生成AI時代に検索はどれくらい使われている?検索エンジンの利用実態調査

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生成AI時代に検索はどれくらい使われている?検索エンジンの利用実態調査

生成AIの普及により、調べものの手段は大きく変化しつつあります。
ChatGPTやGeminiなどを使えば、検索結果を一つひとつ見なくても、知りたい情報を要約して把握できるようになりました。

一方で、企業や商品・サービスについて調べる場面では、今もGoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用する人は少なくありません。

そこで今回は、生成AI時代における検索エンジンの利用状況について調査しました。
検索エンジンがどのような場面で使われているのか、調査結果をもとに見ていきましょう。

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この記事のまとめ

  • 生成AIが普及する中でも、調べものをする際に検索エンジンを使う人は全体の6割以上。一方で、20代では約半数が検索エンジンを「まったく使わない」と回答している(Q1)。
  • 検索エンジンを使う理由は「使い慣れているから」が最多。加えて、公式サイトの確認や複数サイトの比較、AI回答への不安も検索利用の背景にある(Q2)。
  • 検索エンジンで企業や商品・サービスを調べる際は、企業の公式サイトを最も閲覧。口コミ・レビューサイトや比較記事、ECサイトの商品ページも一定数確認されている(Q3)。
  • 検索結果画面に「AIによる概要」が表示されても、通常の検索結果を優先して見ることがある人は8割以上(Q4)。その理由は、「AIの要約が正確かどうか不安だから」が最も多い(Q5)。
  • 将来的に調べものがすべてAIで完結するかについては、「どちらとも言えない」が最多。AIへの期待はありつつも、検索エンジンの役割はまだ残ると見られている(Q6)。

調査概要

調査期間:2026年5月1日~2日
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
調査対象:全国の20~60代の男女2,000人

調べものをするのに、生成AI(ChatGPT、Geminiなど)ではなく検索エンジンを使うことはありますか?

検索エンジン利用頻度調査、生成AIではなく検索を使う割合の円グラフ

「調べものをするのに検索エンジンを使うか」という問いに対し、全体の約6割が「よくある」「ときどきある」と回答しました。

依然として検索エンジンは情報収集の中心的な手段であるものの、裏を返せば4割近くが「まったくない」と答えている点は見過ごせません。

【年代別】生成AIではなく検索エンジンを使う頻度の比較グラフ

また、年代別に見ると、20代では「まったくない」が48%と、約半数が検索エンジンを使うことなく生成AIに聞くという行動が自然になっているようです。

また、30代以降でも「まったくない」と回答した割合は30〜40%近くに達しており、決して少数派とはいえないでしょう。

年代を問わず、検索エンジン以外の手段で調べものを完結させるユーザーが一定のボリュームで存在していることが、この結果から読み取れますね。

調べものをするのに、生成AI(ChatGPT、Geminiなど)ではなく検索エンジンを使う理由はなんですか?

生成AIではなく検索エンジンを使う理由、使い慣れ・公式確認が上位

検索エンジンを使う理由として最も多かったのは、「検索エンジンのほうが使い慣れているから」(52.95%)でした。
生成AIの利用が広がっているとはいえ、調べものの場面では、慣れた検索行動をそのまま続けている人が多いことがうかがえます。

次いで、「公式サイトの情報を直接確認したいから」(32.0%)、「複数のサイトを見比べて判断したいから」(29.79%)、「AIの回答の信頼性に不安があるから」(29.37%)が3割前後で続きました。

ここからは、ユーザーはAIの回答だけで判断するのではなく、1次情報や複数の視点にあたることで、情報の確からしさを見極めようとしていると考えられます。

生成AIは便利な調べものの手段になりつつある一方で、信頼性の確認や比較・検討の場面では、検索エンジンが引き続き使われているようです。

検索エンジンで企業や商品/サービスを調べるとき、実際によく見るものはどれですか?

