記事が検索上位を獲得し、多くユーザーが流入しても、読んでもらえなければ意味がありません。
検索エンジンはユーザー行動も見ていると考えられるため、いくら検索上位に表示されたとしても、ユーザーの役に立っていなければ、順位が下がるリスクが高まります。
では、検索からアクセスしているユーザーは、どのようにして記事を読み進めるのかと判断しているのでしょうか?
今回は、検索ユーザーがどういう思考で記事を読み進めているのか、もしくは読み進めにくいと感じているのかを調査。
検索ユーザーのページ内での行動特性を踏まえた、コンテンツ制作のポイントを探ります。
目次
調査概要
- 調査期間:2025年8月13~19日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の20~60代の男女980名
記事を読み進める鍵は「リード文」と「目次」、一方で「著者・監修者」は気にしない…?
検索結果から流入したユーザーが、その記事を読み進めるかを判断するポイントとして、「リード文」(38.9%)と「目次」(26.6%)が上位となりました。
やはり検索によってその記事を訪問するユーザーは「知りたいこと」が明確になっていることがほとんどです。
そのため、リード文や目次から「この記事は役に立ちそうか」「この記事に求めている答えがあるか」を判断していると推測できるでしょう。
つまり、冒頭で記事の全体像や求めている情報があるかが素早く把握できる構成かが肝といえます。
また、「アイキャッチ画像」(23.8%)や「記事の更新日」(22.6%)といった、同じく記事の冒頭で確認しやすい要素も上位にランクイン。
テキストだけでなく、視覚的な要素でもユーザーの興味を惹きつける効果があるほか、特に情報の新しさが求められる分野においては記事の更新日も重視されていると考えられます。
ただ一方で、「著者や監修者情報」を重視する人は11.3%にとどまりました。
多くのユーザーは、記事の信頼性を「検索上位に表示されている」かどうかではかっているのかもしれません。
だからといって、著者や監修者情報といった記事の信頼性につながる要素を気にしなくていいわけではありません。
「検索上位の記事は信頼に足るもの」という前提を支えているのは、検索エンジン側のページ評価です。
Google検索はE-E-A-Tという評価基準のもとで、信頼性・専門性の高いページが上位に表示されやすい構造になっています。
言い換えると、信頼性が担保されていなければ、ユーザーの目にふれることすら難しいのです。
情報の信頼性・専門性を伝える著者・監修者が記事制作に関与するなど、メディアの権威性を高める取り組みはSEO上不可欠。
ユーザー行動と検索アルゴリズムの関係を理解し、双方に応える設計が求められます。
検索ユーザーは「効率的な情報取得」を重視した読み方を選んでいる
この設問では、検索を通じて記事に到達したユーザーが実際にどのような読み方をしているのかを尋ねました。
最も多かったのは「見出しだけを流し読みし、必要な段落だけ読む」(26.8%)で、次いで「目次を使って興味のある箇所へジャンプして読む」(20.5%)、「最初から最後まで順番に読む」(16.5%)が続きます。
この結果からは、Q1でも見られたとおり、検索経由で流入したユーザーは効率的に目的の情報を探す傾向が強いことがわかります。
見出しや目次は、「自分に関係のある部分だけを素早く把握する」行動をサポートする代表的な要素であり、構造的に整理された記事ほどユーザーに受け入れられやすいと考えられるでしょう。
一方で、16.5%のユーザーは「最初から最後まで順番に読む」と回答しており、すべてのユーザーが断片的にしか読まないわけではありません。
特にテーマが複雑で理解の積み上げが必要な記事や、信頼できるメディアが提供する深い情報は、通読によって価値が発揮される場合もあります。
また、「結論・要点だけ探して読む」(12.2%)という回答も一定数ありました。
上位の回答と同様に、検索ユーザーの多くは意思決定に直結する答えを素早く求めていることがわかる行動といえるでしょう。
これらの傾向から見えてくるのは、検索経由のユーザーは「効率性」を第一に記事を読み進めているという点です。
そのため、記事制作においては、
- 見出しで内容を端的に示す
- 目次で全体像を把握できるようにする
- 冒頭に結論を示す
といったことが、ユーザーの読み方に合致した設計と考えられます。
検索流入ユーザーの離脱要因:「効率性の阻害」が最大の敵
検索結果から記事を訪れたユーザーが「読み進めるのをやめる理由」で最も多かったのは、「文字量が多すぎる/文章が長すぎる」(38.4%)、次いで「結論がわかりにくい/要点が見つからない」(32.3%)、「必要な情報を得たため」(31.2%)が続きました。
