2026年4月、GoogleはAIモード(検索内のAI対話機能)に搭載した「エージェント型レストラン予約」機能の提供地域を拡大しました。
2026年5月7日時点で日本は対象外ですが、AIモードは180以上の国・地域で英語対応済みであり、日本への展開も十分想定されます。
そこで、ここでは「エージェント型レストラン予約」とはどういうものか、日本での展開を想定して事業者側はどう対策を取ったらいいかについて紹介しましょう。
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目次
AIモードの「エージェント型レストラン予約」とは何をしてくれるの?
「エージェント型レストラン予約」機能とは、例えばユーザーが「土曜19時、渋谷でイタリアン、4名」のような自然言語で条件を伝えると、AIが複数の予約プラットフォームを横断して空き状況を検索し、条件に合う候補を絞り込んで提示してくれるものです。
<AIモード「エージェント型レストラン予約」の仕組み>

ユーザーはそこからGoogleと連携している予約サービス経由で予約を確定します。

AIモードで「ニューヨークで日曜に4人でブランチする店」を依頼した際の画面。
引用:Semrush「Google rolls out worldwide agentic restaurant booking via AI Mode」
ポイントは、従来のGoogle上での予約機能との違いです。
これまでも、Googleの検索結果やGoogleマップから直接予約できる仕組みはありましたが、店を探して選ぶのはユーザー自身でした。
<従来のGoogle予約機能>

しかしエージェント予約機能では、この「探す・比較する・選ぶ」プロセスをAIが代行。
最終的な予約確定はまだユーザーが行うため完全自動ではありませんが、検索から予約までの体験が大きく変わります。
元々2025年8月に米国のGoogle AI Ultra(Googleの最上位AIサブスクリプション)会員限定で提供が始まった機能ですが、今回の拡大で会員限定ではなくなった上、新たにオーストラリア、カナダ、香港、インド、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、イギリスの8市場が加わりました。
日本は現時点で対象外ですが、近い未来の日本展開は十分に考えられますので、事業者は今から準備を進めておくことをおすすめします。
また、エージェント予約は今後、美容室などビューティー領域やホテル・航空券、エンターテイメントなどに拡大する可能性は大いにあるため、飲食領域の事業者に限った話ではないと思ったほうがいいでしょう。
今やるべきことは“AIに選ばれる”ための整備
エージェント機能の発展が意味するのは、検索が「情報を探す場所」から「AIが代わりに選んで行動する場所」へ変わりつつあるということです。
従来の検索では、ユーザーが自分で結果を見比べて店を選んでいたため、検索順位が上位ではなくてもクリックされるチャンスはありました。
しかしエージェント予約では、AIが条件に合う候補を絞り込んで提示するため、“AIに選ばれる店”と“選ばれない店”の差がより明確になります。
そこでやるべきことは、AIが自社を正しく認識し、候補として選べる状態を作ることです。
具体的には、次のようなことを行いましょう。
<AIエージェント対策として取り組みたいこと>
店舗情報を正確&具体的に、一貫した状態にする
Googleビジネスプロフィールや自店サイト、グルメサイト、SNSなど、各媒体に掲載されている店舗情報が統一されているかを確認しましょう。
店名・住所・電話番号・営業時間・メニューなどの基本情報が正確で最新か、媒体間で表記にブレがないかをチェックしてください。
併せて、自店の強みを具体的な言葉で書いておくことも重要です。
AIは「駅近で犬OKのイタリアン」のような具体的な条件で候補を絞り込むため、「安くておいしい」のような一般的な表現では引っかかりにくい可能性があります。
「〇〇駅徒歩3分」「ヴィーガン対応のパスタあり」「雨の日でも濡れずに入れる」など、自店ならではの特徴を明文化しましょう。
ローカルSEOについて、詳しくはこの記事をチェック!
構造化データを整備する
自店サイトにSchema.orgの構造化データを適切にマークアップし、AIが店舗情報を機械的に読み取りやすくしましょう。
メニューや営業時間、所在地などを構造化データで明示しておくと、AIにとっての認識精度が上がります。
構造化データの設定について、詳しくはこの記事をチェック!
予約プラットフォームとの連携を確認する
日本では、Google上で予約する際の公式パートナーとして、「ぐるなび」や「ヒトサラ」「トレタ」「TableCheck」「Retty」などがすでに連携しています(※)。
※連携サービスは時期や店舗によって異なります。
エージェント予約が日本に展開された際に、これらの既存パートナーがそのまま使われるかは現時点では確定していませんが、少なくともGoogle上で予約可能な状態にしておくことは、エージェント検索時代のインフラ整備として有効です。
AIクローラーのアクセスを確認する
自店サイトのメニューや店舗情報、予約ページなど、AIに読み取ってほしいページのクローラーをブロックしていないかを確認しましょう。
robots.txtなどの設定で、意図せずAIによる情報取得を妨げていると、そもそもエージェント検索の候補になりません。
第三者からの評価・言及を増やす
AIは自店が発信する情報だけでなく、第三者がその店についてどう言っているかも判断材料にします。
グルメサイトでの口コミ評価、メディアやブログでの紹介記事、SNSでの言及などが多く、それらがポジティブなものであるほど、AIにとって「ユーザーにおすすめできる店」として扱いやすくなります。
まずは口コミ投稿を促す仕組みを作り、さらにグルメ系・地域系のメディアやSNSアカウントでの露出機会を増やすことにも取り組んでみましょう。
日本での展開を見据えて準備を進めよう
AIモードの「エージェント型レストラン予約」機能は、日本では現時点でまだスタートしていませんが、本格始動までの準備期間があると考えて、事業者側は動いたほうがいいでしょう。
ただ、本記事で紹介した施策はいずれも、従来のSEOやMEOの延長線上にあるものです。
エージェント検索のために特別なことをするというよりも、基本的な整備をすることがそのまま“AIに選ばれる状態”につながります。
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