Googleは、GA4のデフォルトチャネルグループに「AI Assistant」チャネルを新たに追加しました。
これにより、ChatGPTやGemini、Claudeといった生成AIからのトラフィックが、設定せずとも自動で独立したチャネルとして分類されるようになります。
ここでは、今回のアップデートで具体的にどんなメリットがあるのかを紹介しましょう。
LLMOに必要な基礎知識が1冊に!

「LLMOを体系的に理解したい」という方に向けて、重要ポイントを1冊に凝縮しました。 基礎から戦略策定の流れ、効果測定についてなど、使える情報が満載。 自社だけでのLLMOに不安がある場合は、無料相談をご活用ください!
目次
GA4に「AI Assistant」が追加――どんなアップデートなの?
今回の変更では、GA4がChatGPTやGeminiなどの生成AIツール上のリンクをクリックしたWebサイトを訪問した場合、その流入がGA4上で「AI Assistant」として自動的に分類されるようになります。
これまでもGA4では参照元/メディアの確認や探索レポートでの絞り込みによって、生成AI経由の流入を把握することは可能でした。
ただ、そのためには参照元を個別に確認したり、必要に応じてカスタムチャネルグループを作成したりと、一定の手間が必要。
そういった手動で確認・分類していた生成AI経由の流入を、GA4の標準チャネルとして見やすくなった、というのが今回アップデートによる最大のメリットといえます。
メディアやキャンペーンにも専用の値が付与される
従来のOrganic SearchやPaid Search、Referral、Directなどと同じように、生成AIツール経由の流入をチャネル単位で確認しやすくなります。
具体的には、次のような値が自動的に付与されます。
▼生成AIツール経由の流入▼
- メディア…ai-assistant
- チャネル…AI Assistant
- キャンペーン…(ai-assistant)
これまで生成AI経由の流入を定点観測していた人にとっては、分析や社内共有がしやすくなる変更ですね。
今回のアップデートでできるようになること
GA4の標準チャネルに「AI Assistant」が追加されることで、具体的にどんなことができるようになるのでしょうか?
▼今回のアップデートによってできること▼
生成AIツール経由の流入量を確認しやすくなる
生成AIツール経由のセッション数を見るために、これまでは参照元を個別に見に行く必要がありました。
しかし、今後は「AI Assistant」チャネルとして確認できるため、他チャネルの数値と比較しやすくなります。
例えば、次のようなデータが見やすくなるでしょう。
▼「AI Assistant」チャネルによって見やすくなるデータ▼
- AI Assistant経由のセッション数は増えているか
- Organic SearchやReferralと比べて、どの程度の流入があるか
- 生成AIツール経由のユーザーは、どのページに着地しているか
- 生成AIツール経由の流入は、問い合わせや資料請求につながっているか
生成AI経由の流入は、現時点ではWebサイト全体の流入に占める割合が小さいケースも多いはず。
ただ今後は、生成AIツール上で情報収集や比較検討を行い、その回答内のリンクから企業サイトへ訪問する行動は、今後増えていく可能性があります。
その変化を追う上で、GA4の標準チャネルとして確認できるようになる意味は大きいでしょう。
成果につながる流入が判断しやすくなる
「AI Assistant」チャネルが追加されることで、単に生成AIツールからどれくらい流入があるかだけでなく、その流入が成果につながっているかも確認しやすくなります。
例えば、
- 生成AIツール経由で訪問したユーザーのコンバージョン(CV)率を、自然検索や広告経由のユーザーと比較
- 生成AIツール経由の流入が、サービスページや料金ページなど検討度の高いページに集まっているか
といったことも確認しやすくなるでしょう。
また、SEOやコンテンツマーケティングの担当者にとっては、次のような判断材料が得られます。
- 生成AIツール経由で流入しているページはどこか
- そのページはCVにつながっているか
- 生成AIツール経由のユーザーに向けて、導線改善の余地はあるか
- AI検索時代に、どのコンテンツが送客に貢献しているか
流入数だけを見るのではなく、成果やユーザー行動と併せて見ることが重要です。
今回のアップデートによって生成AIツール上での露出すべてがわかるわけではない
今回の機能は、「AIにどれだけ引用・言及されたか」を測るものではなく、「生成AIツールから実際にWebサイトへ流入したユーザーを把握しやすくするもの」です。
AIの回答内で自社名やブランドが言及されても、ユーザーがリンクをクリックしなければ、GA4上のセッションとしては計測されません。
また、各種生成AIツールのスマホアプリからの流入は、参照元情報が引き継がれず、Directとして分類される可能性があります。
つまり、「AI Assistant」チャネルの数値は、生成AIツール経由の流入を把握する上で重要な手掛かりにはなるものの、生成AI上での露出やAI経由の行動をすべて反映したものではないことを理解しておきましょう。
生成AI上での言及状況や指名検索の変化なども併せて見ることで、より実態に近い分析がしやすくなります。
AI検索対策(LLMO)の効果測定が楽に
今回のGA4アップデートにより、生成AIツール経由の流入は、これまでよりも標準レポート上で確認しやすくなります。
これまでも参照元を見れば計測はできましたが、今回の変更によって「AI Assistant」というチャネルとして整理されるため、他チャネルとの比較や社内共有がしやすくなる点が大きな違いです。
今後は、AI Assistantチャネルの流入数だけでなく、着地ページやCV率も併せて確認することで、生成AIがWebサイトへの流入や事業成果にどのように関わっているのかを把握しやすくなるでしょう。
ナイルのSEO相談室では、このようなSEOの最新動向について、日々発信していますので、ぜひお気に入り登録をお願いします。
→コラムTOPページ
AI検索で選ばれるサイトにしませんか?

ChatGPTやAI Overviewsによる流入減、これからのAI検索対策(=LLMO)にお悩みの方は、ナイルの無料相談をご活用下さい!また、LLMOコンサルティングのサービス資料では、LLMOの進め方や費用を紹介しています。ぜひご覧下さい。
関連記事




