直帰率(Bounce Rate)とは

直帰率とは

直帰率とは、ユーザーが初めて訪れたページだけ見て、他のページに移動せずサイトから離れてしまう割合を表す指標です。似た指標に「離脱率」があります。

直帰率が、あるサイトに訪れたユーザーが他のページに移動することなく訪れた最初のページでサイトを離れてしまう割合である一方で、離脱率とは、あるサイトに訪れたユーザーが複数ページを移動した後にサイトを離れた割合です。

違いとしては、1つのページ(ランディングページ)のセッションを対象としているか複数のページのセッションを対象としているかどうか、です。

参考:離脱率とは

直帰率の確認方法

直帰率を確認するためにはGoogle Analyticsを用います。

図1

 

Google Analyticsでは、下記のようにさまざまな直帰率を確認することができます。

  • サイト全体の平均直帰率
  • 特定のページの直帰率
  • チャネル別直帰率
  • 参照元別直帰率

直帰率の目安

直帰率はもちろん低いに越したことはありません。しかし、一概に、直帰率が低い=悪い=改善しなければならない、ということには必ずしもなりません。一般的には、ECサイトで20~45%、記事メディアで65~90%、BtoBのサイトで25~55%と言われていますが、厳密に目安となる指標はありません。これは、サイトの特性や種別だけでなく、流入状況や流入キーワードによって大きく左右されるためです。

参考①:サイト種別ごとの直帰率の目安とは

参考②:業界ごとの直帰率の目安とは

また、明確な検索意図を持ってあるサイトに流入したユーザーと、検索結果の広告をなんとなくクリックして流入したユーザーとでは直帰率は異なります。ほかにも、内部リンクが多く設置されているページと、コンバージョンに近いページで問い合わせフォームしか内部リンクがないページとでは、当然後者のほうが直帰率が高くなると推測できます。

直帰率の高いページの見つけ方

直帰率の高いページを見つけるためには、自社サイト内のページを比較することが前提です。これは、上述のように、サイト構造や流入状況が異なる別サイトと比較したところで有意義な比較にはならないためです。そこで、サイトの流入状況、ないしランディングページを固定して自社サイト内で比較すると有意義な比較になります。

その上で、直帰率の高いページを見つける際の考え方としては下記があります。

※使うツールとしては、基本的にはGoogle Analyticsを前提としています。

流入状況比較

流入状況比較は、トップページなど特定のページを対象としてチャネルごとの直帰率を比較する方法です。そのページへの流入状況を見る際に、自然検索・リスティング広告・ディスプレイ広告・SNSなどそれぞれのチャネルごとの直帰率を比較すると、そのページに流入するどのチャネルの直帰率が高いのか明らかにすることができます。

ランディングページ比較

ランディングページ比較では、特定の流入チャネルを対象としてランディングページごとの直帰率を比較します。例えば、同じディスプレイ広告から複数のページに飛ばしているとします。ディスプレイ広告の遷移先ページ同士を比較すると、直帰率が高いものを特定することができます。

滞在時間

滞在時間とは、ユーザーが別ページに移動するまでにそのページを閲覧していた時間です。ただし前提として、Google Analyticsでは直帰してしまったユーザーの滞在時間を知ることはできません。なぜなら、滞在時間とは別ページに移動するまでにそのページにとどまっていた時間であり、別ページに移動しない直帰ユーザーの滞在時間は計測できないためです。

したがって、直帰したユーザーの滞在時間自体はわからないものの、ページの課題を見つける1つの指標にはなります。滞在時間が短く直帰率が高い場合にはページの内容がユーザーのニーズや知りたいことに応えられていないのではないかと推測できます。一方で、滞在時間が長い場合には、ユーザーがそのページをじっくり読んでいることが推測されます。

直帰率が高くなる原因

直帰率が高くなる原因として考えるものには下記があります。

ページが1ページしかない

当たり前ですが、サイトとしてページが1ページしかないと、次の遷移先がないため直帰率は高くなります。

サイトを訪れた目的とサイトの内容が異なる

ユーザーが特定の情報について知りたいという意図を持って流入している場合、知りたいと思っている内容がそのページ(サイト)に記載されていなければユーザーのニーズに応えられていないため、直帰率は高くなります。

表示速度が遅い

サイトに流入してもそのページの表示速度、読み込み速度が遅いと、ユーザーはストレスに感じてページが表示される前にそのサイトを離れてしまう可能性があります。

デザインが悪い

たとえページ自体がユーザーのニーズに応えていても、ページ(サイト)が見ずらかったりするとユーザーはサイトから離れてしまう可能性があります。

ページが読みづらい

デザインと同様、ページ内容が読みづらいとユーザーはストレスに感じて別ページに遷移することなく離れてしまう可能性があります。

内部リンクが設置されていない

たとえページがユーザーのニーズに応える内容だったとしても、ユーザーの遷移先のリンクがないと当然直帰率は高くなります。

 

このように、一概に直帰率が高いといっても原因はさまざまなため、ページごとに必要な対策をして直帰率を下げるようにすることが大切です。しかし、まったく関心のない人が訪れて直帰する場合や、そのページだけでユーザーの目的が達成された場合もあるため、むやみに直帰率の数値を下げることだけにとらわれてはいけません。

直帰率の改善方法

一概に直帰率を下げる改善方法があるわけではありません。直帰率を改善するためには、なぜそのページの直帰率が高いのか、本当に改善する必要があるページなのか判断することが大切です。その上で、直帰率改善のための対策で主要なものとしては下記があります。

キーワードとコンテンツの見直し

例えば流入しているキーワードの検索意図がランディングページの内容と一致しないと直帰率は高くなります。この場合、キーワードの検索意図を検索結果から特定し、ページ内容にそれが含まれているか確認する必要があります。

内部リンクの改善

たとえそのページがユーザーのニーズに応えていても、そのページの次に遷移するページが内部リンクとして設置されていないとユーザーはそのページを離れざるをえません。このページを見たユーザーには次の遷移ページとしてどのようなページが必要かを検討し、適切な内部リンクを設置することが大切です。

表示速度の改善

ページの読み込み速度が遅い場合、ページが表示される前にユーザーが離脱してしまう可能性があります。サイトの第一印象を強めようと凝るばかり、高解像度の画像や動画を入れたりするとページ全体の表示まで時間がかかってしまいます。表示スピードとサイトのビジュアルはバランスをとることが重要です。

デザインや読みづらさの改善

デザインが悪かったり、ユーザーが知りたい情報がどこにあるのかわかりずらい情報設計になっているとユーザーは離脱してしまいます。この場合、ページ内の情報設計を見直す必要があります。

まとめ

  • 直帰率とは、ユーザーが初めて訪れたページから他のページに移動することなくサイトを離れてしまう割合
  • 直帰率には一般的な目安はなく、サイトの特性や種別、流入状況や流入キーワードによって異なる。
  • 流入が多いページやコンバージョンに近いページなど、直帰率の改善は優先度をつけて対応することが大切

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