こんなSEO施策を提案されたら疑って!あやしいSEO会社の見分け方

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こんなSEO施策を提案されたら疑って!あやしいSEO会社の見分け方
早川 晃輔(はやかわ こうすけ)

著者情報

コンサルティングユニット|早川 晃輔
WEBシステム開発会社にて受託開発・SaaS製品の営業及びマーケティングを担当。自社サービスサイトの流入・CV改善施策等にも従事。その後新規事業チームを立ち上げ、複数のWEBメディア運営・ブロックチェーン関連事業の戦略立案・マーケティング等を行う。
ナイルでは、メディア運営やマーケティングの経験を活かし、SEO・WEBマーケティングのコンサルティング業務に従事。

私の友人・知人に自分の仕事(SEOコンサルタント)について説明すると、「あやしい会社だね」といまだにいわれることがあります。

15年程前まではあやしいといわれてもおかしくないSEO会社は多かったのですが、いまだにそのときのイメージが根強いみたいですね。

ということで、ここではSEO会社があやしいといわれる理由や疑ったほうがいいSEO会社の特徴、これからSEOを業者に依頼しようと考えている方に“真っ当な”SEO会社の見極め方について紹介します!

なお、ナイルでは常に最新のSEO情報をもとに、企業の課題に則した適切なSEO施策をご提案しています。
無料相談にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください!

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そもそもなぜSEO会社はあやしいと思われがちなのか

前提として、2024年現在、そんなにあやしいSEO会社はありません

にもかかわらず、なぜSEO会社はあやしいと思われるがちなのかというと、時代は2010年頃にさかのぼります。

その当時は、今でいうブラックハットSEOという、検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいて順位上昇を目指す施策が流行っていました。

例えば、質にこだわらず被リンクをひたすら集めまくったり(※)、文章としての意味が破綻した、自動生成のテキストコンテンツであるワードサラダを作ったり、検索エンジンにだけ認識されるように文字やリンクをHTMLソースに記述する隠しテキスト(現在は検索エンジンスパム)を入れたりなどすると、検索順位が上がる時代だったんです。

※被リンクを獲得すること自体は、現在でもSEOの重要な施策ですが、質や内容が重視されます。ここで言っているのは、むやみやたらに被リンクを集める行為のことを指しています。

ですが、その後Googleのコアアルゴリズムアップデートが何度も繰り返される中で、現在では上記のようなGoogleをあざむくようなSEOはできなくなっているため、ブラックな施策を打ち出すSEO会社は基本的にはないでしょう。

ただ…
「こんな施策(いわゆるブラックハットSEO)をすれば絶対順位が上がりますよ!」
「被リンク◯本でこの値段は安いですよ!」
なんて圧倒的にあやしい営業電話がガンガンかかってくる時代を知っている人からすると、今でも「SEO会社はあやしい」というイメージがあってもおかしくないですね…。

その施策は時代遅れでは…あやしいSEO会社の特徴【2024年版】

あやしいというか「時代遅れ」な施策を提案するSEO会社は実際あります。
もし次のような提案を受けたら、「おや?」と思ったほうがいいでしょう。

被リンク増やします!

被リンク獲得は現在でも重要な施策ではありますが、これだけしか訴求しないのはおかしいです。

被リンクを増やすために、こんなコンテンツを作りましょう、コンテンツの質を高めましょうなど、被リンクを獲得するためにまずやるべきことを提案するのであれば納得できますが、提案が被リンク獲得施策にとどまる場合は少し疑ったほうがいいと思います。

もし「被リンク1本あたり◯円で増やします」といわれたら、確実にあやしいです!

DR(ドメインレート、ドメインランキング)を上げましょう!

DRとは、ドメインレートやドメインランキングと称されるもので、どのドメインがどれくらい検索エンジンから信頼されているかを数値化したもの。
名称が定まっていないことからも伺える通り、Googleで公式に使われている指標ではありません。

DRはAhrefs(エイチレフス)Semrushをはじめとするチェックツールごとに独自の計測方法があります。
自サイトの評価を軽くチェックする程度で使う分には構わないのですが、「ただDRを上げること」を目的にするのはSEOの本質からズレているといえるでしょう。

というのも、各種ツールのDRは、おそらくよりDRの高いドメインからどれくらいリンクが集まっているか、その期間がどれくらいか…などの要素を総合的に判断して数値化しているはずなので、直接的にDRを上げる施策はないはずですし、ましてや短期的にDRを上げるのは難しいです。

独自性の高いコンテンツを作るなど、自然検索流入を増やす基本的な施策を一通り行った上でDRが上がる、というなら理解できるのですが、ただ「DRを上げましょう」と提案する、そこをKPIに置くSEO会社はあやしいのではないでしょうか。

とにかくコンテンツをたくさん作りましょう!

