのニーズに応える内容だったとしても、ユーザーの遷移先のリンクがないと当然直帰率は高くなります。

このように、一概に直帰率が高いといっても原因はさまざまなため、ページごとに必要な対策をして直帰率を下げるようにすることが大切です。しかし、まったく関心のない人が訪れて直帰する場合や、そのページだけでユーザーの目的が達成された場合もあるため、むやみに直帰率の数値を下げることだけにとらわれてはいけません。

直帰率の改善方法

一概に直帰率を下げる改善方法があるわけではありません。直帰率を改善するためには、なぜそのページの直帰率が高いのか、本当に改善する必要があるページなのか判断することが大切です。その上で、直帰率改善のための対策で主要なものとしては下記があります。

直帰率の改善方法

①キーワードとコンテンツの見直し

例えば流入しているキーワードの検索意図がランディングページの内容と一致しないと直帰率は高くなります。この場合、キーワードの検索意図を検索結果から特定し、ページ内容にそれが含まれているか確認する必要があります。

②内部リンクの改善

たとえそのページがユーザーのニーズに応えていても、そのページの次に遷移するページが内部リンクとして設置されていないとユーザーはそのページを離れざるをえません。このページを見たユーザーには次の遷移ページとしてどのようなページが必要かを検討し、適切な内部リンクを設置することが大切です。

③表示速度の改善

ページの読み込み速度が遅い場合、ページが表示される前にユーザーが離脱してしまう可能性があります。サイトの第一印象を強めようと凝るばかり、高解像度の画像や動画を入れたりするとページ全体の表示まで時間がかかってしまいます。表示スピードとサイトのビジュアルはバランスをとることが重要です。

④デザインや読みづらさの改善

デザインが悪かったり、ユーザーが知りたい情報がどこにあるのかわかりづらかったりする情報設計だとユーザーは離脱してしまいます。この場合、ページ内の情報設計を見直す必要があります。

まとめ

直帰率はSEOに直接的に影響を与えるものではありませんが、だからといっておろそかにしていい数字ではありません。直帰率はウェブサイトにとって非常に重要な指標です。直帰率を分析することで、自社ウェブサイトがユーザーのニーズを満たせているかどうかがわかるからです。

分析から見えてきた課題を解決することで、間接的にSEO効果を高めることにもつながります。単純な直帰率の数字に一喜一憂するのではなく、ウェブサイト全体の要素と絡めて改善していきましょう。

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