BtoBサービスや外注先を比較・検討する際、検索エンジンや口コミに加え、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用している人が増えています。
ナイルでは、お問い合わせフォームに「ナイルを知ったきっかけ」という設問を設けており、それに「生成AI」と回答いただいた方が直近で3割以上。検索エンジンとほぼ同等で、最も多いチャネルになっています。
では今現在、生成AIは業務で利用する社外サービスの候補探しや各社の比較、最終的な選定判断にどの程度使われているのでしょうか。
今回はBtoBサービスや外注先の選定経験がある人を対象に、情報収集の手段や生成AIの利用目的、利用時に感じた不安などを調査しました!
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この記事のまとめ
- 外注先を選定する際の情報収集手段は「AI検索・AIチャット」が64.1%で最多となり、検索エンジンを上回った。生成AIが選定にあたっての主要な情報源になっている(Q1)。
- 生成AIの利用目的は「各社のサービス内容・強みを比較する」が80.1%で最多。候補探しだけでなく、複数社の違いを整理するために活用されている(Q2)。
- AI検索で得た情報が最終的な選定判断に影響した人は98.1%。中でも「かなり影響した」が72.5%を占め、重要な判断材料になっている(Q3)。
- AI検索への不安・不満は「特定の企業ばかりが出てきて公平性が気になった」が69.2%で最多。回答における企業の偏りが大きな懸念となっている(Q4)。
- 今後もAI検索を活用したい人は99.5%。不安や課題を感じながらも、BtoBサービス・外注先の比較検討で生成AIを利用する動きは今後も続くと見られる(Q5)。
目次
- 調査概要
- BtoBサービスや外注先(ツール、システム、コンサルティング、業務委託など)を比較検討・選定する際、どのような手段で情報収集しましたか?
- BtoBサービスや外注先を比較検討・選定する際、AI検索・AIチャットをどういったことを確認するために使いましたか?
- AI検索で得た情報は、BtoBサービスや外注先の最終的な選定判断にどの程度影響しましたか?
- AI検索でBtoBサービスや外注先を比較・検討する際、どのような点に不安・不満に感じましたか?
- 今後、BtoBサービスや外注先を比較検討・選定する際、AI検索をどの程度活用したいと思いますか?
- 生成AIがBtoBサービス・外注先選定の「入口」かつ「決め手」になる時代へ
調査概要
調査期間:2026年7月8日~9日
調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
調査対象:仕事で利用するBtoBサービスや外注先(ツール、システム、コンサルティング、業務委託など)を比較検討・選定した経験がある、全国の20~60代の男女334人
BtoBサービスや外注先(ツール、システム、コンサルティング、業務委託など)を比較検討・選定する際、どのような手段で情報収集しましたか?

BtoBサービス・外注先を比較検討・選定する際の情報収集手段として、最も多かったのは「AI検索・AIチャット」(64.1%)でした。
「検索エンジン」(55.0%)を約9ポイント上回っており、BtoBサービスの選定においてはAIが主要な情報収集チャネルになっていることがわかります。
注目したいのは、生成AIが単なる補助的なツールではなく、検索エンジン以上に情報収集で利用されている点です。
複数のサービスの特徴や違いを短時間で整理したり、自社の条件に合う候補を挙げてもらったりと、比較検討の初期段階で活用されている可能性があります。
一方で、検索エンジンやSNSも4割以上が利用しており、AIだけで選定が完結しているとは限りません。
AIで候補や概要を把握した上で、公式サイトや第三者の情報を確認するなど、複数のチャネルを行き来しながら判断していると考えられます。
BtoBサービスや外注先を比較検討・選定する際、AI検索・AIチャットをどういったことを確認するために使いましたか?

