オウンドメディアのデザインはどこまで重視すべき?参考になる事例12選を紹介
顧客との接点を増やすのに最適なオウンドメディアですが、「どのようなデザインにすればいいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、参考になるオウンドメディアのデザイン事例と、制作方法や意識すべきポイントなどについても解説します。
なお、オウンドメディアは、メディア立ち上げ後の運営方針や戦略設計なども非常に重要です。今後オウンドメディアに力を入れたいとお考えの方は、メディア運用に活用できるコンテンツマーケティング資料を無料ダウンロードの上、併せてご活用ください!
目次
オウンドメディアでデザインはどこまで重視すべきか
デザインは記事やメディアを表現する手段として、重要な役割を持っています。
例えば、写真やイラストなどのグラフィック、色彩などのデザイン要素はユーザーに伝わりやすい情報です。こだわることで、メディアの独自性を確立しやすくなります。
洗練されたワイヤーフレームや読みやすくデザインされた記事コンテンツ、惹きつけるグラフィックなどが、ユーザーの好奇心を刺激し「もっと見たい、もっと知りたい」と思ってもらえるきっかけにもなります。
しかし、前提としてオウンドメディアで1番重要なのはコンテンツの質だということを忘れてはいけません。なぜなら、質の高いコンテンツは検索上位に表示され、多くのユーザーの流入が望めるようになり、成果に結びつくポイントに近いからです。
デザインは、記事や動画などのコンテンツの「見せ方」を決める重要な要素であるのも事実です。しかし、オウンドメディアにおいてはコンテンツの質の方が重要度が高いため、デザインだけにこだわらずコンテンツの質を高めることにも注力しなければなりません。
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デザイン性の高いオウンドメディアの事例12選
デザインが重要な役割を持つとはいえ、具体的なデザインのイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、参考になるオウンドメディアのデザイン事例を13選紹介します。どのメディアもユーザーを惹きつけることに成功しているオウンドメディアのデザイン事例ですので、ぜひ参考にしてください。
【事例1】Red Bull(レッドブル・ジャパン株式会社)
エナジードリンクの大手、レッドブル「Red Bull」は、大画面に広がる躍動的なグラフィックが特徴のオウンドメディアです。
同社は、サッカーやエクストリームスポーツ、F1、音楽、ゲームなど各業界の幅広い団体のスポンサーになっています。
オウンドメディアでは、出資先の団体やスポーツ選手、大会エピソード、アーティストの紹介やイベントなど、ファンを魅了する記事や動画コンテンツを展開しています。
テーマに合わせてエネルギッシュでインパクトのある写真や動画を取り入れ、訪れたユーザーの視線を逃しません。こだわりが感じられるデザインは「飲むとパワーがみなぎる」レッドブルのブランディングに役立てられています。
出典・参考:Red Bull(レッドブル・ジャパン株式会社)
【事例2】となりのカインズさん(株式会社カインズ)
ホームセンターのカインズホームのオウンドメディア「となりのカインズさん」は、販売製品の紹介やDIYの専門家インタビューなどがユニークです。
また、社員による知識や、少々マニアックなノウハウの発信などさまざまな記事コンテンツを展開しています。「ホームセンターを遊び倒すメディア」というコンセプトで、記事には写真やイラストが多めのデザインが特徴です。
また、コンテンツ内で登場する店員などの人物は顔出しが多く、ユーザーがカインズホームをより身近に感じられる工夫がほどこされています。
オウンドメディアから生活や趣味、ペットやDIYなど、ユーザーの関心が深い分野について好奇心を満たす話題が多いです。新たな顧客体験を提供する場として機能しています。
出典・参考:となりのカインズさん(株式会社カインズ)
【事例3】カルモマガジン(ナイル株式会社)
「カルモマガジン」は、弊社のカーリースサービス「定額カルモくん」のオウンドメディアです。
車選びやリース製品の試乗記、カーライフや業界ニュースなど役立つ情報記事を多く掲載し、サービスの認知と申し込みの獲得を目指しています。メディアデザインの特徴は、見やすく伝えることにこだわっている点です。
例えば、アイキャッチ(記事一覧に載っている画像のこと)は、何がテーマなのか一目瞭然です。見れば一瞬でわかるように、写真と短めの文言でデザインしてあります。また、記事コンテンツ内に適度に挿入された図解は、テンポよく読み進めるのに役立ちます。
出典・参考:カルモマガジン(ナイル株式会社)
