10年つかえるSEOの基本 出版記念セミナーレポート

10年つかえるSEOの基本 出版記念セミナーレポート

5/27に弊社土居による出版記念セミナーを開催致しました。

4/22に技術評論社さんから出版した、10年つかえるSEOの基本を記念してのセミナーでしたが、実際当日土居が話した内容は、書籍では書いていないところまで踏み込んで語った内容となりました。

本レポートでは、土居がセミナーで語った内容の一部を抜粋してお届けします。記事の最後に、このセミナー動画のプレゼント情報をお知らせします。

※ここから先は、土居がセミナーでお話した内容を一部抜粋し、編集して掲載しています※

書籍紹介

分からない専門用語を使わず、とにかく誰でも読めるというテーマで、拒絶反応を起こさずに、難しい言葉を使わないことを意識しました。

極端な話その辺を歩いているSEOを何も知らない人に読ませても、内容がわかるというくらいの優しさとシンプルさを追求するところに特化しまして、逆に技術的なところや、具体的にどうしたら良いかというところについてはほとんど無視して書きました。

※注 セミナー内では書籍では触れなかったSEOの実践について語っています。

この本を出版した理由

ざっくりですが、このような経緯で本を出版しました。

完全な成り行き

今回編集を担当された技術評論社の傳さんと、弊社代表の高橋と一緒に、実は3年前くらいから書こうという話は出ていました。

でも(書く気がおきず)実際は2014年に書き始めて、(書いてない期間を経て)8ヶ月かけてようやく仕上がりましたが、その過程で頑張って4万文字書いた原稿を提出したら、編集で2万文字削られて心が折れたこともありました。

新人の頃に読んだ本が難解すぎた

入社理由が代表の高橋が大学の後輩だったという理由だけで、どんな業務内容かも分からない状態で入社しましたし、ネットがよくわからん、YahooとGoogleの違いがよくわからん、Webサービスと言えばmixiくらいしかまともに使ったことがない、とにかくアナログな人間だったんです。

そういうくらいネットとは縁のない生き方をしてきたので、HTMLってなんですか?サーバーってなんですか?という状況から始まったんですよね。で、勉強のためにSEO、Webマーケティングに関する課題図書を会社から指定され読んでみたけれども、序盤からなにひとつわからない。

書いている内容の前に、そこに書かれている知ってる前提の単語(HTML等)を知らない。どれが専門用語で、それが短縮された言葉でという判断すらおぼつかない状態。結局、課題図書は読みきることができなかったことを記憶しています。

もちろん少しずつわかりはじめて来たんですが、断片的な理解だけで全容を理解するまで、かなり時間がかかりました。そこで、今回本を書くにあたり、当時の自分のような人に読んでもらって、(SEOの勉強に)困っている人に理解してもらえる本にしたかったんですよね。

SEO入門書の定番がないのでそういう本にしたかった

そして、書くなら売りたいので、技術解説書はすでに良書があるが、(SEOの)入門書と呼べる本はなかったので、この領域を狙いそこに振り切った内容にすることにしました。何年も使える、とりあえずSEO理解するならこれを読んでおけという本にしたかったんです。

※購入された方。アマゾンのレビューをお願いします!10年つかえるSEOの基本

読者の皆様に伝えたいこと

(ここから、セミナー本題に入っていきます。)

SEOで変わること、変わらないこと

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本の内容としては概念を中心に書きました。ただSEOは概念だけではうまくいかないので、概念と方法論が必要になります。ただ今回は方法論にページを割くのはやめて、どういうふうに考えたらいいか、何を信用すればいいのか、そういうところに限定して絞って書きました。

SEOの実務に関わっている方ならお分かりだと思いますが、(SEOのルールが)変わるものは変わります。去年と今だとやることが違うとか、5年前のSEOの話題の中心と、現在の話題の中心って全くと言っていいほど変わっていたりと。

昔言われていたのは、ヤフカテに登録するといいですよとか、相互リンクページを用意するのがいいですよとか、色んな所で言われていたことがありました。実際効果もありました。ですが、今同じことを話したら、あなたはいつの時代のお話をしているんですか?と言われてしまうくらい結構(ルールは)変わります。

ただし、変わらないものは変わらない。

例えば「良いコンテンツを作りましょう」と言われているがこれは今に始まったことではありません。10年前、それ以上前から言われ続けてきたこと、コンテンツイズキングとか言われますが、これは以前から言われていたことであり、実態(検索エンジンの評価技術)が追いついてきていなかったので、単なる理想論に終わっていた実情がありました。

