パーマリンクとは?意味や設定時の注意点、SEOへの影響を解説
パーマリンクとは、各ページに対して個別に与えられているURLのことです。基本的にパーマリンクの内容は直接SEOに影響はありませんが、設定時の注意点を抑えないと後々のサイト運営に影響を及ぼします。
本記事では、パーマリンクの意味や設定方法と注意点、SEOへの影響について解説します。
この記事のポイント
- パーマリンクは、各ページに対して個別に与えられるURLのこと
- パーマリンクは順位に影響しないが、ページの内容が分かるURLを設定したほうが望ましい
- ページリリース後にパーマリンクを変更すると、リダイレクトを設定しない限り、外部リンクからアクセスできなくなるデメリットも
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目次
パーマリンクとは
パーマリンクとは、ウェブサイトの各ページに対して個別に与えられているURLのことです。
パーマネントリンク(Permanent Link)の略で、一度設定されると基本的に変更されない恒久的なリンクであることから、固定リンクとも呼ばれます。
ここで「URLとパーマリンクの違いはなんなの?」と疑問を持つ方もいると思います。
パーマリンクは一度設定されると基本的に変更されないリンクであるとお伝えしましたが、URLの中にはユーザーの検索した内容によって動的に生成されるリンク(=ダイナミックリンク)が存在します。
URLはこのパーマリンクとダイナミックリンク双方を含む概念であり、パーマリンクはURLに内包されていると思うとわかりやすいでしょう。
パーマリンクは初期段階から設定する必要がある
パーマリンクの設定でとても大切なのは「初期段階で設定する」ということです。ページリリース後に、パーマリンクを設定すると、下記のようなデメリットがあります。
他のWebページからのリンクが無効になる
「パーマリンクを設定し直す」ということは、これまで公開していたウェブページのURLが変更されてしまうということです。もし、サイトが紹介されていた場合や外部リンクをもらっていた場合、そのリンクを経由したアクセスができなくなってしまったり、ページランクが反映されなくなったりします。被リンクが外れてしまうと、検索エンジンからの評価も大きく下がってしまい、SEOにもマイナスの影響を与えることになります。
この問題は301リダイレクトなどのリダイレクトで解決できますが、なるべく途中で変更せずに済むように、各ページにどのようなパーマリンクをつけるかは、サイトの制作段階で意識するようにしましょう。
ドメインのSEO評価がリセットされる
パーマリンクを後から変更すると、「別ページ扱い」になります。そのため、これまで積み上げてきたドメインのSEO評価がリセットしてゼロになってしまいます。
また、SEOの文脈とは少し外れますが、Facebookのいいね!やtwitterでのシェア数といったソーシャルカウントもリセットされてしまいます。
「パーマリンクは途中で変更はしない」という前提を頭において、初期設定の段階で、パーマリンクを設定するようにしましょう。
→SEOについてさらに詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。
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パーマリンク設定方法
パーマリンクの設定方法はいくつかあります。WordPressを用いた場合に、どうやって設定するのかを説明していきます。
WordPressの「パーマリンク設定」を変更する
WordPressの初期設定で、管理画面からパーマリンクをデフォルトから変更することができます。まず、管理画面のメニュー画面で「設定」を選択。パーマリンク設定をクリックします。
初期設定のパーマリンクは「日付(投稿日)と記事タイトル(投稿名)」になっているので、適切なものを選択して設定を変えましょう。
投稿時にパーマリンクの設定・変更する
WordPressの投稿する際に、編集画面でパーマリンクの修正を行うことも可能です。記事を書いたら、いったん「下書き保存」を行い、その後に、パーマリンクの設定および修正を行ってください。
パーマリンク設定のポイント
パーマリンクを設定するにあたって、どのような点に気をつければいいのでしょうか。ポイント別に解説していきます。
パーマリンクで使える記号を用いる
サイトを開設してコンスタントに更新を続けていくと、記事数やページ数が多くなってきます。「パーマリンクに2つ以上の意味を持たせたい」という場合が出てくるかもしれません。
そんなときは、パーマリンクに記号を用いる方法があります。
