キュレーションメディア問題はその後どうなった? 5月コンテンツマーケトピックス

キュレーションメディア問題はその後どうなった? 5月コンテンツマーケトピックス

画像引用元:https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/press/detail/id=13692

2017年6月号

こんにちは。コンサルタントの五木田(ごきた)です。
この記事では、コンテンツマーケティング周りで5月に話題になったニュースやトピックを取り上げます。
今回はキュレーションメディア問題のその後について、そしてコンテンツマーケティングでのAI活用のお話が中心です。

サイバーエージェント 「新R25」をリリースへ

サイバーエージェントは、株式会社新R25を立ち上げ、新たなWebメディア「新R25」を2017年6月に公開することを発表しました。
このメディアでは若手のビジネスパーソンに向けたニュース解説記事を提供し、Spotlightの内容もこの新メディアに統合されます。Spotlightは昨年のキュレーションメディア問題の後、一部記事が非公開になっています。2016年11月からは一般ユーザーの投稿はできないようになっており、現在は審査を通過した認定ライターによる記事のみが公開されています。

新会社 株式会社 新R25設立のお知らせ “世の中がわかる”ニュース解説メディア「新R25」を2017年6月中旬に開始

Content Hub編集部より

一連の「まとめサイト」問題でも話題にあがっていたSpotlightのその後については気になっていた方も多いのではないでしょうか。
今回統合されるR25とSpotlightはそれぞれ、
・R25: フリーマガジンから始まり、Web版に移行したものの今年4月末でサービス終了
・Spotlight: 一部記事が非公開、ライティング体制を整備
という状況にあります。
6月頃ローンチ予定の新R25では、上記2メディアの媒体力や体制が今後どのように相乗効果をもたらすのか注目したいところです。

医療関連キーワード検索結果のその後・・・

WELQの方がマシだった? ネットの医療情報は今、どうなっているのか

医療関連キーワードでの各サイトの順位推移について、BuzzFeed が辻正浩氏に取材した記事です。
キュレーションメディア問題の後閉鎖されたサイトは多いですが、それでもまだ、ユーザーの悩みや不安に対して不適切なコンテンツで利益を得ようとするサイトも検索結果に表示されています。

Content Hub編集部より

Googleは”YMYL(Your Money or Your Life)”と呼ばれる、特に信頼性を求められるコンテンツのカテゴリを定義し、とくに重要視しています。昨今の日本における信頼性の低いコンテンツは重く受け止められているようであり、今年2月3日の日本語検索を対象としたアップデートを始めとして、対応が講じられてきています。実態は上の記事にある通り十全ではありませんが、信頼性を担保しようとするアルゴリズム変更は今後も続けられていくでしょう。

検索エンジンの動向だけでなく、情報への信頼性について世間の意識も高まってきています。「まだ逃げ切れる」という意識でやっているメディアもあるかもしれませんが、遠からず苦しい立場にはなっていくと思われます。

Facebookライブ動画 一般ユーザーも友人招待配信が可能に

 

画像引用元:https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/05/more-ways-to-connect-with-friends-in-facebook-live/

Facebookは「Live With」と呼ばれる、ライブ動画に関するアップデートを発表しました。
これまでは著名人など一部ユーザーに限られていましたが、一般ユーザーも友達を招待したライブ動画配信ができるようになります。

Facebook、ライブ動画をより楽しくする「Live Chat with Friends」、「Live With」を提供開始

Content Hub編集部より

SNSでの動画関連アップデートの増加に伴い企業の動画活用事例も増えています。ある調査では、10代の調査対象者のうち約半数が毎日動画を視聴するという結果があります。

BtoC企業の導入事例では、例えば「北欧、暮らしの道具店」ではスタッフがInstagramのライブで商品の紹介をしています。
6月Instagramライブ

画像引用元:https://www.instagram.com/p/BTArllggVm_/?taken-by=hokuoh_kurashi&hl=ja

ブランドのリュックを紹介した際には、「男性スタッフの方に背負ってみてもらいたい」というユーザーからのコメントにその場で対応し、喜びのコメントも寄せられています。「ライブ」動画配信だからこそのコミュニケーションも生まれ、ユーザー満足度もさらに高めやすそうですね。

