読了率 とは
目次
読了率とは
読了率とは、特定のウェブページが最後まで読まれているかどうかを示す指標です。
セッション数が多くても、読了率が悪ければ、ページ内の回遊率も低下する他、記事を掲載しているメディア自体が悪印象となり、ファンが離れてしまう恐れがあります。
読了率を測定するツール
読了率を計測するツールは数多く存在していますが、その中でも代表的なツールはScroll Depthです。Scroll Depthはグーグルアナリティクスでウェブページがどれくらいスクロールされ、読まれているかを計測することができます。
Scroll Depthの使い方は非常に簡単で、JavaScriptファイルをダウンロードし、サーバーにファイルをアップロードします。その後、計測したいウェブページのヘッド部分にコード(タグ)を貼り付けてアップロードすれば、グーグルアナリティクスで読了率を計測できるようになります。
Scroll Depth のコードを導入すれば、ページが何%の位置までスクロールされたかを計測できるようになっています。「Baseline」・「25%」・「50%」・「75%」「100%」で計測が可能です。より細かく設定する場合には、コードを書き換える必要があります。
正常にScroll Depthが作動していれば、グーグルアナリティクスにログインして、「行動メニュー」「イベント」「ページ」「ページ一覧の中から確認したいページ」「Scroll Depth」「Percentage」の順番でクリックすれば、読了率を確認できます。なお、ページを上にスクロールした場合はScroll Depth は機能しません。
読了率を向上させる方法
読了率を向上させるためには、単に記事の質を上げれば良いというわけではありません。記事の質が高いことはもちろんですが、最後までユーザーに記事を読んでもらうためには、ウェブページのビジュアルも非常に重要となります。
重要なことは、最初にユーザーの興味を引き、本文に引き込むことです。そのためには、記事そのものだけではなく、イラストや写真などを利用すると効果的です。イラストや写真などを使えば、文字を読むよりも直感的に読者に伝えたいことがわかるようになります。
文字情報よりも、イラストや写真のような視覚情報の方が読者の興味を引くことができます。それと合わせて、ヘッダーのフォントを大きくするなど、ウェブページの構成がわかるようになっている読者も安心して記事を読むことができます。最初に何が書いてあるのかを把握した上で記事を読みはじめるので、はじめて読む記事でもスラスラと読めるようになります。
まとめ
読了率とは、特定のウェブページを訪問したユーザーが、どれくらい記事を最後まで読んだかを示す指標です。読者の興味を引かないウェブページはすぐにユーザーがブラウザバックしてしまい、読了率が低くなる傾向があります。