【完全版】ECサイトでのSEOの始め方ガイド!注意点も解説

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【完全版】ECサイトでのSEOの始め方ガイド!注意点も解説

ECサイトのSEO対策は、オウンドメディアのSEOとは考えるべき点が大きく異なります。

特にサイト構造、リンク構造などを上手く設計しておかないと評価が上がりづらいサイトになってしまうこともあるため注意が必要です。

本記事では、ECサイトで行うべきSEOを紹介します。

また、SEOで気をつけるべきポイントもお伝えしているので、これからECサイトのSEOを強化していきたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

なお、ECサイトのSEO対策について相談されたい方や、ECサイトに対応できるSEO会社を探されている方は、以下よりお問い合わせください!

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ECサイトSEOの注意点

ECサイトでのSEOで気をつけないといけない点は「どのような構造にするか、どのようなページが必要かをよく考えないといけない」ことです。

というのも、ECサイトでは「飲み物 箱買い コーヒー」のように、どのキーワードの掛け合わせが1番検索に引っかかるかが重要になるからです。

しかし下図のように、「コーヒー 箱買い」や「箱買い コーヒー」など、サイト内でユーザーの検索や、絞り込みの仕方によっては、ほぼ同じ内容なのにタイトルだけが異なるページが出てきてしまうことがあります。

ECサイトでありがちなページ設計(「コーヒー 箱買い」と「箱買い コーヒー」と検索して、URLが違う+キーワード順が違うが「ページ内容は同じ」という説明図)

このように内容は同じものの、タイトルだけが異なるようなページを放置してしまうと、どちらのページが評価されるかハンドリングしにくくなるだけでなく、検索エンジンに無駄なクロールをさせることにつながります。

そのため、どのページを検索エンジンに認識させて見せていきたいかをよく検討しましょう。

可能な限り、ユーザーの検索に対応したサイト構造を目指していくのが、ECサイトSEOのポイントになります。

ECサイトにSEO対策が必要な理由

ECサイトは記事型のサイトと違い、サイトのページ数が多くなりやすいため、SEOを適切に行うことで、成果が大きくなりやすい特徴があります。

例えば、1商品あたりのアクセスが1セッションでも、商品が100種類あり、それぞれの商品から1セッションずつ集められれば、合計は100セッションになります。

このように、1ページから多くのセッションを集めなくても、各ページから少しずつセッションを集めるようになれば、サイト全体で見たときのセッション数の底上げができるということです。

ECサイトは< 少ないセッションでSEOの成果が出やすい >(ECサイトが100商品のセッションに対して情報サイトは5コンテンツで各20セッション獲得しなければならない説明図)

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ECサイトの規模感によって効果的なSEO対策が変わる

すべてのECサイトが、同じSEO対策をするのは間違いです。

ECサイトは扱う商品数によって、サイトの規模が異なります。そのため、サイトの規模によってどのようなSEOを優先すべきかも違います。

ECサイトの規模による効果的なSEO対策
サイトの規模 実施すべきSEOのレベル
商品数が100件以上 細かいSEOも実施する必要がある
商品数が99件以下 基本を押さえるくらいで十分
これから立ち上げる カテゴリ設定とサイト設計に力を入れる

 

商品数が100件以上のような規模が大きいECサイトであれば、細かいSEOまでしっかりと取り組むのがおすすめです。

理由は先述したとおり、商品ページが多いと1ページ1セッションでも100ページあれば100セッションの増加が可能になるからです。

一方で、商品数が少ない場合は、基本を抑えつつ、掛け合わせを強化するというような対策でも十分効果が得られるでしょう。

例えば、指名検索でしっかりヒットするように意識することや「〇〇(商品名)Mサイズ」のように、掛け合わせでもヒットするように対策を行うなどが挙げられます。

また、これからECサイトを立ち上げるような場合は、細かいSEOの実施を優先するのではなく、まずはカテゴリ設計をしっかり行いながら、サービス名などの指名検索を狙っていくSEO対策を行うのがおすすめです。