パーマリンクでは、英数字の他に「-(ハイフン)」と「_(アンダーバー)」の使用が可能です。うまく活用して「company-picture」「company_history」のようにパーマリンクの設定を行いましょう。
しかし、Googleはアンダーバーではなくハイフンを推奨していることもあり、特に理由がなければ、ハイフンを使うことをおすすめします。
参考:Google の URL 構造ガイドライン | Google 検索セントラル
ニュース記事にはパーマリンクで日付を入れる
ニュース記事のように、いつその記事が書かれたかが重要な場合は、パーマリングに日付が入れる設定にしておくといいでしょう。
URLに日付が入っていれば、SNSでシェアされたときにも、いつ書かれたのかが一目瞭然です。
会社のコーポレートサイトは投稿名で設定する
会社のコーポレートサイトであれば、パーマリンク設定は「投稿名」を選択してもいいでしょう。
会社概要のページであれば「/company/」、社史のページであれば「/history/」、サービスの紹介は「/service /」などに設定しておくと、URLから内容をイメージできるので、ユーザーにも親切です。
ECサイトはカテゴリ名で設定
ECサイトやショッピングサイト、情報サイトなどの場合は、カスタム構造を用いて、カテゴリ名でパーマリンクを設定しておくと、管理しやすく、かつユーザーにもわかりやすいです。
ただし、注意点として、パーマリンクをカテゴリ名で設定した場合に、あとでカテゴリが変更されると、URLも変わってしまいます。パーマリンクの設定は途中で変更すると、SEOにおいて不利になり、管理も難しくなります。サイトの設計時点で、カテゴリを固めておくようにしましょう。
パーマリンクとSEO
結論からいうと、基本的にはパーマリンクは検索順位に影響を与えません。
しかし、検索結果画面に表示されるときに、IDで書かれているよりもページ内容がわかるように書いていたほうがいいと言われています。下記の2つのURLで説明していきます。
https://www.seohacks.net/?=12345
https://www.seohacks.net/seo/
前者は、なにやら数字が書かれていますがそこからページの内容はわかりません。一方、後者であればSEOについて書かれたページであることが容易に理解できると思います。
ウェブページがどんなコンテンツを持っているか一目でわかることは、ユーザビリティの向上に繋がるため、Googleは後者のように人間が見て理解できるようなURLを推奨しています。(参考:Google検索セントラル URL構造)
特にワードプレスだと、デフォルトのパーマリンクが前者のようなID形式になっているため注意が必要です。
と、ここまで読まれた方は「おいおいこのサイト(ナイルのSEO相談室)はID表記のURLじゃないか!」と思われたのではないでしょうか。
まさにその通りで、弊社は現在はID表記のURLを用いています。これは管理上ID表記のURLが都合が良かったことと、シェアされる際には多くのプラットフォームで、OGPが表示されるため視認性は一定あるだろうという考えの元、この実装にしています。
とはいえ、テキストベースでURLのやり取りをする際には、すぐに記事の内容がわからないこともあるため、この点に関しては、SEOのベストプラクティスではないとも言えます。
しかし、上記の通り、パーマリンクの内容自体は順位に影響はありませんので、皆様も「理想的なURLは見てすぐ分かるもの」という前提の元、自社にあったURLの形を選択してみてください。
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よくある質問:日本語URLはSEOに有利か?
結論から申し上げると、日本語URLだからと言ってSEOへの効果が有利になることはありませんし、不利になることもありません。
ただ、日本語URLは、コピー&ペーストした際に英数字と記号が羅列されるURLになってしまい、文字数が多くなってしまったり、分析を行う際にも若干やりにくさを感じたりと、特に理由がないのであればわざわざ日本語URLを使用しなくてもいいと考えています。
パーマリンクは適切に設定しよう
パーマリンクは、各ウェブページに個別に与えられる恒久的なURLのことであり、SEOには直接影響しないものの、視認性やユーザビリティに大きな影響を与えます。
パーマリンクはページ公開前に設定することが重要で、公開後に変更するとSEO評価のリセットやリンク切れのリスクが生じるので注意しましょう。
特にWordPressでは、初期設定のままでは不便なため、適切な形式に変更することをおすすめします。
設定が心配な方は、無料相談よりお問い合わせください。
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