ホームページの作成でやってはいけないNG事項【制作とSEO】

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ホームページの作成でやってはいけないNG事項【制作とSEO】

自社や個人のホームページを制作する際には、いくつか「やってはいけない」ことがあります。そもそもホームページとは何でしょう。混同されがちな言葉に「ウェブサイト」がありますが、ウェブサイトとは、複数のウェブページで構成された全体のことを指します。

一方、ホームページとは、構成の一番上に位置し、閲覧する際の起点となるページのことです。ホームページには、○○.comのように後ろに「/」がつかないことが多く「トップページ」と呼ばれることもあります。

今回の記事では、「ホームページ制作でやってはいけないこと」について解説します。

もしホームページが検索結果に表示されていない状態でしたら、「やってはいけないSEO対策」を実施している可能性があります。

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ホームページが検索結果に表示されないときは要チェック!/

ホームページ制作でやってはいけないNGな設計とは?

ホームページを制作する設計の段階で、やってはいけないことがあります。

ひとつずつ解説していきましょう。

ホームページ やってはいけない

ユーザーにどんなアクションをとって欲しいか決まっていない

実際にホームページを制作する前に、「訪れたユーザーにどんな行動をとってほしいのか」という、しっかりとした目標設定が必要です。

ユーザーが望む行動をとらなければ、ホームページを立ち上げた意味がありません。「○○してほしい」という目標を組み立て、そこから逆算する形で、行動を誘導しやすいホームページというコンセプトを決定するようにしましょう。

どんなユーザーに訪れて欲しいか、決まっていない

ホームページに訪れたユーザーに望むアクションを決定しても、どんなユーザーに訪れてほしいかが決まっていなければ、十分な成果は得られません。

一例を挙げると、「マスクを販売するホームページ」を制作する際、どんなユーザーが訪れてくれれば「マスクの購入」という目標行動につながるかという設定が重要になります。10代女子を対象としたマスクと高齢層を対象としたマスクの場合では、デザインや情報の届け方に変化が出ることは、理解しやすいはずです。

後からホームページの内容を変更できるようになっていない

ホームページは往々にして、一度制作した後に「デザインや構造を変更したい」などの要望が出る可能性があります。

特にホームページで集客を図る場合には、効果に応じた調整が必要になることがあります。内容の変更に制約が多いホームページでは、使い勝手がよくないため修正の可能性を踏まえた設計が大切です。

ホームページ制作でやってはいけないNGなデザインとは?

単に見た目が良いだけでは、ユーザーの行動を促すことは難しいでしょう。

ホームページ制作において、デザインは大切な要素のひとつです。デザイン面でのNGについて説明していきます。

ホームページ やってはいけない

スマホ向けのデザインが用意されていない

スマートフォンの普及に伴い、インターネットをスマホのみで閲覧するユーザーの数は確実に増えています。

BtoBにおいても、スマホによる閲覧数は増加傾向にあります。スマホ対応していなければ、機会損失の可能性が高くなり、SEO対策の観点からもマイナスに働くでしょう。

デザイン性ばかり意識し、わかりやすさを考慮していない

ホームページのデザイン性や見た目のインパクトばかりが重視され、一体何のホームページなのかわからなければ本末転倒です。

わかりやすいデザインにするには、「トンマナ(トーン&マナーの略、デザインの一貫性を指す)を統一すること」、「アニメーションを多用し過ぎないこと」、「重要な情報が目に入りづらい文字の大きさやフォント、色を用いないこと」といったポイントを押さえる必要があります。

また、かっこよさを重視して、英語の表現が多くなっているサイトも、ユーザーからするとわかりにくくなっているかもしれません。

ホームページ制作でやってはいけないNGなコンテンツとは?

ホームページ制作において「ページの中身=コンテンツ」の重要性はますます高まっています。

コンテンツはテキストや画像によるものが中心となりますが、その際、いくつかの注意点が生じます。ホームページ やってはいけない

書かれている内容から、どんなサイトなのかわからない

一体何のホームページであるのか、閲覧するユーザーに伝わらなければ離脱を招きます。

短時間で閲覧を済ませる飽きっぽいユーザーが増えている時代です。そのため、下記のような工夫をして、見やすく読みやすいコンテンツを意識することが大事になります。

  • 見出しや装飾でメリハリをつける
  • イラストや画像を効果的に挿入する
  • 箇条書きなどを使って文章にリズムをつける

など。

お問い合わせ先や連絡先がわからない

せっかくホームページを用意しても、ユーザーを目的の行動へと上手く誘導できなければ意味をなしません。

お問い合わせ先や連絡先は、わかりやすく表示しておきましょう。商品購入サイトであれば、購入ページなどへの誘導も同じ考えが当てはまります。

使用している画像や文章などの権利関係が怪しい

インターネット上の文章には、自由に閲覧できる、できないにかかわらず著作権が発生します。

コピペによる他ページからの転載はNGです。他者の著作物の内容を自社の記事に補完したい場合には、引用や参考文献を適切に表記しましょう。また画像やイラストにも著作権があるため、使用する際は原則として出典元の転載許諾が必要です。

ホームページ制作で不安がある方は、コンテンツの質を確実に高める方法のひとつとして、プロへの代行もご検討ください。まずは以下よりお気軽にお問い合わせください。

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ホームページ作成でやってはいけないNGなSEO対策とは?