でも、考え方として変わらないものは変わらない。

SEOで変わること

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検索エンジンの技術が進歩する

インフラが整理されて今まで処理しきれなかったデータを処理できるようになったとか、検索エンジンのアルゴリズムが改良されたとか、そういう技術的なところはご存知の通りどんどん変わっていきます。

Web全体の技術が進歩する

例えばGoogle検索が普及しはじめた頃には、TwitterとかFacebookはもちろん、ブログといった概念もありませんでした。HTMLの書き方とかを知っていないと情報を発信できなかったのが、ブログやCMSによって、HTMLを意識しなくても情報発信できる環境ができるようになりました。

Webを表現する技術そのものも多様化してきており、「特定のURLを開いてそこに書いてあるテキスト情報を解析する」だけの情報処理では全てのコンテンツの情報を正しく理解できなくなっています。

また、Twitterのような、コンパクトな情報がほぼ無限に生成されていく状況にも対応しなければならないといった、コンテンツが生まれる背景も環境に合わせて年々変化してきています。

検索する環境や文化が変化する

昔はPCの前に座ってYahooやGoogleを開いて言葉を打ち込んで検索していたと思いますが、今では当たり前にスマホで検索するといったスタイルの変化が生じています。Googleの発表でも、PCとスマートフォンではスマートフォンからの検索回数のほうが上回る時代になりました。

検索それ自体の立ち位置が変わる

最近だとスマホアプリがどんどん出てきていて、ネットを使って時間をつぶすとか、ネットサーフィンする、調べ事をする、何かを買うとか、今までgoogleでやってきていたことが、例えばスマホアプリで完結するといったことになってきています。

少なくとも「検索する」という行為自体の意義や、検索する文脈自体が昔と比べて変わってきているんです。

このように、いろんなところで環境や技術が時代に合わせて変わってきている。それに合わせてSEOのプロセスを最適化していくということは、仕方ないというか当たり前のことで、(自ずと)変わっていかなければなりません。

SEOで変わらないこと

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能動的に探す行為は変わらない

検索することってなんですか?というと何かを調べたいこととか、見たいサイトに辿り着きたいとか、ものを買いたいとかそういう時に使います。なにか困ったときに、知りたいとき、探すとき、買うときに能動的に探すというのはなくならない。これは当然ですよね。

利用者は求める情報にたどり着きたい

実際ものを探すとき、図書館に行ったりして自分が求めている情報が載った本が見つかると嬉しいなど、探しているからには見つけたい、そういう情報にたどり着きたいというのは変わることはありません。検索する、情報を探すという行為自体は変わらないです。

検索エンジンは広告収益を伸ばしたい

検索サービスを提供している事業者はなぜそのサービスを提供しているかというと、事業でやっているからです。最終的にはそこからの広告収入を得たい。みんなが使ってくれるサービスであれば、そこからの広告収入も必然と伸びてきます。そういう事情があるんです。

検索結果は上記すべてを満たす必要がある

検索結果は、ユーザーの利便性とか、検索事業者の収益性など、全て満たす必要があります。

実際、色んな本であったり、ブログ情報でフォーカスされがちなのは、先に挙げた「変わることに」偏りがちで、これは決して悪いことではないし、必要なことでもあります。

そうなんですけども、そこだけにフォーカスしてしまうと、Googleに振り回されてしまいます。

一方でベースとなる考え方というのは、何を正義としてやっていくべきなのか。「変わらないこと」を理解して上で、方法論に目を向けるのが正しいやり方だが、ここが無いままでテクニックに走ってしまうと、うまくいくこともあればうまくいかないこともある。効率性がよろしくないんです。※経験上そう感じています。

ということで、今回の書籍では小難しい技術論の話は一切抜きで、「変わらないこと」だけに特化して書いた、というわけです。

SEOを成功に導くマインドセット

全体的なお話をすると、とにかくマインドセットというか基本的な考え方、概念を理解して頂かないと、技術や環境になかなか適用できない。正しい「道筋」を見据え、変化する「技術」「環境」にも対応する。これが基本的な考え方として言えるかなと思います。

