Looker Studio(旧:Googleデータポータル)のレポート作成方法をわかりやすく解説

Looker Studio(旧:Googleデータポータル)のレポート作成方法をわかりやすく解説

※本記事は、2021年公開当時の情報を基にした記事です。

Looker Studio(旧:Googleデータポータル)は、使い勝手がいいBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。Googleツールとの相性がよく、無料ながら十分な機能を持っています。

ここでは、Looker Studioについて、レポート作成方法を中心に解説していきます。

本記事やLooker Studioに関する質問がありましたら、お気軽にご相談ください。

Looker Studioのレポート作成手順

Looker Studioでのレポート作成の手順をご紹介しましょう。

トップページから設定する

まずは、Looker Studioのトップページから、設定作業を進めていきます。

手順1

まず、Looker Studioのトップページから「無料で利用する」をクリックします。Googleにログインしていない場合、ここでログインを促されますから、Googleアカウントでログインします。

Looker Studioのログイン画面に移動します。

Looker Studio ログイン画面

手順2

画面左側の「テンプレート」をクリックすると、豊富に用意されたテンプレートを一覧できます。手早くレポートを作りたい場合には、これらのテンプレートを利用すると良いでしょう。

ここではテンプレートを使わず、新規にレポートを作成することにします。

Looker Studio TOP画面

手順3

画面左上の「作成」をクリックすると、プルダウンメニューが現れます。ここでは「データソース」を選んでください。するとGoogleコネクタの一覧画面に移動します。

Looker Studioのレポート、データソース、エクスプローラのプルダウンメニュー

手順4

ここで、Looker Studioで連携したいデータソースを選択します。

Looker Studioのデータソース一覧

手順5

例えば、Googleアナリティクスを選択すると、紐づけられているサイトの中から選択する画面に移動します。選択し終えたところで画面右上の「接続」をクリックし、さらに次の画面で右上の「レポートを作成」をクリックします。これでGoogleアナリティクスに接続・連係し、指定したサイトのデータをデータポータル上で表示することができます。

Looker StudioのGoogleアナリティクス選択画面

グラフや表を活用してレポートを作る

ここから先は、レポート画面を構築していく作業です。

手順1

「グラフを追加」メニューに用意されている多種多様なグラフを使って連携しているデータを視覚化し、ページ上に配置していきます。

手順2

グラフや表は、さまざまな形で表示できます。レポート上に配置したグラフを選択すると、レポート画面右側にグラフ形式の選択肢のほか、どのデータを紐づけるかを決める「データ」、カラーや書体を変更できる「スタイル」などが表示されます。これらを指定していくことで、より見やすいレポートに仕上げることができます。

Looker Studioのグラフ画面

Looker Studioで視覚化できるデータの例

Looker Studioは、実に幅広いデータを扱い、視覚化できます。どのように使うかはアイデア次第ですが、多くの企業で活用できると思われる、3つの例について説明しておきましょう。

Googleスプレッドシートからレポートを作る

売上実績を管理しているGoogleスプレッドシートをデータソースにしてLooker Studioに連携すれば、さまざまな切り口で売上状況を分析できます。

収集したデータをグラフ化する際には、「ディメンション」と「指標」を指定します。ディメンションとは「どの範囲でデータを区切るか」を指定するもので、例えば指標を販売数にし、ディメンションを「日付」にすれば「日ごとの販売数」を示すグラフができます。

ディメンションを「商品名」にすると「商品ごとの販売数」をグラフ化できます。このふたつを組み替えることで、さまざまなグラフを作成することができるのです。

Googleアナリティクスの解析情報をレポートにまとめる

GoogleデータポータルとGoogleアナリティクスを連携して、解析情報をレポートにまとめます。「ディメンション」と「指標」の組み合わせを選ぶことで、さまざまな解析情報をレポートにまとめることが可能です。

例えば、「ディメンション」に「ページ」を設定すれば、ページごとのデータが得られます。そして指標をセッションや離脱率など、知りたい情報に設定すれば、「ページごとのアクセスと離脱率」を視覚化したレポートを作れます。

\GA4の移行・導入がまだの方はこちらの資料もチェック!/

Google Search Consoleで検索状況をつかむ

Looker Studioと、Google Search Consoleを連携して、検索状況をつかむ方法です。

マンスリーで各キーワードの掲載順位を追うには、ピポッドテーブルから、列のディメンション「Date」、行のディメンション「Query」、指標「Average Position」を選択してください。

Looker Studioのピポッドテーブル画面

また、各クエリの掲載順位とCTRを見たい場合、ディメンション「Query」、指標「Average Position」「CTR」を選択してください。

Looker Studioのディメンション「Query」、指標「Average Position」「CTR」を選択した画面

Looker Studioの共有設定を行う

レポートが関係者にも見られるように、共有設定を行う方法を確認しておきましょう。

手順1

Looker Studioでの共有設定には、いくつかの方法がありますが、画面右上の「共有」をクリックすると、5つの方法の中から選ぶことができます。

  • 他のユーザーを招待
  • メール配信をスケジュール
  • レポートへのリンクを取得
  • レポートを埋め込む
  • レポートをダウンロード

Looker Studioのグラフ画面の5つのプルダウン

手順2

共有方法は、どれがいいかはケースバイケースです。常に閲覧・編集に関わってほしい相手であれば「他のユーザーを招待」、定期的にレポートをメールで送信したいなら「メール配信をスケジュール」がいいでしょう。

「レポートへのリンクを取得」は、このレポートを見てほしい人に対してリンクを伝えるだけですから、いちばん手軽で簡単な共有方法といえます。

まずはLooker Studioを使ってみよう

Looker Studioは多くのツールと接続でき、幅広いデータを扱えるツールです。まずはシンプルなレポート作成から始め、Looker Studioの操作に慣れていきましょう。それとともに少しずつ複雑なレポートに挑戦していけば、やがて見やすく効率の良いレポートを作成できるようになるはずです。

マーケティングでお悩みの方へ

ナイルでは皆様からWebマーケティングに関する無料相談を受け付けております。日頃疑問に思っていたことや、貴社サイトの課題など相談してみませんか?

まずは会社案内をダウンロード

無料相談に申し込む

ナイル編集部

編集者情報

ナイル編集部

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

2007年に創業し、約15年間で累計2,000社以上の会社にマーケティング支援を行う。また、会社としても様々な本を出版しており、業界へのノウハウ浸透に貢献している。(実績・事例はこちら

PIVOTにもスポンサード出演しました!

PIVOTにもスポンサード出演しました!
チャンネル登録者数が100万人を超えるYoutubeチャンネルPIVOTにスポンサード出演しました!
動画内では、マーケティング組織立ち上げのための新しい手段についてお話しています。
マーケティング組織に課題がある方はぜひご覧下さい。
動画を見る

関連記事

Looker Studio(旧:Googleデータポータル)とは?使い方を画像付きで解説

Looker Studio(旧:Googleデータポータル)とは?使い方を画像付きで解説

新着記事

【速報】本日12/13AMよりGoogle検索アルゴリズム コアアップデートが開始

【SEO会社22選】SEOコンサルティング会社の選び方や事前に確認すべき点は?

サイトマップとは?

サイトマップとは?2種類それぞれの作成法やSEO効果を解説

サイト内検索

目次に戻る

もっと効果的な集客施策
してみませんか?

Web戦略の情報を
定期的に受け取りたい方

取材・メディア掲載に関するお問い合わせは、こちらからお問い合わせください。