【2026年6月最新】調べものでの使われ方や信頼性への意識が変化?生成AIの信頼度に関するアンケート調査 vol.3

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【2026年6月最新】調べものでの使われ方や信頼性への意識が変化?生成AIの信頼度に関するアンケート調査 vol.3

生成AIが調べものの手段として広く知られるようになる中で、ユーザーは実際にどれくらい使い、その回答をどこまで信頼しているのでしょうか。

ナイルでは、調べものにおける生成AIの利用実態について、これまで2回にわたってアンケート調査を実施してきました。

今回は、2025年10月に行った第2回の結果と比較しながら、調べもので生成AIを利用するユーザーの意識と行動が、この1年弱でどのように変化してきたのかを見ていきます。

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この記事のまとめ

  • 調べものに生成AIを利用する人は42%で、前回の同調査まで続いた急上昇は一段落。若年層は低下する一方、上の世代では利用が広がっている(Q1)。
  • 生成AIと検索エンジンは「調べる内容によって使い分ける」が最多。順番に併用するスタイルが広がる一方、使い分けを意識しない層も倍増している(Q2)。
  • 生成AIで聞く内容は「手順や方法の確認」「知らない言葉」が突出。一方、おすすめ・レビューや旅行など、体験が重視されるテーマでの利用は低め(Q3)。
  • 生成AIの回答を裏取りする人は約8割で前回から変わらず。ただし「毎回必ず確認する」層は減り、確認の頻度はややゆるむ傾向にある(Q4)。
  • 裏取りの手段は「検索エンジン」が9割超で圧倒的。一方、生成AIが示す参照リンクをたどる人も、前回から緩やかに増えている(Q5)。
  • 今後増やしたい手段は「生成AI」(30%)が「検索エンジン」(20.1%)を上回り最多。ただし検索エンジンとの併用も続く見通し(Q6)。

調査概要

調査期間:2026年5月27日~6月1日
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
調査対象:全国の20~60代の男女3,000人

調べものをする際、生成AIを利用しますか?

調べもので生成AIを利用する割合を2025年10月と2026年6月で比較したグラフ

「調べものをする際に生成AIを利用する」と回答した人は42%となり、前回調査の43.5%からほぼ横ばいで、わずかに減少しました

調べものにおける生成AI利用率は、2025年3月に実施した第1回調査(28.7%)から同年10月に実施した第2回(43.5%)にかけて急上昇していましたが、今回はその伸びが落ち着き、4割台で頭打ちになった格好です。

生成AIの存在は知っていても、依然として検索エンジンなど従来の手段を中心にしている層が多い、もしくは一通り生成AIを利用した結果、「調べものには別の手段のほうが向いている」と判断し、利用を控えるようになったユーザーも一定数いると考えられるでしょう。

年代別の調べもので生成AIを利用する割合を2025年10月と2026年6月で比較したグラフ

また、この回答を年代別に見ると、前回は20代(62.9%)・30代(49.5%)と若い世代ほど調べものをする際の生成AI利用率は高い傾向でしたが、今回は20代が46.3%、30代が45.2%とそろって低下しました。

先の「一通り生成AIを使って調べてみた上で利用を控える層」が、いち早く活用していた若年層を中心に増えているようです。

一方、40代以上は前回を上回る利用率となり、それまで生成AIと縁の薄かった上の世代が活用しはじめていることがわかります。

生成AIと検索エンジンをどのように使い分けていますか?

生成AIと検索エンジンをどのように使い分けていますか?

「検索エンジンは使わない」「当てはまるものはない」は今回の調査のみの回答。

生成AIと検索エンジンの使い分けで最も多かったのは、前回同様「調べる内容によって使い分けている」(40.9%)でした。
依然として、両者の得意・不得意を踏まえて使い分けるのが主流であることがわかります。

一方で、その内訳には変化が見られます。

前回23.9%だった「両方で同じ内容を調べて比較する」が19.5%へ低下した代わりに、「まず検索で調べてから生成AIで整理する」が8.9%から19.5%へと大きく伸びました

「まず生成AIで聞いてから検索で確認する」(18.0%)を踏まえると、順番は異なれど、生成AIと検索エンジンを併用するスタイルが広がっているようです。

また、注目したいのは、「使い分けは意識していない」が前回の7.8%から18.3%へと、倍以上に増えた点です。

両者を意識的に使い分けているユーザーもいますが、幅広い年齢層に活用が広がる中で、自分なりの使い分けルールがまだ定まっていないケースが増えているのかもしれません。

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生成AIを使う際、どんな内容を聞くことが多いですか?

生成AIを使う際、どんな内容を聞くことが多いですか?

