SEO施策を実行する前に必ず確認しておきたい3つのポイント

SEO施策を実行する前に必ず確認しておきたい3つのポイント

こんにちは。コンサルタントの日下です。

 

突然ですが、皆さんは現場でSEOの施策を考える中で、

「この施策やりたいけど本当に効果でるのかな?」

「この施策をやることで他のページに悪い影響とか出ないかな?」と迷ってしまうことはないでしょうか。

私も過去に同じように悩み、先輩に相談して助けてもらったことが何度もあります。

 

数々のSEOの施策を実行し、成功と失敗を繰り返す中で、成果を出すために大事なポイントのようなものが、私なりに見えてくるようになりました。

今回はそうした私の経験をもとに、SEO施策の立案や実施を検討するときに抑えるべき大切な3つのポイントについてお伝えしたいと思います。

この記事が、皆さんが自信をもって施策を実行して成果につなげていくきっかけになれば嬉しい限りです。

目次

①課題と期待される効果は明確になっているか

SEOに限った話ではありませんが、あらゆる施策を考えるにあたって「手段を目的化しないこと」はとても大切です。

「こういう打ち手があるらしいから、とりあえずやってみようか」という施策起点の考え方では、本来達成すべき目的を果たすことは困難になってしまいます。

また、どんな会社であっても費用やリソースには限りがありますので、施策の実行における費用対効果の観点も無視できません。

 

「課題」から掘り下げた施策になっているか

SEO施策を考えるにあたって「課題から入る」という考え方は非常に大切です。課題からではなく、施策(=手段)起点で考えてしまうと、本質的でない打ち手につながりやすく、成果が出にくくなります。

 

具体例を挙げてみます。

×悪い例:手段から入ってしまうケース

「Gunosy」「MERY」などの記事がたくさんあるメディアにおいて、古い情報のページが残っているとSEO的によくないと聞いたので、2年以上前の記事の全削除を実行。

ページを削除したことで トラフィック減少

⇒課題と施策が紐付いていないため、成果につながりづらい

 

◎良い例:課題から入るケース

「じゃらん」や「楽天トラベル」のような旅行サイトにおいて、

「品川プリンスホテルなどの、CVRの高いホテルのページへのアクセスが少ない」という課題がある。

 

その課題を解決するために、ホテルページの写真やテキストをリッチにする施策を実行する。

 

⇒課題と施策が紐付いているため、成果につながりやすい


ページ情報を充実させたことで流入増加

工数と期待される効果が見合っているか

施策を実行のためのコスト(開発費用・人的リソースなど)が高い場合には、一定の成果が見込める施策であったとしても投資対効果の観点で実施が難しい場合があります。

やむを得ない事情がある場合を除き、課題に対してより優先度の高い施策から取り組んでいくようにしましょう。効果については、単なる順位の向上ではなく売上貢献へのインパクトまで考えておくことが大切です。

SEO施策の投資対効果マトリクス

施策の優先度の例:

SEO施策の投資対効果

②サイト全体の最適化を考えられているか

課題から掘り下げ、費用対効果的にも望ましい施策が見つかったとしても、サイトの全体最適につながってるかどうかを考慮する必要があります。サイトの一部分では成果が出たとしても、他のところで成果以上のマイナス影響が出てしまっては本末転倒です。他のページへの影響や、デザインやCVRとの兼ね合いも意識することが大切です。

他のページにネガティブな影響が出ないか

施策を実行するにあたって、他のページにマイナスの影響が出ないかどうかを考慮する必要があります。施策がうまくいったとしても、他のページでそれ以上のマイナス影響が出てしまっては本末転倒です。

 

例えば

「特定のページの評価を高めたいので内部リンクを集中させる」という施策の場合

「特定のページの評価向上が期待できる」というメリットがある一方、

「他のページに向けられた内部リンクが減ってしまって他のページの評価が下がる」

というデメリットが考えられます。

SEO施策がトレードオフになってしまうケース

サイト全体最適化についてはこちらの記事も参考になるかと思います。SEOで成果を出すために、SEOの一連の流れを理解して取り組むことの大切さについて解説しています。

