
パンくずリストとは?WEBサイトの超基本とSEO効果について
目次
パンくずリストとは
パンくずリストとは、ユーザーが今WEBサイト内のどの位置にいるのかを視覚的に分かりやすくするため、上位の階層となるWEBページを階層順にリストアップしてリンクを設置したリストのことを指します。通常はコンテンツの最上部に記載されます。
例えば価格.comのように、規模が大きなサイトの階層が深いページになればなるほど、サイト内のどの位置のページを閲覧していているのかが分かりづらくなることもありますので、パンくずリストがそれをより直観的に伝えるという役割になります。
SEO上の効果
パンくずはユーザーのナビゲーションという意味はもちろん、SEOを考える上でも重要な役割を果たします。例えば下記のようなサイトをイメージして下さい。
この例では、製品をパソコンとデジカメに分類し、それぞれのカテゴリ内に各商品詳細ページを持っている、一般的な形です。この形であれば、パソコンの一覧ページに対して「パソコン」をアンカーテキストとした内部リンクが集まり、「デジカメ」の一覧ページに対して「デジカメ」をアンカーテキストとした内部リンクが集まります。
これはもちろんSEOの基本である「アンカーテキストにターゲットキーワードを含める」が実現できる形ですので、ユーザーにも検索エンジンにもテーマが分かりやすい形と言えます。
逆に、下記のようなサイトも今でも見かけます。
この場合、製品としてはパソコンもデジカメも保有しているにもかかわらず、「パソコン」「デジカメ」という一覧ページを設けていないため、上図のようなパンくずリストになります。これでは「パソコン」や「デジカメ」などでのキーワードでのSEOが非常にやりにくくなります。(サイト内にそれを表すページが存在しないためです。)
パンくずリストというよりもそもそものサイト内の設計の問題になりますが、ユーザーが検索するであろうキーワードを予め把握し、それに合わせてコンテンツを整理すると、有る程度は自然に1番目の例のように正しい内部リンク構造になります。
逆にパンくずリストでナビゲーションを設置する際に、SEOを意図したアンカーテキストが出現しないような設計をしてしまっていた場合、2番目の例のようにその後のSEOに大きなロスが生じてしまいます。
また、パンくずリストは、サイト全体の情報設計とも密接に関わっててき、サイト規模が大きくなればなるほど修正が困難になるために、サイト制作の設計段階やリニューアル時でSEOを考慮することを欠かさないようにしましょう。
「サイトの立ち上げ時やリニューアル時に、SEO視点で問題がないか確認したい」という方は、弊社のSEOコンサルティングをご利用下さい。
参考
パンくずリストをはじめ、サイトのもったいない内部リンクの例について紹介しています。
◎「ビジネスの成果」につながったSEO事例
経営直下のプロジェクトでSEO改善、昨対比売上71%増を実現した事例《株式会社鎌倉新書》
コンテンツのリライトで検索流入を700%に改善した事例《freee株式会社》
BtoB向けサービスサイトへの自然検索流入を40倍にした事例《ちきゅう株式会社》
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