明確な疑問を持って記事を訪れる検索ユーザーは、長文で冗長な説明が続くと、それ以上読み進めることを避ける傾向が強いことがうかがえますが、文章量だけでなく、「答えにたどり着くまでのスピード」も重要だと考えられます。
結論が見つからないまま文章が続く構成は、離脱の大きな要因といえるでしょう。
また、「必要な情報を得たため」(31.2%)というのは、ある意味で理想的な離脱パターンです。
これは検索流入ユーザーの「タスク完了型」の行動を表しており、求めていた情報を効率的に取得できたという満足度の高い体験を示していると考えられます。
さらに、「広告やバナーが多い」(28.2%)も上位に挙がっており、ユーザー体験を損なう要因として軽視できません。
特に、検索経由の訪問者は記事を読むことが目的であるため、過度な広告表示はストレスとなり、離脱を招きやすくなります。
これらの結果から、検索流入ユーザーに適した記事設計としては、
- 結論を早く提示する
- 要点が整理された構成にする
- 視認性を妨げる要素を排除する
といったことが不可欠でしょう。
記事の「見やすさ」は情報理解を左右する
記事を読み進めるにあたって、視覚的な要素が影響するかという設問には、「非常に大きく影響する」(13.5%)、「ある程度影響する」(47.0%)を合わせると、6割以上が「影響する」と回答しました。
これは、多くのユーザーがコンテンツの内容だけでなく、その見せ方も重要視していることを示しています。
特に、フォントサイズや余白といったデザインは、一見すると些細なことのように思えますが、読みやすさを大きく左右する要素。
文字がぎっしり詰まっていたり、行間が狭かったりすると、それだけで読む気が失せてしまう経験は少なくないでしょう。
効率的に情報を得たいと考えている検索ユーザーにとって、図表や画像は文字だけでは伝わりにくい情報を直感的に理解するのに役立ちます。
つまり、ビジュアル要素は単なる装飾ではなく、ユーザーがスムーズに読み進めるための重要な要素なのです。
質の高い情報を提供することはもちろんですが、その情報が読みやすい形で提示されているかどうかも、エンゲージメント時間(ページ滞在時間)を伸ばし、ユーザー満足度を高める上で欠かせない要素といえるでしょう。
検索ユーザーは「欲しい情報へのアクセスの速さ」が最も重要
この設問の回答からは、ユーザーの記事の読み方の本質が浮き彫りになっています。
最も多い回答は「短く、要点だけ簡潔にまとまっていると読みやすい」(33.7%)でした。
これは、これまでの設問の回答からも示されてきたとおり、記事全体をじっくり読むよりも、まずは自分の知りたい部分に素早く到達できるかを重視していることを裏付けるものです。
しかし、わずかな差で「長くても、自分の知りたい情報がすぐに見つかれば読みやすい」(31.6%)が続いています。
この回答が示すのは、検索結果から流入したユーザーが求めているのは「短さ」そのものではなく、「効率的な情報アクセス」であること。
記事が長くても、適切な目次や見出し構造になっていれば許容されることがわかります。
一方で、「ストーリー性や丁寧な解説」(11.6%)、「専門的な内容の充実」(6.5%)が低い数値に留まったのは、検索流入ユーザーの特性を表しているといえるでしょう。
検索ユーザーは、エンターテイメントや学習よりも「問題解決」を優先しており、情緒的な価値や包括的に理解することよりも、実用的な価値を求めていることを示しています。
ただ、テーマによっては深い理解や納得感を得るために、時間をかけて読む層もいることは無視できません。
まとめると、検索流入を前提にした記事制作では「無駄に長い文章は避けつつ、必要な人には深く読める情報も提供する」設計が求められます。
短く端的な要素と、深く掘り下げられる要素をバランス良く配置することで、幅広いユーザーの期待に応えることができるでしょう。
検索流入ユーザーが求めるのは「効率的に答えへたどり着ける記事」
今回の調査から、検索経由で記事に訪れるユーザーは「効率的に答えへたどり着けるか」を最も重視していることが明らかになりました。
記事のリード文や目次から素早く価値を判断。冗長な文章や見つけにくい情報にはストレスを感じ、すぐに離脱してしまうことがわかりました。
つまり、検索ユーザーが満足する記事にするためには、「何を言うか」だけでなく「どう伝えるか」もポイントになります。
目次や見出し構造、視覚的な整理といった情報設計を工夫することで、検索ユーザーが求める「効率性」に応える記事を制作しましょう。
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