AI検索・AIチャットの利用目的として最も多かったのは、「各社のサービス内容・強みを比較する」(80.1%)でした。
「候補企業を探す」(50.7%)を大きく上回っており、AIは単に外注先の候補を見つけるためだけでなく、複数のサービスを比較・整理する場面で特に活用されていることがわかります。
また、「費用感・相場感を調べる」も46.4%にのぼりました。
サービス内容や強み、価格帯など、複数の情報をまとめて把握できる点が、比較検討時の利用につながっているのでしょう。
この設問の結果からは、AIは専門的な施策を深く調べる用途よりも、候補各社の違いを整理し、選定の判断材料を得る用途で利用される傾向がうかがえます。
AI検索で得た情報は、BtoBサービスや外注先の最終的な選定判断にどの程度影響しましたか?

AI検索で得た情報が最終的な選定判断に「かなり影響した」と回答した人は72.5%にのぼりました。「ある程度影響した」(25.6%)を合わせると、98.1%がAIから得た情報を選定判断に反映していることになります。
前問では、AI検索・AIチャットは情報収集の入り口としてだけでなく、各社の比較や費用感の把握にも活用されていることがわかりましたが、本設問の結果からは、生成AIが単なる情報収集の手段にとどまらず、最終的な意思決定そのものにも強く影響を及ぼしているといえるでしょう。
特に、「かなり影響した」が7割を超えている点は、外注先選定という企業にとって少なからぬコストやリスクを伴う判断においても、AIの回答を重要な判断材料として受け止めるユーザーが多数派になっていることを示しています。
AI検索でBtoBサービスや外注先を比較・検討する際、どのような点に不安・不満に感じましたか?

AI検索で外注先を比較検討する際に感じた不安・不満として最も多かったのは、「特定の企業ばかりが出てきて公平性が気になった」(69.2%)でした。
ほかの項目と比べても突出しており、生成AIが提示する候補や評価が、一部の企業に偏っていると感じる人が多いことがわかります。
前問では、生成AIから得た情報が最終的な選定判断に影響した人が98.1%にのぼるからこそ、「なぜその企業が紹介されたのか」「ほかに有力な候補はないのか」といった、回答の公平性が気になるのだと考えられます。
一方で、「情報が古い・正確かどうかわからない」(34.6%)、「紹介内容が薄く、比較の決め手にならなかった」(34.1%)といった、情報の鮮度や正確性におけるAI回答の質への不安も一定数存在していました。
AIは各社の比較や候補の絞り込みに役立つ一方で、回答をそのまま受け取るのではなく、公式サイトなどで追加の確認をしながら利用されている可能性があります。
今後、BtoBサービスや外注先を比較検討・選定する際、AI検索をどの程度活用したいと思いますか?

今後、BtoBサービスや外注先の比較検討・選定にAI検索を「積極的に利用したい」と回答した人は79.1%、「場合によって活用したい」(20.4%)を合わせると、今後もAI検索を活用する意向を持つ人は99.5%にのぼりました。
前問では、特定の企業ばかりが提示されることへの懸念や、情報の正確性・鮮度に対する不安が挙がっていました。
それでも「活用するつもりはない」と答えた人はわずか0.5%にとどまっており、こうした課題を感じながらも、生成AIの利便性や情報収集の効率を評価している人が多いと考えられます。
今回の調査からは、AI検索が一時的に試されているだけではなく、今後もBtoBサービスの比較・検討における情報収集手段として定着していくことになるでしょう。
生成AIがBtoBサービス・外注先選定の「入口」かつ「決め手」になる時代へ
今回の調査から、AI検索・AIチャットはBtoBサービスや外注先を探すための補助的な手段ではなく、候補企業の比較や最終的な選定判断にもすでに大きな影響を与えていることがわかりました。
今後も生成AIを活用したいと考える人は大多数にのぼっていることから、外注先の選定における生成AIの利用は定着していくと考えられます。
こうした中、企業側は検索エンジンで見つけてもらうのと同時に、AIの回答で自社サービスが推薦される取り組み、またサービスの情報が正しく紹介されるための整備が必須です。
ナイルでは、AI検索で自社が推薦されるための取り組み(LLMO)をご支援しています。
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