カルモマガジンについては、こちらの記事でも紹介しています。ぜひご一読ください。
【事例4】Lidea(ライオン株式会社)
「Lidea」は、トイレタリー用品や医薬品などの生活用品メーカー、ライオン株式会社のオウンドメディアです。
生活に役立つ情報や同社の商品、キャンペーン情報などを発信して、ユーザーとの接点作りおよびブランディングに役立っています。
Lidea のデザインの特徴は、コーポレートカラーを意識し、ユーザー層に馴染みやすいイラストを使用したアイキャッチです。
また、ユーザーがサイト内検索で知りたい情報を簡単に見つけられるように、タグや目次をつけています。
出典・参考:Lidea(ライオン株式会社)
Lideaについては、下記の記事で花王株式会社のオウンドメディアと比較しています。デザイン面以外にもオウンドメディアを成功させる点をより深く知りたい方は、ぜひご覧ください。
【事例5】TRIAL MAGAZINE(株式会社トライアルホールディングス)
「TRIAL MAGAZINE」は、全国展開のスーパーチェーン「TRIAL」のオウンドメディアです。
24時間営業の品揃え豊かなスーパーとして認知を高め、キャンペーンなどのお買い得情報も発信して最寄りの店舗への集客を目指しています。
メディアデザインの特徴は、ユーザーが思わずクリックしてしまうフォトジェニックな写真を多く取り入れていることです。メインコンテンツは、店舗で扱う食品と生活のお役立ち情報を紹介する記事です。
食欲をそそる食品のグラフィックだけではなく、レシピや食材の豆知識、製品開発者インタビューなどにも写真や図解をふんだんに取り入れて、読み進めたくなる内容にしあがっています。
出典・参考:TRIAL MAGAZINE(株式会社トライアルホールディングス)
【事例6】石鹸百科(石けん百貨株式会社)
「石鹸百科」は、石鹸の選び方から使い方まで、石鹸に関するあらゆることを情報発信する石けん百科株式会社のオウンドメディアです。
同社は「資源の有効利用と快適で便利な生活を両立する」というコンセプトで、石鹸のEC販売を行っています。
メディアデザインの特徴は、写真やイラストなどのグラフィックを増やして見やすさをアップしつつも、目にやさしい色使いでユーザーに負担をかけない配慮を行っていることです。
あえてユーザーの目を圧倒しないコンパクトな写真を採用し、ためになる情報をじっくり読んでもらえるように良質の記事コンテンツをそろえています。
商品販売へつなげる目的もありますが、石鹸作りや成分などの化学的知識をわかりやすく解説していることで、ユーザーの知識が深まるメディアとしても機能しています。
出典・参考:石鹸百科(石けん百貨株式会社)
【事例7】OnLINE(LINE株式会社)
「OnLINE」は、LINE株式会社(現LINEヤフー株式会社)の社風や社員の様子を発信してブランディングを行い、人材採用を目的としたオウンドメディアです。
社員インタビューや社内行事、文化について発信しています。メディアデザインの特徴は、イメージカラーのグリーンを全面に出したワイヤーフレームです。
シンプルな設計ですが、他のカラーを抑えているためコーポレートカラーが目立ち、認知しやすくなっています。
記事数は多くありませんが、 サイト名に「LINEでは、こうしてます」とコピーがついているとおり、同社でしか発信できない「自社らしさ」を内外に伝える濃厚なコンテンツが展開しています。
出典・参考:OnLINE(LINE株式会社) ※サイト閉鎖
【事例8】The BAKE Magazine(株式会社BAKE)
「The BAKE Magazine」は、チーズタルトの専門店としてスタートした株式会社BAKEのオウンドメディアです。
顧客や関係各社に向けて自社スイーツに関する情報コンテンツだけではなく、関係者インタビューや自社のビジョンなどを発信しています。
メディアデザインの特徴は、洗練された「とっておきのスイーツならではの雰囲気」を漂わせるこだわりのグラフィックです。
また、「おいしいは、しあわせにBAKE(バケ)る。そこには、ストーリーがある」というコンセプトをもとに、お菓子業界で活躍する人のインタビューやメディア運営に関する発信を幅広く行っています。
出典・参考:The BAKE Magazine(株式会社BAKE)
同社については、「愛のないコンテンツマーケティングに未来はない」連載でお話を伺っています。こちらの記事もぜひご一読ください。
【事例9】Nativ.media(ネイティブ株式会社)
「Nativ.media」は、地方移住や町おこしなどの支援事業を行うネイティブ株式会社のオウンドメディア兼マッチングプラットフォームです。
人生を変える「ライフシフト」をテーマに、地方情報やふるさと納税、ワーケーション、求人や地域創生など幅広いカテゴリーで記事が掲載されています。