生成AIで調べる内容は、前回の調査から大きく変化はありませんでした。
最も多かったのは「何かしらの手順や方法の確認」(53.1%)で、「知らない言葉」(38.5%)がそれに続いています。

この2項目が突出して高く、複雑な手順をかみくだいて説明してくれる、あるいは言葉の意味を手早く教えてくれるツールとして、生成AIが重宝されているのでしょう。

それ以降は、「趣味」(24.2%)や「ニュース」(21.6%)、「IT知識」(20.0%)などが2割前後で並び、特定のジャンルに偏らず幅広く使われていることがわかります。

一方で、「店やサービス、商品のおすすめ/レビュー」(18.3%)や「旅行」(15.6%)、「美容」(8.0%)といった、個人の好みや体験が重視されるテーマでの利用は低めです。

これらの分野では、実際に利用した人の生の声や口コミを求めるニーズが根強く、生成AIの要約だけでは物足りないと感じるユーザーが多いと考えられます。

生成AIを使う際、ほかの情報源で裏取りしていますか?

生成AIを使う際、ほかの情報源で裏取りしていますか?

生成AIを使う際に他の情報源で裏取り(ファクトチェック)をしているか尋ねたところ、「する」(28.1%)と「たまにする」(50.8%)を合わせて約8割が何らかの形で裏取りを行っていました。

この「裏取りをするユーザーが8割」という水準は、前回調査からほぼ変わっていません。
ただ、その内訳はやや変化しており、しっかり「裏取りをする」と回答した人が前回の35.1%から28.1%に低下しました。

「たまにする」が微増していることも合わせると、裏取りの頻度をゆるめる方向に動いているように見えます。

その背景のひとつには、Q1で見たような、調べものの際に生成AIを利用するユーザー層の広がりがあるのかもしれません。

これまで生成AIとの縁が薄かった層を含め、幅広い世代が生成AIを使って調べものをするようになる中で、AIの回答には誤りが含まれ可能性があるという前提や、裏取りの必要性への意識が、十分に認識されていない可能性が考えられます。

「意識したことがない」が前回の7.6%から11.1%へ増えている点も、こうした見方を補強しているといえそうです。

生成AIの回答について、どのように裏取りしていますか?

生成AIの回答について、どのように裏取りしていますか?

生成AIの回答を裏取りする手段としては、「検索エンジン」(91.6%)が圧倒的多数を占めました。

前回と同様に、生成AIを使って調べものをするユーザーの多くが、最終的な情報の確認は検索エンジンに頼っているという構図は変わっていません

一方、「書籍」は前回の26.8%から11.9%に減少。検索エンジンや参照リンクなど、すぐにアクセスできる情報源が選ばれやすい傾向にあるようです。

また気になる変化としては、「生成AIに表示された参照ページリンク」が前回の21.5%から27.7%へと伸びた点。

生成AIが回答と併せて提示する情報源を、そのまま確認の手がかりとして活用するユーザーが少しずつ増えている様子がうかがえます。

これもまた、生成AIの利用者層の広がりがもたらした変化のひとつかもしれません。

今後、調べものに使う頻度が増えそうなのはどれですか?

調べもので今後利用頻度が増えそうな情報源を示す円グラフ

今後の調べものにおける利用頻度については、「生成AI」と答えた人が30.0%で最も多く、「検索エンジン」(20.1%)を上回りました。

生成AIの利用率そのものは4割台で頭打ちの傾向が見られたものの、今後の可能性という意味では、生成AIへの期待が検索エンジンを上回っている格好です。

一方で、「検索エンジン」と「どちらも同じくらい増える」を合わせると4割を超えており、生成AIと検索エンジンはどちらか一方に偏るのではなく、組み合わせる形で使われていくと考えられるでしょう。

生成AIの利用者層の広がりと共に、使われ方や信頼性への意識が少しずつ変化

今回の調査では、調べものにおける生成AIの利用率が4割台で頭打ちとなり、急拡大の局面が一段落したことがうかがえました。
一方で、これまで生成AIと縁が薄かったであろう上の世代で、利用が拡大しつつあるようです。

信頼性の面では、約8割が何らかの形で裏取りを行うという基本姿勢は前回から変わらず、生成AIの情報をそのまま鵜呑みにはしないユーザーが依然として大多数です。

しかし、その内訳では「毎回必ず確認する」層がやや減り、確認の手段として生成AIの参照リンクをたどる動きも少しずつ見られるようになりました。

生成AIを利用する層が広がりを見せる中で、調べものにおける使われ方、回答の信頼性に対する意識は少しずつ変化し始めている――今回の調査は、そんな過渡期の様子を映し出しているといえるでしょう。

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