[寄稿] 新米Webディレクターが最初におさえたいSEOのこと

[寄稿] 新米Webディレクターが最初におさえたいSEOのこと

寄稿連載第4弾は「Web開発ラボ」としてセカイラボさんに寄稿していただくことになりました。第一回としてWebディレクターがどのようなSEOスキルを身に付けるべきか、経験を元に書いて頂きました。

WebディレクターにとってのSEO、どうすれば良い?

セカイラボの岸と申します。この春で自社Webサービス「セカイラボ」のWebディレクターになってから1年になります。業務ではアクセス解析、サービス改善、SEO、開発マネジメント、コンテンツ作成、プロダクト戦略を担当しています。

今回は自社WebサービスやWebサイトを担当する新米Webディレクター向けに、私のSEO経験をもとにWebディレクターとして最初におさえたいSEOのことを紹介します。

SEOはやらなくていい?

突然ですが、あなたのWebサービスやWebサイトにとってSEOはどれほど重要なのでしょうか。SEOの効果として何を期待し、何をもって成果とするのでしょうか。あなたは答えられますか?

すぐに答えられなかったら、まずはあなたのWebサービスやWebサイトにおいてなぜSEOが必要なのか、組織の成長戦略や方針、競合や市場、提供したいユーザー体験などと照らし合わせながら再確認しましょう。せっかくSEOを頑張ったのに組織の戦略や方針として求められていなかったり、提供したいユーザー体験と異なっていると、効果が出ても成果として認められなかったり周囲の理解も得られないかもしれません。

WebサービスやWebサイトを運営している=SEO頑張らなくちゃ!とならず、まずはSEOがどれだけ重要なのか、何を目指すべきなのか、改めて確認してみましょう。

SEOは学ばなくてもいい?

SEOが必要であなたが担当することになった場合、SEOスキルを身につけなければと思うことでしょう。そしてGoogle検索で「Webディレクター SEO」と検索すると、当ブログの「SEOを知らないディレクターがビジネスをダメにする」という記事が目に入ってくるものですから、猛烈に学ばなければならない!と思ってしまうのではないでしょうか。

でも、何を学べばいいのでしょうか。キーワード選定?コンテンツ・内部リンク設計?コンテンツライティング?HTMLの知識?アクセス解析?一口にSEOと言っても色々な項目が出てきます。
これらを片っ端から深く学べば、SEOについて熟知している状態になれるかもしれません。でも、それには相当の時間が必要です。

ここで注意したいのは、SEOを理解しているWebディレクターになる必要はありますが、SEOの専門家になる必要はないのです。SEOを学ぶことが目的になってはいけません。

では、WebディレクターとしてSEOについておさえるべきことは何なのでしょうか。

WebディレクターがSEOについておさえるべきは3つ

私が思う、「SEOを知っているWebディレクター」の条件は次の3つだと思います。

  1. 自分に必要なSEOの情報を判断できること
  2. 専門家に依頼するか否かを判断できること
  3. 専門家が力を最大限発揮できるようにすること

以下で、それぞれについて説明します。

1. 自分に必要なSEOの情報を判断できること

第一に、何を調べて学べばいいのかを判断できるようになることが重要です。例えば、自然検索トラフィック数の増加を狙ったサイトリニューアルの設計フェーズでは、キーワード選定はもちろんSEOを考慮したサイト設計の知識が必要ですが、例えばHTMLタグ周りのSEOの知識はこのフェーズではさほど重要ではありません。

こういった判断ができるようになるためには、作業の目的やフェーズとSEOの情報を紐づけられるスキルが必要です。作業の目的やフェーズが明確になっていれば与えられた情報の必要性を判断することができます。SEO全体を俯瞰して、作業の目的やフェーズごとにどのようなSEOの情報が必要になるかを知っておくことで、自分が何を調べて学べばいいのかを判断できるようになります。

2. 専門家に依頼するか否かを判断できること

SEOの重要性が高い場合、競合他社もSEOに力を入れている可能性が高いです。競合他社が専門家に依頼していれば(またはそのレベルの人材が中にいれば)、太刀打ちできないかもしれません。また、自社プロダクトが特殊なケースでは事例がWeb上にあまり無いため、難易度が高くなるでしょう。

このとき、SEOの専門家に依頼するか否かを判断することもWebディレクターの仕事の1つです

判断基準は自分のスキルや学習時間、自社リソース・予算、SEOの難易度やインパクトに依存するので明確な線引はできません。しかし、専門家に依頼するという選択肢とこれらの判断基準を意識しておくことで、「無理して自分でやってみたけどダメでした」という事態を避けられると思います。

3. 専門家が力を最大限発揮できるようにすること

専門家はSEOに関する問題解決のプロフェッショナルです。専門家に依頼すると決まれば、ホッと一安心するかもしれません。しかし、専門家が力を最大限発揮するためにはあなたの協力が不可欠です。具体的には、SEO以外の情報を提供し一緒に考えることが求められます。

専門家はSEOについては熟知していたとしても、あなたのプロダクトについて熟知していることは稀でしょう。なので、戦略やSEOの目的、提供したいユーザー体験やターゲット像、業界特有の情報や競合サイト、社内体制やこれまでのSEO施策、抱えている課題などをヒアリングすると思います。

あなたが適切に答えられなかったり答えを隠してしまうと、最悪の場合、間違った方向性の提案を受けてしまい、専門家に依頼したのにSEOで望んだ成果が得られないかもしれません。

こうならないためにも、あなたはプロダクトの専門家になり、訊かれたことに正しく答えられるようにしましょう。SEOとプロダクト。この2つの専門家が認識を共有し一緒に考えれば、最大限の成果が生まれる可能性が高くなると思います。

おわりに

冒頭で「アドバイス」と書いていますが、これらは1年前の自分自身に言っておきたいことでした。

私は最初、「SEO = 検索結果の順位を上げること」と当たり前のように思っていました。サイトリニューアルの際はキーワード再選定を自分でやると決め3日ほど試行錯誤した結果、使いものにならない成果物しか作れなかったこともありました。専門家に相談したとき、自然検索流入ユーザーにどのような体験を提供したいかを明確に答えられなかったときもありました。

Web上にはディレクターのSEOスキルとしてサイト設計やコンテンツライティングなど色々なことが書かれていますが、その前に身につけなければならないのは「自分に必要なSEOの情報を判断できる」「専門家に依頼するか否かを判断できる」「専門家が力を最大限発揮できるようにする」スキルだと思います。

そしてこれらはSEOに限らず、様々な専門家と関わるディレクターにとっては必須のスキルではないでしょうか。

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著者紹介

kishi
kishi ディレクター

1989年、川崎生まれ。大学院で生物物理学や医療機器の研究開発を経て現職。Web業界に入った理由は「流れが速くて面白そうだから」。現在はウェブ解析や記事執筆、情報設計や開発マネジメント、グロースハックやルールメイクなどを行う組織の何でも屋さん。

SNS: Twitter Facebook
WebSite: http://www.sekai-lab.com/

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