日本初。 AIを利用したTwitter自動投稿代行サービスが試験始動

5月後半、アイドルのTwitterアカウントのAI自動投稿が試験的に運用されました。
実際の投稿はこのような形で、本人の文章の特徴をよくとらえられているのがわかります。

6月AI

画像引用元:https://bita.jp/dml/twopml

データセクションら4社、アイドルのTwitterアカウント投稿代行をAIで実験

Content Hub編集部より

ここ数年、マーケティングでのAI活用が話題になっていますね。このニュースも「精度が高まれば企業のSNSアカウントに適用できるかも」という期待が高まります。

ただ一方で、すべて自動投稿で「その企業らしい日常投稿」ができたとしても、ユーザーへのアクティブなサポートや新しい付加価値の提案などは、AIが行うのはまだまだ先になるでしょう。

こうした付加価値の提供こそ、企業のコミュニケーションに求められるものです。これは今のところ、ユーザーの生の声に担当者が愛情をもって直接向き合うことによってしか生まれません。

とはいえ、SNSの運用に結構なリソースがかかるのは事実。SNS担当者は、「AIに全部丸投げ」ではなく「どの部分を自動化するか」という発想で向き合えば、運用の負担軽減に役立てられそうです。

Spectee AIによるニュース記事作成で特許取得

6月AIニュース記事作成

画像引用元:http://press.spectee.jp/blog/the-patented-technologies-about-ai-reporter/

AIのTwitter自動投稿に関連して、今月はAIの記事制作で特許を取得したニュースもありました。
株式会社Specteeが、人工知能技術を利用して自動でニュース記事を作成する特許を取得したことを発表しています。

人工知能を活用した自動ニュース記事作成についての特許申請完了のお知らせ

Content Hub編集部より

Specteeのニュースリリースによると、SNSに投稿された事件や事故、災害等の情報から、自動で「いつ」「どこで」「何が」「どの程度の規模か」を判別しニュース記事としてまとめるとのことです。4~5件のSNS投稿から300文字程度のニュース記事が作れるそうです。
人の工数が削減されることは良いことですが、本記事冒頭ニュース同様「コンテンツの質・信頼性」の担保や著作権など、また新たな問題もでてきそうです。

編集後記

一連のキュレーションメディア問題以降、「このままメディア運営を続けてて大丈夫なのか。記事ページはもう検索エンジンに評価されないのではないか。」という類のご相談が増えてきました。

ユーザーにとって価値のある情報を、と言われているはずなのに、それ以上に「検索エンジンに嫌われたくない」と焦りを感じる方が多いように思います。
しかし私たちがWebサイトを運営するのは、そもそも検索エンジンのためではなくその先のユーザーのためのはずです。メディアやWebサイトの流通経路は必ずしも検索エンジンである必要はありません
弊社は元々SEOを強みとしているので、こんなお話をすると矛盾しているように聞こえるかもしれません。SEOを否定しているわけではなく、その先にいるユーザーを見失ってはいけないということをお伝えしたいのです。

ちょうど最近取材をしたサイボウズ式さんのようにユーザー第一の思想が浸透すれば、検索エンジンのため「だけ」の施策から抜け出せるのではないでしょうか。たくさんの人が集まり愛されるサイトになっていけば、その積み重ねで結果的に検索エンジンにも評価されていきます。(もちろんSEOはこんなに単純なお話ではないのですが・・・だからこそ私たちコンサルがいるわけです。笑)

自社のユーザーのためになることを突き詰めて、それを上手く届ける方法を考えて実行する。あくまで先に立っているのはユーザーであることを忘れない。
これがメディア運営のあるべき姿ではないでしょうか。

今回のコンテンツマーケトピックスは以上です。

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編集者情報

大澤 心咲
大澤 心咲
新卒でアクセンチュア株式会社を経て、2018年ナイル入社。
コンサルタントとして大手企業SEO戦略策定・コンテンツマーケティング支援を担当。
現在はナイルのマーケティングとセールスの統括マネージャーとして従事。
著書:「ひとりマーケター成果を出す仕事術

監修者情報

ナイル編集部
ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

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