メディアデザインの特徴は、コンテンツのカテゴリーが多いにも関わらず、地域別、タグで分類できるため、ユーザーが見たい情報が探しやすく設計されていることです。
また、コンテンツには体験談やイベント報告など、それぞれ独自の情報が集まっています。地方に移住したい人と、より多くの人々を呼び込みたい地方団体のそれぞれをつなぐ役割を果たしています。
出典・参考:Nativ.media(ネイティブ株式会社)
【事例10】withnews(株式会社 朝日新聞社)
「withnews」は、朝日新聞社のオウンドメディアで、巷の噂やネット情報などの真相を発信しています。
新聞社ならではの独自の情報網やユーザーのリクエストに応えて、話題のトピックについて取材し、調査した結果を記事化しています。
同メディアの特徴は一風変わった話題でも、新聞記者が取材をもとに制作した内容の濃い記事を、見やすいページデザインで読めることです。
写真やイラストが多く、読みやすい本文とともに質の高いコンテンツに仕上がっています。好奇心を象徴する目がデザインされた、サイトロゴとサイトカラーも印象的です。
出典・参考:withnews(株式会社 朝日新聞社)
【事例11】食物アレルギーケア(日本ハム株式会社)
「食物アレルギーケア」は、日本ハムが運営するオウンドメディアです。
食物アレルギーに悩む人のために、基礎知識や対応レシピの紹介などケア方法を紹介しています。また、サイト経由でオンラインの無料栄養相談を実施し、独自の方法でユーザーと接点を持つことも可能です。
メディアデザインの特徴は、鮮やかな食品写真などの見やすいグラフィックと「親しみやすさ」を感じさせるオレンジカラーをバランスよく取り入れていることです。
「食物アレルギーを持つ方やその家族に安心して食事を楽しんでもらいたい」というコンセプトに加え、食物アレルギー対応の自社商品の販促も目的としていて、両方がしっかりとデザインに落とし込まれています。
出典・参考:食物アレルギーケア(日本ハム株式会社)
【事例12】ジモコロ(株式会社アイデム)
「ジモコロ」は、エリア型求人サイトを運営する「イーアイデム」のオウンドメディアです。
地域情報や取材、小ネタが記事や漫画で掲載されていて、特にエンタメ性が高く楽しめるコンテンツが多く見られます。
ジモコロのデザインの特徴は、見ていて飽きない質の高いグラフィックです。トップページには、「どこに暮らしていてももっと地元が好きになる」というコンセプトのもと、思わずクリックしたくなるアイキャッチ画像が並んでいます。
コンテンツぺージにも写真やイラストがふんだんに使われていますが、スマートフォン表示でテンポよくスクロールできるため、読み進めやすくまとまっています。
ここまで参考になるオウンドメディアのデザイン事例を紹介しました。
デザインにはカラーやグラフィックのインパクトなど、ユーザーの印象を左右する側面だけではなく、独自性のあるコンテンツを見やすく(読みやすく)設計することも大切ということがわかります。
オウンドメディアのデザインを制作する方法4つ
オウンドメディアをデザインする方法は、主に外注依頼と自社制作に分かれます。
また、制作工程においてこの2つを使い分けることも可能です。上記で紹介したさまざまな事例を参考に、自社メディアに合うデザインや効果的なデザインを取り入れるには、具体的にどうすればよいかを見ていきましょう。
【方法1】制作会社にデザインを依頼する
自社でデザインが難しい場合は、デザイン制作会社に依頼する方法があります。
ちょっとしたデザインであれば自社でもできるかもしれませんが、オウンドメディアのデザインとなると難しい方も多いのではないでしょうか。
オウンドメディアのデザインを制作会社に依頼するメリットは、豊富な実績を持つ専門家にサイトデザインのコンセプトや方向性、ターゲット層、完成イメージなどデザイン制作における全般的な相談ができることです。
要望に合わせて、デザイン的にも機能的にも満足のいく仕上がりが期待できるでしょう。
ただし、デザイン制作で行う内容によって費用は異なります。費用相場について知りたい方は、こちらの記事もご一読ください。
【方法2】個人やフリーランスのデザイナーに依頼する
個人やフリーのデザイナーに外注する企業も少なくありません。
細かいニーズに応えてくれる点ではデザイン制作会社と同じですが、依頼から納品までの期間が短い、制作コストが抑えられる可能性が高いといった利点があります。
ただし、クオリティにばらつきがある点には、注意が必要です。個人やフリーランスに外注する際は過去の制作物や実績を確認し、依頼する案件にふさわしい人材か見極める必要があります。
【方法3】デザインを部分的に外注する
デザイン制作を自社制作と外注依頼に分けて行う方法は、オウンドメディアの構築で一般的です。
