
ページランクとは
SEOで使われる用語「ページランク(Pagerank)」について解説しています。
追記: このページは2016年10月に書かれたものです。2019年現在、ページランクはユーザー側では確認することができず、Googleからもその存在が公表されていないため、基本的に気にする必要はありません。
また、2019年現在Googleツールバーは用いられておりません。これは、2016年3月にGoogleのJohn Mueller氏によって、正式に発表されました。John Mueller氏のツイート
つきましては、この記事は当時の考え方などを知るためにご活用していただければと思います。
目次
意味:ページランクとは
ページランク(Pagerank)とは、Googleの検索エンジンがWebページの重要度をはかる指標となるもので、被リンク数とその質によって決定されます。
0~10の11段階に分けられており、数字が高いほど検索エンジンからの評価が高いことを意味します。
ページランクの概要
この指標は、「リンクがより多く集まっているWEBページはより重要である」という考え方に基きGoogleが開発した、WEBページの重要度を示す一つの指標です。日本語では「参照重要度」などと表現されることもあります。
Googleはリンクを「支持投票」として捉えます。多くの支持を受けるサイトほど人気があり、重要なものであるという判断基準があり、それを示す数値的な指標がページランクです。Googleの特徴的なアルゴリズムの一つでもありますが、今ではページランクがランキングに「直接」与える影響はそこまで大きくありません。
Googleツールバーをブラウザにインストールすることで、自社のホームページのページランクを知ることが出来ます。このツールバーで表示される「ツールバーページランク(TBPR)」は0~10までの整数値で表示され、数ヶ月に一度のみ更新が行われますが、実際には日々リアルタイムに変動するものですし、ツールバー上の数値の信憑性もそこまで高いものではありませんので、あくまで参考程度で十分です。
ページランクのイメージ
まず、全くどのサイトからもリンクされていない状態から例えば下記のように4本のリンクを受けると、その受けたリンクの分だけGoogleの中での重要度が高まります。
また、同じ4本のリンクであっても、リンクされた元のページが多くのリンクを集めていた場合、1つ1つのリンクの影響度は大きくなります。
上の図ではリンクの恩恵が受け継がれていく様子を青い矢印で表現していますが、このようにリンクを通じてページランクは流動的に受け渡されます。この流れを液体に例えて「リンクジュース」などと呼ぶこともあります。
ページランクがSEO上持つ意味
冒頭でも書きましたが、あくまで200以上あるランキングアルゴリズムのうちの一つの指標でしかありませんし、ページランクが高いからランキングが上がる、などという単純なものではありません。「リンクがどれだけ集まっているか」を表す指標ですので、一旦ランキングとの関連性は切り離して頂いて大丈夫です。
ランキングに直結しないとは言え、リンクがたくさん集まっていることには当然意味がありますし、ページランクが高いに越したことはありません。ただしページランクを上げることとSEOでランキングを高めることは必ずしも一致しませんので、意識しすぎたり注目しすぎる必要は全くありません。
よくある勘違い
SEO従事者の中ですら、ページランクが高いことを「よりGoogleに高く評価されている」ことと同義に捉えている方も多くいて驚きますが、そういうものではありません。繰り返しになりますが、ページランクとは「どれだけのリンクが集まっているか」という指標であって、それ以上でもそれ以下でもない、ということは理解された方が良いと思います。
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