Instagram Storiesで広告配信が可能に。3月前半コンテンツマーケニュースまとめ
2017年3月23日号
※本記事は、2017年公開当時の情報を基にした記事です。
Content Hubでは月に2回、ニュースをまとめてお届けします。
本日は、3月前半のニュースです。
Instagram Storiesの広告配信開始 (3月2日)
画像引用元: https://business.instagram.com/blog/bringing-insights-and-ads-to-stories/
24時間で投稿が消える「Instagram Stories」で広告展開が開始されました。
これまでは一部企業のみのテスト運用でしたが、今回すべての企業に対して広告提供が始まりました。
Instagramのプレスリリースによると、試験運用で広告キャンペーンを行っていたAirbnbは一連のキャンペーンにより、広告想起率が2桁ポイント上昇したとのことです。
インスタグラム ストーリーズにおける広告、世界中のあらゆる規模のビジネス向けに提供開始
DeNAのWELQ問題 – 第三者委員会の調査報告書を発表 (3月13日)
2016年11月に大きな話題となった、「キュレーションメディア問題」。
問題の発端であった医療系キュレーションメディア「WELQ」等を運営するDeNAは、昨年12月に第三者委員会の設置を発表していました。その後約3ヶ月間、合計130回を超えるヒアリングを含む調査が行われてきました。今回その第三者委員会より、306ページに渡る調査報告書が公表されました。
調査報告書では、DeNAが運営する10サイトについて下記のように様々な問題が指摘されています。
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- 法令上の問題
- 画像の複製権侵害、公衆送信権侵害、氏名表示権侵害などの可能性
- 薬機法、医療法、健康増進法違反
- 倫理上の問題
- 医療に関する記事のアフィリエイト広告に不適切な点がある
- 医療に関する記事でユーザーへの配慮が不足している
- コピー&ペーストがなされていると考えられる
- 出典が不明瞭
今回の報告書を受けて、DeNAは記者会見及びプレスリリースにて今後の対応方針を発表しています。
プレスリリースでは、代表取締役を2名体制にする「トップマネジメントの強化」や「コンプライアンス・管理体制の強化」「抜本的な意識改革」、そして関係者の処分対応が発表されました。3月13日付けで南場 智子氏が代表取締役に復帰し、守安功氏との2名体制になりました。
LINE 新メディア「てをつなご。」をリリース (3月8日)
画像引用元: https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1673
LINEは、株式会社マガジンハウスと共同で「てをつなご。」という新たなメディアを「LINE MOOK」上で配信開始しました。
最近はスマートフォンの普及により、雑誌や漫画アプリなどで「縦スクロール読み」を採用する媒体が増えています。「LINE MOOK」もこの「縦スクロール読み」で新たな出版の形を提案しています。
今回リリースされた「てをつなご。」は、「小学校入学前までの子どもを育てているママとパパに、一緒に遊ぶためのアイディア、しつけ、健康、家事の工夫など、子育てを楽しくする情報をぎゅっと詰め込んだ1冊。」とのことです。
【LINE】マガジンハウスと共同で新メディア「てをつなご。」を創刊
「Pen Online国際版」がリリース (3月10日)
画像引用元: http://pen-online.com/
雑誌「Pen」を出版するCCCメディアハウスは、大日本印刷(DNP)と共同で「Pen Online国際版」をリリースしました。「Pen Online国際版」は、「Pen」の上質なコンテンツや編集力とDNPのコンテンツ制作力をあわせて、日本の魅力を海外に伝えるメディアです。
大日本印刷のプレスリリースによると、リピーターの訪日外国人を中心に、「コト消費」の傾向が高まっているとのことです。訪日外国人が増加する中で、日本ならではの体験やものづくり、その歴史や作り手の想いに高い関心や興味が集まっているのです。
サイトは、伝統的な日本文化のイメージを覆すような近未来的でスタイリッシュな印象です。また、テキストコンテンツだけでなく「Pen Films」として動画を利用したコンテンツ展開もされています。
CCCメディアハウスと大日本印刷 日本の上質なモノ・コトを世界に発信するWebサイト「Pen Online国際版」を開設
スマートニュース AIを用いた入札価格最適化機能「oCPC」を発表 (3月2日)
画像引用元: http://about.smartnews.com/ja/2017/03/02/20170302ocpc/
「SmartNews」を運営するスマートニュース株式会社は、入札価格が自動で最適化されるシステム「oCPC」を発表しました。 「oCPC」とは「optimized Cost Per Click」のことで、機械学習を用いて、目標CPAに見合うクリック単価が広告配信システム側で最適化されます。
同社のプレスリリースによると、試験運用をしていた18案件のうち83%の15件で平均24.4%CPAが改善したとのことです。機械学習を利用することで、コストの削減だけでなく広告パフォーマンスの向上が期待できます。
SmartNews、ユーザに合わせてアルゴリズムが入札価格を自動的に最適化し、効果的に広告を配信する「oCPC」機能をリリース
Facebook 24時間で投稿が消える「Messenger Day」をリリース (3月9日)
画像引用元: http://newsroom.fb.com/news/2017/03/share-your-day-in-messenger/
24時間で投稿が消える「Instagram Stories」と同様の機能がFacebookのMessengerでもリリースされました。Facebookでも、今起きていることや気持ちなどをリアルタイムで自由に表現できるようになりました。
Instagram Storiesは広告が開始され企業のマーケティングでも多く活用されていますが、現時点では企業アカウントがMessenger Dayを使ってユーザーにアプローチすることはできません。Snapchatを含む主要SNSの機能差が小さくなってきている中で、各サービスがどのように差別化を行いユーザーの囲い込みを行うのか、またどのように収益化を進めるのかという点に注目です。
今回のニュースは以上です。次回は4月上旬にお届けします。
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