立ち上げ当初は特に商品が少なく、ページ数も少ないのでAmazonのような通販サイトにカテゴリーキーワードなどで勝つのは難しいからです。

そのため、基本となるカテゴリとサイト設計の基礎をしっかり築きましょう。

このように、サイトの規模や状況によって行うべきSEOは違いますし、取り組むべき温度感も違います。そのため、しっかりと規模に合わせた対策を行いましょう。

ECサイトもジャンルによって難易度は違います。下記の記事では、アパレルと食品業界、それぞれのECサイトで効果的なSEOを紹介しています。

ECサイトのSEO対策・7つのポイント

ここからは、ECサイトに特化した具体的なSEO対策を解説します。

ECサイトのSEOを強化することは、時間がかかっても成果に結びつくという前提で取り組むことが大切です。ひとつずつ確認していきましょう。

ECサイトのSEO対策< 7つのポイント >(ECサイトでショッピングをする手元の図)

【ポイント1】ECサイトの基本「ピラミッド型カテゴリ構造」にする

ECサイトの基本は、ピラミッド型のカテゴリ構造になっていることです。

下図のように、TOPページの下に「パソコン」・「デジカメ」といったカテゴリページ、その下に商品が紐づいている形が理想的です。

▼ECサイトの基本のサイト設計「ピラミッド型のカテゴリ構造」▼

ECサイトの基本のサイト設計「ピラミッド型のカテゴリ構造」の図

出典:パンくずリストとは?WEBサイトの超基本とSEO効果について(ナイルのSEO相談室)

こういったカテゴリの順序立てがないと検索エンジンが迷ってしまい、正しい評価がしにくくなります。

また、カテゴリ構造の作り方には、検討しなければならない以下の2つの要素があります。

1)カテゴリ構造をどこまで深くするか

ECサイトは、商品数が多大にあるため、カテゴリ構造はどこまで深くしたらいいかが課題になってきます。

そこで、「パソコン」のカテゴリで、以下の大手ECサイトを例に見ていきましょう。

【大手ECサイトの「パソコン」カテゴリ構造例】※2023年6月時点

  • Amazon
    パソコン・周辺機器 > ノートパソコン標準型ノートパソコン > Dell Inspiron 14 2-in-1 7425 モバイルノートパソコン
  • 価格.com
    ホーム > パソコン > ノートパソコン > Dell(デル) > Inspiron 14 Ryzen 7 5825U・16GBメモリ・512GB SSD・Windows 11搭載モデル
  • ヨドバシカメラ
    トップ > パソコン > パソコン・タブレットPC > ノートパソコン > DELL デル MI784CPYD-BWHBC

3社に共通しているのが、「商品 > タイプ > メーカー」の順であることです。

2)カテゴリ構造をどこまで広げるか

カテゴリ構造の深さの次に大切なのが、どこまで広げるかです。

3社の例は、以下になります。

▼Amazon、価格.com、ヨドバシカメラのカテゴリ構造の広げ方▼

「Amazon」、「価格.com」、「ヨドバシカメラ」の各ウェブサイトのカテゴリ画面キャプチャ

出典:

下記を例にし、「ユーザーがどんな順番で商品を絞り込んでいくか」を基本に考えて、自社商品のカテゴリ構造を作りましょう。

【ユーザーファーストで作るカテゴリ構造例】

  • パソコン > デスクトップ型パソコン > 商品ページ
  • パソコン > デスクトップ型パソコン > タワー型 > 商品ページ
  • パソコン > デスクトップ型パソコン > メーカー > 商品ページ
  • パソコン > メーカー > デスクトップ型パソコン > 商品ページ
  • パソコン > ゲーミングパソコン > ゲーミングデスクトップ型パソコン > 商品ページ

※複数カテゴリに紐づく場合は、パンくずリストを2つ設定したり、タグで表現したりします

【ポイント2】全ページの「タイトルを異なる訴求ワード」で設定する

ページのタイトルを表示する「titleタグ」は、ユーザーが検索して初めて見る重要なワードです。

検索結果のtitleタグ見本画面キャプチャ

Googleの検索エンジンは、ページ内のテキストを上手に読み込んで検索結果に適切なタイトルを表示します。

しかし、自社が伝えたいことを的確に表現するために、しっかりと訴求するタイトルを設定するのがおすすめです。

titleタグの悪い例は、すべてのページで同じワードになっていることです。あらゆるサイトでよく見られますが、下表のtitleでは「検索結果一覧」でシェアされてしまいます。

titleタグの入れ方・悪い例
titleタグ 悪い理由
検索結果一覧 | ナイル携帯ショップ 本来はiPhoneの一覧ページなのに、「検索結果一覧」というタイトルになっている
検索結果一覧 | ナイル携帯ショップ 本来はPixelの一覧ページなのに、「検索結果一覧」というタイトルになっている