10年使えるSEOの基本

予め解消しておきたいよくある誤解

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  • SEOとは上位表示するための方法論である
  • SEOを魔法のように課題を解決してくれる
  • リンクが評価される時代は変わった リンクなんていらん!
  • 良いコンテンツを作ればSEOなど不要である

こうしたことが言われがちですが、そういうわけではないのです。

SEOのテクニック、方法論、ノウハウの前に、絶対考えてほしいこと

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どうしたらSEOがうまくいくか?を考える前に考えること
  • このサイト(ページ)が検索結果で優遇されるべき理由はあるか?
  • SEOのためにしようとしていることは、ユーザーが求めていることか?Googleのためにやることか?自社の検索流入だけのためにやることか?
  • 検索流入を増やす、バズらせる、それは良いとして、ユーザーにとってそれはユーザーが時間を消費するだけのコンテンツになっていないだろうか?

などなど。

このサイト(ページ)が検索結果で優遇されるべき理由はあるか?

検索結果に表示されている他のページを見渡してみて、絶対自分のサイトが最初のほうに見つかったほうが(検索した人にとって)良いでしょと言えるかどうか?というのは常に考えておくべき事項だと思っています。

そう思えるものは自然と上位に表示されるし、そう思えないもの上位に上がってこない。まだまだ完全ではありませんが、年々そういう検索結果に近づいてきているのは事実です。

この考え方を無視してテクニカルなSEOだけを実践しようとすると、上手くいかないというか失敗することがほとんどだと思います。

ちなみにこのあたりの話は概念的に考えてそうすべき、という話ではなく、実践でやってきた身として、そう考えるべき、という話です。

今からSEOのためにしようとしていることは、ユーザーが求めていることか?Googleのためにやることか?自社の検索流入だけのためにやることか?

今からやろうとしてるSEOの施策って、誰のためにやるの?ということです。

自社サイトへの流入を増やすためだけにやるのか、SEOにもつながるしユーザーの為にもなるよね、というスタンスでやるのか。ユーザーには関係ない話かもしれないけど、Googleが推奨している方法で実装しよう、とか。

最終的にはどれも考えながらやることになりますが、少なくとも、自社の流入を増やすことしか考えない(それ以外の目的がない)施策はどんどんその効果を失うことになる、そういう時代なのです。

検索流入を増やす、バズらせる、それは良いとして、ユーザーにとってそれはユーザーが時間を消費するだけのコンテンツになっていないだろうか?

10万人が読んで何も起こらない記事を書く位なら、10人が読んで5人が共感してくれる記事を書くほうがよっぽどいい場合だってあります。

SEOとは何をすることと考えるか?

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  • 検索結果で同じトピックを扱う他の全てのページに対して優先表示(=上位表示)されるに値するコンテンツを作り、サイトに掲載する
  • サイトの内容が正しく(=ユーザーが理解するのと同じように)検索エンジンに理解してもらえるよう、機械に配慮したページの作り方を心がける
「優先表示するに値する」とは?

Googleが優先表示したい=他よりもユーザーの役に立つもの。

例)
何かの事柄の事実関係を調べたい人 → もっとも詳しく、正確な情報
何かの事柄の最新情報を知りたい人 → もっとも早く、正確な情報
困りごとを解決したい人      → 自分の悩みをドンピシャで解決してくれる情報
物を買いたい人          → 商品を探すときに欲しい情報が十分に掲載されている

「機械に配慮する」とは?

ある程度Googleが理解できる形を知っておかないと、どれだけ良いコンテンツだとしても、Googleには理解してもらえません。SEO上評価が難しくなる。

なぜなら、評価するGoogleが理解できないので評価のしようがないから。Googleを配慮するというのは、Googleが理解できる形でサイト、ページ、コンテンツを作るということになります。

SEOを始める、その前に

※ここは、以前にこのブログで書いた「SEOの方程式」についての解説なので割愛します。
該当記事:2015年、確実に成果を出すためのSEOの方程式

それではSEOをやってみよう

と、ここからは書籍では触れなかった、方法論についてのお話です。

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ここからの続きは、動画で御覧ください。

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※申し込みフォーム上に、書籍内に書かれている一文を入力頂く項目があります。お手元に書籍を置いた状態でご登録下さい。

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著者紹介

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Webコンサルティング事業のコンサルタントです。SEOやコンテンツマーケティングの話を中心に、分析や改善のネタもたまに書いています。

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WebSite: https://www.seohacks.net/

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