SEOのためにコンテンツをたくさん作る…そのこと自体は間違っていません。
ただ、コンテンツの質や専門性が求められている今、そこを無視してひたすら記事を量産することを提案するSEO会社は、今のSEOを理解していないといえるでしょう。

生成AIによる原稿執筆が可能になり、誰でも“それなり”の記事が制作できてしまう今、すでに公開されている多くのコンテンツから情報を拾ってまとめているだけのコンテンツは、検索エンジンから評価されづらくなっています。

専門性・独自性のあるコンテンツがより一層求められていますので、そこをしっかり伝えないSEO会社はあやしいと思ってください。

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真っ当なSEO会社をどう見極めるか

では、真っ当なSEO会社をどう見極めればいいのかを見ていきましょう。

導入事例が公開されている

まず、過去に手掛けた案件の事例が公開されているSEO会社は、信頼度をはかるひとつの指標になるでしょう。

各事例で紹介されている施策の内容を見れば、どのような提案をしてもらえて、どのような成果が期待できるのかがある程度わかります。

また、過去に自社と同じ業種の案件、同じタイプのサイトを手掛けている場合は、一定そのジャンルの作法を心得ているはずです。

ただし、非公開事例があることも少なくありませんので、過去事例に似た案件が紹介されていなくても、気になったSEO会社には問い合わせてみることをおすすめします。

ナイルの事例紹介ページはこちら

提案する施策のロジックが明確

どのSEO会社も、クライアントがサイトで目指していることをヒアリングし、それに向けてどうするかを提案します。

真っ当なSEO会社なら、まずサイトをじっくり調査した上で課題を見つけて改善策を講じ、その上で目的を達成するために必要な施策を提案する…という流れになるでしょう。

「今のSEOのトレンドは◯◯だからやりましょう」ということではなく、課題や目的に対して最も理にかなった施策を提案するのが真っ当なSEO会社です。

中長期的な提案をしてくれる

SEOは即効性のある施策ではなく、成果が出るまではある程度時間がかかるもの。

サイトの目的を達成するために狙うべきキーワードを選定し、良質なコンテンツを地道に作っていくことによって、成果に結びつけていくことが求められます。

そのため、それ相応の中長期的なロードマップを提案するのが真っ当なSEO会社といえるでしょう。
「短期的に成果が出ますよ」という会社よりも現実的で、信頼できると考えられます。

ナイルのSEO支援はどんなことをするのか

じゃあナイルはどんなSEO会社なのか…と思われる方もいると思いますので、簡単に紹介します。

ナイルのSEOコンサルティングは、プロジェクトのゴールや戦略のロジックを明確にした上でSEOを行います。
もちろん、Googleが定めるガイドラインに則った施策を行い、小手先のSEOはしません

<ナイルのSEO支援の内容>

ナイルのSEO支援

調査分析から戦略策定、施策実行、改善までを一気通貫でご支援する(一部パートナーとも連携)のが強みです。
コンテンツ制作は質を重視して経験豊富な編集者が制作するほか、目標達成に向けた効果検証・改善提案も定期的に行います。

toB、toC問わず、これまでにさまざまな業界のSEOを支援していますので、サイトの目的や企業のご事情に則した提案が可能です。

詳しくは、下記のSEOコンサルティングサービス資料をご覧ください!

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あやしいSEO会社はほぼないけど…基本に忠実な会社を選ぼう

検索エンジンのアルゴリズムは時代の流れと共に進化しているので、現在はその裏をかくような施策は意味をなさなくなっていたり、スパムとされていたりしています。

そのため、ブラックハットSEO全盛時代を知っている方がイメージする“あやしいSEO会社”はないといっていいでしょう。
ただ、私の感覚からすると「え、まだそんな施策を提案しているの?」というSEO会社や、「今のSEOはこれをしなきゃ」などとトレンドを振りかざして、SEOの基本を重んじない会社もあるようです。

2024年現在、SEOはこれまで以上に基本に忠実であることが求められています
ユーザーが検索で見つけやすく、独自性のある有益な情報を提供するサイトを作るサポートをしてくれるSEO会社を選んでください。

なお、ナイルでは、2,000社以上のSEOを含むWebコンサルティングの実績がございます。
SEO施策のご提案だけでなく、コンテンツ制作やサイト改善など、SEOで成果を出すためのソリューションをご提供しておりますので、SEOの外注をお考えでしたらぜひご相談ください。

編集者情報

加藤 直子(かとう なおこ)
加藤 直子

編集プロダクションで一般情報誌の記事制作、各種ムック本の制作などを担当したのち、音楽情報マガジン、ウェブメディアの編集部に所属。 ナイルに勤務後は、主に女性向けメディアのコンテンツ制作を担当。 ユーザーが「そうなんだ!おもしろい!」と感じられる企画を通して、事業としても成果の出る記事づくりを心がけている。

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