LINEチャットボットとは?特徴や機能を解説

LINEチャットボットとは?特徴や機能を解説

ユーザーからの質問に自動会話で答えるチャットボット。さまざまな外部ツールとも連携し、ますます市場を拡大しています。

今回は、そんなチャットボットの中から、LINEで使えるチャットボットについてご紹介します。

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LINEチャットボットとは?

チャットボットとは、「チャット(雑談)」と、特定の処理を自動化するためのプログラムである「ボット」がセットになった単語です。ユーザーからの質問に対し、機械が自動で返信することで人的リソースを削減できるため、コールセンターや社内ヘルプデスクなどで多く活用されています。

チャットボットはさまざまな外部ツールと連携できますが、なかでもLINEとチャットボットとの親和性の高さは別格でしょう。LINEはプライベートからビジネスシーンまで、幅広く利用されています。利用者数の多いLINEにチャットボットを設定することで、企業にとっては、ユーザーとの接点増加が期待できます。また、ユーザーにとっても、これまでコールセンターに電話しなければならなかった用件がLINE上で済むため、有益なシステムとなっているのです。

LINEを活用したチャットボットは、2016年にLINEが「 Messaging API」を一般向けに公開して以来、外部の開発者やチャットボット提供会社(ベンダー)の間で開発が進みました。「Messaging API」は、ユーザーとのコミュニケーションを行うアプリを独自で開発することができるサービスです。

LINE上でチャットボットを設定するには、LINE公式アカウントが必要となります。ただ、アカウントを取得さえすれば、「Messaging API」を使ってチャットボットが開発できるため、企業には手軽に始められるというメリットがあります。

LINEチャットボットの機能

LINE公式アカウントで設定できるLINEチャットボットの機能は「応答メッセージ」「AI応答メッセージ」「MessagingAPIを利用したチャットボット」の3種類があります。それぞれの特徴について解説していきます。

チャットボット line

応答メッセージ

応答メッセージとは、ユーザーから送られてきたキーワードに反応して、あらかじめ設定した内容を自動返信する機能です。「反応するキーワード」「キーワードに反応して送信するメッセージ」の2つを設定することで、ユーザーが送信したメッセージに対して自動的に対応できます。

AI応答メッセージ

AI応答メッセージは、キーワードを設定しなくてもユーザーから送られてきたメッセージのタイプ(カテゴリー)をAIが判断し、適合する情報を返信する機能です。この機能のメリットは、タイプごとに返信メッセージを設定できる点で、タイプの種類は「一般的な質問」「基本情報」「業種別テンプレート」「予約情報」の4つに分けられます。

Messaging APIを利用したチャットボット

これまで紹介した応答メッセージやAI応答メッセージの機能は、基本的にテキストのやり取りのみです。一方、

MessagingAPIを利用したチャットボットは、メッセージに画像や動画、音声を使用することもでき、使い方の幅が広がります。

LINEチャットボットで利用できるメッセージタイプ

LINEチャットボットには複数のメッセージタイプがあります。そのため、ユーザーはメッセージを入力しなくても、あらかじめ用意されたテンプレートメッセージをタップするだけで特定のアクションが実行されます。

ここからは、どのようなテンプレートがあるのか見ていきましょう。

ボタンテンプレート

ボタンテンプレートは、画像やテキストと複数のボタンが組み合わさったテンプレートです。ボタンを選ぶことにより、電話をかけたり、URLに遷移したりすることが可能で、企業側は事前にそれらのアクションを設定します。

確認テンプレート

確認テンプレートは「はい」と「いいえ」など、2つのボタンを設定できるテンプレートです。ユーザーに、2つの選択肢のなかからどちらかを選んでもらいたいときに利用されます。

企業側は、ボタンテンプレートと同じように、各ボタンを選んだ後のアクションを設定できます。「問題は解決しましたか」という問いに対し「はい」を選択すると終了、「いいえ」を選択すると有人オペレーターへ誘導される、といったスタイルでよく使用されます。

カルーセルテンプレート

カルーセルテンプレートとは、カルーセル(=メリーゴーランド)のように複数の画像などを並べ、左右にスクロールして表示させる形式です。カルーセルテンプレートでは、ボタンテンプレートを複数並べて1通のメッセージとして送信することができます。

画像カルーセルテンプレート

画像カルーセルテンプレートは、カルーセルテンプレートの画像版で、複数の画像を一度に送信することができるテンプレートです。アパレルや食品系の商品紹介などに適しています。

LINEチャットボットの作成費用

LINEチャットボットは、フリープランは無料で作成可能ですが、メッセージの上限が1,000通・追加メッセージは送信できない、という規定があります。スタンダードプランでは、月額15,000円の費用で45,000通までは追加料金なしでメッセージを送ることが可能です。

詳しくはLINEの公式サイトをご覧ください。

LINE for Business

また、搭載するチャットボットの作成を外注する場合は、公式アカウントとは別に開発費用がかかってきます。

LINEチャットボット導入のメリット

LINEチャットボット導入におけるメリットを紹介します。

ユーザーと親密な関係を作れる

今や日常生活に欠かせないツールとなったLINE。身近なSNSにチャットボット機能を設定することで、ユーザーはまるで家族や友人とやり取りするかのような感覚で、企業と関わることができます。また、1対1のクローズドな環境でコミュニケーションが行われるため、親密感も増すでしょう。

LINEチャットボットは、ユーザーからブロックされない限りは、継続したコミュニケーションを取ることが可能です。そのため、ユーザーからのロイヤリティ向上も期待できます。

多数のユーザーにリーチできる

LINEは国内利用者数が多いため、多くのアクティブユーザーへ接触できます。普段展開しているサイトやECサイトなどではリーチできないユーザーにも情報を発信できる可能性が高く、新たな層の顧客獲得が期待できます。

LINEとチャットボットを活用しよう

LINEとチャットボットの組み合わせにより、ユーザーとの密なコミュニケーションが取れるだけでなく、業務の効率化にもつながるでしょう。自社の問題点を洗い出し、LINEチャットボットで問題が解決できるか検討してみてください。

編集者情報

金子 光
金子 光(かねこ ひかる)
新卒で楽天グループ株式会社に入社。
営業管理として40人規模のチームをマネジメント。その後社員3人のベンチャー企業に入社し新規事業立ち上げを経験。
現在はナイルのマーケティング相談室編集長として、Webマーケティングに従事している。
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監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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