GRPとは?視聴率の算出方法について解説

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GRPとは?視聴率の算出方法について解説

テレビCMの世界には、さまざまな指標があります。それぞれの意味を正しく理解した上で、各指標に対する目標を設定するなど、戦略を練っていかなければなりません。その中でも、一般的にはあまり耳なじみがないものの、テレビCMにおいては非常に重要な意味を持つ指標のひとつが「GRP」です。

ここでは、GRPの概要のほか、視聴率の算出方法について解説していきます。

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GRPとは延べ視聴率のこと

GRPとは、Gross Rating Pointの略で、日本語では「延べ視聴率」と訳されます。

延べ視聴率とは、一定期間に放送されたテレビCMの「世帯視聴率」を合計した数値のこと。世帯視聴率とはその名のとおり、「特定の番組をどれだけの世帯が観ていたか」を表した視聴率のことです。一般的に視聴率として算出される数値は、この世帯視聴率になります。

GRPは、「世帯視聴率」×「CMの本数」で求めることができます。例えば、世帯視聴率10%の番組に10本のCMを流した場合、100GRPとなります。加えて、世帯視聴率5%の別の番組にも5本のCMを流した場合は25GRPとなり、最終的な延べ視聴率は125GRPとなるのです。

GRPは、自社のテレビCMがどれぐらいの人にリーチしたかを測る重要な指標です。「今回は100GRPを投下しよう」「次は追加して200GRPにしたい」といった形で語られます。

GRPの計算式

世帯視聴率の計測方法は?

GRPは、世帯視聴率が使われますが、具体的にはどのように計測されるのでしょうか。

世帯視聴率は、世帯単位で計測します。例えば、5世帯のうち、番組Aを見ている世帯が2軒あったとします。その場合は、5軒中2軒で番組が視聴されていますので、世帯視聴率は40%となります。

では、1軒にテレビが3台あった場合はどうなるのでしょうか。3台のうち1台でも、番組Aを視聴していた場合は、世帯視聴率としてカウントされます。3台のうち2台あるいは3台が番組Aを視聴していても、世帯視聴率が増えることにはなりません。

実状に即した「個人視聴率」「タイムシフト視聴率」とは?

1世帯にテレビが複数台あることが当たり前になっていることから、世帯視聴率は実状に合わなくなってきています。そのため、「個人視聴率」や「タイムシフト視聴率」といった数値を参考にするケースが多くなっています。

個人視聴率

個人の視聴にもとづいて数値を算出するのが個人視聴率です。

例えば、5世帯のうち、1世帯だけが番組Aを見ていたとします。この世帯は4人家族で、番組A2人が視聴。ほかの世帯は一人暮らしで、番組Aを視聴していなかったとします。この場合、世帯視聴率は5世帯中1世帯が番組Aを見てているため20%となりますが、個人視聴率は8人中2人が番組Aを見ているため25%となります。このように、個人視聴率のほうが、より実状に即した数値を導き出せるのです。

また、個人視聴率は、調査対象の世帯の一人ひとりを、年齢層や性別、職業などをセグメントして割り出せます。「20代男性の個人視聴率は%」といったような数値を割り出すことが可能です。

タイムシフト視聴率

タイムシフト視聴率とは、「特定の番組をどれだけの世帯が録画し、7日間以内に再生視聴したか」を示した数値です。数字の取り方としては世帯視聴率と近く、あくまで世帯ごとでの算出となります。ただし、リアルタイムで視聴していなかった世帯の数値を拾うことができるため、番組の人気度を測る上で重要な数値といえるでしょう。

リアルタイムの世帯視聴率は低いものの、タイムシフト視聴率になると数字が大きく伸びるといった番組もあります。

視聴率の調査方法

視聴率の定義について理解したところで、視聴率を調査する方法について確認していきましょう。ここでは、「ピープルメータシステム」「オンラインメータ」「日記式アンケート」の3つをご紹介します。

視聴率の調査方法

ピープルメータシステム

ピープルメータシステムとは、専用の測定器「ピープルメータ」を設置して、世帯視聴率および個人視聴率を調査する方法です。テレビを視聴する際に、測定機能つきのリモコンのボタンを押して視聴していることを示すことで、いつ、誰が、どの番組を観たかを測定することができます。

ピープルメータシステムは、関東、関西、名古屋、福岡地区で採用されています。

オンラインメータシステム

オンラインメータシステムとは、専用の測定器「オンラインメータ」を家庭に設置し、視聴率を集計する調査方法です。ピープルメータシステムとは違い、オンラインメータシステムは、テレビのONOFFをもとに集計を行うため、世帯視聴率しか算出することができません。

オンラインメータシステムは、関東、関西、名古屋、福岡地区を除くエリアで採用されています。

日記式アンケート

日記式アンケートとは、ランダムに選ばれた家庭に調査票を届け、テレビの視聴情報を記入してもらうことで視聴率を算出する方法です。調査票は5分刻みとなっており、個人単位で視聴情報を1週間記入します。

アナログな方法ではありますが、ピープルメータシステムと同じく、個人視聴率を算出することが可能です。

予算と狙いたい効果に応じてGRPを決めよう

テレビCMの費用対効果を高めていくには、作品としての出来を高めることはもちろん、視聴率やコストなど、さまざまな要素を複合的に見ていく必要があります。

GRPは、自社のテレビCMがどのくらいリーチしたかの目安になります。CMを流す際には、予算と狙っていきたい効果に応じてGRPを決めるようにしましょう。

ナイルにお問い合わせいただければ、テレビCMについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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