 

正しいtitleタグは、下表のような設定です。

titleタグの入れ方・良い例
titleタグ 良い理由
iPhone 商品一覧 | ナイル携帯ショップ ページのメインであるiPhoneが入っている
新品のPixel 商品一覧 | ナイル携帯ショップ 「新品」など、ページ固有の要素が入っている

 

以下の資料では、「SEO効果のあるタイトルの付け方」を詳しく解説しています。ぜひ、ダウンロードしてご活用ください(無料)。

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【ポイント3】「正規ページ以外のクロール制御」は専門家に依頼する

ECサイトに重要な「正規ページの設定やページのクロール制御」に関しては、非常に難解のため専門家への依頼をおすすめします。

ここでは、どのような設定をするのか大まかに解説します。

ECサイトのようなデータベース型のサイトはページが多く生成されるため、下記のタグを用いて検索エンジンになるべく正規URLを中心にクロールさせるというものです。

【正規ページの設定やページのクロール制御のタグ】

  • noindex:ページとしては必要だが、検索結果に出す必要のないページで使用(検索エンジンはインデックスをしない)
  • canonical:まったく同じページ、もしくはABとBAのような関係のページで使用(canonicalの対象ページがインデックスをしてほしいというヒント)
  • リダイレクト:完全に同じページなどどちらかがあれば問題ない場合に使用(リダイレクト先のページがインデックスされる)
  • robots.txtによるdisallow:検索エンジンに見せないページで使用(クロールを制御)

【ポイント4】「3つのリンクを検索エンジンに」見つかりやすくする

検索エンジンが見つけられないURLは、インデックス登録されません。

以下、3つのリンク先を検索エンジンに見つけてもらうのが重要です。

【検索エンジンに見つけてもらう3つのリンク】

  1. 内部リンク:TOPページからのリンクやカテゴリページからのリンク
  2. 外部リンク:プレスリリースやSNS
  3. XMLサイトマップ:インデックスさせたいページのみを記載

多大なページ量の中で、これらが見つかりにくいサイト設計は、インデックスされないため、結果的に検索結果に表示されません。

検索エンジンが、各ページをスムーズに見つけられるサイト設計にしましょう。

【ポイント5】「規則的な掛け合わせキーワード」をページに対応する

ページ数をコントロールしながら、掛け合わせのキーワードページを増やすことで流入数も増える可能性があります。

自社サイト内で、下記のキーワードがどの程度ページ対応できているか確認してみましょう。

【掛け合わせのキーワード例】

  • パソコン×メーカー
  • パソコン×メーカー×型
  • パソコン×こだわり条件(色・大きさ・重さなど)

下表は、パソコン関連で、ユーザーが多く検索している掛け合わせキーワードの一例です。

ユーザーが多く検索している掛け合わせキーワード
掛け合わせキーワード 検索数/月
「パソコン」 450,000
「パソコン DELL」 1,900
「ノートパソコン DELL」 1,900
「パソコン 青」 110
「ノートパソコン 薄い 軽い 高性能 安い」 480
「軽量 ノートパソコン 1kg 以下 安い」 880
「軽量 ノートパソコン 型落ち」 320
「軽量 頑丈 ノートパソコン」 10
「ノートパソコン 女子 人気 色」 110
「ノートパソコン 5000円」 30

 

例えば、「ノートパソコン 薄い 軽い 高性能 安い」は、5つのキーワードの掛け合わせにも関わらず月間480もの検索があります。

ただし、闇雲にページを増やしてしまうと膨大なパターンのURLが生成されるので、クロールの無駄遣いになってしまいます(=重複コンテンツ)。

例えば、5つの条件が合う組み合わせ数が120あるとしても、選択した順番が違うだけのも存在するため、実質的な表示ページに変わりはありません。

こうした無駄なURLが生成されないように、ページ数をコントロールしながら、条件やカテゴリに順番を設定します。

下記のようにユーザーが複数選択しても、順番が変わらないように規則的に設計するのがポイントです。

【規則的な掛け合わせキーワードのカテゴリ順】

  1. 高性能…001
  2. 軽い…002
  3. 青色…003

カテゴリ順のURL➡︎ https://www.example.com/pc/?terms=001&002&003
※条件に数字を紐づけ、URLを吐き出す時に数字の順番が前後しないようにする