例えば、型となるフレーム部分の制作は外注し、一つひとつのコンテンツに必要なデザイン制作は自社で行う方法があります。
また、社内にデザインできる人材がいる場合は、専門家にコンサルティングのみしてもらってメディアの方向性を明確にし、制作と運用は自社で行うことも可能です。
オウンドメディアのコンサルティングを受けるメリットについては、こちらの記事をご覧ください。
オウンドメディアは狙った成果が出るまでに時間がかかり、失敗するケースもあります。サイト設計や運営ノウハウがある専門家に相談することの意義は大きいでしょう。
また、デザインを依頼後オウンドメディアを実際に運営していく流れで、さまざまな課題に直面することも非常に多いケースです。
そのため、弊社ではオウンドメディアによくある課題や解決策をまとめた資料を配布しております。必要な方はぜひ無料ダウンロードの上、ご活用ください。
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【方法4】自社でデザイン制作する
デザイン制作のスキルを持ったスタッフを雇用している企業であれば、自社でデザインを手がけることが可能です。
デザインやレイアウトの変更、コンテンツや新しい機能の追加が必要となった場合、社内にデザイン制作スタッフがいれば、素早く柔軟に対応してもらえるでしょう。
オウンドメディアの長期的な運用を検討しているなら、デザインも自社制作できるのは強みになります。
とはいえ、デザインはウェブサイトのトップページだけではなく、各コンテンツにも反映しなければならず、制作と運営にリソースが必要です。さらに、デザインを自社制作する場合、準備から制作までの工程を把握しておく必要があります。
オウンドメディア制作の作り方を網羅的に知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
オウンドメディアのデザインで意識すべきポイント3つ
オウンドメディアにおいて、デザインは重要な要素のひとつです。
しかし、ただデザイン性を高めるだけではオウンドメディアを立ち上げた当初の目的は達成できないことも考えられます。
ここでは、オウンドメディアのデザインを決める上で、意識すべきポイントをまとめました。オウンドメディアを成功に導くために、それぞれのポイントを解説していきます。
【ポイント1】目的・コンセプトにもとづくデザインにする
オウンドメディアは多様な目的を持って作られるため、それぞれのコンセプトに合わせたデザインを考えなければなりません。
デザインは、オウンドメディアをユーザーに魅せる手段です。オウンドメディアの主な目的とコンセプトは下記のとおりです。
- 認知度の向上:自社商品・サービスを多くの人に知ってもらう
- ブランディング:自社の独自性をアピールして競合企業との差別化を図る
- 集客・売上向上:オウンドメディアを活用して売上につなげる
- リード獲得:顧客から問い合わせや無料相談の依頼を受ける
- リクルーティング:自社の魅力をタイムリーに発信して人材採用につなげる
これらの目的とコンセプトはオウンドメディアを作る前提であり、ブレないデザインを決める軸でもあります。目的についての理解をより深めたい方は、こちらの記事もご一読ください。
【ポイント2】価値あるコンテンツを「わかりやすく」デザインする
オウンドメディアを成功に導くには、価値あるコンテンツをわかりやすく伝えるデザインがとても重要です。
「わかりやすさ」がイメージしづらい方向けに、弊社の「わかりやすく伝えるデザインの例」を紹介します。
内容理解につながる図を入れる
本メディアに使用している図の例です。
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参考:オウンドメディア立ち上げ・運用の費用はいくら?節約できるポイント3つも紹介(ナイルのSEO相談室)
箇条書きや表などを入れて可読性を上げる
表で可読性を提示した文章の例です。
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上記以外にも、今回紹介した事例を読み直し「わかりやすい点」を整理していくことをおすすめします。
参考:【2022年最新】SEOとは?SEO対策の仕組み、技術対策、キーワード調査方法まで解説(ナイルのSEO相談室)
【ポイント3】コーポレートカラーを意識した独自性のあるデザインにする
認知度の高い企業やブランディングが確立している企業のオウンドメディアであれば、コーポレートカラーを意識したデザインにするのも有効な手段です。
自社独自のイメージを社会に広く認知しやすくなります。前述のデザイン事例の中でも「OnLINE」は顕著で、シンプルながらもユーザーに企業カラーを意識させる事例です。