検索エンジンで企業・商品を調べる際によく見る情報源の比較グラフ

検索エンジンで企業や商品・サービスを調べる際に見るものとして、最も多かったのは「企業の公式サイト」(53.26%)でした。

Q2で「公式サイトの情報を直接確認したいから」が検索エンジンを使う理由の上位に挙がっていたこととも整合しており、ユーザーが検索エンジンに求めているのは、一次情報への到達手段としての役割だといえそうです。

一方で、「口コミ・レビューサイト」(36.42%)、「比較記事・まとめ記事」(30.53%)、「ECサイトの商品ページ」(30.32%)、「ニュース記事」(29.58%)も3割前後で並んでおり、公式サイトで基本情報を押さえた上で、第三者の評価や比較情報を参照するという流れが見えてきます。

これは、商品やサービスの検討段階において、公式情報だけでは判断しきれない部分を補うために検索エンジンが使われていることを示しています。

生成AIは情報を要約・整理する点では優れていますが、こうした「複数の視点から比較・検討したい」というニーズに応えるのは、現時点では検索エンジンならではの強みといえるかもしれません。

Google検索結果画面に表示される「AIによる概要」を見ずに、通常の検索結果(サイトリンク)を優先して見ることはありますか?

AI概要を見ず通常の検索結果を優先する頻度、8割超が優先経験あり

検索結果画面に表示される「AIによる概要(AI Overviews)」を見ずに、通常の検索結果を優先して見ることがあるかを聞いたところ、「よくある」(31.89%)、「ときどきある」(52.11%)を合わせて8割以上の人が通常の検索結果を優先して見ることがあると回答しています。

ただし、「ときどきある」が最も多いことからは、常に「AIによる概要」を見ないわけではなく、場合によって使い分けているのだと考えられるでしょう。

あえて「AIによる概要」ではなく検索結果を優先する理由はなんですか?

AIによる概要ではなく検索結果を優先する理由、正確性への不安が最多

あえて「AIによる概要」ではなく検索結果を優先する理由として、最も多かったのは「AIの要約が正確かどうか不安だから」(47.49%)で、約半数にのぼりました。

Q2で「AIの回答の信頼性に不安があるから」が検索エンジンを使う理由として挙がっていたのと同様に、AIの情報に対する正確性への懸念が、ここでも強く表れています。

次いで、「複数のサイトを見比べて判断したいから」(32.33%)、「公式サイトや一次情報に直接アクセスしたいから」(29.45%)が続きました。

これらもQ2、Q3の結果と一貫しており、「AIによる概要」で完結させるのではなく、自分の目で情報源を確かめたいというニーズが、検索結果を優先する行動の根底にあることが改めて確認できます。

一方、「AIの要約は情報が足りないと感じるから」が24.06%となり、情報量の面で「AIによる概要」には物足りなさを感じているユーザーがいることもわかりました。

将来的に、調べものはすべてAIで完結できるようになると思いますか?

将来的に調べものはAIで完結できるか、賛否と中立意見の割合グラフ

最も多かったのは「どちらとも言えない」(41.37%)でしたが、「はい」(30.32%)「いいえ」(28.32%)は大きな差がなく、AIによる情報収集の可能性を感じている人と、すべてをAIに置き換えることには慎重な人が分かれる結果となりました。

ここまでの設問で見てきたように、AIの要約に対する正確性への不安や、自分で情報源を確かめたいというニーズは根強く存在しています。
そうした実感が、将来の見通しに対して判断に迷う要因のひとつといえそうです。

とはいえ、「いいえ」と断言した人は3割弱にとどまっており、AIでは完結できないと考えている層も決して多数派ではありません。

現時点では、AIだけで調べものが完結する未来を確信できないものの、否定もしきれない――多くのユーザーがそうした過渡期の感覚の中にいることが読み取れます。

検索エンジンは「信頼性を確認する場」として使われ続けている

今回の調査では、生成AIが普及する中でも、調べものの際に検索エンジンを使う人が一定数いることがわかりました。

「検索エンジンを使い慣れている」という習慣上の理由が多くありつつも、「公式サイトを直接確認したい」「複数のサイトを見比べたい」「AIの回答の正確性に不安がある」といったことから、検索結果を確認する行動が見られます。

また、検索結果画面に「AIによる概要」が表示される場合でも、通常の検索結果を優先して見る人は少なくなく、AIの要約だけで判断することには慎重な様子もうかがえました。

こうした過渡期にある現在は、検索エンジンと生成AI、それぞれの強みを理解した上で、ユーザーとの接点をどう設計するかが問われます。

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