関連キーワードについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【ポイント6】リッチリザルトの「構造化データを『商品』」に実装する

構造化データに「商品」を設定することで、検索結果にリッチリザルトとして表示されるようになります。

比較的ラクで、目に見える効果があるためおすすめの方法です。

直接的に検索順位が上がるわけではないですが、多くのサイトで画像検索の平均順位の向上やそれに伴う表示回数の増加なども見込めます。

下図のAmazonの例のように、リッチリザルトでは「商品レビュー」や「価格」、「在庫あり」などが表示されます。

Amazonのリッチリザルト(Google検索画面キャプチャ)

 

また、構造化データ「商品」を設定することで、Google画像検索のほうでもリッチリザルトに表示される可能性が高まります。

検索結果に表示される商品スニペット(Google検索セントラル画面キャプチャ)

Google画像検索(Google検索セントラル画面キャプチャ)

出典:検索結果のタイプ(商品(Product、Review、Offer)の構造化データ/Google検索セントラル)

【ポイント7】検索しやすい「ユーザーエクスペリエンス」を重視する

「データベースサイトが使いやすければ、収益も改善する」とGoogleが明言しています。

  • Cdiscount は、3 つの指標すべてを改善し、Black Friday セールでの収益が 6% 増加
  • AliExpress は、CLS を 10 分の 1 に、LCP を半分に改善することで、直帰率が 15% 減少
  • Ameba Manga は、CLS スコアを 10 分の 1 に改善することで、読まれたコミックの数が 2-3 倍に増加

引用:Core Web Vitals によるビジネスインパクト(Google Developers Japan)

データベースサイトはページ量がある分、探す工程が増えるため、ユーザーにとっての使いやすさは売上にも影響するということです。

自社のECサイトの使いやすさを、下記のチェック項目で確認してみましょう。

【ECサイトの使いやすさチェック項目】

  • 一覧ページは商品を探しやすいか
    ➡︎ なるべく1ページに多く表示されたほうがユーザーは探しやすい
  • 表示の際にずれが発生し、誤クリックなどを招いていないか
    ➡︎ CLSに問題が生じていると使いにくい
  • 表示に時間がかかっていないか
    ➡︎ ページの読み込み(LCP)や画像表示などで時間がかかる場合は離脱されやすい

良い商品であっても、UX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーがサイトを通じて得られる体験)が悪ければ売上につながりません

以上、ECサイトの「SEO対策・7つのポイント」はぜひ押さえておいてください。知識として知っておくだけでも、自社サイトを見たときに違和感を感じて気づくことができます。

改めて念を押すことは、ユーザーにとって「サイトの使いやすさ」が最大の重要ポイントです。

 


ここまででご質問のある方は、以下のバナーよりお気軽にお問い合わせください。


ECサイトでSEO対策を行うときの3つの注意点

せっかくSEO対策を行っても、大事なことを見落とすと成果につながりません。

SEO対策を行うときには、下記の3つには特に注意してください。ひとつずつ解説します。

ECサイトのSEO対策< 3つの注意点 >(ECサイトのカテゴリ設計をスマートフォンで確認する図)

【注意点1】「クロールを意識」してページのインデックス管理をする

ECサイトの場合、商品の取り扱いが終了していたり、重複コンテンツになっていたりすることがあります。

そのため、商品ページの管理をしっかり行いましょう。商品が売り切れて今後の取り扱いがなければ、noindexまたは404にします。

また、重複コンテンツやリンク切れなどが起こってしまうと、サイトの評価に悪影響が出ることがあるため、必要なページがしっかりクローリングされているか意識することが大切です。

もし、必要なページで重複してしまっている場合は、canonical(カノニカル)に設定し検索エンジンに表示するページがわかるように対策しておきましょう。

検索エンジンが重複コンテンツから正規URLだと判断している様子(検索エンジンが代表ページを見つけている図)

canonicalの設定方法や設定するケースについては、下記の記事にて解説しています。重複コンテンツはサイト評価に悪影響のため、併せてご一読ください。

【注意点2】「ユーザーの利便性」も考慮しながらSEO対策を実行する

ECサイトにおいて注意したいのが、SEO対策を優先してユーザーの利便性を無視してしまうことです。

SEO対策を行うのは重要ですが、せっかくユーザーが訪れても「サイトが使いにくい」「商品が見づらい」と感じてしまうサイトになってしまっていたら、購入につながりません。