せっかくホームページを制作しても、アクセスされる機会がなければ効果にはつながりません。

そこで必要となるのが、検索エンジンで上位に表示されるようにするSEO対策です。ですが近年では、検索エンジンの性能が向上し、昔は効果的だといわれた対策が今では逆効果となった事例も出ています。

かつては有効だった施策も、意味をなさないばかりか、マイナスに働くこともありますので、ひとつずつ確認していきましょう。やってはいけないSEO対策と、やっておきたいSEO対策を順に紹介します。

ホームページ やってはいけない

Googleガイドラインの違反になることはしない!

大原則として、「Googleのガイドライン違反になることはしない」ことです。

やってしまっていないか、今一度注意しましょう。具体的には、以下の記事を参考にしてください。

有料リンクの購入はしない!

かつては“被リンク数”が多いだけで、順位改善するなどのSEO効果を生んでいましたが、検索エンジンの進化により、数が多いだけでは効果がなくなりました。

それどころか有料リンクの購入は、Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)違反となり、検索順位に悪影響を及ぼす恐れもあります。

SEOキーワードを隠しテキストで入れない!

SEOキーワードは、本文中で自然に用いましょう。

ひと昔前、検索表示されたいSEOキーワードを、ユーザー閲覧時には表示されない部分にテキストとして埋め込む「隠しテキスト」という手法がありました。

白地に白文字を記載したり、フォントを小さくして表示したりするものです。今では意味がないばかりか、Googleのガイドライン違反の恐れもあります。

キーワードを詰め込み過ぎた不自然な文章にしない!

ホームページの上位表示を狙うために、キーワードを詰め込み過ぎるのは逆効果です。

不自然なキーワードの乱用は、Googleガイドラインの違反対象となります。関連したものでは、地域名のSEOキーワードで上位表示を狙い、フッター付近に対応地域として全都道府県を記載するのも、まったく意味のない手法です。

これらのペナルティは総称してブラックハットSEOと呼ばれます。なかなかペナルティが解除されず、ドメイン変更を余儀なくされるリスクも伴いますので、注意しましょう。

検索結果に表示されない仕様にはしない!

そもそもの検索結果に表示されない仕様になっていないかどうか、設定を確認していきましょう。

具体的には、以下の記事で紹介しています。併せてご一読ください。

不必要なnoindexを付与しない!

noindexとは、特定のページを検索エンジンから非表示にするために記述するタグのことです。

特定の人以外には見られてはならないテストページや管理画面には、処理を行うことが有効ですが、検索結果に表示させたくないページ以外に誤って設定すると、かえってマイナスの影響を与えてしまいます。

robots.txt を使ってクロールをブロックしない!

robots.txt ファイルとは、検索エンジンのクローラに対して、サイトのどの URL にアクセスしてよいかを伝えるものです。

引用:robots.txt の概要(Google検索セントラル)

noindexと似た役割を持ちますが、ユーザーが閲覧できる点は異なります。クローラーの巡回をコントロールし、SEOを特定ページに導きたい場合はrobots.txtが有効といえますし、ブロックを多用すると逆効果となります。

\避けるべきSEOのNG施策を解説!

SEOのためにやっておきたい施策とは?

次は、SEOのためにやっておくとよい施策について紹介します。

以下のことを、ひとつずつ地道に行っていくことが、結果的には効果の上がるサイト作りへの近道となるでしょう。

ホームページ やってはいけない

サイトの構造をわかりやすくする

ホームページの構造は、できる限りシンプルであることが重要です。

ページ数が無駄に多いと、ユーザーが目的とするコンテンツにたどり着けないリスクが生じます。また、SEO面でもクロールが行き届かなくなり、重要なページがインデックスされなくなるなどの問題が起こる場合もあります。

ひとつの目安として、トップページから3~4クリック以内で当該コンテンツに到達できるようにカテゴリを整理するといいでしょう。

ページ個別のタイトルを設定する

GoogleがWebページの内容を理解する際、タイトル設定はとても重要になります。

仮に複数のWebページで要素が重複していると、コンテンツの内容を検索エンジンが意図どおりに理解してくれず、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、文書構造を示す「hタグ」などや画像の代替テキストとして設定する「alt属性タグ」をしっかりと設定することも、検索エンジンがページ内容を理解しやすくなる基本です。

ホームページから重要なページへのリンクを設定する

同じウェブサイト内の、ページとページをつなぐ「リンク」もSEO対策には有効です。

コンテンツ内で専門用語が出てきた際、内容が解説された別ページへのリンクが表示されていると非常に便利で、順位改善などのSEO効果も見込めます。また、良質な被リンク(他のウェブページからリンクされていること)を獲得できていると、より大きなSEO効果が得られます。

また、検索エンジンはホームページを頻繁にクロールするため、ホームページからリンクを設置しておくことで、該当ページへのクロールを促すことができます。

使い勝手が良く、質の高いホームページの制作を心がけよう

ホームページ制作の、さまざまな「やってはいけない」を回避することで、ユーザーにとって使い勝手が良く、質の高いホームページが誕生します。

常にユーザー目線を忘れずに、完成後の運用も怠らないようにしましょう。

また、自分では絶対にしない!と考えていても、社内の他のメンバーや依頼先の人が、気づかずに実装してしまうこともあります。自分だけではなく周囲にも共有してみてください。

なおナイルでは、ホームページ制作の戦略設計からすべてをお任せいただけます。

さまざまなコンテンツを作成して情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様へはコンテンツ制作の代行プランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください

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ナイル編集部
監修:ナイル編集部

この記事は、ナイル株式会社のマーケティング相談室編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。編集長青木がライティング、編集、入稿の全工程をチェックしています。記事内に気になる点がございましたら、こちらよりご連絡くださいませ。

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