また「ジモコロ」は、記事コンテンツごとのアイキャッチのデザインにこだわり、個性的なメディアとしてのイメージを高めています。
オウンドメディアの事例をもっとたくさん知りたい方は、こちらからオウンドメディア支援の専門家である弊社担当の成功事例もご確認ください。
成果につながるオウンドメディアデザインの注意点3つ
オウンドメディアのデザインを考える上で、注意すべきポイントがいくつかあります。
ひとつずつ解説していきます。
【注意点1】競合企業のオウンドメディアをチェックする
競合する企業のオウンドメディアをチェックしておくことは、とても重要です。
競合企業のオウンドメディアが「誰をターゲットとし、どのようなデザインコンセプトで訴求しているのか」を把握し分析することで、差別化を図りやすくなります。
大切なのは、自社が発信したいコンテンツテーマやどのようなポジションを狙うべきかを明確にすることです。狙うポジションが明確になれば、デザインのコンセプトや方向性を絞ることができます。
【注意点2】コンテンツページのデザインにこだわる
オウンドメディアでよく見かけるのが、トップページのデザインに注力しすぎてコンテンツページのデザインがおろそかになっているケースです。
オウンドメディアを訪問するユーザーの多くが検索エンジンから流入するため、トップページよりもコンテンツページを最初に訪れるユーザーが圧倒的に多い可能性があります。つまり、ユーザーに見たいと思わせるコンテンツページを揃えなければなりません。
例えば、記事コンテンツであれば活字のみの読み物ではなく、アイキャッチを始めとした画像や動画を挿入するなど、ユーザーを惹きつける工夫が必要です。
オウンドメディアにおいては、コンテンツページのデザインやレイアウト、サイトの回遊性を高める導線をしっかり設計するほうが、トップページよりも全体のアクセス数に影響します。トップページばかりに注力しすぎないよう気をつけましょう。
コンテンツの制作方針を決めるまでのフローを知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
【注意点3】スマートフォンに対応したデザインにする
オウンドメディアもスマートフォンやタブレットから閲覧するユーザーが多くいるため、利用率の高いデバイスに合わせてデザインを制作しなければなりません。
実際に「Googleのウェブマスター向けガイドライン」の「訪問者がページを利用しやすいよう手助けする」でも、以下のように言及されています。
パソコン、タブレット、スマートフォンを含む、あらゆる種類やサイズのデバイス向けにサイトをデザインします。モバイル フレンドリー テストを使用してモバイル デバイスでのページの動作をテストし、修正の必要な箇所についてのフィードバックを得ます。
引用:ウェブマスター向けガイドライン(Googleセントラルブログ)
PC版の表示のままでは、サイトのデザインが崩れたり、ページの操作性が悪かったりすることもあります。その結果、ユーザーの離脱率が高くなり、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があるため対策が必要です。
そこで、ユーザーが閲覧しているデバイスに合わせて画面表示を最適化してくれるレスポンシブデザインの対応が改善策になります。PC版と同じ内容を、スマートフォンやタブレットに合わせた表示で快適に閲覧することができるでしょう。
コンセプトに沿ったデザインが、オウンドメディアの成功につながる
価値あるオウンドメディアを作り上げるには、ブレないコンセプトに沿ったデザイン制作が重要です。
明確なコンセプトを軸に、一貫性のあるコンテンツやデザインを作れば訪問したユーザーにも伝わりやすいオウンドメディアになります。
また、コンセプトやデザインにこだわったオウンドメディアを制作するだけではなく、その後の運用も重要です。想定していなかった課題が発生したり、運用しているのになかなか成果に結びつかなかったりと、さまざまな悩みを抱えることも少なくありません。
そこで弊社では、オウンドメディアの運営においてよくある課題と解決策をまとめた資料を作成しました。
無料でダウンロードいただけますので、これからオウンドメディアを立ち上げる方やオウンドメディアの運営について悩んでる方は、ぜひご活用ください!
コンテンツマーケティングの戦略を自社で立てるのは難しそうと思った方へ 闇雲にコンテンツを制作して消耗していませんか?コンテンツマーケティングの成功には戦略が欠かせません。本資料で戦略を立てる際にチェックすべきトピックをまとめています。戦略立案にお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。