リッチコンテンツとは?メリットや注意点を解説【事例あり】
リッチコンテンツとは、音声や音楽、動画、アニメーションなど、動的な要素を含むコンテンツの総称です。テキストや静止画に比べて表現力が高く、多くの情報を盛り込めることから、贅沢=リッチなコンテンツと呼ばれています。直感的・視覚的に情報を届けられることが、リッチコンテンツのメリットです。
ここでは、リッチコンテンツがどういったものか説明すると共に、メリットや注意点についても解説します。
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目次
リッチコンテンツへの注目度が増している
インターネットで配信されるコンテンツは、テキストや静止画を使ったものが主流でしたが、通信環境の向上などにより、リッチコンテンツへの注目度が増しています。
かつてリッチコンテンツというと、Flash動画が流行ったことがありましたが、今ではYouTubeをはじめとした動画プラットフォームがユーザーを集めていることもあって、動画コンテンツがリッチコンテンツのメインとなっています。
動画コンテンツには、実写映像やアニメーション、3DCGなどがあります。ドラマ仕立ての実写映像でストーリー性を演出したり、アニメーション映像で親しみを持ってもらったりなど、従来のコンテンツに比べて自社サービスをユーザーに深く印象付けることが可能です。ユーザーの視覚に加えて、聴覚にも訴えることができる訴求力の高さもあります。
動画広告市場は急成長を遂げており、サイバーエージェントとデジタルインファクトが実施した調査による、2015年の506億円から2020年は約4倍の2,000億円を超えると見られています。 これには、スマートフォンによる動画の視聴時間が増加していることが背景にあり、今後も動画広告市場は伸びていくことが予想されています。
リッチコンテンツの3つのメリットとは?
表現の幅が広がるリッチコンテンツですが、どのようなメリットがあるのか、具体的に確認しておきましょう。
メリット1:多彩な表現ができる
リッチコンテンツは動画や音声などを盛り込めるので、多彩な表現が可能になります。そのためクリエイティブなアイディアをコンテンツに反映することができます。リッチコンテンツによって、ウェブ上でしかできない体験を生み出せるのです。
メリット2:わかりやすく説明できる
テキストや静止画だけでは、商品・サービスが説明しづらいときがあります。リッチコンテンツで動画や音声などを駆使することで、ユーザーに対してわかりやすく説明することができます。
メリット3:高いプロモーション効果が期待できる
リッチコンテンツには、ユーザーに直感的に理解してもらえる表現力の高さ、印象の強さによる訴求力があります。これらを有効に活かせば、高いプロモーション効果が期待できるでしょう。
リッチコンテンツの注意点
リッチコンテンツには数多くのメリットがある一方で、注意点もあります。
情報を詰め込みすぎない
さまざまな表現ができるからといって、あまり情報量を詰め込むと、かえって逆効果になることがあります。情報量が多すぎて、ユーザーに何を伝えたいのかが、ぶれることもあるでしょう。
例えば、動画コンテンツの尺が長くなってしまったとしましょう。これだと、途中でユーザーが離脱する可能性が高くなってしまいます。さらに、尺が長くなった分、データ量も肥大するので、ユーザーのデータ通信量を圧迫します。それにより、コンテンツを制作したブランドの心証が悪くなってしまうおそれがあります。ユーザーの利便性を損なわない範囲でのコンテンツ運用が重要です。
制作コストがかかることを認識しておく
リッチコンテンツは、テキストや静止画を使ったコンテンツに比べて、制作コストが高くなり、制作期間も長くかかるという一面があります。さらには、コンテンツ制作に対して見合った効果を出すには、それだけハードルが上がることになります。
リッチコンテンツの事例を紹介
具体的にどんなリッチコンテンツがあるのか、ナイルが手掛けたコンテンツを例にして、ご紹介します。
動画コンテンツ
動画コンテンツは、動画視聴の環境が整っていることがあり、ますます需要が伸びていくでしょう。
ナイルでは、「エレコム株式会社」の商品を使用した動画コンテンツを制作しました。エレコム株式会社の商品は、PC周辺機器だけでなく、低周波治療器や補聴器、VRグラスなど、人々の生活の中に数多く存在します。そんな、エレコムの商品が身の回りにたくさんあるということを改めて気づいていただく動画を提案。感動ドラマに仕上げています。
■いつもあなたを癒やしたい
http://www.elecom.co.jp/pickup/elecomstory/01/
■大切な思い出をあなたと
http://www.elecom.co.jp/pickup/elecomstory/02/
マンガコンテンツ
マンガコンテンツは、ユーザーにとって親しみを持ちやすいといった特徴があります。
ナイルでは、「電話占いピュアリ」のサイトに、同社のサービス事例をもとにした漫画コンテンツを制作しました。電話占いピュアリは、多くの有名占い師を抱える電話占いのサイトです。電話占いならではの魅力をしっかり伝えるコンテンツとして「漫画」を提案いたしました。
■別れてよかった編
https://pure-c.jp/ZG/ARTICLE/DETAIL/ID/57
■待っててよかった編
https://pure-c.jp/ZG/ARTICLE/DETAIL/ID/58
目的を忘れずにリッチコンテンツを制作する
リッチコンテンツは、幅広い表現ができる分、本来の目的を忘れてしまうことがあります。重要なのは、プロモーション戦略において「ここぞ」というポイントでリッチコンテンツを投下すること。せっかくコストをかけて作ったリッチなコンテンツなのですから、最大限に効果を発揮するように運用したいもの。
リッチコンテンツは直感的に訴求できるので、PVの獲得やユーザーの流入といった数を稼ぐことよりも、ブランディングなどイメージ戦略として使用することが適しているでしょう。
制作過程で、なぜリッチコンテンツが必要なのか、目的を見失わずに、ユーザーに訴求できるリッチコンテンツ制作を行いましょう。
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