そのため、ユーザー目線で「サイトが使いやすいか」「購入しやすい導線か」という点も考慮する必要があります。

アクセスを集めた後に、売上につながらなければECサイトの運営意義が成り立ちません。利便性に欠けているサイト設計になっていないかを注意しながら対策を行いましょう。

【注意点3】「カテゴリ設計やサイト構造」に問題ないか確認し入念に検討する

EC サイトでは、カテゴリー設計やサイト構造が非常に重要です。

記事の前半でもお伝えしましたが、「自社でどのような商品を扱っていて、どのようなカテゴリに分ければいいのか」を入念に検討する必要があります。

カテゴリ設定は、途中から改善するのは大変なため、事前に扱っている商品を洗い出し、グルーピングを行い、どのような分け方にすれば良好であるかを確認しておくことが大切です。

SEO以外でECサイトが取り組む3つの対策

ECサイトではSEO対策だけではなく、ほかにも力を入れるべきポイントがあります。

SEOとともに、下記3つのポイントを押さえることで、売上向上も期待できます。それぞれ確認していきましょう。

ECサイト運営に必要な< 3つの対策 >(ウェブデザイン、SEO、ソーシャルメディア、クリック課金型インターネット広告の概念図)

【施策1】「リソースの確保と運営体制」を整える

ECサイトだけに限りませんが、サイト運営はリソースの確保や運営体制が非常に重要です。

サイトの運営は、思っている以上にリソースが必要となるものです。

例えば、ECサイトの場合、商品が欠品したときや商品の取り扱いがなくなったときなど、商品ページの管理をこまめに行わなければなりません。

ほかにも、ユーザーからの問い合わせやサイトに不具合が生じたときなど、イレギュラーな対応もあります。そのため、サイト運営の体制を整える必要があります。

【施策2】「流入から購入までの導線」を検討する

ほかにも、流入から購入までの導線を見直すのも重要なポイントです。

SEO対策がうまくいきアクセスをたくさん得られたとしても、 商品を購入するまでの道のりが長ければ、ユーザーは途中で購入を諦めてしまう可能性もあります。

例えば、カート機能や購入ページ、決済過程に問題があっては、購入したいユーザーがいても売上につなげることができません。

そのため、アクセスを増やすためのSEO対策だけではなく、購入までの導線を定期的に見直す必要があります。

すでにある程度のアクセスがあるのに、売上につながっていない状態であればSEOより、購入までの導線を見直すなど、どこに問題があるか分析するのを優先しましょう。

SEOは効果が出るまでに時間がかかる施策でもあるため、まずはすでにあるアクセスから売上につなげる視点が大切です。

【施策3】「店舗やSNSチャネル」でも集客をする

そもそもSEOを検討する人は、さらなる集客を行い、売上につなげたいと考えている人がほとんどでしょう。

そのため、集客を増やしたいという視点を考えるならSEOだけではなく、ほかのチャネルから集客することも検討する必要があります。

例えば、すでに店舗を持っている人は、店舗に集客できる施策を検討したり、ECサイトのみの人であれば、SNSで商品の魅力をアピールしECサイトへ集客する施策を検討したりするのもおすすめです。

特に、ECサイトとSNSの相性は非常に良いため、リソースがあれば SNSの運用を検討してみるといいでしょう。

SNSで集客する際のコツや注意点については、下記の記事にて紹介しています。 「SEOだけではなく多方面から集客をしたい!」と検討している方は、ぜひご一読ください。

ECサイトもSEO対策をしっかり行い売上アップを狙おう

ECサイトでSEOを行うときは、サイトの規模によって優先するべき対策が異なります。

ですが、適切なカテゴリ設計とサイト構造にするのはどのECサイトでも共通して行うべき対策です。

カテゴリ設計に悩んだり、どのようなサイト構造にすべきか悩んだりした場合は、気軽に弊社ナイルへ相談してください。

また、これからSEO対策を行う方へ向けて、SEOのノウハウをまとめた3点の資料も用意しています。無料でダウンロードできますので、ぜひこちらもご活用ください。

  • 『ゼロから理解できるSEOの基礎知識と実践方法』
  • 『SEO内製化 (インハウスSEO) 進め方ロードマップ』
  • 『SEO1問1答 全30問』

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

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編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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