素人にありがちなパッチワーク的SEO施策はもうやめよう

デザインやCVRとの兼ね合い

これは多くの企業様が直面する悩みかと思います。「SEO観点で望ましい方向性」と「CVRやデザイン、サイトコンセプトを考えたときに望ましい方向性」が必ずしも一致せず、両者がぶつかってしまうことがあります。

 

具体例を上げてみます。

・デザインとSEOが対立する例

〈デザインの観点〉

スマートフォンで閲覧したユーザーが見やすくなるように、極力テキスト情報や内部リンクは削ってシンプルなページにしたい。

 

〈SEOの観点〉

まだリリースして間もないサイトなので、テキスト情報や内部リンクをしっかり担保しておくことで、検索エンジンにサイトの内容が伝わりやすくしたい。

デザインとSEOが対立する例

・CVRとSEOが対立する例

〈CVRの観点〉

Topページに訪れたユーザーにスムーズに商品を購入して欲しいので、なるべくサイトの階層構造を浅いものにしたい。

 

〈SEOの観点〉

階層構造を深くすることで一覧ページを増やし、ユーザーの訪問を増やしたい。

CVRとSEOが対立する例

 

このようにデザインやCVRとSEOが対立したときには、なかなか着地が見えず、平行線を辿ることも少なくないです。最終的な判断軸や決裁者を事前に決めておくことが大切になってくるでしょう。

③効果測定のタイミングと検証方法はセットになっているか

SEO施策をただ実施して終わりだと、知見は蓄積していきません。実際の現場では施策を複数同時並行で実施することが多いと思いますが、各施策の振り返りを実施するようにしましょう。

検索エンジンのアルゴリズムはブラックボックスであるため、絶対的な正解は誰も分かりませんが、適切な効果検証を実施して経験を積んでいくことで、施策の勝率を高めていくことができます。

 

施策の影響範囲を確認する

SEOでは複数の施策を同時進行で行うことが多いです。各施策がサイト内のどこを改善するためのものなのかを予め整理しておくことで、施策の効果検証がしやすくなります。

SEO施策のカテゴライズ

効果測定の期間を定めて検証する

施策を実行して終わりにするのではなく、効果測定の期間を定めてしっかり振り返りを行うようにしましょう。

複数の施策を同時に走らせている場合には、どの施策が改善に寄与したのか分かりづらいケースもありますが、自分なりの仮説をもって根気よく検証していきましょう。施策→効果検証のサイクルをどんどん回していくことで、SEOの経験値を高めていくことができます。

 

また、同じ施策であったとしてもサイト全体のドメインパワーや業界によっても効果が出るまでの期間に差が出ますので注意が必要です。

今回はドメインパワーも一定ある大規模サイトの場合を例として図で示します。

施策と効果検証期間

施策毎の効果測定期間の目安:

施策毎の目安となる効果検証期間の例

まとめ

今回はSEO施策を考えるにあたって押さえるべき大事なポイントを

 

①課題と期待される効果は明確になっているか

 投資対効果や課題から掘り下げた施策になっているか確認する

②サイト全体の最適化を考えられているか

 施策を行うことによる他のページへのマイナス影響や、デザインやCVRの観点との兼ね合いを考慮する

③効果測定のタイミングと検証方法はセットになっているか

 SEOの知見を貯めて施策の精度を高めていくための準備をしっかりする

 

という3つのポイントに整理してお伝えしました。

施策をやる目的を明確にし、サイト全体の最適化を考えて本質的な施策を行い、それをしっかり振り返ることで経験を蓄積していくことが習慣化すれば、きっとあなたのSEOスキルは非常に高いものになっていくでしょう。

これらのポイントをあまり意識できていなかった人、意識はしていたけどなんとなくぼんやりしていた人は、是非今日から実践してみてください!

さいごに

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